アタック篠崎店
- 2022/06/01
- 20:05
江戸川区篠崎。
都営新宿線の篠崎駅から徒歩12分程度のところに、アタック篠崎店はあります。
店舗外観。
篠崎店はアタックの1号店、山田屋アタック時代から本社が置かれている店です。山田ビルという名前通り、自社物件となっています。

店舗の外にも商品が並んでいます。

隣接する建物に青果売場があります。看板も無く一見個人経営の八百屋のような雰囲気ですが、きちんとアタックの自動販売機が置かれています。少量パックやカット野菜も無く、本当に八百屋のような品揃えです。

入口すぐに和日配コーナーを配置。

タカノフーズおかめ納豆極小粒が68円、相模屋の豆腐一丁400gが69円などお買い得商品も並びます。

漬物、練り物などは一通り揃います。

「鮮魚コーナー」という名の精肉売場。

精肉はゼンショーホールディングスのプロセスセンター「日本SS 第一加工センター」で加工。
品揃えは味付け肉や豚バラ肉、鶏もも肉などに絞り込まれていますが、価格は鶏もも肉100g99円などとお手頃。

店内はコンビニエンスストアと変わらない広さで、通路も狭く圧迫感があります。
飲料は冷蔵と常温の2カ所展開。こちらの写真で左側のプライスカードが付いていない棚は、右側の飲料売場に並びきらなかった商品置き場なのだと思われます。バックヤードに置き場所は無いのでしょうか。

ゼンショーのプライベートブランド飲料も販売。

インスタントコーヒーとホットケーキミックスと味噌と缶詰とドレッシングが並ぶ良く分からない売場。

お菓子は大手ナショナルブランドがコンビニ並みに揃います。

牛乳など洋日配も扱います。

冷蔵の飲料と酒コーナー。

売場の天井は配管むき出しとなっています。

コンビニ並みのカップ麺は扱っています。
99円など価格訴求型の商品も販売しますが、日清カップヌードルは149円で一般的かやや高めの価格設定。

パン売場は山崎製パンの番重を利用。

99円のおにぎりの他、焼き鳥、コロッケ、ヒレカツ、白身魚フライなどを販売。

アタック篠崎店 店舗概要
開業: 1998年7月1日
売場面積: 約200㎡
営業時間: 9:00~22:00
住所: 東京都江戸川区篠崎町4-6-12
駐車場: 8台
HP: http://www.attack.co.jp/jp/store_detail.html?id=001
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: 少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 加工食品中心にやや多め
売場の雰囲気: 雑多
品出し・前出し: 普通
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 無し
精肉加工者: 日本SS 第一加工センター
鮮魚加工者: -
食品レジ: 通常レジ2台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 無し
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 無し
アタックは外食大手「ゼンショーホールディングス」子会社の株式会社ジョイマートが展開するスーパーです。従来は1963年創業の株式会社山田屋アタックが運営しており、最盛期となる2014年には江戸川区を中心に32店舗を展開していました。売上高は2014年8月期に59億円を計上していましたが、競争激化により業績は悪化。不採算店舗を閉鎖して経営の正常化を目指しましたが、それに伴い売上高は2016年8月期43億円とわずか2年間で大きく減少し、店舗閉鎖に関連する特別損失の計上もあり債務超過に転落しました。
2017年12月には会社分割により新会社「株式会社アタック」を設立し、スーパー事業を譲渡。ゼンショーホールディングス傘下で営業を継続することとなりました。譲渡後は清算目的会社として株式会社毛利興産へ改称し、2018年5月には東京地方裁判所より特別清算の手続開始決定を受けました。負債総額は18億7668万円。このような手法による事業継承は、2019年4月にタカラ・エムシーが大黒流通チェーンを買収した際にも行われています。
しばらくは株式会社アタックによる運営が続いていましたが、2021年3月にはゼンショーホールディングス傘下のスーパー再編に伴い、株式会社マルヤを存続会社としてアタックの他マルエイ、尾張屋、フレッシュコーポレーションを吸収合併し、社名をジョイマートへ改称しています。
今回訪れた篠崎店はアタックの1号店、山田屋アタック時代から本社が置かれている店です。本社機能がジョイマートに移った現在でも、事務所がこのビルに置かれています。山田ビルという名前通り、自社物件です。売場面積は200平米ほどとコンビニサイズ。隣接する建物では八百屋のような店構えで野菜果物を扱っています。メインとなる建物の売場は入口から壁面に沿って和日配、鮮魚精肉、洋日配と続き、レジ前に惣菜が配置されています。
青果はスーパーとして最低限必要なアイテムは揃いますが、小分け・少量パックは基本的に扱いません。代わりに価格は安く設定されています。鮮魚と言っても塩干、干物、鮮魚加工品がわずかにあるのみで、刺身などは置いていません。精肉はゼンショー系列のプロセスセンター加工品で品揃えしますが、豚バラ肉、鶏モモ肉といった定番アイテムに絞り込まれています。価格は鶏もも肉100g99円などとお手頃。惣菜は簡単な揚げ物や焼き鳥など、コンビニのホットスナックのようなクオリティです。加工食品は大手ナショナルブランドに関してはそこまで安くありませんが、期限間近の商品や、聞いたことの無いメーカーの商品は安く提供されています。
レジは現金のみ対応で、2台設置されています。平日昼間のため客層は主婦、高齢者が中心ですが、客単価は比較的高く感じました。従業員とお客さんとの会話も多く、地域に密着した接客が出来ているようです。
都市部での小型スーパーマーケットというのは損益分岐点が高く、黒字化するのは難しい傾向にあります。例を挙げると、既に撤退した「つるかめランド」や「ローソンマート」、規模を大幅に縮小した「大黒屋」、低い収益性が続くイオン系列の「ビッグ・エー」と「アコレ」などです。2005年に出店を開始したイオン系列の「まいばすけっと」は2014年2月期にようやく450店舗にまで規模を拡大し、黒字化を達成しています。アタックも決して順調な経営状況ではないと推測されますが、ゼンショーホールディングスの商品調達力や資金力を生かし、今後の成長を期待したいですね。
都営新宿線の篠崎駅から徒歩12分程度のところに、アタック篠崎店はあります。
店舗外観。
篠崎店はアタックの1号店、山田屋アタック時代から本社が置かれている店です。山田ビルという名前通り、自社物件となっています。

店舗の外にも商品が並んでいます。

隣接する建物に青果売場があります。看板も無く一見個人経営の八百屋のような雰囲気ですが、きちんとアタックの自動販売機が置かれています。少量パックやカット野菜も無く、本当に八百屋のような品揃えです。

入口すぐに和日配コーナーを配置。

タカノフーズおかめ納豆極小粒が68円、相模屋の豆腐一丁400gが69円などお買い得商品も並びます。

漬物、練り物などは一通り揃います。

「鮮魚コーナー」という名の精肉売場。

精肉はゼンショーホールディングスのプロセスセンター「日本SS 第一加工センター」で加工。
品揃えは味付け肉や豚バラ肉、鶏もも肉などに絞り込まれていますが、価格は鶏もも肉100g99円などとお手頃。

店内はコンビニエンスストアと変わらない広さで、通路も狭く圧迫感があります。
飲料は冷蔵と常温の2カ所展開。こちらの写真で左側のプライスカードが付いていない棚は、右側の飲料売場に並びきらなかった商品置き場なのだと思われます。バックヤードに置き場所は無いのでしょうか。

ゼンショーのプライベートブランド飲料も販売。

インスタントコーヒーとホットケーキミックスと味噌と缶詰とドレッシングが並ぶ良く分からない売場。

お菓子は大手ナショナルブランドがコンビニ並みに揃います。

牛乳など洋日配も扱います。

冷蔵の飲料と酒コーナー。

売場の天井は配管むき出しとなっています。

コンビニ並みのカップ麺は扱っています。
99円など価格訴求型の商品も販売しますが、日清カップヌードルは149円で一般的かやや高めの価格設定。

パン売場は山崎製パンの番重を利用。

99円のおにぎりの他、焼き鳥、コロッケ、ヒレカツ、白身魚フライなどを販売。

アタック篠崎店 店舗概要
開業: 1998年7月1日
売場面積: 約200㎡
営業時間: 9:00~22:00
住所: 東京都江戸川区篠崎町4-6-12
駐車場: 8台
HP: http://www.attack.co.jp/jp/store_detail.html?id=001
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: 少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 加工食品中心にやや多め
売場の雰囲気: 雑多
品出し・前出し: 普通
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 無し
精肉加工者: 日本SS 第一加工センター
鮮魚加工者: -
食品レジ: 通常レジ2台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 無し
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 無し
アタックは外食大手「ゼンショーホールディングス」子会社の株式会社ジョイマートが展開するスーパーです。従来は1963年創業の株式会社山田屋アタックが運営しており、最盛期となる2014年には江戸川区を中心に32店舗を展開していました。売上高は2014年8月期に59億円を計上していましたが、競争激化により業績は悪化。不採算店舗を閉鎖して経営の正常化を目指しましたが、それに伴い売上高は2016年8月期43億円とわずか2年間で大きく減少し、店舗閉鎖に関連する特別損失の計上もあり債務超過に転落しました。
2017年12月には会社分割により新会社「株式会社アタック」を設立し、スーパー事業を譲渡。ゼンショーホールディングス傘下で営業を継続することとなりました。譲渡後は清算目的会社として株式会社毛利興産へ改称し、2018年5月には東京地方裁判所より特別清算の手続開始決定を受けました。負債総額は18億7668万円。このような手法による事業継承は、2019年4月にタカラ・エムシーが大黒流通チェーンを買収した際にも行われています。
しばらくは株式会社アタックによる運営が続いていましたが、2021年3月にはゼンショーホールディングス傘下のスーパー再編に伴い、株式会社マルヤを存続会社としてアタックの他マルエイ、尾張屋、フレッシュコーポレーションを吸収合併し、社名をジョイマートへ改称しています。
今回訪れた篠崎店はアタックの1号店、山田屋アタック時代から本社が置かれている店です。本社機能がジョイマートに移った現在でも、事務所がこのビルに置かれています。山田ビルという名前通り、自社物件です。売場面積は200平米ほどとコンビニサイズ。隣接する建物では八百屋のような店構えで野菜果物を扱っています。メインとなる建物の売場は入口から壁面に沿って和日配、鮮魚精肉、洋日配と続き、レジ前に惣菜が配置されています。
青果はスーパーとして最低限必要なアイテムは揃いますが、小分け・少量パックは基本的に扱いません。代わりに価格は安く設定されています。鮮魚と言っても塩干、干物、鮮魚加工品がわずかにあるのみで、刺身などは置いていません。精肉はゼンショー系列のプロセスセンター加工品で品揃えしますが、豚バラ肉、鶏モモ肉といった定番アイテムに絞り込まれています。価格は鶏もも肉100g99円などとお手頃。惣菜は簡単な揚げ物や焼き鳥など、コンビニのホットスナックのようなクオリティです。加工食品は大手ナショナルブランドに関してはそこまで安くありませんが、期限間近の商品や、聞いたことの無いメーカーの商品は安く提供されています。
レジは現金のみ対応で、2台設置されています。平日昼間のため客層は主婦、高齢者が中心ですが、客単価は比較的高く感じました。従業員とお客さんとの会話も多く、地域に密着した接客が出来ているようです。
都市部での小型スーパーマーケットというのは損益分岐点が高く、黒字化するのは難しい傾向にあります。例を挙げると、既に撤退した「つるかめランド」や「ローソンマート」、規模を大幅に縮小した「大黒屋」、低い収益性が続くイオン系列の「ビッグ・エー」と「アコレ」などです。2005年に出店を開始したイオン系列の「まいばすけっと」は2014年2月期にようやく450店舗にまで規模を拡大し、黒字化を達成しています。アタックも決して順調な経営状況ではないと推測されますが、ゼンショーホールディングスの商品調達力や資金力を生かし、今後の成長を期待したいですね。