岩手県北上市。
JR東北本線の北上駅から徒歩10分程度のところに、ジョイス川岸店はあります。
店舗外観。
北上市の繁華街、中心市街地は駅の反対側であり、東口側は閑静な住宅街が広がっています。

東北新幹線の線路が真横を通ります。

一見するとファミリーレストランのような建物。

元々は「北上スーパー」という地場スーパーとして営業していましたが、ジョイスが2000年4月に買収し、屋号も変更されました。

看板や案内には今でもうっすらと「北上スーパー」の文字が残っています。

青果売場。商品の陳列量は決して多いとは言えず、立体感はありません。

反対側から。

カット野菜や少量パックは揃えています。

POPが何も設置されていませんが、産地直送・地場野菜コーナー。

鮮魚売場。お刺身は本当にわずかなアイテムのみ販売しています。

品揃えは絞り込まれているものの、「殻ほや」はきちんと品揃えします。

鮮魚から精肉へと続きます。

精肉と鮮魚の一部は同じくジョイスが運営する「ロッキー村崎野店」から供給を受けます。
牛肉は切り落としや焼き肉用など限られた品揃えです。

銘柄肉などの訴求は行わず、白いパックが並んでいます。

平台冷蔵ショーケースでは中華名菜を一面に陳列。

惣菜売場。

惣菜は一通りの商品が揃うものの、手の込んだ商品は少なく、揚げ物などが中心となっています。

お弁当は店内調理を中心に提供。

おにぎりは山崎製パン(サンデリカ)、グリーンデリカ(日清製粉子会社のトオカツフーズ系列)、パールライス宮城(農協など出資)といった様々な企業から仕入れを行います。

豆腐コーナー。
太子食品工業が製造する、袋入りの充填豆腐が最も多いフェイスで並んでいます。

油揚げコーナー。

加工食品売場。店舗中央部の天井が高くなっています。

加工食品はCGC商品を扱いますが、大手ナショナルブランドの価格は標準的。

飲料では伊藤園おーいお茶600mlが68円とお手頃。CGCブランドは58円で販売します。

三陸産の「ふのり」「焼まつも」など地元商品も販売。

岩手県久慈市に本社を置く佐幸本店の「山のきぶどう」。
公式オンラインショップの他に楽天市場やアマゾンでも購入することが可能で、高評価を獲得しています。

日用生活用品もある程度品揃えすることで、近隣住民の利便性向上を目指します。
ジョイス川岸店 店舗概要開業: 1978年11月1日(北上スーパーとして開業、2000年4月ジョイスへ改称)
売場面積: 1216㎡
営業時間: 10: 00 ~ 22: 00
住所: 岩手県北上市川岸4-6-26
駐車場: 70台
HP:
http://www.arcs-g.co.jp/group/beljois/shop/?id=480店内・売場の様子時間帯: 13時頃
客数: 少ない
客層: 主婦、男性1人客中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: 特筆なし
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ベルジョイスロッキー村崎野店、ベルジョイス食肉プロセスセンター
鮮魚加工者: ベルジョイスロッキー村崎野店 、自社店内
食品レジ: セミセルフレジ3台(1台稼働中、精算機6台)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 普通
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC
現在は岩手県内最大手のベルジョイスが「ジョイス」として運営している店舗ですが、元々は「株式会社北上スーパー」の店舗でした。2000年4月にジョイスが買収し、株式会社北上ジョイスに商号を変更。翌年には吸収合併されました。川岸店の建物は中央部が高くなっており、ファミリーレストランのような外観をしています。看板のロゴなどもうっすらと「北上スーパー」の文字が見られました。
入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と並ぶ一般的な配置。車での来店が中心となる郊外型店舗としては規模が小さく、駐車場も少ないため、売上は振るわないようです。生鮮3品の品揃えは最低限に絞り込まれており、苦しい経営が窺えます。青果はより立体感ある陳列が可能ですが、あえて平たく並べることでなんとか売場を埋めている印象を持ちます。少量パックや地場野菜コーナーは設けますが、高価格帯のアイテムは扱いません。鮮魚ではこの時期が旬の「殻ほや」は扱っているものの、切身も少なく、お刺身は盛り合わせ1アイテムと単品お造り3アイテムのみ並んでいました。
精肉と鮮魚の一部は同社が運営する「ロッキー村崎野店」から供給を受けます。精肉も高価格帯を中心にアイテムが削減されており、牛肉は切り落としなどに限られていました。惣菜は一通りの商品が揃うものの、手の込んだ商品は少なく、揚げ物などが中心となっています。住宅立地のため、弁当の種類が少ないのは致し方ないと感じます。
加工食品はCGC商品を扱いますが、大手ナショナルブランドの価格は標準的。あまり価格訴求は出来ていませんが、地域性のある商品は導入されています。南部せんべいをコーナー展開するほか、回進堂「江刺りんごゼリー」佐幸本店「山のきぶどう」などが見られました。ちなみに、同じ系列のビッグハウスのように複数購入で値引きにはなりません。酒売場では地元岩手県産の日本酒やワインも取り扱います。
平日昼間という事もあり、主婦や自営業者と思われる方など客数は少ないものの、車での来店が中心であるため単価は高め。レジは1台体制ですが、混雑すればすぐ応援が入り、接客も良かったです。アークスRARAカードは来店ポイントが貯まるようで、来店したお客さんは買い物前にまず設置された端末へ向かう姿が見受けられました。