レッドキャベツみらい長崎ココウォーク店
- 2023/01/11
- 20:28
長崎県長崎市。
長崎電気軌道の「茂里町」電停で下車、徒歩1分程度のところに、レッドキャベツみらい長崎ココウォーク店はあります。
店舗外観。
みらい長崎ココウォークは2008年10月にオープンした複合商業施設で、バスターミナルを併設し、大型の観覧車も設置されています。レッドキャベツはかつて山口県と九州北部に2013年時点で41店舗を展開していましたが、2014年9月にイオン傘下に入ってから閉店や譲渡・転換が相次ぎ、「レッドキャベツ」の屋号を掲げる店舗は現在「みらい長崎ココウォーク店」の1店舗のみとなっています。
レッドキャベツ入口。
1階の大半がバスターミナルとなっているため、レッドキャベツは2階に売場を設けています。
贈答用の果物やカットフルーツコーナー。熊本県特産の晩白柚も販売されています。
「長崎百菜会」と称して地場野菜もコーナー展開。この裏手には葉物野菜も並んでいます。
トップバリュグリーンアイのオーガニック野菜も導入。
レッドキャベツの折りたたみコンテナも今では珍しいものになっています。
「キャベツ」と「サラダキャベツ」と「グリーンボール」という似たような野菜が販売されていましたが、地元の方は使い分けをされているのでしょうか。
ちなみに店名にもなっている野菜・レッドキャベツ(紫キャベツ)は取り扱いこそあるようですが、当日は欠品していました。
(写真最上段のサニーレタス小分けとペコロスの間にレッドキャベツ1/4カット98円が確認できます)
和日配コーナー。
店名はレッドキャベツのままですが、運営はマックスバリュ九州を経て現在はイオン九州が行っているため、売場各所ではトップバリュが見られます。
鮮魚売場。
2019年9月に運営がマックスバリュ九州へ移管されていますが、大幅な改装は行っていないようで、レッドキャベツ時代の特徴的な内装が残っています。私が以前訪れた山口県宇部市の新天町店(現在は閉店)も、生鮮品を中心に内装は凝っていた印象があります。
ちなみに鮮魚売場を「レッドオーシャン」と表記。レッドオーシャンとは「血で血を洗うような激しい競争状態にある既存市場」のことを指すのですが、意味を理解しているのでしょうか。
鮮魚売場は直営のため、それほど特色ある品揃えではありません。
握り寿司は1人前498円と980円のアイテムを販売し、2極化する需要に対応。
長崎杉蒲の魚のすり身。市内の多くのスーパーで取り扱いがあります。
精肉売場は「RED RANCH」(赤い牧場)と表記。レッドキャベツという店名にこじつけて何でも赤くしています。
精肉は専門店のダイキョウ食品が担当。対面量り売りコーナーも設けており、地元の「長崎和牛」を中心として希少部位や熟成肉も並びます。
長崎和牛、黒毛和牛といった上質な牛肉をボリューム展開。
食べ比べのできる盛り合わせも販売。
牛タンづくし(4480円)は舟盛りで販売します。
肉の盛り付け方は見た目にも華やかさを感じさせ、専門店らしい高級志向な品揃えは圧巻です。
牛タンしゃぶしゃぶといった食べ方提案も行います。
豚や鶏もブランド・銘柄肉を積極的に打ち出し、充実の品揃えです。
地元企業の長崎雲仙ハムが発売する雲仙ソーセージも並んでいます。
洋日配コーナーの牛乳。
トップバリュ商品は控えめです。
惣菜売場。
ダイキョウ食品は肉惣菜も手掛けており、「お肉屋さんの手作りお惣菜コーナー」と称して豚角煮、鶏むね肉のみぞれ煮、ロールキャベツ、とり肝しぐれ煮、豚足煮込みなど手の込んだ惣菜も展開しています。
ドレッシングコーナー。
加工食品では大手ナショナルブランドとトップバリュが中心です。
一部で「こだわりの逸品」というプライスカードを用い高級品も取り入れます。
菓子売場通路。
レジは有人レジ6台と完全セルフレジ8台が用意されており、売上は比較的高いと推測されます。
レッドキャベツみらい長崎ココウォーク店 店舗概要
開業: 2008年10月01日
売場面積: 1696㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00~23:00
住所: 長崎県長崎市茂里町1-55
駐車場: 905台(施設共用)
HP: https://aeonkyushu-maxvalu.info/shop/detail/155
店内・売場の様子
時間帯: 10時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 落ち着いた
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ダイキョウ食品株式会社(テナント)
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 2台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 4台(2台稼働中)精算機8台
食品完全セルフレジ: 8台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し(施設内にあり)
プライベートブランド: トップバリュ
今回訪れたレッドキャベツみらい長崎ココウォーク店は、日本国内に現存する最後の「レッドキャベツ」です。かつては山口県下関市に本社を置き、山口県と九州北部に展開する独立系スーパーでした。2013年7月期の売上高は307億円8700万円。当時は山口、福岡、長崎、佐賀、熊本にて合計41店舗を運営していました。
2014年9月にはイオンがレッドキャベツの株式86.7%をおよそ10億円で取得し連結子会社すると発表され、イオンの傘下に入りました。その後は店舗の閉鎖・譲渡が相次ぎ、みらい長崎ココウォーク店は2019年9月1日にマックスバリュ九州(のちのイオン九州)へ運営が移管されましたが、他店と異なり屋号は変更されませんでした。2020年3月21日には最終的に残っていたレッドキャベツ運営の13店舗がマックスバリュ九州へ移管され、同年11月にかけて「マックスバリュ」や「ザ・ビッグ」へ転換が行われました。株式会社レッドキャベツが運営する店舗は消滅し、「レッドキャベツ」の屋号を掲げる店舗は2022年12月現在でみらい長崎ココウォーク店の1店舗のみとなっています。
みらい長崎ココウォークは2008年10月にオープンした複合商業施設で、バスターミナルを併設し、大型の観覧車も設置されています。1階の大半がバスターミナルとなっているため、レッドキャベツは2階に売場を設けています。2万7466平米という長崎市内随一の規模を誇るショッピングセンターの割にはやや手狭な1696平米の売場面積にとどまっており、家族連れで買い物するには通路幅も十分ではありません。SC内に生鮮品を扱う専門店が出店するわけでもないため、需要を満たせているのか疑問です。
現在の運営はイオン九州ですが、2019年の運営移管時には大幅な改装は行っていないようで、私が以前訪れた山口県宇部市の新天町店(現在は閉店)と似たレッドキャベツ時代の意匠が残っています。導入部から青果、鮮魚、精肉、惣菜と壁面に沿って左回りに配置する一般的なレイアウトです。青果はイオンらしく少量・小分けパックが充実しており、トップバリュグリーンアイのオーガニック野菜も導入します。「キャベツ」と「サラダキャベツ」と「グリーンボール」という似たような野菜が販売されていましたが、地元の方は使い分けをされているのでしょうか。ちなみに店名にもなっている野菜・レッドキャベツ(紫キャベツ)は取り扱いこそあるようですが、当日は欠品していました。
鮮魚売場はそれほど特色ある品揃えではありませんが、精肉は専門店のダイキョウ食品株式会社が担当。対面量り売りコーナーを設けるほか、地元の「長崎和牛」を中心として希少部位や熟成肉も販売し、ハレの日需要を満たす豪勢な商品が数多く並びます。1パック3000円を超えるような高単価なアイテムも販売。肉の盛り付け方は見た目にも華やかさを感じさせ、専門店らしい高級志向な品揃えは圧巻です。
惣菜はおにぎりや弁当の陳列量が多くなっていますが、品揃えとしては一般的です。ダイキョウ食品は肉惣菜も手掛けており、豚角煮、鶏むね肉のみぞれ煮、ロールキャベツ、とり肝しぐれ煮、豚足煮込みなど手の込んだ惣菜も展開しています。加工食品では大手ナショナルブランドとトップバリュが基調となっていますが、「こだわりの逸品」と題して高級品の売り込みも図ります。
朝10時という早い時間の訪問だったため、客数は疎らで、客単価もさほど高くありませんでした。一方で生鮮品・惣菜も朝から商品はきちんと並んでいる印象。レジは有人レジ6台と完全セルフレジ8台が用意されており売上は比較的高いと推測されますが、SC内立地のため休日は賑わうのではないでしょうか。
長崎電気軌道の「茂里町」電停で下車、徒歩1分程度のところに、レッドキャベツみらい長崎ココウォーク店はあります。
店舗外観。
みらい長崎ココウォークは2008年10月にオープンした複合商業施設で、バスターミナルを併設し、大型の観覧車も設置されています。レッドキャベツはかつて山口県と九州北部に2013年時点で41店舗を展開していましたが、2014年9月にイオン傘下に入ってから閉店や譲渡・転換が相次ぎ、「レッドキャベツ」の屋号を掲げる店舗は現在「みらい長崎ココウォーク店」の1店舗のみとなっています。
レッドキャベツ入口。
1階の大半がバスターミナルとなっているため、レッドキャベツは2階に売場を設けています。
贈答用の果物やカットフルーツコーナー。熊本県特産の晩白柚も販売されています。
「長崎百菜会」と称して地場野菜もコーナー展開。この裏手には葉物野菜も並んでいます。
トップバリュグリーンアイのオーガニック野菜も導入。
レッドキャベツの折りたたみコンテナも今では珍しいものになっています。
「キャベツ」と「サラダキャベツ」と「グリーンボール」という似たような野菜が販売されていましたが、地元の方は使い分けをされているのでしょうか。
ちなみに店名にもなっている野菜・レッドキャベツ(紫キャベツ)は取り扱いこそあるようですが、当日は欠品していました。
(写真最上段のサニーレタス小分けとペコロスの間にレッドキャベツ1/4カット98円が確認できます)
和日配コーナー。
店名はレッドキャベツのままですが、運営はマックスバリュ九州を経て現在はイオン九州が行っているため、売場各所ではトップバリュが見られます。
鮮魚売場。
2019年9月に運営がマックスバリュ九州へ移管されていますが、大幅な改装は行っていないようで、レッドキャベツ時代の特徴的な内装が残っています。私が以前訪れた山口県宇部市の新天町店(現在は閉店)も、生鮮品を中心に内装は凝っていた印象があります。
ちなみに鮮魚売場を「レッドオーシャン」と表記。レッドオーシャンとは「血で血を洗うような激しい競争状態にある既存市場」のことを指すのですが、意味を理解しているのでしょうか。
鮮魚売場は直営のため、それほど特色ある品揃えではありません。
握り寿司は1人前498円と980円のアイテムを販売し、2極化する需要に対応。
長崎杉蒲の魚のすり身。市内の多くのスーパーで取り扱いがあります。
精肉売場は「RED RANCH」(赤い牧場)と表記。レッドキャベツという店名にこじつけて何でも赤くしています。
精肉は専門店のダイキョウ食品が担当。対面量り売りコーナーも設けており、地元の「長崎和牛」を中心として希少部位や熟成肉も並びます。
長崎和牛、黒毛和牛といった上質な牛肉をボリューム展開。
食べ比べのできる盛り合わせも販売。
牛タンづくし(4480円)は舟盛りで販売します。
肉の盛り付け方は見た目にも華やかさを感じさせ、専門店らしい高級志向な品揃えは圧巻です。
牛タンしゃぶしゃぶといった食べ方提案も行います。
豚や鶏もブランド・銘柄肉を積極的に打ち出し、充実の品揃えです。
地元企業の長崎雲仙ハムが発売する雲仙ソーセージも並んでいます。
洋日配コーナーの牛乳。
トップバリュ商品は控えめです。
惣菜売場。
ダイキョウ食品は肉惣菜も手掛けており、「お肉屋さんの手作りお惣菜コーナー」と称して豚角煮、鶏むね肉のみぞれ煮、ロールキャベツ、とり肝しぐれ煮、豚足煮込みなど手の込んだ惣菜も展開しています。
ドレッシングコーナー。
加工食品では大手ナショナルブランドとトップバリュが中心です。
一部で「こだわりの逸品」というプライスカードを用い高級品も取り入れます。
菓子売場通路。
レジは有人レジ6台と完全セルフレジ8台が用意されており、売上は比較的高いと推測されます。
レッドキャベツみらい長崎ココウォーク店 店舗概要
開業: 2008年10月01日
売場面積: 1696㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00~23:00
住所: 長崎県長崎市茂里町1-55
駐車場: 905台(施設共用)
HP: https://aeonkyushu-maxvalu.info/shop/detail/155
店内・売場の様子
時間帯: 10時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 落ち着いた
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ダイキョウ食品株式会社(テナント)
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 2台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 4台(2台稼働中)精算機8台
食品完全セルフレジ: 8台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し(施設内にあり)
プライベートブランド: トップバリュ
今回訪れたレッドキャベツみらい長崎ココウォーク店は、日本国内に現存する最後の「レッドキャベツ」です。かつては山口県下関市に本社を置き、山口県と九州北部に展開する独立系スーパーでした。2013年7月期の売上高は307億円8700万円。当時は山口、福岡、長崎、佐賀、熊本にて合計41店舗を運営していました。
2014年9月にはイオンがレッドキャベツの株式86.7%をおよそ10億円で取得し連結子会社すると発表され、イオンの傘下に入りました。その後は店舗の閉鎖・譲渡が相次ぎ、みらい長崎ココウォーク店は2019年9月1日にマックスバリュ九州(のちのイオン九州)へ運営が移管されましたが、他店と異なり屋号は変更されませんでした。2020年3月21日には最終的に残っていたレッドキャベツ運営の13店舗がマックスバリュ九州へ移管され、同年11月にかけて「マックスバリュ」や「ザ・ビッグ」へ転換が行われました。株式会社レッドキャベツが運営する店舗は消滅し、「レッドキャベツ」の屋号を掲げる店舗は2022年12月現在でみらい長崎ココウォーク店の1店舗のみとなっています。
みらい長崎ココウォークは2008年10月にオープンした複合商業施設で、バスターミナルを併設し、大型の観覧車も設置されています。1階の大半がバスターミナルとなっているため、レッドキャベツは2階に売場を設けています。2万7466平米という長崎市内随一の規模を誇るショッピングセンターの割にはやや手狭な1696平米の売場面積にとどまっており、家族連れで買い物するには通路幅も十分ではありません。SC内に生鮮品を扱う専門店が出店するわけでもないため、需要を満たせているのか疑問です。
現在の運営はイオン九州ですが、2019年の運営移管時には大幅な改装は行っていないようで、私が以前訪れた山口県宇部市の新天町店(現在は閉店)と似たレッドキャベツ時代の意匠が残っています。導入部から青果、鮮魚、精肉、惣菜と壁面に沿って左回りに配置する一般的なレイアウトです。青果はイオンらしく少量・小分けパックが充実しており、トップバリュグリーンアイのオーガニック野菜も導入します。「キャベツ」と「サラダキャベツ」と「グリーンボール」という似たような野菜が販売されていましたが、地元の方は使い分けをされているのでしょうか。ちなみに店名にもなっている野菜・レッドキャベツ(紫キャベツ)は取り扱いこそあるようですが、当日は欠品していました。
鮮魚売場はそれほど特色ある品揃えではありませんが、精肉は専門店のダイキョウ食品株式会社が担当。対面量り売りコーナーを設けるほか、地元の「長崎和牛」を中心として希少部位や熟成肉も販売し、ハレの日需要を満たす豪勢な商品が数多く並びます。1パック3000円を超えるような高単価なアイテムも販売。肉の盛り付け方は見た目にも華やかさを感じさせ、専門店らしい高級志向な品揃えは圧巻です。
惣菜はおにぎりや弁当の陳列量が多くなっていますが、品揃えとしては一般的です。ダイキョウ食品は肉惣菜も手掛けており、豚角煮、鶏むね肉のみぞれ煮、ロールキャベツ、とり肝しぐれ煮、豚足煮込みなど手の込んだ惣菜も展開しています。加工食品では大手ナショナルブランドとトップバリュが基調となっていますが、「こだわりの逸品」と題して高級品の売り込みも図ります。
朝10時という早い時間の訪問だったため、客数は疎らで、客単価もさほど高くありませんでした。一方で生鮮品・惣菜も朝から商品はきちんと並んでいる印象。レジは有人レジ6台と完全セルフレジ8台が用意されており売上は比較的高いと推測されますが、SC内立地のため休日は賑わうのではないでしょうか。