ナイスフォンテAKITA店
- 2023/01/05
- 12:37
秋田県秋田市。
JR秋田駅から徒歩2分程度のところに、ナイスフォンテAKITA店はあります。
店舗外観。
1980年11月にイトーヨーカドー秋田店を核店舗とした秋田ショッピングセンターとして開業。2010年10月にイトーヨーカドーが撤退して以降は、同じセブン&アイホールディングスの「ザ・ガーデン自由が丘」が地下食料品フロアを担当し「フォンテAKITA」としてリニューアルオープンしますが、2020年2月に「ザ・ガーデン自由が丘」は閉店。跡地には同年4月27日に秋田市を拠点とする地場スーパー「ナイス」が居抜き出店しました。

セブン&アイホールディングスのロフトも出店しています。

ナイスの看板はこちらから見ることが出来ます。
現在は閉店していますが、2019年5月まではレストラン「ファミール」も営業していました。

大規模小売店舗表示板。

定礎板。

フロアガイド。

地下1階がナイスのフロアとなっています。

エスカレーター降りてすぐの青果売場。

短期間での居抜き出店となったため、売場のレイアウトや内装はザ・ガーデン自由が丘時代からあまり変わっていないと見られます。

後ろのボードには「スイート フルーツ」と書いてありますが地場野菜コーナーを配置。

地元生産者が製造した漬物も販売します。

秋田県の郷土料理「きりたんぽ」を野菜コーナーで関連陳列。

長ネギやせりなど使用する野菜と並べて提案します。

「ちぢみほうれんそう」「わさび菜」「大根菜」「しろ菜」といった関東地区ではあまり見られない野菜も並びます。

薬味野菜も充実。

トマトも種類豊富に揃えています。

青果売場に隣接してドレッシング・マヨネーズを配置するのはイトーヨーカドーなど大手スーパーではよく目にしますが、地方スーパーでは珍しいと感じます。ザ・ガーデン自由が丘の配置をそのまま受け継いだのでしょうか。

納豆コーナー。

鮮魚売場。

冬のわずかな期間しか獲れない秋田県の県魚「はたはた」が大量に並びます。

鮮魚売場で「魚屋の鮨」を展開。大トロや中トロなど贅沢なネタも入っています。
お刺身盛り合わせは4点盛り598円など標準的な品揃え。

しめさばが充実。

冷凍ショーケースでは「はたはた寿司」なども見られました。

壁面に沿って鮮魚、精肉、惣菜と続ています。

精肉はプロセスセンター加工を実施。規模の小さいチェーンですが、2014年より水産・畜産の両プロセスセンターを稼働させています。

100g1480円の秋田牛ステーキ肉・すき焼き用肉など高級品も販売。

豚肉、鶏肉で銘柄肉は見られませんが、使い切りの少量パックなど単身・少人数世帯に配慮したアイテムも取り扱います。

惣菜売場。

季節感のある商品が多く、「どっさり!自家製牡蠣めし重」(398円)など工夫を凝らした魅力的な弁当も並びます。

魚惣菜や焼き鳥、中華惣菜や寿司などもバラエティに富んだラインナップとなっており、駅利用者の需要取り込みを目指しています。

寿司コーナー。

揚げ物は夕方にも出来立てを提供します。

包装パンコーナーでは地元「たけや製パン」の比率が高く、「学生調理」や「アベックトースト」といった独特なネーミングの商品も見られました。

充実したデザートコーナー。
たけや製パンの「バナナボート」は味のバリエーションが多いですね。

冷凍食品コーナー。

バウムクーヘンやカステラが充実。

加工食品売場。

秋田県を代表する漬物「いぶりがっこ」を大きくコーナー展開。

レトルトカレーは500円を超える商品まで幅広く揃えています。

ペットボトル飲料コーナー。

ナイスはCGCなど共同仕入機構には加盟していないものの、飲料コーナーではバロー(岐阜)のプライベートブランド「Vセレクト」を取り扱いしています。

資本関係も無く、岐阜から遠く離れた土地でプライベートブランドを導入してもらうバローの営業術には感心します。

ビールコーナー。
「秋田美人のビール」「なまはげIPA」といったご当地商品も取り扱います。

イトーヨーカドー時代から規模は縮小されていますが、地下にはフードコートも営業しています。

ナイスフォンテAKITA店 店舗概要
開業: 2021年04月27日
売場面積: 1400㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:30~20:00
住所: 秋田県秋田市中通2丁目8-1
駐車場: 無し
HP: https://www.nices.co.jp/shop/fonte-akita
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者、若年単身者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい、きれい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ナイス畜産プロセスセンター、自社店内(一部)
鮮魚加工者: 自社店内、ナイス水産プロセスセンター(一部)
食品通常レジ: 1台(0台稼働中)
食品セミセルフレジ: 4台(4台稼働中)精算機6台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 一部バロー(Vセレクト)
現在は「フォンテAKITA」として営業してる建物ですが、1980年11月にイトーヨーカドー秋田店を核店舗とした秋田ショッピングセンターとして開業し、2010年10月まで営業していました。イトーヨーカドー撤退後は同じセブン&アイホールディングスのザ・ガーデン自由が丘が地下食料品フロアを担当していましたが、2020年2月に閉店。跡地には同年4月27日に秋田市を拠点とする地場スーパー「ナイス」が居抜き出店しました。ナイスは秋田市内を中心に県内11店舗を展開。2022年度の売上高は190億円となっています。
短期間での居抜きということもあり、内装や売場配置はほぼ変わっていない模様です。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と配置。青果では導入部に地場野菜コーナーを展開するほか、珍しい野菜の取り扱いや充実した薬味野菜など、ザ・ガーデン自由が丘時代の顧客を意識した上質志向な需要にも応える品揃えも見られました。ドレッシングやマヨネーズを青果売場に隣接して配置するのは大手スーパーではよく目にしますが、地方スーパーでは異例とも言えます。ザ・ガーデン自由が丘の配置をそのまま受け継いだのでしょうか。
鮮魚売場は調理も承るとしていますが丸魚の扱いは少なく、「はたはた」や「しめさば」は充実しているものの、お刺身盛り合わせは4点盛り598円などオーソドックスな品揃えとなっています。精肉はプロセスセンター加工を実施。規模の小さいチェーンですが、2014年より水産・畜産の両プロセスセンターを稼働させています。100g1480円の秋田牛ステーキ肉・すき焼き用肉など高級品も揃えますが、基本的には定番品が多く、味付け肉や個食鍋、使い切りの少量パックなど単身・少人数世帯に配慮したきめ細やかな品揃えが見受けられます。
惣菜では季節感のある商品が多く、「どっさり!自家製牡蠣めし重」(398円)など工夫を凝らした魅力的な弁当も並びます。魚惣菜や焼き鳥、中華惣菜や寿司などもバラエティに富んだラインナップとなっており、駅利用者の需要取り込みを目指しています。洋日配コーナーを抜けて最終コーナーには冷凍食品コーナーを大きく展開しています。
加工食品は大手ナショナルブランドが中心となっており、調味料は競争力ある価格も一部で見られますが、菓子は割高に感じました。「いぶりがっこ」をエンドでコーナー展開するなど、観光客が立ち寄ることも想定した品揃えも見られました。CGCなどの共同仕入機構には加盟していないものの、飲料コーナーではバロー(岐阜)のプライベートブランド「Vセレクト」を取り扱いしています。資本関係も無く、岐阜から遠く離れた土地でプライベートブランドを導入してもらうバローの営業術には感心します。
平日夕方だけあって主婦や高齢者に加え単身者と見られる方も見受けられました。徒歩や自転車での来店が中心ということもあり客単価は少なめですが、客数は多く特に惣菜が好調に動いていました。レジの稼働率は高く、お客さんが待っている場面はほとんどありませんでした。
JR秋田駅から徒歩2分程度のところに、ナイスフォンテAKITA店はあります。
店舗外観。
1980年11月にイトーヨーカドー秋田店を核店舗とした秋田ショッピングセンターとして開業。2010年10月にイトーヨーカドーが撤退して以降は、同じセブン&アイホールディングスの「ザ・ガーデン自由が丘」が地下食料品フロアを担当し「フォンテAKITA」としてリニューアルオープンしますが、2020年2月に「ザ・ガーデン自由が丘」は閉店。跡地には同年4月27日に秋田市を拠点とする地場スーパー「ナイス」が居抜き出店しました。

セブン&アイホールディングスのロフトも出店しています。

ナイスの看板はこちらから見ることが出来ます。
現在は閉店していますが、2019年5月まではレストラン「ファミール」も営業していました。

大規模小売店舗表示板。

定礎板。

フロアガイド。

地下1階がナイスのフロアとなっています。

エスカレーター降りてすぐの青果売場。

短期間での居抜き出店となったため、売場のレイアウトや内装はザ・ガーデン自由が丘時代からあまり変わっていないと見られます。

後ろのボードには「スイート フルーツ」と書いてありますが地場野菜コーナーを配置。

地元生産者が製造した漬物も販売します。

秋田県の郷土料理「きりたんぽ」を野菜コーナーで関連陳列。

長ネギやせりなど使用する野菜と並べて提案します。

「ちぢみほうれんそう」「わさび菜」「大根菜」「しろ菜」といった関東地区ではあまり見られない野菜も並びます。

薬味野菜も充実。

トマトも種類豊富に揃えています。

青果売場に隣接してドレッシング・マヨネーズを配置するのはイトーヨーカドーなど大手スーパーではよく目にしますが、地方スーパーでは珍しいと感じます。ザ・ガーデン自由が丘の配置をそのまま受け継いだのでしょうか。

納豆コーナー。

鮮魚売場。

冬のわずかな期間しか獲れない秋田県の県魚「はたはた」が大量に並びます。

鮮魚売場で「魚屋の鮨」を展開。大トロや中トロなど贅沢なネタも入っています。
お刺身盛り合わせは4点盛り598円など標準的な品揃え。

しめさばが充実。

冷凍ショーケースでは「はたはた寿司」なども見られました。

壁面に沿って鮮魚、精肉、惣菜と続ています。

精肉はプロセスセンター加工を実施。規模の小さいチェーンですが、2014年より水産・畜産の両プロセスセンターを稼働させています。

100g1480円の秋田牛ステーキ肉・すき焼き用肉など高級品も販売。

豚肉、鶏肉で銘柄肉は見られませんが、使い切りの少量パックなど単身・少人数世帯に配慮したアイテムも取り扱います。

惣菜売場。

季節感のある商品が多く、「どっさり!自家製牡蠣めし重」(398円)など工夫を凝らした魅力的な弁当も並びます。

魚惣菜や焼き鳥、中華惣菜や寿司などもバラエティに富んだラインナップとなっており、駅利用者の需要取り込みを目指しています。

寿司コーナー。

揚げ物は夕方にも出来立てを提供します。

包装パンコーナーでは地元「たけや製パン」の比率が高く、「学生調理」や「アベックトースト」といった独特なネーミングの商品も見られました。

充実したデザートコーナー。
たけや製パンの「バナナボート」は味のバリエーションが多いですね。

冷凍食品コーナー。

バウムクーヘンやカステラが充実。

加工食品売場。

秋田県を代表する漬物「いぶりがっこ」を大きくコーナー展開。

レトルトカレーは500円を超える商品まで幅広く揃えています。

ペットボトル飲料コーナー。

ナイスはCGCなど共同仕入機構には加盟していないものの、飲料コーナーではバロー(岐阜)のプライベートブランド「Vセレクト」を取り扱いしています。

資本関係も無く、岐阜から遠く離れた土地でプライベートブランドを導入してもらうバローの営業術には感心します。

ビールコーナー。
「秋田美人のビール」「なまはげIPA」といったご当地商品も取り扱います。

イトーヨーカドー時代から規模は縮小されていますが、地下にはフードコートも営業しています。

ナイスフォンテAKITA店 店舗概要
開業: 2021年04月27日
売場面積: 1400㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:30~20:00
住所: 秋田県秋田市中通2丁目8-1
駐車場: 無し
HP: https://www.nices.co.jp/shop/fonte-akita
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者、若年単身者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい、きれい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ナイス畜産プロセスセンター、自社店内(一部)
鮮魚加工者: 自社店内、ナイス水産プロセスセンター(一部)
食品通常レジ: 1台(0台稼働中)
食品セミセルフレジ: 4台(4台稼働中)精算機6台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 一部バロー(Vセレクト)
現在は「フォンテAKITA」として営業してる建物ですが、1980年11月にイトーヨーカドー秋田店を核店舗とした秋田ショッピングセンターとして開業し、2010年10月まで営業していました。イトーヨーカドー撤退後は同じセブン&アイホールディングスのザ・ガーデン自由が丘が地下食料品フロアを担当していましたが、2020年2月に閉店。跡地には同年4月27日に秋田市を拠点とする地場スーパー「ナイス」が居抜き出店しました。ナイスは秋田市内を中心に県内11店舗を展開。2022年度の売上高は190億円となっています。
短期間での居抜きということもあり、内装や売場配置はほぼ変わっていない模様です。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と配置。青果では導入部に地場野菜コーナーを展開するほか、珍しい野菜の取り扱いや充実した薬味野菜など、ザ・ガーデン自由が丘時代の顧客を意識した上質志向な需要にも応える品揃えも見られました。ドレッシングやマヨネーズを青果売場に隣接して配置するのは大手スーパーではよく目にしますが、地方スーパーでは異例とも言えます。ザ・ガーデン自由が丘の配置をそのまま受け継いだのでしょうか。
鮮魚売場は調理も承るとしていますが丸魚の扱いは少なく、「はたはた」や「しめさば」は充実しているものの、お刺身盛り合わせは4点盛り598円などオーソドックスな品揃えとなっています。精肉はプロセスセンター加工を実施。規模の小さいチェーンですが、2014年より水産・畜産の両プロセスセンターを稼働させています。100g1480円の秋田牛ステーキ肉・すき焼き用肉など高級品も揃えますが、基本的には定番品が多く、味付け肉や個食鍋、使い切りの少量パックなど単身・少人数世帯に配慮したきめ細やかな品揃えが見受けられます。
惣菜では季節感のある商品が多く、「どっさり!自家製牡蠣めし重」(398円)など工夫を凝らした魅力的な弁当も並びます。魚惣菜や焼き鳥、中華惣菜や寿司などもバラエティに富んだラインナップとなっており、駅利用者の需要取り込みを目指しています。洋日配コーナーを抜けて最終コーナーには冷凍食品コーナーを大きく展開しています。
加工食品は大手ナショナルブランドが中心となっており、調味料は競争力ある価格も一部で見られますが、菓子は割高に感じました。「いぶりがっこ」をエンドでコーナー展開するなど、観光客が立ち寄ることも想定した品揃えも見られました。CGCなどの共同仕入機構には加盟していないものの、飲料コーナーではバロー(岐阜)のプライベートブランド「Vセレクト」を取り扱いしています。資本関係も無く、岐阜から遠く離れた土地でプライベートブランドを導入してもらうバローの営業術には感心します。
平日夕方だけあって主婦や高齢者に加え単身者と見られる方も見受けられました。徒歩や自転車での来店が中心ということもあり客単価は少なめですが、客数は多く特に惣菜が好調に動いていました。レジの稼働率は高く、お客さんが待っている場面はほとんどありませんでした。