新大工町ファンスクエア
- 2023/01/13
- 12:35
長崎県長崎市。
長崎電気軌道の「新大工町」電停すぐのところに、新大工町ファンスクエアはあります。
2014年2月末に営業を終了した長崎玉屋(佐世保玉屋長崎支店)の跡地に、2022年11月19日開業しました。
店舗外観。
上層階は分譲マンションとなっています。

1階から3階は商業区画となっており、1階は惣菜や茶、和洋菓子など12のテナントが入る「味彩横丁」と地場スーパー「ジョイフルサン」で構成。2階には長崎玉屋が再出店し、衣料品や雑貨のセレクトショップ、飲食店の他、韓国食品を扱う「イエスマート」も入居させます。3階は100円ショップ「ダイソー」に加え、同社が展開する300円ショップ業態のTHREEPPY(スリーピー)も出店します。

商店街側の入口。

フロアガイド。

かつて長崎玉屋の1階にあった「新大工町市場」の名称を復活させました。

「味彩横丁」

テナント一覧。

スーパー「ジョイフルサン」と「味彩横丁」の通路。

ジョイフルサン新大工町ファンスクエア店を見ていきます。

「joyfulsun」のJを取って「ジェイズガーデンマルシェ」と名付けているようです。

導入部の青果売場。
売場には開店祝いの胡蝶蘭がずらりと並び、華々しい雰囲気となっています。
デジタルサイネージを設置し、おすすめ商品の紹介やレシピ提案なども実施。

青果では珍しい野菜や高級な果物も取り揃えており、贈答用の果物も販売します。
しかしロマネスコ1個980円というのは割高に感じます。

和日配コーナー。
青果、日配、加工食品には電子棚札を導入しています。

名物のちゃんぽんが幅を利かせています。

壁面に沿って精肉、鮮魚、惣菜と続いています。

牛肉コーナー。

佐賀県産伊万里牛シャトーブリアン(100g2180円)、サーロインステーキ(100g1380円)や長崎和牛のミスジ(100g980円)といった上質な牛肉を種類豊富に展開。

長崎県産芳寿豚。

鹿児島県産薩摩赤鶏など銘柄肉も訴求します。

鮮魚売場。

鮮魚は専門店の有限会社きくすいが担当。お刺身は充実しており3点盛り580円、5点盛り780円など専門店としてはお手頃な価格帯で提供します。

単品お造りも充実した品揃え。

丸魚の販売にも注力します。

握り寿司では桶を模した容器に入れられた1人前980円の商品を販売するほか、海鮮丼やちらし寿司も彩り鮮やかで贅沢な商品を強化します。

惣菜売場。

南蛮煮、紫陽花揚げ、鯨じゃが、といった長崎の郷土料理をコーナー展開。

お弁当も449円から498円程度のアイテムを中心に揃えるなどやや高級路線ですが、素材にこだわった魅力的な商品が多く見られました。

洋日配コーナー。
胡蝶蘭の数が凄いですね。

成城石井の商品もアイランド什器に立体的に陳列して訴求します。

均一菓子は山崎製パンの良味100選を導入。

加工食品でも高級品・こだわりの品を積極的に導入します。一方で調味料などは狭い売場に多数のアイテムを詰め込んだため1フェイスのみという棚割りも見受けられ、バックヤードの在庫が凄い量になっていないか心配です。

日本全国から集めた国産蜂蜜コーナー。

2階は長崎玉屋のフロア。

こちらは衣料品セレクトショップ「ローズエッセンス」のコーナー。天井は配管剥き出しですが、これはこれで洗練された空間を演出。

売場も狭く、商品数はそれほど多くありません。

12月に訪れたためこのような商品(展示ではなく売り物)も見られましたが、クリスマス装飾品は中には10万円近い品もある非常に高価なもので、一般のお客さんが購入されることを想定しているのか疑問です。

唯一賑わっていたのが韓国食品を扱う「イエスマート」でした。

陳列は簡素ですが品揃えは豊富で、若年層の女性を中心に支持を集めているようです。

ローズバーというお酒を楽しめる空間も用意されていましたが、営業時間なども記載がなく、イベント時のみ利用可能なのでしょうか。

3階は1フロアまるごとダイソーが入居します。

ジョイフルサン新大工町ファンスクエア店 店舗概要
開業: 2022年11月19日
売場面積: 約1000㎡(見た感じ)
営業時間: 9:00-22:00
住所: 長崎県長崎市新大工町5−35
駐車場: 150台
HP: https://joyfulsun.co.jp/shindaiku/
新大工町ファンスクエアのホームページ:https://shindaiku-fs.com/
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 洗練された
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 有限会社きくすい(テナント)
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 1台(1台稼働中)精算機2台
食品完全セルフレジ: 4台
スマホ登録レジ(shop&GO):3台
トイレ: 非常にきれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 取り扱い無し
2014年2月末に営業を終了した長崎玉屋(佐世保玉屋長崎支店)の跡地に、2022年11月19日開業した複合商業施設「新大工町ファンスクエア」。上層階は分譲マンションですが1階から3階は商業区画となっており、1階は惣菜や茶、和洋菓子など12のテナントが入る「味彩横丁」と地場スーパー「ジョイフルサン」で構成します。2階には長崎玉屋が再出店し、衣料品や雑貨のセレクトショップの他、飲食店や韓国食品を扱う「イエスマート」も入居させます。3階は100円ショップ「ダイソー」に加え、同社が展開する300円ショップ業態のTHREEPPY(スリーピー)も出店。
1階と3階は賑わっていたものの、玉屋が担当する2階フロアはお客さんが少なく感じられました。売場は確かに洗練されていますが、並んでいる商品に統一感が無く、何を売りたいのかよく分かりません。特に自社のセレクトショップ「ローズエッセンス」に並んでいるクリスマスの装飾品は、中には10万円近い品もある非常に高価なもので、一般のお客さんが購入されることを想定しているのか疑問です。
1階に出店する食品スーパー「ジョイフルサン」はおよそ1000平米と決して広くありませんが、先進的な取り組みを導入した次世代型店舗となっています。運営するのは香川県の不動産会社「穴吹興産」子会社の株式会社ジョイフルサンアルファです。1959年創業の「株式会社アサヒストアー」を起源とする株式会社ジョイフルサンが運営してきましたが、経営悪化に伴い、穴吹興産が新会社「ジョイフルサンアルファ」を設立し事業を継承。旧法人は特別清算されました。2019年10月には「ママのセンター」からも店舗を譲受し、現在はジョイフルサン11店舗、 ママのセンター2店舗の計13店舗を長崎県内に展開しています。
昨今の人手不足に伴い、イオンは「レジゴー」、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(マルエツ・カスミ・マックスバリュ関東)は「Scan&Go(スキャンアンドゴー)」、トライアルは「スマートショッピングカート」といった、顧客が自ら売場で商品をスキャンするレジレス化を各社推進しています。 独立系の中小スーパーでは導入企業がまだ多くない中で、ジョイフルサンはスマートフォンのアプリを使って売場で商品をスキャンし、専用レジで精算する「Shop&GO(ショップアンドゴー)」(寺岡精工)を導入。さらに、顔認証を登録すると来店時にポイントを付与するシステムを、スーパーとして全国で初めて取り入れました。
オープンしたばかりとあって、上質感溢れる空間に煌びやかな売場演出が目を引きます。導入部から青果、精肉、鮮魚、惣菜と配置。青果では珍しい野菜や高級な果物も取り揃えており、贈答用の果物も販売します。デジタルサイネージを設置し、おすすめ商品の紹介やレシピ提案なども行うほか、青果・日配・加工食品では電子棚札も導入。精肉では佐賀県産伊万里牛シャトーブリアン(100g2180円)、サーロインステーキ(100g1380円)や長崎和牛のミスジ(100g980円)といった上質な牛肉を種類豊富に揃えるほか、長崎県産芳寿豚、鹿児島県産薩摩赤鶏など銘柄肉も訴求します。一方で普段使いのアイテムは比較的安く抑えられており、国産鶏もも肉は100g109円で提供します。
鮮魚と惣菜は調理場の見えるオープンキッチン方式を導入しライブ感を演出。鮮魚は専門店の有限会社きくすいが担当しています。お刺身は充実しており3点盛り580円、5点盛り780円など専門店としてはお手頃な価格帯で提供。握り寿司では桶を模した容器に入れられた1人前980円の商品を販売するほか、海鮮丼やちらし寿司も彩り鮮やかで贅沢な商品を強化します。惣菜では南蛮煮、紫陽花揚げ、鯨じゃが、といった長崎の郷土料理をコーナー展開。お弁当も449円から498円程度のアイテムを中心に揃えるなどやや高級路線ですが、素材にこだわった魅力的な商品が多く見られました。
和洋日配や加工食品でも高級品・こだわりの品を積極的に導入。成城石井の商品も導入部近くのアイランド什器で目立つよう販売されています。一方で調味料などは狭い売場に多数のアイテムを詰め込んだため1フェイスのみという棚割りも見受けられ、バックヤードの在庫が凄い量になっていないか心配です。
平日の午後3時頃の訪問でしたが、まだオープンから約1ヵ月ということもあり店内には活気が感じられました。セミセルフレジ1台と完全セルフレジ4台に加えてShop&GO(ショップアンドゴー)が3台設置されており、Shop&GOは高齢のお客さんも従業員にやり方を聞きながら操作するなど利用は少しづつ浸透している様子。百貨店跡地への出店ということもあり高級路線に振れているようですが、落ち着いてくればもう少し普段使いの品揃えに転換されてくるのではないでしょうか。近隣のジョイフルサン新大工店(1964年開業)は2023年5月で閉店し店舗が集約される予定ですが、新大工店はそれほどアッパー品ばかりが並ぶ店ではありません。
長崎電気軌道の「新大工町」電停すぐのところに、新大工町ファンスクエアはあります。
2014年2月末に営業を終了した長崎玉屋(佐世保玉屋長崎支店)の跡地に、2022年11月19日開業しました。
店舗外観。
上層階は分譲マンションとなっています。

1階から3階は商業区画となっており、1階は惣菜や茶、和洋菓子など12のテナントが入る「味彩横丁」と地場スーパー「ジョイフルサン」で構成。2階には長崎玉屋が再出店し、衣料品や雑貨のセレクトショップ、飲食店の他、韓国食品を扱う「イエスマート」も入居させます。3階は100円ショップ「ダイソー」に加え、同社が展開する300円ショップ業態のTHREEPPY(スリーピー)も出店します。

商店街側の入口。

フロアガイド。

かつて長崎玉屋の1階にあった「新大工町市場」の名称を復活させました。

「味彩横丁」

テナント一覧。

スーパー「ジョイフルサン」と「味彩横丁」の通路。

ジョイフルサン新大工町ファンスクエア店を見ていきます。

「joyfulsun」のJを取って「ジェイズガーデンマルシェ」と名付けているようです。

導入部の青果売場。
売場には開店祝いの胡蝶蘭がずらりと並び、華々しい雰囲気となっています。
デジタルサイネージを設置し、おすすめ商品の紹介やレシピ提案なども実施。

青果では珍しい野菜や高級な果物も取り揃えており、贈答用の果物も販売します。
しかしロマネスコ1個980円というのは割高に感じます。

和日配コーナー。
青果、日配、加工食品には電子棚札を導入しています。

名物のちゃんぽんが幅を利かせています。

壁面に沿って精肉、鮮魚、惣菜と続いています。

牛肉コーナー。

佐賀県産伊万里牛シャトーブリアン(100g2180円)、サーロインステーキ(100g1380円)や長崎和牛のミスジ(100g980円)といった上質な牛肉を種類豊富に展開。

長崎県産芳寿豚。

鹿児島県産薩摩赤鶏など銘柄肉も訴求します。

鮮魚売場。

鮮魚は専門店の有限会社きくすいが担当。お刺身は充実しており3点盛り580円、5点盛り780円など専門店としてはお手頃な価格帯で提供します。

単品お造りも充実した品揃え。

丸魚の販売にも注力します。

握り寿司では桶を模した容器に入れられた1人前980円の商品を販売するほか、海鮮丼やちらし寿司も彩り鮮やかで贅沢な商品を強化します。

惣菜売場。

南蛮煮、紫陽花揚げ、鯨じゃが、といった長崎の郷土料理をコーナー展開。

お弁当も449円から498円程度のアイテムを中心に揃えるなどやや高級路線ですが、素材にこだわった魅力的な商品が多く見られました。

洋日配コーナー。
胡蝶蘭の数が凄いですね。

成城石井の商品もアイランド什器に立体的に陳列して訴求します。

均一菓子は山崎製パンの良味100選を導入。

加工食品でも高級品・こだわりの品を積極的に導入します。一方で調味料などは狭い売場に多数のアイテムを詰め込んだため1フェイスのみという棚割りも見受けられ、バックヤードの在庫が凄い量になっていないか心配です。

日本全国から集めた国産蜂蜜コーナー。

2階は長崎玉屋のフロア。

こちらは衣料品セレクトショップ「ローズエッセンス」のコーナー。天井は配管剥き出しですが、これはこれで洗練された空間を演出。

売場も狭く、商品数はそれほど多くありません。

12月に訪れたためこのような商品(展示ではなく売り物)も見られましたが、クリスマス装飾品は中には10万円近い品もある非常に高価なもので、一般のお客さんが購入されることを想定しているのか疑問です。

唯一賑わっていたのが韓国食品を扱う「イエスマート」でした。

陳列は簡素ですが品揃えは豊富で、若年層の女性を中心に支持を集めているようです。

ローズバーというお酒を楽しめる空間も用意されていましたが、営業時間なども記載がなく、イベント時のみ利用可能なのでしょうか。

3階は1フロアまるごとダイソーが入居します。

ジョイフルサン新大工町ファンスクエア店 店舗概要
開業: 2022年11月19日
売場面積: 約1000㎡(見た感じ)
営業時間: 9:00-22:00
住所: 長崎県長崎市新大工町5−35
駐車場: 150台
HP: https://joyfulsun.co.jp/shindaiku/
新大工町ファンスクエアのホームページ:https://shindaiku-fs.com/
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 洗練された
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 有限会社きくすい(テナント)
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 1台(1台稼働中)精算機2台
食品完全セルフレジ: 4台
スマホ登録レジ(shop&GO):3台
トイレ: 非常にきれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 取り扱い無し
2014年2月末に営業を終了した長崎玉屋(佐世保玉屋長崎支店)の跡地に、2022年11月19日開業した複合商業施設「新大工町ファンスクエア」。上層階は分譲マンションですが1階から3階は商業区画となっており、1階は惣菜や茶、和洋菓子など12のテナントが入る「味彩横丁」と地場スーパー「ジョイフルサン」で構成します。2階には長崎玉屋が再出店し、衣料品や雑貨のセレクトショップの他、飲食店や韓国食品を扱う「イエスマート」も入居させます。3階は100円ショップ「ダイソー」に加え、同社が展開する300円ショップ業態のTHREEPPY(スリーピー)も出店。
1階と3階は賑わっていたものの、玉屋が担当する2階フロアはお客さんが少なく感じられました。売場は確かに洗練されていますが、並んでいる商品に統一感が無く、何を売りたいのかよく分かりません。特に自社のセレクトショップ「ローズエッセンス」に並んでいるクリスマスの装飾品は、中には10万円近い品もある非常に高価なもので、一般のお客さんが購入されることを想定しているのか疑問です。
1階に出店する食品スーパー「ジョイフルサン」はおよそ1000平米と決して広くありませんが、先進的な取り組みを導入した次世代型店舗となっています。運営するのは香川県の不動産会社「穴吹興産」子会社の株式会社ジョイフルサンアルファです。1959年創業の「株式会社アサヒストアー」を起源とする株式会社ジョイフルサンが運営してきましたが、経営悪化に伴い、穴吹興産が新会社「ジョイフルサンアルファ」を設立し事業を継承。旧法人は特別清算されました。2019年10月には「ママのセンター」からも店舗を譲受し、現在はジョイフルサン11店舗、 ママのセンター2店舗の計13店舗を長崎県内に展開しています。
昨今の人手不足に伴い、イオンは「レジゴー」、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(マルエツ・カスミ・マックスバリュ関東)は「Scan&Go(スキャンアンドゴー)」、トライアルは「スマートショッピングカート」といった、顧客が自ら売場で商品をスキャンするレジレス化を各社推進しています。 独立系の中小スーパーでは導入企業がまだ多くない中で、ジョイフルサンはスマートフォンのアプリを使って売場で商品をスキャンし、専用レジで精算する「Shop&GO(ショップアンドゴー)」(寺岡精工)を導入。さらに、顔認証を登録すると来店時にポイントを付与するシステムを、スーパーとして全国で初めて取り入れました。
オープンしたばかりとあって、上質感溢れる空間に煌びやかな売場演出が目を引きます。導入部から青果、精肉、鮮魚、惣菜と配置。青果では珍しい野菜や高級な果物も取り揃えており、贈答用の果物も販売します。デジタルサイネージを設置し、おすすめ商品の紹介やレシピ提案なども行うほか、青果・日配・加工食品では電子棚札も導入。精肉では佐賀県産伊万里牛シャトーブリアン(100g2180円)、サーロインステーキ(100g1380円)や長崎和牛のミスジ(100g980円)といった上質な牛肉を種類豊富に揃えるほか、長崎県産芳寿豚、鹿児島県産薩摩赤鶏など銘柄肉も訴求します。一方で普段使いのアイテムは比較的安く抑えられており、国産鶏もも肉は100g109円で提供します。
鮮魚と惣菜は調理場の見えるオープンキッチン方式を導入しライブ感を演出。鮮魚は専門店の有限会社きくすいが担当しています。お刺身は充実しており3点盛り580円、5点盛り780円など専門店としてはお手頃な価格帯で提供。握り寿司では桶を模した容器に入れられた1人前980円の商品を販売するほか、海鮮丼やちらし寿司も彩り鮮やかで贅沢な商品を強化します。惣菜では南蛮煮、紫陽花揚げ、鯨じゃが、といった長崎の郷土料理をコーナー展開。お弁当も449円から498円程度のアイテムを中心に揃えるなどやや高級路線ですが、素材にこだわった魅力的な商品が多く見られました。
和洋日配や加工食品でも高級品・こだわりの品を積極的に導入。成城石井の商品も導入部近くのアイランド什器で目立つよう販売されています。一方で調味料などは狭い売場に多数のアイテムを詰め込んだため1フェイスのみという棚割りも見受けられ、バックヤードの在庫が凄い量になっていないか心配です。
平日の午後3時頃の訪問でしたが、まだオープンから約1ヵ月ということもあり店内には活気が感じられました。セミセルフレジ1台と完全セルフレジ4台に加えてShop&GO(ショップアンドゴー)が3台設置されており、Shop&GOは高齢のお客さんも従業員にやり方を聞きながら操作するなど利用は少しづつ浸透している様子。百貨店跡地への出店ということもあり高級路線に振れているようですが、落ち着いてくればもう少し普段使いの品揃えに転換されてくるのではないでしょうか。近隣のジョイフルサン新大工店(1964年開業)は2023年5月で閉店し店舗が集約される予定ですが、新大工店はそれほどアッパー品ばかりが並ぶ店ではありません。