エイビイ海老名店
- 2022/08/22
- 22:46
神奈川県海老名市。
JR相模線の海老名駅から徒歩7分程度のところに、エイビイ海老名店はあります。
店舗外観。
会社名は「株式会社エイヴイ」ですが、店舗名は「エイビイ」と案内されています。
公式ホームページには(以下引用)「当社の名前はアルファベットのAVE(アベマリアのアベ)を日本の文字になおしたものです。会社の名前はエイヴイと登録したのですが、お客様から発音しにくいとのご意見がありお店の名前はエイビイという名前で揃えました。」と記載されています。

入口すぐには大量のカートが用意されています。

青果売場。低めの平台に、鮮度感のある季節の野菜・果物が大量に陳列されています。
単品量販を志向するためアイテムの絞り込みが行われており、少量パックや有機野菜などには消極的です。

キャベツは1玉99円、レタス1玉79円という低価格で販売。
これだけの売場尺数に量感をもって陳列している事が、繁盛店であることの裏付けです。

装飾やプライスカード以外のPOPなどは一切見られず、非常に簡素な売場となっています。
競合関係にあるロピアの賑やかさとは対極にあるような売場。

トマトは1箱299円で販売。

トマトはこだわり商品も扱います。

もやしは1袋19円で販売。

続いて鮮魚売場を配置。

「当店の鮮魚部門は、センターで加工をしているため、調理加工をお受けしておりません」と案内があります。

丸々一尾の鮮魚は扱いませんが、切身は太刀魚や鱧など珍しいアイテムも販売。

上質な生本鮪のサクも扱います。

お刺身は扱っておらず、そのまま食べられる状態の商品はアジやイカなどに限られます。

壁面に沿って精肉売場を配置。「精肉」や「FRESH MEAT」といった売場案内すらありません。

上質な黒毛和牛サーロインステーキが100g699円などお買い得な商品が並びます。
精肉も全てプロセスセンター加工を実施します。

オーストラリア産牛肩ステーキ肉はなんと100g109円で販売。
肉質は多少異なりますが、西友が提供するアンガスビーフは100g225円となっており、その半額以下の価格です。

輸入品であっても、牛肉の切り落としが100g109円というのは格安です。

国産鶏もも肉は3枚入りの大容量パックで100g68円という驚きの価格で提供。ロピアの100g78円を下回ります。

丸鶏も販売します。

簡便調理の焼き鳥(生)も取り扱います。

味付け肉も豊富な品揃え。

普段であればここから惣菜売場の紹介に入るのですが、エイビイ海老名店では「惣菜」部門が存在していません。
レトルトパウチ惣菜やサラダは扱いますが、簡単な揚げ物すら製造していません。

ここから和洋日配コーナーを見ていきます。
豆腐は1丁48円で販売。

タカノフーズおかめ納豆極小粒ミニ3は59円と、競合であるロピアと同じ価格で販売。

こんにゃくを常温販売するのは大黒天物産(ディオ、ラ・ムー)など激安スーパーではよく見られる手法です。

牛乳コーナー。
コンビニエンスストアの飲料コーナーのようにウォークイン冷蔵庫となっており、後ろ側からケースごと補充が可能となっています。

明治ブルガリアヨーグルト400gは128円で提供。

ナチュラルチーズでは高級品、こだわり商品も揃えています。

ヤマザキ大きなツインシューは1個59円。

ヤマザキのロイヤルブレッドはロピアの129円を1円下回る128円で販売されていました。

広々とした冷凍食品コーナー。

味の素ギョーザはロピアと同じ158円で販売。
両社とも価格が同じか非常に近い商品がよく見られることから、互いに価格調査をして値付けをしていると思われます。

ハーゲンダッツは各種178円。

ここからは加工食品売場を見ていきます。
ジャンブル陳列用の什器も規格外の大きさ。

カップ麺はケース販売も積極的に行いますが、ケース購入時も単価は変わりません。

お米は運搬用のカートラック(6輪台車)のまま売場に陳列。単一銘柄米5kgで1099円など激安です。

ハウスバーモントカレーは169円で販売。

ドレッシングコーナー。業務用サイズも扱っています。
ゴンドラ(商品棚)は高さのあるタイプを導入しており、踏み台を用意しています。

マヨネーズコーナー。
外食産業向け商品が主力の「ケンコーマヨネーズ」の商品も扱っています。

醤油コーナー。

ごま油コーナーでは業務用サイズに加えこだわり商品も品揃え。

ケチャップでも一般のスーパーには並ばない飲食店向けの業務用規格や輸入品も取り扱い、様々なニーズに対応します。

飲料コーナー。

ケース販売の方を主軸に据えているかのような売場構成。
カップ麵と異なり、飲料はケース販売で単価が安くなります。

ビールもケース販売を積極的に打ち出します。

ワインコーナー。

日本酒コーナーでは「獺祭純米大吟醸磨き二割三分」や「久保田萬寿純米大吟醸」といった高級品も取り揃えます。

エイビイ海老名店 店舗概要
開業: 2022年2月16日
売場面積: 4950㎡
営業時間: 10:00~19:00
住所: 神奈川県海老名市泉2-5-1
駐車場: 389台
HP: https://www.ave.gr.jp/shop/(全店一覧)
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、中高年夫婦中心
買い物内容: 生鮮、加工食品中心にかなり多め
売場の雰囲気: 簡素
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 無し
精肉加工者: エイヴイ本部PC
鮮魚加工者: エイヴイ平成町鮮魚PC
食品レジ: 通常レジ無し、セミセルフレジ16台(5台稼働中)、精算機30台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 扱わない
売上高651億円をわずか12店舗で稼ぎ出し、1店舗あたりの平均年商が50億円を超えるという驚異的な食品スーパー。それが神奈川県横須賀市に本部を置く株式会社エイヴイ(店舗名はエイビイ)です。中でも本部が隣接する平成町店は9900平米という広大な売場面積を誇り、年商およそ133億円という大手総合スーパーや地方百貨店の一部店舗を上回る売上高を叩き出します(日本スーパー名鑑より)。
2016年12月には、埼玉県を拠点とするヤオコーが115億円を投じてエイヴイを買収すると発表されました。直近の2016年3月期決算では売上高483億7900万円、営業利益22億8500万円、経常利益28億3000万円、当期利17億1900万円で、経常利益率5.8%は業界でも高水準となっています。無借金の優良企業であり、全く経営には困っていない状況でしたが、「業界の寡占化が進む中で、ヤオコーさんのようにしっかりとした会社と手を組むことができた」と木村忠昭社長は語っています。ヤオコーではエイヴイの圧倒的な低価格とローコストオペレーションを踏襲した「フーコット」というディスカウント業態を2021年8月より埼玉県内に出店しており、現在は3店舗を展開。今後もエイヴイと商圏が重ならない立地でのシェア拡大を目指しています。
今回訪れたのは2022年2月16日にオープンしたばかりの海老名店です。店内には窓が無く、壁面に冷蔵ショーケースを配置し青果、鮮魚、精肉、日配の順で配置します。一般的なスーパーを見ていると驚きですが、惣菜は一切扱っていません。青果売場は低めの平台に、鮮度感のある季節の野菜・果物が大量に陳列されています。どれも競合には簡単に真似できない圧倒的に安い価格設定となっており、入口から来店客の心を掴んでいます。一方で単品量販を志向するためアイテムの絞り込みが行われており、少量パックや有機野菜などには消極的です。
鮮魚も全アイテムをプロセスセンターから供給しており、店内には調理場を設けていません。お刺身や丸々一尾の鮮魚は扱っていないものの、生本マグロなど上質なアイテムも販売します。精肉では大容量パックを積極的に展開。黒毛和牛サーロインステーキが100g699円、若鶏もも肉100g68円など上質な品から普段使いのアイテムまで低価格で揃えています。
日配品や加工食品においても安さが際立っています。プライベートブランドを導入しない代わりにプライベートブランドで価格訴求するのは競合のオーケーにも似た戦略です。加工食品はジャンブル陳列を多く採用しており、品出し業務の軽減を目指します。売れ筋商品は10フェイス以上で展開し在庫を確保していますが、非常に好調に動いているようで、それでも補充が追いついていない様子。一方で他チェーンではあまり見られないこだわりの品や業務用サイズも見られました。飲料はかなりのスペースを割いてほぼ全アイテムのケース販売に取り組むほか、酒もある程度の種類を揃えています。
平日昼間にも関わらず客数はそれなりに多く、競合のロピアをやや下回るものの、客単価は互角に競り合っています。カゴ2個分いっぱいに買い物される方が多い印象。5000円以上お買い上げでマイカゴを配布しているため、それを持参する比率も高くなっています。
ローコストオペレーションを徹底しており、EDLPによりチラシ販促は無し、売場の装飾無し、店内BGM無し、レジはセミセルフレジのみ、支払いは現金のみ対応、営業時間も10時から19時と短く設定し、コスト削減を図ります。売場にいる従業員も少なく、店内の調理場が無いため店舗人員も相当抑えられている様子。プロセスセンター加工は一般的に加工日の翌日に配送されるため鮮度で劣るとされていましたが、エイヴイはプロセスセンターから2時間以内の立地に限り出店することにより、当日の朝加工した商品を当日中に配送し販売することが可能となっています。
個人的には、近年のスーパーマーケット各社が強化し、差別化を目指している重要カテゴリー「惣菜」が欠落しているにも関わらず、これだけ多くのお客さんの支持を得ていることに衝撃を受けました。インストア加工による新鮮で作りたての商品を提供する事で集客を目指してきたスーパーとは一線を画しており、ローコストオペレーションの真髄を垣間見ることが出来ました。
JR相模線の海老名駅から徒歩7分程度のところに、エイビイ海老名店はあります。
店舗外観。
会社名は「株式会社エイヴイ」ですが、店舗名は「エイビイ」と案内されています。
公式ホームページには(以下引用)「当社の名前はアルファベットのAVE(アベマリアのアベ)を日本の文字になおしたものです。会社の名前はエイヴイと登録したのですが、お客様から発音しにくいとのご意見がありお店の名前はエイビイという名前で揃えました。」と記載されています。

入口すぐには大量のカートが用意されています。

青果売場。低めの平台に、鮮度感のある季節の野菜・果物が大量に陳列されています。
単品量販を志向するためアイテムの絞り込みが行われており、少量パックや有機野菜などには消極的です。

キャベツは1玉99円、レタス1玉79円という低価格で販売。
これだけの売場尺数に量感をもって陳列している事が、繁盛店であることの裏付けです。

装飾やプライスカード以外のPOPなどは一切見られず、非常に簡素な売場となっています。
競合関係にあるロピアの賑やかさとは対極にあるような売場。

トマトは1箱299円で販売。

トマトはこだわり商品も扱います。

もやしは1袋19円で販売。

続いて鮮魚売場を配置。

「当店の鮮魚部門は、センターで加工をしているため、調理加工をお受けしておりません」と案内があります。

丸々一尾の鮮魚は扱いませんが、切身は太刀魚や鱧など珍しいアイテムも販売。

上質な生本鮪のサクも扱います。

お刺身は扱っておらず、そのまま食べられる状態の商品はアジやイカなどに限られます。

壁面に沿って精肉売場を配置。「精肉」や「FRESH MEAT」といった売場案内すらありません。

上質な黒毛和牛サーロインステーキが100g699円などお買い得な商品が並びます。
精肉も全てプロセスセンター加工を実施します。

オーストラリア産牛肩ステーキ肉はなんと100g109円で販売。
肉質は多少異なりますが、西友が提供するアンガスビーフは100g225円となっており、その半額以下の価格です。

輸入品であっても、牛肉の切り落としが100g109円というのは格安です。

国産鶏もも肉は3枚入りの大容量パックで100g68円という驚きの価格で提供。ロピアの100g78円を下回ります。

丸鶏も販売します。

簡便調理の焼き鳥(生)も取り扱います。

味付け肉も豊富な品揃え。

普段であればここから惣菜売場の紹介に入るのですが、エイビイ海老名店では「惣菜」部門が存在していません。
レトルトパウチ惣菜やサラダは扱いますが、簡単な揚げ物すら製造していません。

ここから和洋日配コーナーを見ていきます。
豆腐は1丁48円で販売。

タカノフーズおかめ納豆極小粒ミニ3は59円と、競合であるロピアと同じ価格で販売。

こんにゃくを常温販売するのは大黒天物産(ディオ、ラ・ムー)など激安スーパーではよく見られる手法です。

牛乳コーナー。
コンビニエンスストアの飲料コーナーのようにウォークイン冷蔵庫となっており、後ろ側からケースごと補充が可能となっています。

明治ブルガリアヨーグルト400gは128円で提供。

ナチュラルチーズでは高級品、こだわり商品も揃えています。

ヤマザキ大きなツインシューは1個59円。

ヤマザキのロイヤルブレッドはロピアの129円を1円下回る128円で販売されていました。

広々とした冷凍食品コーナー。

味の素ギョーザはロピアと同じ158円で販売。
両社とも価格が同じか非常に近い商品がよく見られることから、互いに価格調査をして値付けをしていると思われます。

ハーゲンダッツは各種178円。

ここからは加工食品売場を見ていきます。
ジャンブル陳列用の什器も規格外の大きさ。

カップ麺はケース販売も積極的に行いますが、ケース購入時も単価は変わりません。

お米は運搬用のカートラック(6輪台車)のまま売場に陳列。単一銘柄米5kgで1099円など激安です。

ハウスバーモントカレーは169円で販売。

ドレッシングコーナー。業務用サイズも扱っています。
ゴンドラ(商品棚)は高さのあるタイプを導入しており、踏み台を用意しています。

マヨネーズコーナー。
外食産業向け商品が主力の「ケンコーマヨネーズ」の商品も扱っています。

醤油コーナー。

ごま油コーナーでは業務用サイズに加えこだわり商品も品揃え。

ケチャップでも一般のスーパーには並ばない飲食店向けの業務用規格や輸入品も取り扱い、様々なニーズに対応します。

飲料コーナー。

ケース販売の方を主軸に据えているかのような売場構成。
カップ麵と異なり、飲料はケース販売で単価が安くなります。

ビールもケース販売を積極的に打ち出します。

ワインコーナー。

日本酒コーナーでは「獺祭純米大吟醸磨き二割三分」や「久保田萬寿純米大吟醸」といった高級品も取り揃えます。

エイビイ海老名店 店舗概要
開業: 2022年2月16日
売場面積: 4950㎡
営業時間: 10:00~19:00
住所: 神奈川県海老名市泉2-5-1
駐車場: 389台
HP: https://www.ave.gr.jp/shop/(全店一覧)
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、中高年夫婦中心
買い物内容: 生鮮、加工食品中心にかなり多め
売場の雰囲気: 簡素
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 無し
精肉加工者: エイヴイ本部PC
鮮魚加工者: エイヴイ平成町鮮魚PC
食品レジ: 通常レジ無し、セミセルフレジ16台(5台稼働中)、精算機30台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 扱わない
売上高651億円をわずか12店舗で稼ぎ出し、1店舗あたりの平均年商が50億円を超えるという驚異的な食品スーパー。それが神奈川県横須賀市に本部を置く株式会社エイヴイ(店舗名はエイビイ)です。中でも本部が隣接する平成町店は9900平米という広大な売場面積を誇り、年商およそ133億円という大手総合スーパーや地方百貨店の一部店舗を上回る売上高を叩き出します(日本スーパー名鑑より)。
2016年12月には、埼玉県を拠点とするヤオコーが115億円を投じてエイヴイを買収すると発表されました。直近の2016年3月期決算では売上高483億7900万円、営業利益22億8500万円、経常利益28億3000万円、当期利17億1900万円で、経常利益率5.8%は業界でも高水準となっています。無借金の優良企業であり、全く経営には困っていない状況でしたが、「業界の寡占化が進む中で、ヤオコーさんのようにしっかりとした会社と手を組むことができた」と木村忠昭社長は語っています。ヤオコーではエイヴイの圧倒的な低価格とローコストオペレーションを踏襲した「フーコット」というディスカウント業態を2021年8月より埼玉県内に出店しており、現在は3店舗を展開。今後もエイヴイと商圏が重ならない立地でのシェア拡大を目指しています。
今回訪れたのは2022年2月16日にオープンしたばかりの海老名店です。店内には窓が無く、壁面に冷蔵ショーケースを配置し青果、鮮魚、精肉、日配の順で配置します。一般的なスーパーを見ていると驚きですが、惣菜は一切扱っていません。青果売場は低めの平台に、鮮度感のある季節の野菜・果物が大量に陳列されています。どれも競合には簡単に真似できない圧倒的に安い価格設定となっており、入口から来店客の心を掴んでいます。一方で単品量販を志向するためアイテムの絞り込みが行われており、少量パックや有機野菜などには消極的です。
鮮魚も全アイテムをプロセスセンターから供給しており、店内には調理場を設けていません。お刺身や丸々一尾の鮮魚は扱っていないものの、生本マグロなど上質なアイテムも販売します。精肉では大容量パックを積極的に展開。黒毛和牛サーロインステーキが100g699円、若鶏もも肉100g68円など上質な品から普段使いのアイテムまで低価格で揃えています。
日配品や加工食品においても安さが際立っています。プライベートブランドを導入しない代わりにプライベートブランドで価格訴求するのは競合のオーケーにも似た戦略です。加工食品はジャンブル陳列を多く採用しており、品出し業務の軽減を目指します。売れ筋商品は10フェイス以上で展開し在庫を確保していますが、非常に好調に動いているようで、それでも補充が追いついていない様子。一方で他チェーンではあまり見られないこだわりの品や業務用サイズも見られました。飲料はかなりのスペースを割いてほぼ全アイテムのケース販売に取り組むほか、酒もある程度の種類を揃えています。
平日昼間にも関わらず客数はそれなりに多く、競合のロピアをやや下回るものの、客単価は互角に競り合っています。カゴ2個分いっぱいに買い物される方が多い印象。5000円以上お買い上げでマイカゴを配布しているため、それを持参する比率も高くなっています。
ローコストオペレーションを徹底しており、EDLPによりチラシ販促は無し、売場の装飾無し、店内BGM無し、レジはセミセルフレジのみ、支払いは現金のみ対応、営業時間も10時から19時と短く設定し、コスト削減を図ります。売場にいる従業員も少なく、店内の調理場が無いため店舗人員も相当抑えられている様子。プロセスセンター加工は一般的に加工日の翌日に配送されるため鮮度で劣るとされていましたが、エイヴイはプロセスセンターから2時間以内の立地に限り出店することにより、当日の朝加工した商品を当日中に配送し販売することが可能となっています。
個人的には、近年のスーパーマーケット各社が強化し、差別化を目指している重要カテゴリー「惣菜」が欠落しているにも関わらず、これだけ多くのお客さんの支持を得ていることに衝撃を受けました。インストア加工による新鮮で作りたての商品を提供する事で集客を目指してきたスーパーとは一線を画しており、ローコストオペレーションの真髄を垣間見ることが出来ました。