2017年2月1日、茨城県牛久市にあるイズミヤ牛久店が、30年の歴史に幕を下ろしました。
閉店当日の模様をお伝えいたします。
店舗外観

閉店のご挨拶。

2階の吹き抜けには、牛久市出身の稀勢の里の優勝を祝うコーナー。

1階青果売場。

別角度から。昼の時点でやや商品が無くなりつつあります。

鮮魚、精肉売場前の通路。

お刺身も豊富に用意。

精肉は普段より高級品を増やしている気がします。

加工食品は閉店当日までにほとんど売り切れています。


調味料など3割引きで販売。

冷凍食品とアイスもほぼありませんでした。

2階の婦人服売場。


商品は半分以上売れておりがらんとした空間が多かったです。

3階の紳士服売場も同様な状況。

紳士靴は2階へ移動。

売れ残っている服も多いですね。

スーツはあまり売れていない様子。

3階にはアミーゴ書店がありますが、こちらも閉店します。

総合スーパーらしいゲームコーナー。

4階は大々的に売りつくしが展開されています。

空になった商品棚が多く見られます。

100円均一コーナーや家電コーナーは閉鎖されています。

文具コーナー

これからは閉店まで1時間を切った食品売場を紹介します。
多くのお客さんで混雑。


野菜もきれいになくなりました。

鮮魚の様子。

精肉コーナーでは最後に牛肉が半額となり、お客さんが殺到していました。

日配コーナー。

パンは2割引きで完売。

加工食品では片づけが進んでいました。

閉店後の2階服飾。

閉店後の青果売場。

当初は閉店の挨拶は予定されていませんでしたが、1階や2階にお客さんが集まっていたため、店長が簡単ではありますが挨拶を行いました。動画でご紹介いたします。
2/1閉店 イズミヤ牛久店 店舗概要 開業: 1987年3月25日
閉店: 2017年2月1日
店舗面積: 14088㎡
住所: 茨城県牛久市牛久町280番地
HP:
http://www.izumiya.co.jp/shop/kanto_chubu/kanto/074_info.php牛久店はイズミヤの関東1号店として1987年に開業した歴史ある店舗ですが、周辺に自社店舗が無いことによる物流コストの問題や、親会社であるH2Oリテイリングの方針で関西に注力するため、閉鎖されることとなりました。牛久店の閉店により、関東で残るイズミヤは千葉県の検見川浜店のみとなりますが、こちらも5月での閉店が発表されています。
最終日ということで、各フロアとても賑わっていましたが、平日という事もあり身動きが取れないような混雑はありませんでした。客層もお年寄りが中心。1階食料品売場では、生鮮3品、惣菜や日配品は普通に並んでいましたが、加工食品は閉店日までにほとんど売りつくされていました。生鮮品なども順次2割引き、半額などと値下げが行われ、閉店直前には1階に商品がほぼありませんでした。
一方で2階や3階の衣料品では半分以上が売れていたものの、売れ残った商品が多い印象を持ちました。他店で引き受けると言っても関東には検見川浜店しか無く、関西の店舗で引き受けるのでしょうか。4階の日用品や住まいの品は8割程度売れており、日用消耗品や便利グッズなどを特設コーナーで販売している状況。
17時を過ぎると、1階青果売場の前と、2階からくり時計の前で中井店長の挨拶がありました。ご愛顧いただき、ありがとうございました。という短いものでしたが、集まった100人近いお客さんからは大きな拍手が送られました。30年の長い間、住民の生活を支えたスーパーは、その歴史に幕を下ろしました。
イズミヤの閉店により、牛久駅前からはスーパーが姿を消すこととなります。エスカードは存続しますので、野菜と惣菜は専門店で購入できますが、フードコートとアミーゴ書店も閉鎖してしまい、商業施設としては非常に寂しいものに。少し歩けばカスミやヨークベニマルなどが存在していますが、会社帰りに食材を購入していたお客さんは困りそうです。後継店舗はいまだ決定しておらず、中心地の空洞化も懸念されています。