よこまちストア吹上店
- 2022/12/18
- 11:07
青森県八戸市。
JR八戸線の本八戸駅から徒歩32分程度のところに、よこまちストア吹上店はあります。
店舗外観

入口すぐの青果売場。
紅葉も飾り付けられ季節感を演出します。「まける日」というのは「安くする」「おまけをする」という趣旨で、2月上旬に行われる青森県三戸町の伝統行事「三戸名物元祖まける日」を参考にしていると考えられます。

カットフルーツも販売。

生産者の名前が書かれた地場野菜をコーナー展開し、地産地消を呼びかけます。

少量パックも品揃えします。

和日配の納豆コーナー。
地元の太子食品工業の商品が多く並んでおり、関東では主流のおかめ納豆極小粒は取り扱いがありません。

続く鮮魚売場。

お刺身は一般的なアイテムが中心。

冷凍の干物をバイキング形式で提供。

精肉売場。
自社店内での加工と近隣の「新井田店」からも供給を受けて品揃えします。

牛肉では上質なアイテムは見られません。

豚肉では「南部ピュアポーク」鶏肉では「五穀味鶏」など銘柄肉を訴求するほか、「国産めぐみどり」はノントレー包装で環境にも配慮しています。ブラジル産鶏もも肉を100g78円で販売するなど価格訴求も実施。

ベーコン・ハムのコーナー。
よこまちストアは関東の私鉄系スーパーマーケット各社が設立した共同仕入・共同PB開発機構の「八社会」に加盟しており、「Vマークバリュープラス」を取り扱います。加工食品や日用消耗品に加え、ベーコンやチーズなど要冷蔵商品も多数導入しており、遠く離れた関東地区からの物流コストも馬鹿にならないと考えられますが、他のプライベートブランドでは代替できない魅力があるのでしょうか。

「Vマークバリュープラス」のミックスチーズを大量陳列。

牛乳は地元企業の「青森県産萩原牛乳」を低価格で提供。

惣菜売場。

品数は豊富に揃えています。
第13回からあげグランプリ金賞を受賞した「めぐみ鶏唐揚げ(100g188円)」を賞状まで飾って大々的にアピールしていますが、こちらの賞は部門が細かく分けられており、金賞は多数選ばれるため非常に簡単に獲得可能とされています。ちなみに青森県内ではユニバース、紅屋商事、マエダの上位3社は共に第13回からあげグランプリ金賞を受賞しています。

ロースカツ重(430円)に加えプチかつ丼(298円)も品揃えし、少量だけ食べたい・もう1品欲しいといった需要に対応。

握り寿司コーナー。

加工食品は高級品・こだわりの品は見られず、定番品とVマークバリュープラスが中心。

随所にVマークバリュープラスを差し込みます。

こちらでは帯POPも付けて訴求しています。

南部せんべいは均一菓子よりも大きなスペースで展開。

酒売場では八海山の正規販売店であることをアピールしており、製造元の八海醸造株式会社の商品に加え、地酒も種類豊富に取り扱います。

日用消耗品もVマークバリュープラスを導入。

よこまちストア吹上店 店舗概要
開業: 1996年07月18日
売場面積: 817㎡
営業時間: 9:00~21:00
住所: 青森県八戸市吹上5-7-88
駐車場: 125台(無料)
HP: https://yokomachi.com/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%A1%88%E5%86%85/%E5%BA%97%E8%88%97%E6%83%85%E5%A0%B1/%E5%90%B9%E4%B8%8A%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 平日16時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に少なめ
売場の雰囲気: 特筆なし
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、同社新井田店
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 1台(0台稼働中)
食品セミセルフレジ: 3台(2台稼働中)精算機5台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: Vマークバリュープラス
よこまちストアは青森県八戸市に本社を置く株式会社よこまちが八戸市5店舗・三沢市1店舗・五戸町1店舗の計7店舗展開するスーパーマーケットです。1903年に創業し、1961年に有限会社よこまちストアを設立しており、八戸市で最も歴史の長い老舗スーパーとして営業しています。2022年5月期決算は売上高91億6600万円。
2015年には関東の私鉄系スーパーマーケット各社が設立した共同仕入・共同PB開発機構の「八社会」に加盟します。しかし、よこまちは私鉄系のスーパーではなく、他の加盟企業・店舗が一都三県に集中している状況で、あえて八社会に加盟した理由が不明です。店内では加工食品や日用消耗品に加え、ベーコンやチーズなど要冷蔵商品も「Vマークバリュープラス」を多数導入しており、遠く離れた関東地区からの物流コストも馬鹿にならないと考えられますが、他のプライベートブランドでは代替できない魅力があるのでしょうか。
かつては中堅スーパーの長崎屋など16社が加盟し、1995年には総売上高1兆3400億円を誇った八社会ですが、よりスケールメリットの大きいCGCに移行する企業が現れるなど脱退が相次ぎ、規模が縮小。2021年には設立企業の1社である小田急商事もセブンプレミアムの導入に舵を切り、現在供給先は東急・東武・京王・京成・京急・相鉄の各系列スーパーとよこまちの計7社にまで減少しており、総売上高も5000億円程度にとどまっています。現在こうした共同仕入・共同PB開発機構はCGC(シジシージャパン、総売上高4兆6103億円・2019年度)、ニチリウ(日本流通産業、総売上高3兆5482億円・2016年度)、AJS(オール日本スーパーマーケット協会、総売上高2兆4577億円・2019年度)の3社に集約されつつあり、八社会が競争力を維持できるかは不透明です。
入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と配置。青果導入部では地元生産者の名前が記載された地場野菜をコーナー展開。平台には季節を果物を彩り良く並べており、紅葉を使って季節感も演出します。野菜の小分けパックやカット野菜、カットフルーツなど簡便性のある商品も取り扱いを強化。続く鮮魚は丸魚はほぼ扱っておらず、お刺身も品揃えは少なめ。
精肉は自社店内での加工と近隣の「新井田店」からも供給を受けて品揃えします。牛肉はあまり充実していないものの、豚肉では「南部ピュアポーク」鶏肉では「五穀味鶏」など銘柄肉を訴求。「国産めぐみどり」はノントレー包装で環境にも配慮しています。ブラジル産鶏もも肉を100g78円で販売するなど価格訴求も実施。
惣菜は揚げ物や店内調理のお弁当が中心で陳列量も多くなっています。ロースカツ重(430円)に加えプチかつ丼(298円)も品揃えし、様々な需要に対応。第13回からあげグランプリ金賞を受賞した「めぐみ鶏唐揚げ(100g188円)」を賞状まで飾って大々的にアピールしていますが、こちらの賞は部門が細かく分けられており、金賞は多数選ばれるため非常に簡単に獲得可能とされています。ちなみに青森県内ではユニバース、紅屋商事、マエダの上位3社は共に第13回からあげグランプリ金賞を受賞しています。
和洋日配や加工食品では随所で八社会のVマークバリュープラスを差し込みます。高級品・こだわりの品はほぼ取り扱いませんが、十分なアイテム数は確保されている印象。酒売場では八海山の正規販売店であることをアピールしており、製造元の八海醸造株式会社の商品に加え、地酒も種類豊富に展開されています。
平日の夕方訪れましたが、お客さんは少なめで、レジは2台しか開設していないものの列が出来ることはありませんでした。売場面積が狭く、品揃えで競合に劣るため集客に苦戦している様子。駐車場も大きく確保していますが、客単価は低く、カゴ半分に満たない買い物量にとどまっています。
JR八戸線の本八戸駅から徒歩32分程度のところに、よこまちストア吹上店はあります。
店舗外観

入口すぐの青果売場。
紅葉も飾り付けられ季節感を演出します。「まける日」というのは「安くする」「おまけをする」という趣旨で、2月上旬に行われる青森県三戸町の伝統行事「三戸名物元祖まける日」を参考にしていると考えられます。

カットフルーツも販売。

生産者の名前が書かれた地場野菜をコーナー展開し、地産地消を呼びかけます。

少量パックも品揃えします。

和日配の納豆コーナー。
地元の太子食品工業の商品が多く並んでおり、関東では主流のおかめ納豆極小粒は取り扱いがありません。

続く鮮魚売場。

お刺身は一般的なアイテムが中心。

冷凍の干物をバイキング形式で提供。

精肉売場。
自社店内での加工と近隣の「新井田店」からも供給を受けて品揃えします。

牛肉では上質なアイテムは見られません。

豚肉では「南部ピュアポーク」鶏肉では「五穀味鶏」など銘柄肉を訴求するほか、「国産めぐみどり」はノントレー包装で環境にも配慮しています。ブラジル産鶏もも肉を100g78円で販売するなど価格訴求も実施。

ベーコン・ハムのコーナー。
よこまちストアは関東の私鉄系スーパーマーケット各社が設立した共同仕入・共同PB開発機構の「八社会」に加盟しており、「Vマークバリュープラス」を取り扱います。加工食品や日用消耗品に加え、ベーコンやチーズなど要冷蔵商品も多数導入しており、遠く離れた関東地区からの物流コストも馬鹿にならないと考えられますが、他のプライベートブランドでは代替できない魅力があるのでしょうか。

「Vマークバリュープラス」のミックスチーズを大量陳列。

牛乳は地元企業の「青森県産萩原牛乳」を低価格で提供。

惣菜売場。

品数は豊富に揃えています。
第13回からあげグランプリ金賞を受賞した「めぐみ鶏唐揚げ(100g188円)」を賞状まで飾って大々的にアピールしていますが、こちらの賞は部門が細かく分けられており、金賞は多数選ばれるため非常に簡単に獲得可能とされています。ちなみに青森県内ではユニバース、紅屋商事、マエダの上位3社は共に第13回からあげグランプリ金賞を受賞しています。

ロースカツ重(430円)に加えプチかつ丼(298円)も品揃えし、少量だけ食べたい・もう1品欲しいといった需要に対応。

握り寿司コーナー。

加工食品は高級品・こだわりの品は見られず、定番品とVマークバリュープラスが中心。

随所にVマークバリュープラスを差し込みます。

こちらでは帯POPも付けて訴求しています。

南部せんべいは均一菓子よりも大きなスペースで展開。

酒売場では八海山の正規販売店であることをアピールしており、製造元の八海醸造株式会社の商品に加え、地酒も種類豊富に取り扱います。

日用消耗品もVマークバリュープラスを導入。

よこまちストア吹上店 店舗概要
開業: 1996年07月18日
売場面積: 817㎡
営業時間: 9:00~21:00
住所: 青森県八戸市吹上5-7-88
駐車場: 125台(無料)
HP: https://yokomachi.com/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%A1%88%E5%86%85/%E5%BA%97%E8%88%97%E6%83%85%E5%A0%B1/%E5%90%B9%E4%B8%8A%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 平日16時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に少なめ
売場の雰囲気: 特筆なし
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、同社新井田店
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 1台(0台稼働中)
食品セミセルフレジ: 3台(2台稼働中)精算機5台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: Vマークバリュープラス
よこまちストアは青森県八戸市に本社を置く株式会社よこまちが八戸市5店舗・三沢市1店舗・五戸町1店舗の計7店舗展開するスーパーマーケットです。1903年に創業し、1961年に有限会社よこまちストアを設立しており、八戸市で最も歴史の長い老舗スーパーとして営業しています。2022年5月期決算は売上高91億6600万円。
2015年には関東の私鉄系スーパーマーケット各社が設立した共同仕入・共同PB開発機構の「八社会」に加盟します。しかし、よこまちは私鉄系のスーパーではなく、他の加盟企業・店舗が一都三県に集中している状況で、あえて八社会に加盟した理由が不明です。店内では加工食品や日用消耗品に加え、ベーコンやチーズなど要冷蔵商品も「Vマークバリュープラス」を多数導入しており、遠く離れた関東地区からの物流コストも馬鹿にならないと考えられますが、他のプライベートブランドでは代替できない魅力があるのでしょうか。
かつては中堅スーパーの長崎屋など16社が加盟し、1995年には総売上高1兆3400億円を誇った八社会ですが、よりスケールメリットの大きいCGCに移行する企業が現れるなど脱退が相次ぎ、規模が縮小。2021年には設立企業の1社である小田急商事もセブンプレミアムの導入に舵を切り、現在供給先は東急・東武・京王・京成・京急・相鉄の各系列スーパーとよこまちの計7社にまで減少しており、総売上高も5000億円程度にとどまっています。現在こうした共同仕入・共同PB開発機構はCGC(シジシージャパン、総売上高4兆6103億円・2019年度)、ニチリウ(日本流通産業、総売上高3兆5482億円・2016年度)、AJS(オール日本スーパーマーケット協会、総売上高2兆4577億円・2019年度)の3社に集約されつつあり、八社会が競争力を維持できるかは不透明です。
入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と配置。青果導入部では地元生産者の名前が記載された地場野菜をコーナー展開。平台には季節を果物を彩り良く並べており、紅葉を使って季節感も演出します。野菜の小分けパックやカット野菜、カットフルーツなど簡便性のある商品も取り扱いを強化。続く鮮魚は丸魚はほぼ扱っておらず、お刺身も品揃えは少なめ。
精肉は自社店内での加工と近隣の「新井田店」からも供給を受けて品揃えします。牛肉はあまり充実していないものの、豚肉では「南部ピュアポーク」鶏肉では「五穀味鶏」など銘柄肉を訴求。「国産めぐみどり」はノントレー包装で環境にも配慮しています。ブラジル産鶏もも肉を100g78円で販売するなど価格訴求も実施。
惣菜は揚げ物や店内調理のお弁当が中心で陳列量も多くなっています。ロースカツ重(430円)に加えプチかつ丼(298円)も品揃えし、様々な需要に対応。第13回からあげグランプリ金賞を受賞した「めぐみ鶏唐揚げ(100g188円)」を賞状まで飾って大々的にアピールしていますが、こちらの賞は部門が細かく分けられており、金賞は多数選ばれるため非常に簡単に獲得可能とされています。ちなみに青森県内ではユニバース、紅屋商事、マエダの上位3社は共に第13回からあげグランプリ金賞を受賞しています。
和洋日配や加工食品では随所で八社会のVマークバリュープラスを差し込みます。高級品・こだわりの品はほぼ取り扱いませんが、十分なアイテム数は確保されている印象。酒売場では八海山の正規販売店であることをアピールしており、製造元の八海醸造株式会社の商品に加え、地酒も種類豊富に展開されています。
平日の夕方訪れましたが、お客さんは少なめで、レジは2台しか開設していないものの列が出来ることはありませんでした。売場面積が狭く、品揃えで競合に劣るため集客に苦戦している様子。駐車場も大きく確保していますが、客単価は低く、カゴ半分に満たない買い物量にとどまっています。