大田区仲六郷。
京急本線の雑色駅すぐのところに、オーケーサガン店はあります。
2016年9月にみなとみらいへ移転するまで、上層階にオーケー本社が置かれていた店舗です。
店舗は雑色駅すぐのところに立地しており、店名は「雑色店」や「仲六郷」が想定されますが、
近くを流れる多摩川の「左岸」にあることからサガン店と名付けられました。
店舗外観
この画角はよくメディアにも登場しますね。
建物の名前は「オーケージャンボサガンビル」で、以前はビルの側面にもジャンボサガンという文字がありましたが、現在は撤去されています。
別角度から
建物の裏手では改修工事が行われていました。
駅を降りてすぐ建物が見えます。
駅前商店街からはエスカレーターで2階にも入店出来るようになっています。
古めかしい看板が残っていました。
2階入口。
「高品質・Everyday Low Price」
入口はもう1カ所あります。
こちらの入口そばに「第一種大規模小売店舗」表示板。
フロアガイド。
オーケー132店舗(2021年末時点)の中でも3番目に大きい店舗で、4フロアの総合スーパー業態で営業しています。
地下には駐車場も備えます。
店内の階段。
まずは1階惣菜売場から見ていきます。
1階は2階から4階に比べ厨房などが置かれている関係で約半分の面積となっており、惣菜と洋日配のコーナーです。
オーケー名物のベーカリーもこれだけの陳列量。写っていませんがピザも販売されています。
訪れたのがクリスマス直前だったため、大量のチキンが並んでいました。
弁当は税抜き298円の低価格帯が充実。
寿司では税抜き990円という高単価商品も見られました。
2階は生鮮3品と冷凍食品などのフロア。
レジは1階、2階、4階に設置されており、どこでも会計出来るようになっています。
青果売場。売場は一般的なオーケーより広いものの、アイテム数はほぼ変わらず、陳列量が多くなっています。
果物コーナー。
続く精肉売場。
店内加工を実施し、A5ランクの黒毛和牛ステーキなど上質な商品もお手頃価格で提供します。
冷凍食品売場は広めに確保。品揃えも豊富で、価格も他社の追随を許さない圧倒的低価格でした。
3階は加工食品、日用消耗品のフロア。
通路幅は他店に比べてゆったりとしており、客数が多くても比較的快適に買い物できるのは好印象。
売場面積が広くとも飲料・酒は常温販売にこだわります。
オーケーの驚くべき点は、導入店舗が少なくバイイングパワーがさほど強くないはずの非食品部門に関してもメーカー希望小売価格から大幅値引きして販売している事です。食料品と同じく、プライスカードには「5.4割引き」などの表記が見られました。
4階は酒、医薬品、住まいの品のフロア。
なんと自転車も販売しています。
総合スーパーらしい家庭用品の品揃え。
調理家電も販売されていました。ちなみに衣料品に関しては肌着が中心の品揃え。
ペットフードも豊富に取り揃えます。
オーケーサガン店 店舗概要開業: 1972年12月1日
売場面積: 3469㎡
営業時間: 08: 30 ~ 21: 30
住所: 大田区仲六郷2-43-2
駐車場: 53台
HP:
https://ok-corporation.jp/shop/sagan.html店内・売場の様子時間帯: 15時頃
客数: 多い
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜、加工食品中心に多め
売場の雰囲気: 簡素
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: やや悪い
接客対応: 普通
店内BGM: 無音
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ:
2階 通常レジ6台(5台稼働中)
1階 セミセルフレジ8台(7台稼働中)、通常レジ2台(2台稼働中)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 普通
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: 無し
2016年9月に横浜みなとみらいへ移転するまで、オーケー本社が置かれていたのがこちらの雑色駅前にある「サガン店」です。住所的には大田区仲六郷、駅で言えば雑色なのですが、多摩川の「左岸」にあることからサガン店と名付けられました。建物は8階建てで、1階から4階に売場があります。以前は5階から8階に本社機能があったのですが、現在は活用されていないようです。
売場面積は3469平米と、オーケー132店舗の中でも港北ニュータウン、藤沢に次いで3番目に大きい店舗となっています。エスカレーターは上下方向備え、エレベーターも3台設置。1階惣菜売場は2階から4階の半分ほどの売場面積となっており、惣菜の厨房などにスペースを割いています。1972年開業ということもあり売場は老朽化が進んでいる印象でした。
大まかな品揃えとしては、青果・鮮魚・精肉といった生鮮品は1000平米以下のオーケーとほぼ変わりません。陳列量はやや多いものの、アイテム数は変えずに品目を絞り込んでコスト削減を目指しています。代わりに通常のオーケーには無い衣料品、調理家電、自転車、寝具など取り扱うほか、酒類や日用消耗品、惣菜、冷凍食品などは他店よりも充実させています。加工食品売場も広いものの、仕入れメーカーを絞り、価格交渉を優位に進めて安価に提供する戦略は変わっておらず、フェイス数が多く間延びした売場にも感じられました。一方で通路幅は広く取られており、客数も多かったのですがゆったりと買い物が出来ました。
価格は他店同様激安です。他店での取り扱いが少なく、バイイングパワーが弱そうな衣料品、ペット用品、文具、寝具、調理家電に関してもメーカー希望小売価格から3割引きから5割引きなど、大幅に安い価格で提供されています。
会計は1階、2階、4階で行うことが出来ます。メインは1階と2階で、1階にはセミセルフレジが8台と通常レジ2台が設置されており、2階には通常レジが6台設置されています。訪れたのは平日の15時頃でしたが、およそ8割のレジが稼働していました。それでも1人1人の購入量が多いため、レジには列が出来ていました。土日になればもっと多くのお客さんでごった返すと見込まれます。1階から3階までの食料品・日用消耗品フロアだけでなく、4階の酒類・住まいの品フロアにもお客さんが入っていました。他社の総合スーパーでは閑散としている売場も、価格競争力があればお客さんは付いてくるのでしょう。