ウエルシア福井北四ツ居店(マックスバリュエクスプレス福井北四ツ居店)
- 2023/01/20
- 14:04
福井県福井市。
JR福井駅から徒歩27分程度のところに、ウエルシア福井北四ツ居店はあります。
こちらの店舗はマックスバリュ北陸が運営するマックスバリュエクスプレスがインショップ形式で出店しており、同時に紹介します。
店舗外観。
2021年12月9日にオープンしたばかりの店舗です。看板はウエルシアがメイン。2階もありますがテナント(クリニック)を募集中となっており、売場は1階のみです。

ウエルシアとしては珍しい園芸用品なども販売。

入口すぐには惣菜売場を配置。

ベーカリーも導入しています。

マックスバリュの焼き印を押したあんぱん。

店内で調理したおにぎりも展開。

店内調理のお弁当も販売しますが、陳列量が少なめ。

福井市内の競合スーパーでは充実している魚惣菜もイマイチ。

お寿司は店内調理の品も提供します。

サラダやサンドイッチなどアウトパック商品も売場はスカスカでした。

和惣菜なども商品が疎ら。昼ピークで売れてしまったとしたら仕方ありませんが、これ以降納品は来ないと考えられ、夕方ピークに来店したお客さんはこの中から買い物をしなくてはなりません。相当売上が厳しいのでしょうか。

青果売場。開業から1年程度ということもあり売場は非常にきれいで明るくなっています。訪れたのはクリスマス直前なのですが、飾りつけなどがほぼ見られないのが気になりました。

調理に必要な食材は揃いますが、どれもボリューム感がなく商品が回転していないためか新鮮さが感じられません。

壁面の葉物野菜コーナー。
少量・小分けパックの取り扱いも多くありません。

「野菜」に続いて「塩干」「精肉」と配置。お刺身や丸魚は扱っておらず、売場表記も「塩干」と割り切っています。

レトルトパウチの魚惣菜で平台を埋めています。

魚卵や漬け魚など期限の長い商品を中心に品揃え。

精肉売場。複数のプロセスセンターから供給を受け品揃えします。
特別高級な商品や銘柄肉は見られず、手頃な価格帯で普段使いの商品をメインに据えます。

国産鶏もも肉は100g118円と微妙な価格帯。

和日配コーナー。
トップバリュベストプライスゆでうどん1玉17円は安いですね。

油揚げも地元の有名ブランドは導入しません。

ハム・ソーセージコーナー。

牛乳コーナー。

加工食品から日用消耗品、医薬品はウエルシアが担当します。

冷凍食品、アイスの売場も広く取られています。

加工食品売場。
大手NBの安さが目立ちますが、トップバリュの比率はそれほど高くありません。

醬油コーナー。

常温酒と日用消耗品の通路。高さのあるゴンドラを採用します。

ペットボトル飲料ではトップバリュを導入せず、大手NBで価格訴求を展開します。

日用消耗品コーナー。

ウエルシア福井北四ツ居店(マックスバリュエクスプレス福井北四ツ居店) 店舗概要
開業: 2021年12月09日
売場面積: 1099㎡(内マックスバリュ402㎡)(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00 ~ 24:00
住所: 福井県福井市北四ツ居1-25-1
駐車場: 37台(無料)
ウエルシアHP: https://stores.welcia.co.jp/8717D
マックスバリュHP:https://www.aeon.com/store/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E7%A6%8F%E4%BA%95%E5%8C%97%E5%9B%9B%E3%83%84%E5%B1%85%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 日用消耗品、医薬品中心にやや多い
売場の雰囲気: 明るい、きれい
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: マックスバリュ北陸(株)米飯・精肉加工センター、関東日本フード(株)北陸加工部、(株)ウェルファムフーズ、石川県ブロイラー生産組合、(株)サカイ・ミート、(株)サニーサイド
鮮魚加工者: 塩干のみ取り扱い(アウトパック)
食品通常レジ: 4台(2台稼働中)
食品セミセルフレジ: 無し
食品完全セルフレジ: 無し
トイレ: 未確認
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
ウエルシア福井北四ツ居店(マックスバリュエクスプレス福井北四ツ居店)は2021年12月9日にオープンしたばかりの店舗です。ウエルシア薬局が運営する店舗にマックスバリュ北陸がインショップ形式で出店する業態となっており、マックスバリュは生鮮品と日配品を担当しています。
福井県には、長らくイオンのスーパーマーケットがありませんでした。1977年から2003年まで営業していた「ショッピングタウンピア(福井市)」は当時のジャスコと地元商業者の協同組合が共同で運営していましたが、閉店後の建物の解体を巡って裁判沙汰となり、それ以来イオンは福井県への出店を見合わせていました。しかし、2021年7月1日よりマックスバリュがインショップ形式での出店を開始し、イオングループのスーパーとしては18年ぶりに福井県内に復活することとなりました。現在は県内5店舗を展開しますが、いずれもウエルシアか、ウエルシアと提携する「ホームセンターみつわ」内の生鮮部門のみを担当しており、独立店舗は存在していません(ウエルシア内に出店する店舗もホームセンターみつわから譲渡され建替えられた店舗です)。
今回訪れた北四ツ居店はマックスバリュ北陸としては福井県内5号店としてオープンしています。マックスバリュの売場は402平米のみで、入口に惣菜・ベーカリーを配置し、壁面に沿って青果、塩干、精肉、日配などと続いています。
導入部には「パン工場」と称してベーカリーを配置。惣菜は手づくりのお弁当やおにぎりなども並びますがアイテム数は少なめ。青果は調理に必要な食材は揃いますが、どれもボリューム感がなく商品が回転していないためか新鮮さが感じられません。鮮魚でお刺身や丸魚は扱っておらず、売場表記も「塩干」と割り切っています。レトルトパウチの魚惣菜で平台を埋めるほか、魚卵や漬け魚など期限の長い商品を中心に品揃えしているため、調理のほか即食需要にも十分対応しているとは言えません。
精肉はマックスバリュ北陸(株)米飯・精肉加工センターをはじめとして、確認できるだけで6社のプロセスセンターから供給を受けます。ここまで仕入れ先を広げるメリットは何かあるのでしょうか。特別高級な商品や銘柄肉は見られず、手頃な価格帯で普段使いの商品をメインに据えますが、イオンが積極的に展開する「タスマニアビーフ」などは見られました。
日配品はトップバリュベストプライスなどで価格訴求を展開しますが、地場商品の導入があまり見られず、消費者のニーズに対応出来ていないのではないかと感じます。ウエルシアが担当する加工食品は大手NBの安さが目立ちますが、トップバリュの押し売りはそれほど見られませんでした。
店内を見ていても、ほとんどのお客さんはウエルシアで買い物するために来店しており、ついでに一部の方がマックスバリュを利用しているといった状況でした。日用消耗品や医薬品はよく売れており客単価も比較的高めですが、マックスバリュが扱う生鮮品は動いていません。日配や惣菜は売上不振の為か棚の空きが多くなっていました。
近隣にはゲンキー、クスリのアオキ、業務スーパーといった激安店がひしめき合っており、価格競争が激しい地域です。生鮮特化型の小型SM「ハニー食彩館」も立地しており、マックスバリュの中途半端な品揃えや価格、鮮度では集客は困難で、先進的な取り組みである協業による「生鮮フード&ドラッグ」としての優位性は発揮できていません。
JR福井駅から徒歩27分程度のところに、ウエルシア福井北四ツ居店はあります。
こちらの店舗はマックスバリュ北陸が運営するマックスバリュエクスプレスがインショップ形式で出店しており、同時に紹介します。
店舗外観。
2021年12月9日にオープンしたばかりの店舗です。看板はウエルシアがメイン。2階もありますがテナント(クリニック)を募集中となっており、売場は1階のみです。

ウエルシアとしては珍しい園芸用品なども販売。

入口すぐには惣菜売場を配置。

ベーカリーも導入しています。

マックスバリュの焼き印を押したあんぱん。

店内で調理したおにぎりも展開。

店内調理のお弁当も販売しますが、陳列量が少なめ。

福井市内の競合スーパーでは充実している魚惣菜もイマイチ。

お寿司は店内調理の品も提供します。

サラダやサンドイッチなどアウトパック商品も売場はスカスカでした。

和惣菜なども商品が疎ら。昼ピークで売れてしまったとしたら仕方ありませんが、これ以降納品は来ないと考えられ、夕方ピークに来店したお客さんはこの中から買い物をしなくてはなりません。相当売上が厳しいのでしょうか。

青果売場。開業から1年程度ということもあり売場は非常にきれいで明るくなっています。訪れたのはクリスマス直前なのですが、飾りつけなどがほぼ見られないのが気になりました。

調理に必要な食材は揃いますが、どれもボリューム感がなく商品が回転していないためか新鮮さが感じられません。

壁面の葉物野菜コーナー。
少量・小分けパックの取り扱いも多くありません。

「野菜」に続いて「塩干」「精肉」と配置。お刺身や丸魚は扱っておらず、売場表記も「塩干」と割り切っています。

レトルトパウチの魚惣菜で平台を埋めています。

魚卵や漬け魚など期限の長い商品を中心に品揃え。

精肉売場。複数のプロセスセンターから供給を受け品揃えします。
特別高級な商品や銘柄肉は見られず、手頃な価格帯で普段使いの商品をメインに据えます。

国産鶏もも肉は100g118円と微妙な価格帯。

和日配コーナー。
トップバリュベストプライスゆでうどん1玉17円は安いですね。

油揚げも地元の有名ブランドは導入しません。

ハム・ソーセージコーナー。

牛乳コーナー。

加工食品から日用消耗品、医薬品はウエルシアが担当します。

冷凍食品、アイスの売場も広く取られています。

加工食品売場。
大手NBの安さが目立ちますが、トップバリュの比率はそれほど高くありません。

醬油コーナー。

常温酒と日用消耗品の通路。高さのあるゴンドラを採用します。

ペットボトル飲料ではトップバリュを導入せず、大手NBで価格訴求を展開します。

日用消耗品コーナー。

ウエルシア福井北四ツ居店(マックスバリュエクスプレス福井北四ツ居店) 店舗概要
開業: 2021年12月09日
売場面積: 1099㎡(内マックスバリュ402㎡)(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00 ~ 24:00
住所: 福井県福井市北四ツ居1-25-1
駐車場: 37台(無料)
ウエルシアHP: https://stores.welcia.co.jp/8717D
マックスバリュHP:https://www.aeon.com/store/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E7%A6%8F%E4%BA%95%E5%8C%97%E5%9B%9B%E3%83%84%E5%B1%85%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 日用消耗品、医薬品中心にやや多い
売場の雰囲気: 明るい、きれい
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: マックスバリュ北陸(株)米飯・精肉加工センター、関東日本フード(株)北陸加工部、(株)ウェルファムフーズ、石川県ブロイラー生産組合、(株)サカイ・ミート、(株)サニーサイド
鮮魚加工者: 塩干のみ取り扱い(アウトパック)
食品通常レジ: 4台(2台稼働中)
食品セミセルフレジ: 無し
食品完全セルフレジ: 無し
トイレ: 未確認
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
ウエルシア福井北四ツ居店(マックスバリュエクスプレス福井北四ツ居店)は2021年12月9日にオープンしたばかりの店舗です。ウエルシア薬局が運営する店舗にマックスバリュ北陸がインショップ形式で出店する業態となっており、マックスバリュは生鮮品と日配品を担当しています。
福井県には、長らくイオンのスーパーマーケットがありませんでした。1977年から2003年まで営業していた「ショッピングタウンピア(福井市)」は当時のジャスコと地元商業者の協同組合が共同で運営していましたが、閉店後の建物の解体を巡って裁判沙汰となり、それ以来イオンは福井県への出店を見合わせていました。しかし、2021年7月1日よりマックスバリュがインショップ形式での出店を開始し、イオングループのスーパーとしては18年ぶりに福井県内に復活することとなりました。現在は県内5店舗を展開しますが、いずれもウエルシアか、ウエルシアと提携する「ホームセンターみつわ」内の生鮮部門のみを担当しており、独立店舗は存在していません(ウエルシア内に出店する店舗もホームセンターみつわから譲渡され建替えられた店舗です)。
今回訪れた北四ツ居店はマックスバリュ北陸としては福井県内5号店としてオープンしています。マックスバリュの売場は402平米のみで、入口に惣菜・ベーカリーを配置し、壁面に沿って青果、塩干、精肉、日配などと続いています。
導入部には「パン工場」と称してベーカリーを配置。惣菜は手づくりのお弁当やおにぎりなども並びますがアイテム数は少なめ。青果は調理に必要な食材は揃いますが、どれもボリューム感がなく商品が回転していないためか新鮮さが感じられません。鮮魚でお刺身や丸魚は扱っておらず、売場表記も「塩干」と割り切っています。レトルトパウチの魚惣菜で平台を埋めるほか、魚卵や漬け魚など期限の長い商品を中心に品揃えしているため、調理のほか即食需要にも十分対応しているとは言えません。
精肉はマックスバリュ北陸(株)米飯・精肉加工センターをはじめとして、確認できるだけで6社のプロセスセンターから供給を受けます。ここまで仕入れ先を広げるメリットは何かあるのでしょうか。特別高級な商品や銘柄肉は見られず、手頃な価格帯で普段使いの商品をメインに据えますが、イオンが積極的に展開する「タスマニアビーフ」などは見られました。
日配品はトップバリュベストプライスなどで価格訴求を展開しますが、地場商品の導入があまり見られず、消費者のニーズに対応出来ていないのではないかと感じます。ウエルシアが担当する加工食品は大手NBの安さが目立ちますが、トップバリュの押し売りはそれほど見られませんでした。
店内を見ていても、ほとんどのお客さんはウエルシアで買い物するために来店しており、ついでに一部の方がマックスバリュを利用しているといった状況でした。日用消耗品や医薬品はよく売れており客単価も比較的高めですが、マックスバリュが扱う生鮮品は動いていません。日配や惣菜は売上不振の為か棚の空きが多くなっていました。
近隣にはゲンキー、クスリのアオキ、業務スーパーといった激安店がひしめき合っており、価格競争が激しい地域です。生鮮特化型の小型SM「ハニー食彩館」も立地しており、マックスバリュの中途半端な品揃えや価格、鮮度では集客は困難で、先進的な取り組みである協業による「生鮮フード&ドラッグ」としての優位性は発揮できていません。