いなげや毛呂店
- 2022/02/25
- 21:57
埼玉県入間郡毛呂山町。
東武越生線の東毛呂駅から徒歩2分程度のところに、いなげや毛呂店はあります。
店舗外観。
1986年に開業しています。

別角度から

かつてはこちらのスペースにもテナントが入居していたようです。

駅前立地ですが、屋上、平面駐車場を合わせて216台用意しています。

フロアガイド。
2階は全てテナントを導入しており、いなげやの直営売場はありません。

まずは1階食料品売場から見ていきましょう。
青果売場。天井を黒くし、スポット照明を設けるなど上質感を演出する改装は実施されています。

果物コーナー。
商品説明のPOPも設置しています。

カットフルーツも充実。
贈答用のフルーツセットは予約も承っています。

カット野菜やハーブ類のコーナー。

地産地消を目指したコーナー「さんさん市」を導入。

地元の生産者が製造したうどん、豆腐、味噌などの日配品や米菓など加工食品も販売。

越生町の住吉屋製菓が製造する一里飴も販売。

続く鮮魚売場。
写真には写っていませんが、アイランド型の独立した厨房も設置されています。

切身も充実の品揃え。鍋つゆの関連陳列も行われています。

海鮮鍋セットも販売。

お刺身では1980円の舟盛りや中トロの入った4点盛り1280円など上質な品揃えを展開。

精肉売場。
精肉では武蔵村山市にある自社プロセスセンターで加工を実施。

国産牛「あじわい健康牛」のステーキ肉を訴求。
ファミリー層向けの2枚入りパックも取り扱います。

「大容量でお得。家計を助ける大きいーな」コーナー。
ただ単に「ジャンボパック!」などと書いてコーナー展開するチェーンが多い中、独特なネーミングセンスですね。

こちらは味付け肉など簡便調理アイテムを揃えた、
「らくっキング!」コーナー。

惣菜売場。
キッチンをイメージしたイラストが壁に描かれています。

揚げ物コーナー。
商品へのこだわりを訴求するPOPも見られました。

お弁当では、帆立と鮭はらこ飯重(税抜き480円)や大海老天重(税抜き598円)など、美味しさにこだわったアイテムを強化。

寿司では20貫入り999円という、非常にお買い得な商品も販売。

ベーカリーも導入。
1斤390円の「謹製生食パン」やライ麦入りカンパーニュ500円などこだわりの食事パンも充実。

埼玉県日高市に本社を置くハム・ソーセージ等製造販売「サイボク」の商品を販売。
同社の商品は埼玉県内のいなげや、ヤオコー、イオン、東京都内のクイーンズ伊勢丹などで取り扱いがあります。

加工食品売場。
イベントコーナーやエンドではボリューム感ある陳列が見られました。

味噌コーナーも充実。
プライスカードはいなげやが業界でも先駆けて導入してきた電子棚札です。

商品の欠品が多いのは気になりました。

いなげやの筆頭株主はイオンですが、一定の距離を保った経営を続けています。
均一菓子でもトップバリュは導入せず、三菱食品系の商品を導入。

マヨネーズはトップバリュも取り扱います。

いなげやの自社PB「食卓応援セレクト」。
安さを追求するアイテムは少なく、品質重視のPBのようです。

日本酒コーナー。
相性の良い料理などもPOPで紹介します。

ワイン全品15%引きのカテゴリー値引き販促を実施。

「世界のビール」コーナー。
どちらかというと国内製造のクラフトビールが多い印象。

規模は小さいものの直営の衣料品コーナーが導入されていました。

2階に入居する「ザ・ファミリーダイソー」

こちらの「ザ・ダイソー」のロゴは現行よりも3世代ほど昔のものになり、今では使用店舗も少なくなっています。

味わいのある案内。

なんでも「ザ」を付けているようですが、「ザ・塗り」というのはもはや何を扱っているのは分かりませんね。

ブックオフも入居しています。

いなげや毛呂店 店舗概要
開業: 1986年11月5日
売場面積: 4007㎡
営業時間: 09: 00 ~ 21: 30
住所: 埼玉県入間郡毛呂山町岩井西2-14-6
駐車場: 216台
HP: https://stores.inageya.co.jp/store/?s=099
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: 多い
客層: 家族連れ、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に多め
売場の雰囲気: やや上質感
品出し・前出し: 悪い(欠品多い)
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社プロセスセンター(武蔵村山市)
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ6台(6台稼働中)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり(直営)
プライベートブランド: 自社PB「食卓応援セレクト」、トップバリュ
開業は1986年と、1972年開業のヤオコーに続いて毛呂山町へ出店しています。東毛呂駅すぐに立地する自社物件の1階に入居。2階は100円ショップのダイソー、ブックオフ、個人経営のアパレルショップなどに貸し出しています。食料品売場は1フロアで約2000平米を確保し、いなげやの中でも充実した品揃えを実現。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と続く一般的なレイアウトです。青果売場では地産地消を目指したコーナー「さんさん市」を導入し、地元野菜のほか、地元の生産者が製造したうどん、豆腐、味噌などの日配品や米菓など加工食品も販売しています。果物は季節の品を幅広く揃え、商品説明のPOPも多く設置されています。贈答用の高級品やカットフルーツも充実。
続く鮮魚売場ではアイランド型の独立した厨房を設置していますが、活用はされていない様子。丸々1尾の鮮魚はほぼ扱っていませんが、刺身は充実しており、1980円の舟盛りや中トロの入った4点盛り1280円など上質なアイテムも販売します。精肉は武蔵村山市にある自社プロセスセンターで加工を実施。アウトパックでも本格的な品揃えを実現しており、国産牛「あじわい健康牛」のステーキ肉、焼き肉盛り合わせ、すき焼き用肉をお手頃価格で販売。ワンランク上の黒毛和牛の焼き肉用、すき焼き用も扱っています。大容量パックコーナー「大きいーな」や、味付け肉などの簡便調理コーナー「らくっキング!」など独特なネーミングのコーナーも設置されています。
惣菜では手の込んだ店内調理の弁当が目を引きます。帆立と鮭はらこ飯重(税抜き480円)や大海老天重(税抜き598円)など、やや高価格帯で美味しさにこだわったアイテムを強化しています。寿司では20貫入り(まぐろ、サーモン、いくらも入る)が999円というお得な商品も販売。ベーカリーも導入されており、1斤390円の「謹製生食パン」やライ麦入りカンパーニュ500円などこだわりの食事パンも充実しています。低価格の菓子パン・惣菜パンに加え、店内調理のサンドイッチやハンバーガーも取り扱います。
加工食品や和洋日配では高級品やこだわりの品はそれほど見られませんでしたが、定番商品の価格は頑張っている印象。トップバリュも一部で導入していますが比率はかなり低く、自社PB「食卓応援セレクト」が目立ちました。加工食品のプライスカードは電子棚札を導入。いなげやは業界でも先駆けて導入を進めてきましたが、表示の見えづらさと、広告の品や特売商品を際立たせるのが難しいという課題はいまだに解決出来ていません。混雑する店内を見ると売上が良く、商品回転率も高いのは推測出来ますが、加工食品の欠品が多いのは気になりました。ゴンドラ最上段も在庫スペースとして活用しているのですから、余裕を持った発注を心掛けましょう。
訪れたのは土曜日の正午ごろだったのですが、多くのお客さんで賑わっており、6台のレジがフル稼働にも関わらず常に6~7人程度が列を作るほど混雑していました。客単価も多くの方がカゴ一杯に買い物されるなど高め。中高年から高齢者が中心ですが、若い家族連れの姿も見られました。一方で同じ時間帯、2階のダイソーやブックオフはお客さんが疎らで、純粋にいなげやが集客している様子。13時を過ぎるとレジの行列は落ち着きましたが、それでも売場にはお客さんが多く、かなりの繫盛店のようです。
東武越生線の東毛呂駅から徒歩2分程度のところに、いなげや毛呂店はあります。
店舗外観。
1986年に開業しています。

別角度から

かつてはこちらのスペースにもテナントが入居していたようです。

駅前立地ですが、屋上、平面駐車場を合わせて216台用意しています。

フロアガイド。
2階は全てテナントを導入しており、いなげやの直営売場はありません。

まずは1階食料品売場から見ていきましょう。
青果売場。天井を黒くし、スポット照明を設けるなど上質感を演出する改装は実施されています。

果物コーナー。
商品説明のPOPも設置しています。

カットフルーツも充実。
贈答用のフルーツセットは予約も承っています。

カット野菜やハーブ類のコーナー。

地産地消を目指したコーナー「さんさん市」を導入。

地元の生産者が製造したうどん、豆腐、味噌などの日配品や米菓など加工食品も販売。

越生町の住吉屋製菓が製造する一里飴も販売。

続く鮮魚売場。
写真には写っていませんが、アイランド型の独立した厨房も設置されています。

切身も充実の品揃え。鍋つゆの関連陳列も行われています。

海鮮鍋セットも販売。

お刺身では1980円の舟盛りや中トロの入った4点盛り1280円など上質な品揃えを展開。

精肉売場。
精肉では武蔵村山市にある自社プロセスセンターで加工を実施。

国産牛「あじわい健康牛」のステーキ肉を訴求。
ファミリー層向けの2枚入りパックも取り扱います。

「大容量でお得。家計を助ける大きいーな」コーナー。
ただ単に「ジャンボパック!」などと書いてコーナー展開するチェーンが多い中、独特なネーミングセンスですね。

こちらは味付け肉など簡便調理アイテムを揃えた、
「らくっキング!」コーナー。

惣菜売場。
キッチンをイメージしたイラストが壁に描かれています。

揚げ物コーナー。
商品へのこだわりを訴求するPOPも見られました。

お弁当では、帆立と鮭はらこ飯重(税抜き480円)や大海老天重(税抜き598円)など、美味しさにこだわったアイテムを強化。

寿司では20貫入り999円という、非常にお買い得な商品も販売。

ベーカリーも導入。
1斤390円の「謹製生食パン」やライ麦入りカンパーニュ500円などこだわりの食事パンも充実。

埼玉県日高市に本社を置くハム・ソーセージ等製造販売「サイボク」の商品を販売。
同社の商品は埼玉県内のいなげや、ヤオコー、イオン、東京都内のクイーンズ伊勢丹などで取り扱いがあります。

加工食品売場。
イベントコーナーやエンドではボリューム感ある陳列が見られました。

味噌コーナーも充実。
プライスカードはいなげやが業界でも先駆けて導入してきた電子棚札です。

商品の欠品が多いのは気になりました。

いなげやの筆頭株主はイオンですが、一定の距離を保った経営を続けています。
均一菓子でもトップバリュは導入せず、三菱食品系の商品を導入。

マヨネーズはトップバリュも取り扱います。

いなげやの自社PB「食卓応援セレクト」。
安さを追求するアイテムは少なく、品質重視のPBのようです。

日本酒コーナー。
相性の良い料理などもPOPで紹介します。

ワイン全品15%引きのカテゴリー値引き販促を実施。

「世界のビール」コーナー。
どちらかというと国内製造のクラフトビールが多い印象。

規模は小さいものの直営の衣料品コーナーが導入されていました。

2階に入居する「ザ・ファミリーダイソー」

こちらの「ザ・ダイソー」のロゴは現行よりも3世代ほど昔のものになり、今では使用店舗も少なくなっています。

味わいのある案内。

なんでも「ザ」を付けているようですが、「ザ・塗り」というのはもはや何を扱っているのは分かりませんね。

ブックオフも入居しています。

いなげや毛呂店 店舗概要
開業: 1986年11月5日
売場面積: 4007㎡
営業時間: 09: 00 ~ 21: 30
住所: 埼玉県入間郡毛呂山町岩井西2-14-6
駐車場: 216台
HP: https://stores.inageya.co.jp/store/?s=099
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: 多い
客層: 家族連れ、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に多め
売場の雰囲気: やや上質感
品出し・前出し: 悪い(欠品多い)
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社プロセスセンター(武蔵村山市)
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ6台(6台稼働中)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり(直営)
プライベートブランド: 自社PB「食卓応援セレクト」、トップバリュ
開業は1986年と、1972年開業のヤオコーに続いて毛呂山町へ出店しています。東毛呂駅すぐに立地する自社物件の1階に入居。2階は100円ショップのダイソー、ブックオフ、個人経営のアパレルショップなどに貸し出しています。食料品売場は1フロアで約2000平米を確保し、いなげやの中でも充実した品揃えを実現。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と続く一般的なレイアウトです。青果売場では地産地消を目指したコーナー「さんさん市」を導入し、地元野菜のほか、地元の生産者が製造したうどん、豆腐、味噌などの日配品や米菓など加工食品も販売しています。果物は季節の品を幅広く揃え、商品説明のPOPも多く設置されています。贈答用の高級品やカットフルーツも充実。
続く鮮魚売場ではアイランド型の独立した厨房を設置していますが、活用はされていない様子。丸々1尾の鮮魚はほぼ扱っていませんが、刺身は充実しており、1980円の舟盛りや中トロの入った4点盛り1280円など上質なアイテムも販売します。精肉は武蔵村山市にある自社プロセスセンターで加工を実施。アウトパックでも本格的な品揃えを実現しており、国産牛「あじわい健康牛」のステーキ肉、焼き肉盛り合わせ、すき焼き用肉をお手頃価格で販売。ワンランク上の黒毛和牛の焼き肉用、すき焼き用も扱っています。大容量パックコーナー「大きいーな」や、味付け肉などの簡便調理コーナー「らくっキング!」など独特なネーミングのコーナーも設置されています。
惣菜では手の込んだ店内調理の弁当が目を引きます。帆立と鮭はらこ飯重(税抜き480円)や大海老天重(税抜き598円)など、やや高価格帯で美味しさにこだわったアイテムを強化しています。寿司では20貫入り(まぐろ、サーモン、いくらも入る)が999円というお得な商品も販売。ベーカリーも導入されており、1斤390円の「謹製生食パン」やライ麦入りカンパーニュ500円などこだわりの食事パンも充実しています。低価格の菓子パン・惣菜パンに加え、店内調理のサンドイッチやハンバーガーも取り扱います。
加工食品や和洋日配では高級品やこだわりの品はそれほど見られませんでしたが、定番商品の価格は頑張っている印象。トップバリュも一部で導入していますが比率はかなり低く、自社PB「食卓応援セレクト」が目立ちました。加工食品のプライスカードは電子棚札を導入。いなげやは業界でも先駆けて導入を進めてきましたが、表示の見えづらさと、広告の品や特売商品を際立たせるのが難しいという課題はいまだに解決出来ていません。混雑する店内を見ると売上が良く、商品回転率も高いのは推測出来ますが、加工食品の欠品が多いのは気になりました。ゴンドラ最上段も在庫スペースとして活用しているのですから、余裕を持った発注を心掛けましょう。
訪れたのは土曜日の正午ごろだったのですが、多くのお客さんで賑わっており、6台のレジがフル稼働にも関わらず常に6~7人程度が列を作るほど混雑していました。客単価も多くの方がカゴ一杯に買い物されるなど高め。中高年から高齢者が中心ですが、若い家族連れの姿も見られました。一方で同じ時間帯、2階のダイソーやブックオフはお客さんが疎らで、純粋にいなげやが集客している様子。13時を過ぎるとレジの行列は落ち着きましたが、それでも売場にはお客さんが多く、かなりの繫盛店のようです。