テーオーデパート本店
- 2019/02/07
- 16:53
北海道函館市。
市電の五稜郭公園前電停から徒歩10分程度のところに、テーオーデパート本店はあります。
店舗外観。
ホームページには屋上広告塔がある写真が載っていますが、現在は撤去されてしまったようです。

店舗裏手。

フロアガイド

化粧室は階段の踊り場にあるという昔の西友などで見られるスタイル。

1階には吹き抜けがあり、特徴的な時計台が設置されています。

別角度から

1階、生鮮げんき市場の入口。

まずは地場スーパー魚長が運営する生鮮げんき市場の売場から見ていきましょう。
青果売場。

鮮魚売場、精肉売場と続いています。

鮮魚コーナー。

道南地方ではよく食べられている深海魚、ごっこ(ホテイウオ)が並びます。

「ごっこ汁セット」なるものまで販売されていました。

海鮮珍味も豊富に揃えます。

精肉売場。

上質なステーキ肉、焼肉用肉も販売。

ファミリー向けのジャンボパックも揃えるほか、味付け肉も販売。

北海道だけあってジンギスカンも充実しています。

惣菜売場。

揚げ物コーナー。
台が白いこともあってかスカスカ感が出てしまっています。

お弁当コーナー。
320円としてはボリュームのあるお弁当を販売。

揚げ物バイキングも実施しています。

加工食品売場。

1階婦人服売場。

化粧品や服飾雑貨の専門店が入居しています。

2階婦人服売場。
衣料品売場はほぼ直営で展開しています。

リニューアルが施されているようで、きれいで明るい売場となっています。

3階服飾雑貨コーナー。

分かりやすく「婦人洋品」と書かれた案内。

紳士スーツ。

百貨店内の売場と言われればそう思えるような雰囲気。

紳士カジュアル。

3階リビング用品。生活家電なども扱っており、衣食住を揃える総合スーパーらしい品揃え。

絨毯まで扱っています。

4階文教堂書店。
地方都市では書店が少ない地域もよく見られますが、
函館は丸井今井にもテーオーデパートにも大型書店が入っており、駅前にはくまざわ書店があるなど恵まれた環境と言えるでしょう。

ダイソーも入居しています。

5階に入居するテーオーホールディングス子会社の「家具の菱乃実」。

6階には催事場も設けられています。

テーオーデパート本店 店舗概要
開業: 1969年10月13日
店舗面積: 10200㎡
営業時間: 10:00~19:00(1F 及び 4F:10:00~20:00)
住所: 北海道函館市梁川町10-25
駐車場: 114台(無料)
HP: https://www.to-dept.com/
テーオーホールディングスは函館市を中心に木材・住宅・小売など多岐にわたる業種を展開する企業です。テーオーデパート本店は株式会社テーオーデパートが運営。「デパート」と付いていますが、実際は日本百貨店協会には非加盟となっており、全国百貨店共通商品券は使用できません。同じような例としては山梨県甲府市の山交百貨店などが挙げられます。なお、テーオーデパートの向かいに立地するテキサス函館は元函館西武だった建物です。2003年8月に閉店し、現在はボーリング、パチンコ、居酒屋、ネットカフェなどが入居しています。
かつては1階食料品売場も子会社のテーオーストアが運営していましたが、2017年5月に閉店。跡地には地場スーパーの有限会社魚長が運営する生鮮げんき市場が出店しています。食料品売場は約500平米とかなりコンパクトな売場。一般的な百貨店や総合スーパーでは食料品売場が集客の要となっており、テーオーデパートの戦略はよく分かりません。1階全フロアが食料品売場でも良いのではないでしょうか。2階と3階は衣料品、住まいの品のフロアとなっており、ほぼ直営で展開します。4階には文教堂書店、100円ショップのダイソーが入居。5階に入居する子会社の「家具の菱乃実」は上質な家具を揃えており、6階には催事場を設けるなどデパートらしいフロアもあります。
テーオーホールディングスの昨年5月期決算は売上高393億円、営業損失4億1900万円、経常損失4億7400万円、当期純損失13億2600万円と大変厳しい状況にあります。流通事業についても営業損失となっており、テーオーデパートも業績が低迷しているようです。訪れた際にも1階の生鮮げんき市場と4階の文教堂、ダイソーにはちらほらお客さんがいるものの、衣料品などは閑散としていました。郊外のイトーヨーカドー、MEGAドン・キホーテに比べて駐車場が少なく、市電の電停からも遠いため、広域からではなく近隣住民の利用が中心のようです。
生鮮げんき市場は売場面積こそ小さいものの生鮮3品の品揃えは豊富。精肉と惣菜はジー・プラネット信州という企業が運営しています。名前の通り本社は長野県にあるのですが、展開する精肉店や焼肉店の多くは函館市にあるという不思議な企業です。鮮魚売場は魚長の得意分野だけあって充実しており、道南地方名物の「ごっこ」は丸々1尾のオス、メスやごっこ汁セットなどイチオシ商品として並んでいました。その分加工食品は定番品が中心で、お酒も最低限といった品揃えに留まっています。
市電の五稜郭公園前電停から徒歩10分程度のところに、テーオーデパート本店はあります。
店舗外観。
ホームページには屋上広告塔がある写真が載っていますが、現在は撤去されてしまったようです。

店舗裏手。

フロアガイド

化粧室は階段の踊り場にあるという昔の西友などで見られるスタイル。

1階には吹き抜けがあり、特徴的な時計台が設置されています。

別角度から

1階、生鮮げんき市場の入口。

まずは地場スーパー魚長が運営する生鮮げんき市場の売場から見ていきましょう。
青果売場。

鮮魚売場、精肉売場と続いています。

鮮魚コーナー。

道南地方ではよく食べられている深海魚、ごっこ(ホテイウオ)が並びます。

「ごっこ汁セット」なるものまで販売されていました。

海鮮珍味も豊富に揃えます。

精肉売場。

上質なステーキ肉、焼肉用肉も販売。

ファミリー向けのジャンボパックも揃えるほか、味付け肉も販売。

北海道だけあってジンギスカンも充実しています。

惣菜売場。

揚げ物コーナー。
台が白いこともあってかスカスカ感が出てしまっています。

お弁当コーナー。
320円としてはボリュームのあるお弁当を販売。

揚げ物バイキングも実施しています。

加工食品売場。

1階婦人服売場。

化粧品や服飾雑貨の専門店が入居しています。

2階婦人服売場。
衣料品売場はほぼ直営で展開しています。

リニューアルが施されているようで、きれいで明るい売場となっています。

3階服飾雑貨コーナー。

分かりやすく「婦人洋品」と書かれた案内。

紳士スーツ。

百貨店内の売場と言われればそう思えるような雰囲気。

紳士カジュアル。

3階リビング用品。生活家電なども扱っており、衣食住を揃える総合スーパーらしい品揃え。

絨毯まで扱っています。

4階文教堂書店。
地方都市では書店が少ない地域もよく見られますが、
函館は丸井今井にもテーオーデパートにも大型書店が入っており、駅前にはくまざわ書店があるなど恵まれた環境と言えるでしょう。

ダイソーも入居しています。

5階に入居するテーオーホールディングス子会社の「家具の菱乃実」。

6階には催事場も設けられています。

テーオーデパート本店 店舗概要
開業: 1969年10月13日
店舗面積: 10200㎡
営業時間: 10:00~19:00(1F 及び 4F:10:00~20:00)
住所: 北海道函館市梁川町10-25
駐車場: 114台(無料)
HP: https://www.to-dept.com/
テーオーホールディングスは函館市を中心に木材・住宅・小売など多岐にわたる業種を展開する企業です。テーオーデパート本店は株式会社テーオーデパートが運営。「デパート」と付いていますが、実際は日本百貨店協会には非加盟となっており、全国百貨店共通商品券は使用できません。同じような例としては山梨県甲府市の山交百貨店などが挙げられます。なお、テーオーデパートの向かいに立地するテキサス函館は元函館西武だった建物です。2003年8月に閉店し、現在はボーリング、パチンコ、居酒屋、ネットカフェなどが入居しています。
かつては1階食料品売場も子会社のテーオーストアが運営していましたが、2017年5月に閉店。跡地には地場スーパーの有限会社魚長が運営する生鮮げんき市場が出店しています。食料品売場は約500平米とかなりコンパクトな売場。一般的な百貨店や総合スーパーでは食料品売場が集客の要となっており、テーオーデパートの戦略はよく分かりません。1階全フロアが食料品売場でも良いのではないでしょうか。2階と3階は衣料品、住まいの品のフロアとなっており、ほぼ直営で展開します。4階には文教堂書店、100円ショップのダイソーが入居。5階に入居する子会社の「家具の菱乃実」は上質な家具を揃えており、6階には催事場を設けるなどデパートらしいフロアもあります。
テーオーホールディングスの昨年5月期決算は売上高393億円、営業損失4億1900万円、経常損失4億7400万円、当期純損失13億2600万円と大変厳しい状況にあります。流通事業についても営業損失となっており、テーオーデパートも業績が低迷しているようです。訪れた際にも1階の生鮮げんき市場と4階の文教堂、ダイソーにはちらほらお客さんがいるものの、衣料品などは閑散としていました。郊外のイトーヨーカドー、MEGAドン・キホーテに比べて駐車場が少なく、市電の電停からも遠いため、広域からではなく近隣住民の利用が中心のようです。
生鮮げんき市場は売場面積こそ小さいものの生鮮3品の品揃えは豊富。精肉と惣菜はジー・プラネット信州という企業が運営しています。名前の通り本社は長野県にあるのですが、展開する精肉店や焼肉店の多くは函館市にあるという不思議な企業です。鮮魚売場は魚長の得意分野だけあって充実しており、道南地方名物の「ごっこ」は丸々1尾のオス、メスやごっこ汁セットなどイチオシ商品として並んでいました。その分加工食品は定番品が中心で、お酒も最低限といった品揃えに留まっています。