東京都品川区。
東急大井町線下神明駅から徒歩3分程度のところに、丸正大井町店はあります。
こちらの店舗は2022年12月13日をもって営業を終了しました。
閉店当日に訪れましたのでご紹介いたします。
店舗外観

閉店のお知らせ。
1987年10月8日にオープンし(日本スーパー名鑑より)、35年間に渡って営業してきました。

閉店前日から20%引きの売り尽くしセールを開催していました。

閉店当日の午前中に訪れましたが、商品はほぼ売り切れており、わずかに酒類や野菜が残るのみとなっていました。

当ブログでも過去に閉店する丸正を何店舗か紹介しておりますが、いずれの店舗も大々的な閉店セールなどは行われず、営業最終日には商品がほぼ無くなり、昼過ぎには閉店してしまう場合もありました。

商品の無くなった売場。

冷蔵・冷凍品も全て売り切っていました。
丸正大井町店 店舗概要開業: 1987年10月8日
住所: 東京都品川区二葉1-11-5
HP:
https://www.marusho-chain.jp/storeguidance/145/丸正大井町店は1987年10月8日にオープン。35年という長きに渡って営業していましたが、今回閉店することになりました。運営元の株式会社丸正庄司はかつて品川区に二葉町店も展開していましたが2019年6月に閉店しており、大井町店の閉店に伴い事業撤退になると推測されます。営業最終日はいままで閉店した丸正と同様、大々的な閉店セールなどは行われず、生鮮品の仕入れや惣菜の製造も行っていませんでした。午前中の段階で商品は酒類や野菜などわずかとなっており、いつ閉店してもおかしくない状況でしたが、SNS上に投稿された写真では12時に営業を終了したようです。
丸正チェーン商事は規模縮小に歯止めがかかりません。昨年には丸正ニューフーズが運営する「野方北口店」「野方南口店」が閉店し、今年11月12日には中野丸正遠藤が運営する「武蔵野台駅前店」が閉店。今回丸正庄司が運営する「大井町店」の閉店により、ボランタリーチェーン本部である丸正チェーン商事に加盟する企業は総本店を運営する「株式会社ショッピングセンター丸正総本店」と保谷北口店を運営する「株式会社保谷丸正食品」の2社2店舗のみとなります。1977年に100店舗を超え、かつて首都圏に一大勢力を築いた丸正チェーンは、2022年12月ついに2店舗にまでその規模を縮小させることになりました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、巣ごもり需要で売上が伸長した食品スーパー業界ですが、直近では行動規制の緩和により反動減に陥っています。光熱費の高騰に伴うコスト増と重なって、食料品の値上げが相次いだことで消費者の買い控えも起きており、大手スーパーでさえ増収増益を達成することは難しい状況です。2022年下半期には9月にキッチンストアー(栃木)、10月にツジトミ(京都)、11月にすーぱーこいけ(群馬)の各チェーンストアが、資金繰りの悪化により取引先への支払いが困難となったため、突然営業を停止し破産を申請しました。倒産まで至っていないものの信用調査会社による支払い遅延情報も増加傾向にあり、独立系の中小地場スーパーの経営は厳しさを増しています。