神奈川県は厚木市。
小田急線の本厚木駅から徒歩5分程度のところに、イトーヨーカドー厚木店はあります。
こちらの店舗は2017年2月19日をもって営業を終了いたしました。
閉店当日に行ってまいりましたので、その模様をお伝えいたします。
店舗外観

フロアガイド

本日営業最終日

閉店の挨拶

お客様からのメッセージコーナー。

地下1階は食料品のフロア。

青果売場を別角度から

感謝のメッセージ

特設コーナー

洋日配コーナー

感謝牛ステーキ

冷凍食品コーナー。

各従業員からの感謝の言葉も並べられています。

中トロ入りのお刺身「厚木盛り合わせ」

超熟が大量陳列

食品レジ前の様子。

1階はセブン美のガーデンと服飾雑貨と催事のフロア。

催事コーナーでは北海道フェアが行われていました。

化粧品のコーナー

2階婦人服売場。



紳士服などに比べてあまり売れていない印象。

3階は紳士服の売場。


空きスペースが目立ちます

3階では絵画を販売する特設コーナーも。

4階は肌着のフロア。

こちらは婦人肌着。

4階にある休憩スペース

従業員からお客様へひとことふたこと

5階は住まいの品のフロア。

絨毯などインテリア用品も販売。

多くの品を10%~15%引き。


生活用品を中心に多くの商品が売れていました。

6階は文具品と100円ショップのキャン・ドゥのフロア。

キャン・ドゥでは日用品50%オフ、食品30%オフのセールを開催しており、多くの商品が無くなりつつありました。
閉店の際ダイソーでは基本的に値引きが行われない一方、キャン・ドゥはセールをよく開催しているイメージですね。

かつては屋上に遊園地がありましたが、現在は屋内に移転。

外から見えた出窓の部分がこちら。

通常は閉店1時間前程度から値引きなどが行われるのですが、今回は鮮魚、精肉ともに大幅な値引きを行わず、基本的には定価でほとんどの商品を売りきっていました。惣菜は最後に30%引きを実施し、多くのお客さんを集めていました。
鮮魚の棚。


閉店直前の精肉売場。

20時過ぎから、店頭で野村店長の閉店挨拶が行われました。動画でご紹介いたします。
閉店後の建物
イトーヨーカドー厚木店 店舗概要開業: 1975年5月15日
閉店: 2017年2月19日
店舗面積: 11408㎡
住所: 厚木市中町4-13-1
HP:
http://blog.itoyokado.co.jp/shop/054/本厚木駅からは5分ほど歩いたところにある昔ながらのイトーヨーカドーです。地下1階から地上7階まであり、衣料品や住まいの品、趣味雑貨の品まで幅広く扱う総合スーパーらしい店舗でした。売場はイトーヨーカドーらしく紅白幕が壁や天井に吊らされ、食料品売場には「感謝」や「ありがとうございました」といったメッセージが並んでいました。1階に設置されたお客様からのメッセージボードには数え切れないほどの声が寄せられており、本当に愛されていた店なのだと感じました。
営業最終日だけあって、売場は多くのお客さんで賑わっていました。ちょうど日曜日と重なっていることもあって、家族連れが中心に感じられました。地下食料品売場だけでなく、婦人や紳士といった衣料品も混雑しており、5階住まいの品のフロアでは30人以上が列を作る盛況ぶり。
地下食品売場は閉店当日になっても商品が豊富で、加工食品でも値引きがあまり行われてない様子でした。お刺身やお寿司コーナーでは閉店セールおなじみの大量陳列が実施されており、多くの方が買い求めていました。衣料品もまだ半数以上の商品が残っている状況で、随時タイムセールを開催して値下げ販売しているものの、全ては売り切りません。住まいの品は比較的値引き幅が大きいこともあって布団なども売れている様子でした。6階の100円均一キャン・ドゥでは雑貨50%引き、食品30%引きセールが開催されており、ほとんどの商品が無くなっていました。
閉店の原因は業績の悪化と老朽化によるものとされています。近隣には当店の約2倍の規模を有するイオン(元サティ)が立地しており、本厚木という街で総合スーパーが2つ展開するのは厳しかったのかも知れません。また2駅隣の海老名駅前には2015年にららぽーとが開業し、海老名駅には一部ロマンスカーが停車するなど発展著しい一方で、本厚木駅は衰退しつつあります。建物は解体されることが決まっていますが、跡地の利用は未定となっています。