グルメシティ南浦和店
- 2022/10/10
- 20:26
埼玉県さいたま市南区。
京浜東北線と武蔵野線の南浦和駅から徒歩20分程度のところに、グルメシティ南浦和店はあります。
店舗外観。
1981年11月に「シヅオカヤ」として開業した店舗です。 1946年創業のシヅオカヤは1984年に忠実屋の傘下に入りますが、その後1994年に忠実屋はダイエーに吸収合併され、1999年にはシヅオカヤの店舗もセイフーへ譲渡されました。その後2006年にセイフーはグルメシティ関東へと名称を変更したため、南浦和店の屋号はシヅオカヤ→セイフー→グルメシティと移り変わることになりました。

かつては24時間営業していましたが、現在は7時から23時までとなっています。

店舗裏手。事務所部分は2階建てとなっています。

入口にあった「ダイエーグループ」の文字。

青果売場。40年以上営業していますが、最新とは言えないものの改装は実施されており、古さは感じません。

ベーカリーも入口付近に設置されていますが、品揃えは微妙。

季節の果物では、同時期の他社に比べ巨峰やシャインマスカットといった高単価なアイテムが少なめ。

トマトコーナー。
鮮度チェックが不十分なようで、カビが生えていたり、ぶよぶよに柔らかくなったトマトも見られました。

カット野菜コーナー。鍋つゆなど関連陳列にも取り組みます。

売場では半額に見切りされた商品も目立ちます。

「vegetable」と書かれた和日配コーナー。売上不振のためコーナーが縮小された経緯が見てとれます。

納豆と豆腐コーナー。
高級品やこだわり商品は扱いません。

精肉売場はアルティフーズからのアウトパックで提供。

さつま姫牛など上質なアイテムは少ないものの、焼肉セットを販売。
まだ14時ですが既に半額シールが貼られています。

少量パックの比率が高く、個食鍋も販売しています。
それにしても20%引きシールが貼られている商品が多いですね。

冷凍焼き鳥コーナー。
紅葉の飾りつけはセンスがあって良いと思います。

「FRESH MEAT」という名の鮮魚売場。
売場案内が一致していないのは生鮮品の販売が振るわないグルメシティではよく見られる光景ですね。
他社では間延びしてでも位置を変えないものですが、ダイエーは売場スペースの縮小・移動という決断をするようです。

お刺身盛り合わせは698円や998円など種類は揃えますが、14時の時点で1個しか並んでおらず、販売は厳しいようです。

干物や塩干、珍味などは一通り揃います。

「DAILYFOOD」という名の惣菜コーナー。

手の込んだ惣菜は見られませんでした。

弁当はアウトパックが中心ですが、一部は店内調理を実施しています。

唐突に富山名産のますの寿しが販売されていました。

高齢者が多いのか、和惣菜は充実の品揃え。

寿司はアウトパックで提供しており、あまり魅力的ではありません。

惣菜に続いてパンや冷凍食品を配置。

牛乳コーナーではトップバリュベストプライスを訴求。

スイーツコーナーではダイエーと光洋限定のベイクドチーズケーキも販売されていました。

加工食品売場。

ドレッシングコーナー。
1アイテムあたりの在庫が少ないわりにフェイス数を増やしており、売場を持て余し気味。

前出し、フェイスアップが出来ておらず、商品を選びづらい、取りづらいと感じた箇所が複数ありました。

ジャンブル陳列(投げ込み陳列)用の什器なので、もっと乱雑に陳列しても良いと思います。

調味料も在庫をあまり持ちたくないのか陳列量が少なめ。

レジ前の様子。
レジは1名体制でしたが客数が非常に少ないため余裕があり、列が出来ることはありませんでした。

お酒コーナー。

ビールでも欠品や前出し不足が見られました。
期限の長い商品なので、もう少し在庫を持っても良いのではないでしょうか。

わずか2席しかないイートインスペース。
そもそも買物客が非常に少ないため、こちらの利用者も見られませんでした。

狭いコーナーですが、肌着や服飾雑貨を扱っています。

売れ残ったすだれと電気ストーブや湯たんぽが並ぶ生活用品コーナー。

独自の100円均一コーナーも導入していましたが、廃止する方向のようで、半額で売りつくしが行われていました。

グルメシティ南浦和店 店舗概要
開業: 1981年11月18日
売場面積: 1208㎡
営業時間: 7:00~23:00
住所: 埼玉県さいたま市南区文蔵5-9-15
駐車場: 15台(無料)
HP: https://www.daiei.co.jp/stores/d0794/
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: 非常に少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に少なめ
売場の雰囲気: 特になし
品出し・前出し: 悪い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: アルティフーズ
鮮魚加工者: アルティフーズ
食品レジ: 通常レジ無し、セミセルフレジ3台(1台稼働中)精算機6台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 普通
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
グルメシティ南浦和店は1981年11月18日に「シヅオカヤ」として開業した店舗です。シヅオカヤは1946年に東京・新宿駅前に創業し、1960年よりスーパーマーケットに参入。1984年には中堅スーパー「忠実屋」の傘下に入りますが、その後1994年に忠実屋はダイエーに吸収合併されます。シヅオカヤはダイエーグループの一企業として存続していましたが、1999年には同じく首都圏に食品スーパーを展開する株式会社セイフーへ運営していた21店舗を譲渡し、翌年には法人格も消滅しています。2006年にセイフーは株式会社グルメシティ関東へ名称変更したため、南浦和店の屋号は「シヅオカヤ」「セイフー」「グルメシティ」と移り変わることになりました。
食料品売場の他に若干の肌着・服飾雑貨と生活用品コーナーを設けています。入口から青果、精肉、鮮魚、惣菜と並ぶ配置。野菜は売れ筋に絞り込まれており、陳列量も少ないものの欠品は起こしていません。少量パックは扱っており少人数・単身世帯の需要取り込みを図るものの、有機野菜や地場野菜といった差別化を打ち出せる商品は扱っていません。
精肉、鮮魚ともにアルティフーズからのアウトパックで提供します。精肉ではさつま姫牛など上質なアイテムも少なく、低価格品が中心の品揃え。鮮魚もかなり限られたアイテムのみ並んでおり、家庭での調理や即食など様々な需要に応えているとは言えないでしょう。
惣菜売場は簡単な揚げ物やお弁当は店内調理を実施するものの、その他はプロセスセンター加工を活用。和惣菜はある程度の品揃えを確保しており、高齢者層の多さが窺えます。非生鮮品のコーナーでは、ゴンドラのおよそ半分のスペースを割いて日用消耗品を販売しており、加工食品や菓子は大手ナショナルブランドとトップバリュに絞り込まれています。
平日の昼過ぎということもありますが、あまりにもお客さんが居ませんでした。高齢者や主婦、子連れ、若い男性などがたまに来店されますが、客単価も低め。ちょうど納品のタイミングだったため売場には品出しの従業員さんが3名とレジに1名の4名が勤務されていましたが、店内は常にお客さんの方が少ない状況で、採算が取れているか心配になりました。レジは1名体制でも非常に余裕があり、列が出来ることはありませんでした。
一方で客数が少ないにも関わらず売場は荒れており、品出し・フェイスアップが十分でないため商品が奥の方にあって選びづらい・取りづらいと感じます。鮮度管理も適切に行われておらず、カビが生えていたり、ぶよぶよに柔らかくなったトマトが定価のまま多数販売されていました。値引きを行い食べるかどうかをお客さんに委ねるべきであって、傷んだ商品が通常売場に何個も並んでいるのはあり得ないと思います。売上が厳しい店舗では商品の回転率が低下するため、特に期限が決まっていない青果は古い商品でもギリギリまで販売する場合がありますが、さらにお客さんが離れていくという悪循環に陥ってしまいます。また、このような小規模店であれば店長自ら品出しやレジフォローなどで売場に出る機会も多いと思いますが、店長さんは売場の状況を見て何か気付くことはないのでしょうか。店長がやれという話では無く、現状を把握し従業員に仕事を教えてお店を良くしていくのも店長の大切な仕事です。
京浜東北線と武蔵野線の南浦和駅から徒歩20分程度のところに、グルメシティ南浦和店はあります。
店舗外観。
1981年11月に「シヅオカヤ」として開業した店舗です。 1946年創業のシヅオカヤは1984年に忠実屋の傘下に入りますが、その後1994年に忠実屋はダイエーに吸収合併され、1999年にはシヅオカヤの店舗もセイフーへ譲渡されました。その後2006年にセイフーはグルメシティ関東へと名称を変更したため、南浦和店の屋号はシヅオカヤ→セイフー→グルメシティと移り変わることになりました。

かつては24時間営業していましたが、現在は7時から23時までとなっています。

店舗裏手。事務所部分は2階建てとなっています。

入口にあった「ダイエーグループ」の文字。

青果売場。40年以上営業していますが、最新とは言えないものの改装は実施されており、古さは感じません。

ベーカリーも入口付近に設置されていますが、品揃えは微妙。

季節の果物では、同時期の他社に比べ巨峰やシャインマスカットといった高単価なアイテムが少なめ。

トマトコーナー。
鮮度チェックが不十分なようで、カビが生えていたり、ぶよぶよに柔らかくなったトマトも見られました。

カット野菜コーナー。鍋つゆなど関連陳列にも取り組みます。

売場では半額に見切りされた商品も目立ちます。

「vegetable」と書かれた和日配コーナー。売上不振のためコーナーが縮小された経緯が見てとれます。

納豆と豆腐コーナー。
高級品やこだわり商品は扱いません。

精肉売場はアルティフーズからのアウトパックで提供。

さつま姫牛など上質なアイテムは少ないものの、焼肉セットを販売。
まだ14時ですが既に半額シールが貼られています。

少量パックの比率が高く、個食鍋も販売しています。
それにしても20%引きシールが貼られている商品が多いですね。

冷凍焼き鳥コーナー。
紅葉の飾りつけはセンスがあって良いと思います。

「FRESH MEAT」という名の鮮魚売場。
売場案内が一致していないのは生鮮品の販売が振るわないグルメシティではよく見られる光景ですね。
他社では間延びしてでも位置を変えないものですが、ダイエーは売場スペースの縮小・移動という決断をするようです。

お刺身盛り合わせは698円や998円など種類は揃えますが、14時の時点で1個しか並んでおらず、販売は厳しいようです。

干物や塩干、珍味などは一通り揃います。

「DAILYFOOD」という名の惣菜コーナー。

手の込んだ惣菜は見られませんでした。

弁当はアウトパックが中心ですが、一部は店内調理を実施しています。

唐突に富山名産のますの寿しが販売されていました。

高齢者が多いのか、和惣菜は充実の品揃え。

寿司はアウトパックで提供しており、あまり魅力的ではありません。

惣菜に続いてパンや冷凍食品を配置。

牛乳コーナーではトップバリュベストプライスを訴求。

スイーツコーナーではダイエーと光洋限定のベイクドチーズケーキも販売されていました。

加工食品売場。

ドレッシングコーナー。
1アイテムあたりの在庫が少ないわりにフェイス数を増やしており、売場を持て余し気味。

前出し、フェイスアップが出来ておらず、商品を選びづらい、取りづらいと感じた箇所が複数ありました。

ジャンブル陳列(投げ込み陳列)用の什器なので、もっと乱雑に陳列しても良いと思います。

調味料も在庫をあまり持ちたくないのか陳列量が少なめ。

レジ前の様子。
レジは1名体制でしたが客数が非常に少ないため余裕があり、列が出来ることはありませんでした。

お酒コーナー。

ビールでも欠品や前出し不足が見られました。
期限の長い商品なので、もう少し在庫を持っても良いのではないでしょうか。

わずか2席しかないイートインスペース。
そもそも買物客が非常に少ないため、こちらの利用者も見られませんでした。

狭いコーナーですが、肌着や服飾雑貨を扱っています。

売れ残ったすだれと電気ストーブや湯たんぽが並ぶ生活用品コーナー。

独自の100円均一コーナーも導入していましたが、廃止する方向のようで、半額で売りつくしが行われていました。

グルメシティ南浦和店 店舗概要
開業: 1981年11月18日
売場面積: 1208㎡
営業時間: 7:00~23:00
住所: 埼玉県さいたま市南区文蔵5-9-15
駐車場: 15台(無料)
HP: https://www.daiei.co.jp/stores/d0794/
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: 非常に少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に少なめ
売場の雰囲気: 特になし
品出し・前出し: 悪い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: アルティフーズ
鮮魚加工者: アルティフーズ
食品レジ: 通常レジ無し、セミセルフレジ3台(1台稼働中)精算機6台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 普通
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
グルメシティ南浦和店は1981年11月18日に「シヅオカヤ」として開業した店舗です。シヅオカヤは1946年に東京・新宿駅前に創業し、1960年よりスーパーマーケットに参入。1984年には中堅スーパー「忠実屋」の傘下に入りますが、その後1994年に忠実屋はダイエーに吸収合併されます。シヅオカヤはダイエーグループの一企業として存続していましたが、1999年には同じく首都圏に食品スーパーを展開する株式会社セイフーへ運営していた21店舗を譲渡し、翌年には法人格も消滅しています。2006年にセイフーは株式会社グルメシティ関東へ名称変更したため、南浦和店の屋号は「シヅオカヤ」「セイフー」「グルメシティ」と移り変わることになりました。
食料品売場の他に若干の肌着・服飾雑貨と生活用品コーナーを設けています。入口から青果、精肉、鮮魚、惣菜と並ぶ配置。野菜は売れ筋に絞り込まれており、陳列量も少ないものの欠品は起こしていません。少量パックは扱っており少人数・単身世帯の需要取り込みを図るものの、有機野菜や地場野菜といった差別化を打ち出せる商品は扱っていません。
精肉、鮮魚ともにアルティフーズからのアウトパックで提供します。精肉ではさつま姫牛など上質なアイテムも少なく、低価格品が中心の品揃え。鮮魚もかなり限られたアイテムのみ並んでおり、家庭での調理や即食など様々な需要に応えているとは言えないでしょう。
惣菜売場は簡単な揚げ物やお弁当は店内調理を実施するものの、その他はプロセスセンター加工を活用。和惣菜はある程度の品揃えを確保しており、高齢者層の多さが窺えます。非生鮮品のコーナーでは、ゴンドラのおよそ半分のスペースを割いて日用消耗品を販売しており、加工食品や菓子は大手ナショナルブランドとトップバリュに絞り込まれています。
平日の昼過ぎということもありますが、あまりにもお客さんが居ませんでした。高齢者や主婦、子連れ、若い男性などがたまに来店されますが、客単価も低め。ちょうど納品のタイミングだったため売場には品出しの従業員さんが3名とレジに1名の4名が勤務されていましたが、店内は常にお客さんの方が少ない状況で、採算が取れているか心配になりました。レジは1名体制でも非常に余裕があり、列が出来ることはありませんでした。
一方で客数が少ないにも関わらず売場は荒れており、品出し・フェイスアップが十分でないため商品が奥の方にあって選びづらい・取りづらいと感じます。鮮度管理も適切に行われておらず、カビが生えていたり、ぶよぶよに柔らかくなったトマトが定価のまま多数販売されていました。値引きを行い食べるかどうかをお客さんに委ねるべきであって、傷んだ商品が通常売場に何個も並んでいるのはあり得ないと思います。売上が厳しい店舗では商品の回転率が低下するため、特に期限が決まっていない青果は古い商品でもギリギリまで販売する場合がありますが、さらにお客さんが離れていくという悪循環に陥ってしまいます。また、このような小規模店であれば店長自ら品出しやレジフォローなどで売場に出る機会も多いと思いますが、店長さんは売場の状況を見て何か気付くことはないのでしょうか。店長がやれという話では無く、現状を把握し従業員に仕事を教えてお店を良くしていくのも店長の大切な仕事です。