ベルクス戸田店
- 2022/07/12
- 21:41
埼玉県戸田市。
JR埼京線の戸田公園駅から徒歩12分程度のところに、ベルクス戸田店はあります。
店舗外観

1978年4月28日、忠実屋戸田店としてオープンした建物です。

3階にはかつてレストランが営業していたようで、特徴的な出窓が見受けられます。

店舗側面。

大規模小売店舗表示板。

耐震補強工事が施されていました。

1994年から1999年まではダイエーとして営業しており、扉の取っ手にロゴが残っていました。

屋上駐車場も備えますが、スロープでは無く自動車用エレベーターが設置されています。

ベルクスの他にパシオス、ダイソーなどが出店し、「ベルクスモール」を形成しています。

階段は総合スーパーらしい構造。

青果売場。

旬のスイカも大量陳列。

青果売場は圧倒的な低価格とボリューム陳列が特徴です。

アイテム数が絞り込まれており、カット野菜やサラダは最低限の品揃え。

もやしを大量陳列。

自家製のぬか漬けコーナー。
ベルクスはホームページの店舗紹介をそれぞれの店舗責任者が作成しており、戸田店では自家製ぬか漬けを「一度食べたら忘れられない味です」と紹介しています。

続く鮮魚売場。

真鯛やメバル、いさきなど丸々一尾の鮮魚も販売。

500円の生カツオのさくを「本日の一押し」としてボリューム展開。

本マグロ入り4点盛りのお造りを880円で販売。

アジやいさき、赤えびの単品お造りは249円と格安で、4点盛りも580円とお手頃な価格で提供。

鮮魚から精肉にかけては平台冷蔵ショーケースも配置。

精肉導入部ではカナダ産「アルバータビーフ」という他社では見かけない牛肉のステーキ肉を100gあたり239円で販売。

味付け肉も種類豊富に揃えています。

他の売場でも見られますが「お取引先様の絶大なご協力によりこの価格が実現しました。」というPOP。取引先との価格交渉が少し心配になりますね。

惣菜売場。温かみのある雰囲気。

揚げ物、天ぷら、焼き鳥を裸の状態でバラ売り。

新型コロナウイルスの流行でパック包装する企業が大半になりましたが、ベルクスではバラ売りを継続。「食品を介して新型コロナウイルスに感染したとされる事例はありません」と安全性をアピールするPOPも設置されています。

寿司は1人前599円とお手頃価格。

POPでも訴求する「ベルクスのカツ丼」(税抜き299円)を筆頭に、299円の親子丼や299円のカレーなど低価格な商品を前面に押し出します。

非常に大きなPOPで価格訴求。

パンは定番品ではない商品を平台にて低価格で販売。

加工食品売場。
共同仕入機構には加盟しておらず、プライベートブランドは扱っていませんが、価格は頑張っている印象。

高級品やこだわりの品は基本的に扱いませんが、輸入菓子コーナーは導入。

酒コーナーは狭いもののワインでは商品説明のPOPを添えるなど工夫も見られました。

2階に入居するパシオス。

3階のダイソー。

忠実屋・ダイエー時代にはレストランがあったと思われる区画はダイソーのバックヤードとして活用されていました。

ベルクス戸田店 店舗概要
開業: 2000年2月27日
売場面積: 1653㎡(直営)
営業時間: 10:00〜21:00(日曜は朝9時開店)
住所: 埼玉県戸田市下戸田1-18-8
駐車場: 150台
HP: https://sunbelx.com/store/20
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、加工食品中心にやや多め
売場の雰囲気: きれい
品出し・前出し: やや悪い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ1台(1台稼働中)、セミセルフレジ6台(3台稼働中)精算機12台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 取り扱い無し
1978年4月28日、忠実屋戸田店としてこちらの建物はオープンしました。忠実屋がダイエーに吸収合併された事に伴い、1994年にはダイエー戸田店へ改称。しかし1999年9月5日には閉店し、2000年2月27日に地場スーパー「ベルクス」などが開業しました。3フロアある売場のうち、1階にベルクス、2階にパシオス、3階にダイソーという構成は当時から変わっていないようです。
ベルクスとしては標準的な約1600平米の売場を確保。2019年に改装を実施しており、売場はきれいで清潔感があります。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と配置。青果売場では地場野菜や有機野菜のコーナーも一切設けず、カット野菜や少量パックも最低限の品揃えに留めています。その分単品を大量に陳列し、価格訴求を展開。八百屋として創業した同社だけあって、野菜の安さは目を見張るものがあります。
鮮魚売場では真鯛やメバル、いさきなど丸々一尾の鮮魚も販売。さくや切身も充実しており、生カツオのさくは500円でボリューム展開。お刺身はアジやいさき、赤えびの単品お造りが249円と格安で、4点盛りも580円とお手頃な価格で販売されています。一方で塩干や珍味などで高価格帯の商品は扱わないほか、売場での関連陳列もあまり見られませんでした。
精肉は店内加工を実施。導入部ではカナダ産「アルバータビーフ」という他社では見かけない牛肉のステーキ肉を100gあたり239円で販売。ちなみに西友のアンガスビーフステーキ用は100g225円なので、西友の方が若干安いです。国産鶏もも肉100g109円とそこまで安くはないものの、ブラジル産79円、青森県産五穀味鶏159円など幅広い価格帯を揃えています。
惣菜はベルクスお馴染みの299円カツ丼を筆頭に、299円親子丼や299円カレーなど低価格な商品を前面に押し出します。メンチカツ弁当、ハンバーグ弁当、チキンカツ弁当なども399円とお手頃価格で販売しており、ほぼ全ての弁当を店内調理で提供します。揚げ物、焼き鳥はこのご時世珍しく裸の状態でバラ売りを実施。POPには「食品を介して新型コロナウイルスに感染した事例はありません」と記載されており、お客さんもそれほど抵抗なく利用している様子が見られました。惣菜のアイテムとしては揚げ物と弁当がほとんどで、中華料理やグリル料理は取り扱いがありません。
洋日配コーナーやパンでもアイテムを絞り込んだ大量陳列が目立ちました。加工食品ではプライベートブランドは導入していないものの、価格は頑張っています。高級品やこだわりの品は基本的に扱いませんが、輸入菓子コーナーは導入。酒コーナーは狭いもののワインでは商品説明のPOPを添えるなど工夫も見られました。
平日の昼過ぎとしては客数が多く、主婦や高齢者が中心。車よりも自転車での来店が多く見受けられましたが、カゴ一杯に買い物される方もいるなど客単価は高く感じました。生鮮3品の中では青果を購入される方が多く、店内で最も賑わっていたのも青果売場でした。レジは4台が稼働しており、比較的スムーズに流れていた印象。最も近い競合であるベルクよりも客数では上回っていますが、客単価はベルクの方が高いと感じました。
JR埼京線の戸田公園駅から徒歩12分程度のところに、ベルクス戸田店はあります。
店舗外観

1978年4月28日、忠実屋戸田店としてオープンした建物です。

3階にはかつてレストランが営業していたようで、特徴的な出窓が見受けられます。

店舗側面。

大規模小売店舗表示板。

耐震補強工事が施されていました。

1994年から1999年まではダイエーとして営業しており、扉の取っ手にロゴが残っていました。

屋上駐車場も備えますが、スロープでは無く自動車用エレベーターが設置されています。

ベルクスの他にパシオス、ダイソーなどが出店し、「ベルクスモール」を形成しています。

階段は総合スーパーらしい構造。

青果売場。

旬のスイカも大量陳列。

青果売場は圧倒的な低価格とボリューム陳列が特徴です。

アイテム数が絞り込まれており、カット野菜やサラダは最低限の品揃え。

もやしを大量陳列。

自家製のぬか漬けコーナー。
ベルクスはホームページの店舗紹介をそれぞれの店舗責任者が作成しており、戸田店では自家製ぬか漬けを「一度食べたら忘れられない味です」と紹介しています。

続く鮮魚売場。

真鯛やメバル、いさきなど丸々一尾の鮮魚も販売。

500円の生カツオのさくを「本日の一押し」としてボリューム展開。

本マグロ入り4点盛りのお造りを880円で販売。

アジやいさき、赤えびの単品お造りは249円と格安で、4点盛りも580円とお手頃な価格で提供。

鮮魚から精肉にかけては平台冷蔵ショーケースも配置。

精肉導入部ではカナダ産「アルバータビーフ」という他社では見かけない牛肉のステーキ肉を100gあたり239円で販売。

味付け肉も種類豊富に揃えています。

他の売場でも見られますが「お取引先様の絶大なご協力によりこの価格が実現しました。」というPOP。取引先との価格交渉が少し心配になりますね。

惣菜売場。温かみのある雰囲気。

揚げ物、天ぷら、焼き鳥を裸の状態でバラ売り。

新型コロナウイルスの流行でパック包装する企業が大半になりましたが、ベルクスではバラ売りを継続。「食品を介して新型コロナウイルスに感染したとされる事例はありません」と安全性をアピールするPOPも設置されています。

寿司は1人前599円とお手頃価格。

POPでも訴求する「ベルクスのカツ丼」(税抜き299円)を筆頭に、299円の親子丼や299円のカレーなど低価格な商品を前面に押し出します。

非常に大きなPOPで価格訴求。

パンは定番品ではない商品を平台にて低価格で販売。

加工食品売場。
共同仕入機構には加盟しておらず、プライベートブランドは扱っていませんが、価格は頑張っている印象。

高級品やこだわりの品は基本的に扱いませんが、輸入菓子コーナーは導入。

酒コーナーは狭いもののワインでは商品説明のPOPを添えるなど工夫も見られました。

2階に入居するパシオス。

3階のダイソー。

忠実屋・ダイエー時代にはレストランがあったと思われる区画はダイソーのバックヤードとして活用されていました。

ベルクス戸田店 店舗概要
開業: 2000年2月27日
売場面積: 1653㎡(直営)
営業時間: 10:00〜21:00(日曜は朝9時開店)
住所: 埼玉県戸田市下戸田1-18-8
駐車場: 150台
HP: https://sunbelx.com/store/20
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、加工食品中心にやや多め
売場の雰囲気: きれい
品出し・前出し: やや悪い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ1台(1台稼働中)、セミセルフレジ6台(3台稼働中)精算機12台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 取り扱い無し
1978年4月28日、忠実屋戸田店としてこちらの建物はオープンしました。忠実屋がダイエーに吸収合併された事に伴い、1994年にはダイエー戸田店へ改称。しかし1999年9月5日には閉店し、2000年2月27日に地場スーパー「ベルクス」などが開業しました。3フロアある売場のうち、1階にベルクス、2階にパシオス、3階にダイソーという構成は当時から変わっていないようです。
ベルクスとしては標準的な約1600平米の売場を確保。2019年に改装を実施しており、売場はきれいで清潔感があります。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と配置。青果売場では地場野菜や有機野菜のコーナーも一切設けず、カット野菜や少量パックも最低限の品揃えに留めています。その分単品を大量に陳列し、価格訴求を展開。八百屋として創業した同社だけあって、野菜の安さは目を見張るものがあります。
鮮魚売場では真鯛やメバル、いさきなど丸々一尾の鮮魚も販売。さくや切身も充実しており、生カツオのさくは500円でボリューム展開。お刺身はアジやいさき、赤えびの単品お造りが249円と格安で、4点盛りも580円とお手頃な価格で販売されています。一方で塩干や珍味などで高価格帯の商品は扱わないほか、売場での関連陳列もあまり見られませんでした。
精肉は店内加工を実施。導入部ではカナダ産「アルバータビーフ」という他社では見かけない牛肉のステーキ肉を100gあたり239円で販売。ちなみに西友のアンガスビーフステーキ用は100g225円なので、西友の方が若干安いです。国産鶏もも肉100g109円とそこまで安くはないものの、ブラジル産79円、青森県産五穀味鶏159円など幅広い価格帯を揃えています。
惣菜はベルクスお馴染みの299円カツ丼を筆頭に、299円親子丼や299円カレーなど低価格な商品を前面に押し出します。メンチカツ弁当、ハンバーグ弁当、チキンカツ弁当なども399円とお手頃価格で販売しており、ほぼ全ての弁当を店内調理で提供します。揚げ物、焼き鳥はこのご時世珍しく裸の状態でバラ売りを実施。POPには「食品を介して新型コロナウイルスに感染した事例はありません」と記載されており、お客さんもそれほど抵抗なく利用している様子が見られました。惣菜のアイテムとしては揚げ物と弁当がほとんどで、中華料理やグリル料理は取り扱いがありません。
洋日配コーナーやパンでもアイテムを絞り込んだ大量陳列が目立ちました。加工食品ではプライベートブランドは導入していないものの、価格は頑張っています。高級品やこだわりの品は基本的に扱いませんが、輸入菓子コーナーは導入。酒コーナーは狭いもののワインでは商品説明のPOPを添えるなど工夫も見られました。
平日の昼過ぎとしては客数が多く、主婦や高齢者が中心。車よりも自転車での来店が多く見受けられましたが、カゴ一杯に買い物される方もいるなど客単価は高く感じました。生鮮3品の中では青果を購入される方が多く、店内で最も賑わっていたのも青果売場でした。レジは4台が稼働しており、比較的スムーズに流れていた印象。最も近い競合であるベルクよりも客数では上回っていますが、客単価はベルクの方が高いと感じました。