埼玉県は蕨(わらび)市。
京浜東北線の蕨駅から徒歩3分程度のところに、イトーヨーカドー ザ・プライス蕨店はあります。
こちらの店舗は10月2日をもって営業を終了致しました。
閉店前日と当日の2日間に渡って売りつくしの模様をお伝えいたします。
店舗外観

閉店のご案内

フロアガイド

1階青果売場。
商品はまだまだ豊富。

続いて和日配売場が続きます。


惣菜売場。
ものすごい量のロースとんかつが並んでいます。

精肉前の通路。

洋日配コーナー。
ザ・プライスでは普段からケースごとの陳列が実施されています。

お会計。

2階は衣料品のフロア。

天井から紅白幕が垂らされ、とても活気があります。

まだまだ在庫がある様子。

3階は住まいの品のフロア。
すごい量の紅白幕を用意していますね。


既に空になった棚も多いようです。


4階は100円均一のキャン・ドゥとゲームコーナーなど専門店のフロア。
キャン・ドゥでは50%引きセールを実施しており、50円ショップ状態。

まるで屋上遊園地のような本格的な遊具。
かつては本当に屋上遊園地がありました。

ゲームコーナー。
あまりお客さん(子供たち)はいませんでした。

ここからは閉店最終日の様子です。
入口の青果売場。青果台も撤去されています。

空になった商品棚。

昨日はまだ豊富にあった衣料品もずいぶんと縮小。


閉店15分前になっても鮮魚精肉では割引き品を巡って多くのお客さんが集まっていました。


閉店挨拶。
最近は女性の店長も珍しくないですね。
最前列だったため店長との距離が非常に近いですがご容赦ください。
シャッターが閉まった正面入口

閉店後
イトーヨーカドー ザ・プライス蕨店 店舗概要開業: 1970年6月(イトーヨーカドー蕨店として)
閉店: 2016年10月2日
店舗面積: 6040㎡
住所: 蕨市塚越1-7-9
HP:
http://blog.itoyokado.co.jp/shop/020/46年間に渡って営業を続けてきたイトーヨーカドー ザ・プライス蕨店ですが、2016年10月2日をもってその歴史に幕を下ろします。売場には各部門から感謝のメッセージが貼られ、売りつくしセールには多くの地域住民が訪れ最後の活気を見せていました。閉店挨拶には約100名のお客さんが集まり、別れを惜しみました。周辺は競合のスーパーが多く、業績悪化が閉店の原因のようです。
元々ザ・プライスというのは経営の悪化したイトーヨーカドー既存店の立て直し策でしたから、業績のよい店舗はあまりありません。プライス事業で売上トップの千住店ですら全店約200店舗のうち下から数えた方が早いという状況でした。蕨店も約6000平米という中途半端な売場面積に加え、駅前すぐではないという立地、そして昇りエスカレータしか無いという不便な構造などを抱えていました。
閉店セールについては、紅白幕による派手な飾り付けが行われており、住まいの品や衣料品コーナーもお客さんで賑わっていました。食品も最後のご奉仕ということで食パンやコーヒー、卵など超特価で提供。ただ商品を売りきるだけの中小チェーンとは違い、さすが大手は閉店セールにも力が入っています。
5年間で40店舗を閉鎖する計画のイトーヨーカ堂は、創業の地・千住にあった「ザ・プライス千住店」や「イトーヨーカドー戸越店」を既に閉店させており、今後も坂戸、川越、岡山、東習志野、新浦安などを閉鎖する方針です。