ハニー食彩館西福井店
- 2023/01/20
- 20:23
福井県福井市。
えちぜん鉄道の福大前西福井駅すぐのところに、ハニー食彩館西福井店はあります。
店舗外観。
協同組合ハニーは福井県内11社が39店舗を展開するスーパーマーケットです。今回訪れた西福井店はハニー木村グループの東部プラザが運営する店舗で、かつて平和堂西福井店やホームセンターみつわが入居していた多層階店舗の1階に出店します。

総合スーパーらしい風格ある建物です。

店舗裏手に駐車場を設けますが、正面の店舗入口まで少し歩きます。

「えちぜんクルサ」という複合商業施設ですが、テナントは現在ハニー食彩館とカレー屋のみです。
100円ショップ「ワッツ」のノボリがありますが、ハニー食彩館内の一部売場で商品を扱う形式です。

2階より上のフロアは閉鎖中です。

休止中のエレベーター。

かつて出店していたベーカリーも閉店しています。

ハニー食彩館の売場を見ていきます。
青果売場。クリスマスの装飾は華やかで素敵ですね。

カットフルーツも販売。

トマトコーナー。

地場野菜もコーナー展開。
売場にはデジタルサイネージを導入し、レシピ提案なども行います。

和日配コーナー。自社ブランドのしらたきも販売します。

17時の訪問なのですが、豆腐などは品薄状態でした。

スイーツコーナーの飾り付けは良く出来ています。

ワクワク感が伝わってくる売場ですね。

洋日配コーナーの牛乳。広告の品が完売した場合に代替品を値引きするのは良い対応ですね。

精肉と鮮魚は同じグループの片町フードセンターが運営するハニー食彩館大宮店から供給を受けます。

牛肉は少なく豚肉や鶏肉が中心のラインナップ。

鮮魚売場。
調理場が使われておらずシートで目隠しをされています。

切身コーナー。

お刺身は十分揃えています。

惣菜売場。

店内調理のお弁当が並びます。

揚げ物などは商品説明のPOPなどは多いものの商品がほとんど並んでおらず、17時時点で値引きをせずとも売り切れ状態となっています。

冷凍食品は表示価格から全品半額で提供します。

加工食品売場。

均一菓子コーナー。

商品が棚を埋めきれていないCGC商品コーナー。

醤油コーナー。

ペットボトル飲料は補充が追いついていないのか一部がスカスカになっていました。

売場表記などを見るとかつては全て自前で埋めていた模様ですが、現在は100円ショップのワッツを無人で商品のみ販売する「レジ流し」方式で導入し、直営売場を縮小しています。

ハニー食彩館西福井店 店舗概要
開業: 2012年12月
売場面積: 約1500㎡(見た感じ)
営業時間: 8:00 ~ 21:00
住所: 福井県福井市文京4丁目3-1
駐車場: あり
HP: http://www.honey.jp/shop007.html
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少ない
売場の雰囲気: 明るい、きれい
品出し・前出し: やや悪い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ハニー食彩館大宮店
鮮魚加工者: ハニー食彩館大宮店
食品通常レジ: 4台(2台稼働中)
食品セミセルフレジ: 無し
食品完全セルフレジ: 無し
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC商品
協同組合ハニーは福井県内11社が39店舗を展開するスーパーマーケットです。屋号が加盟企業によって異なる場合もあり、シジシージャパンに加盟する福井県内の企業が比較的緩やかに連携していると見られます。少し古い数字ですが、2017年度の加盟企業売上高は350億円。加盟企業の中でも主に4グループが多店舗展開を行っており、ハニー木村グループ(片町フードセンター、松本フードセンター、東部プラザ)が8店舗、芦見屋(新鮮館おくえつ、新鮮館ふくい)が10店舗、ながすぎグループ(ながすぎ、いずもや)が7店舗、富士屋が8店舗を展開しています。
今回訪れた西福井店は、 ハニー木村グループの東部プラザが運営しています。えちぜん鉄道「福大前西福井駅」と一体となった京福西福井ビルに出店しますが、こちらの建物には過去、平和堂西福井店が入居していました。1979年1月7日に開業し、地上4階建てで6300平米の売場面積で営業していましたが、利用者の多くない駅ビル立地での多層階総合スーパーは次第に時代遅れとなり、広い駐車場を有する郊外立地のショッピングセンターが支持を広げました。
そうした環境の中、2002年1月には平和堂が閉店。その後3月には地場ホームセンターの「みつわ」が居抜き出店しますが、2012年1月に撤退してしまいます。12月に地場スーパー「ハニー食彩館」を核とする商業施設「えちぜんクルサ」としてリニューアルオープンしました。開業当初のテナント状況は不明ですが、現在は1階のハニー食彩館とカレー屋以外はテナントが出店しておらず、2階より上のフロアは閉鎖されています。
開業してから10年ほどしか経過しておらず、売場は非常にきれいで明るく、上質感がありあります。かつては全て自前で埋めていましたが、現在は100円ショップのワッツを無人で商品のみ販売する「レジ流し」方式で導入し、売場を縮小。売上高に対し売場が広すぎるため、どの部門でも間延びしている印象を持ちました。鮮魚・精肉ともに店内加工は実施せず、近隣の「ハニー食彩館大宮店」から供給を受けています。
売場は導入部から青果、精肉、鮮魚、ワッツの100円ショップコーナーを挟んで惣菜と配置します。青果売場ではクリスマスの華やかな飾り付けが行われており、工夫が感じられます。地場野菜コーナーは設けるものの、基本的には定番品が中心の品揃え。精肉も本来冷蔵ショーケースの上に付けるボードを棚に置くなどしてスペースを削減。牛肉は少なく豚肉や鶏肉が中心のラインナップ。鮮魚売場は他店から商品を運んでいるため、調理場が使われておらず目隠しをされています。切身やお刺身など含め一通りの商品が揃いますが、何か売り込もうという商品は見られません。
惣菜は商品説明のPOPなどは多いものの商品がほとんど並んでおらず、値引きをせずとも売り切れ状態となっています。夕方ピークに向けての製造も行いません。日配品や加工食品売場も売場は広いもののアイテム数は増やさず、大手ナショナルブランドとCGC商品が並びます。
夕方ピークで本来賑わうはずの夕方17時にも関わらずお客さんは疎らで、惣菜売場は閉店直前のように寂しく、鮮魚精肉も品薄状況となっていました。客単価も低く、レジも2台しか稼働していないなど、年商はおそらく10億円を大幅に割り込む厳しい業績だと推測されます。
えちぜん鉄道の福大前西福井駅すぐのところに、ハニー食彩館西福井店はあります。
店舗外観。
協同組合ハニーは福井県内11社が39店舗を展開するスーパーマーケットです。今回訪れた西福井店はハニー木村グループの東部プラザが運営する店舗で、かつて平和堂西福井店やホームセンターみつわが入居していた多層階店舗の1階に出店します。

総合スーパーらしい風格ある建物です。

店舗裏手に駐車場を設けますが、正面の店舗入口まで少し歩きます。

「えちぜんクルサ」という複合商業施設ですが、テナントは現在ハニー食彩館とカレー屋のみです。
100円ショップ「ワッツ」のノボリがありますが、ハニー食彩館内の一部売場で商品を扱う形式です。

2階より上のフロアは閉鎖中です。

休止中のエレベーター。

かつて出店していたベーカリーも閉店しています。

ハニー食彩館の売場を見ていきます。
青果売場。クリスマスの装飾は華やかで素敵ですね。

カットフルーツも販売。

トマトコーナー。

地場野菜もコーナー展開。
売場にはデジタルサイネージを導入し、レシピ提案なども行います。

和日配コーナー。自社ブランドのしらたきも販売します。

17時の訪問なのですが、豆腐などは品薄状態でした。

スイーツコーナーの飾り付けは良く出来ています。

ワクワク感が伝わってくる売場ですね。

洋日配コーナーの牛乳。広告の品が完売した場合に代替品を値引きするのは良い対応ですね。

精肉と鮮魚は同じグループの片町フードセンターが運営するハニー食彩館大宮店から供給を受けます。

牛肉は少なく豚肉や鶏肉が中心のラインナップ。

鮮魚売場。
調理場が使われておらずシートで目隠しをされています。

切身コーナー。

お刺身は十分揃えています。

惣菜売場。

店内調理のお弁当が並びます。

揚げ物などは商品説明のPOPなどは多いものの商品がほとんど並んでおらず、17時時点で値引きをせずとも売り切れ状態となっています。

冷凍食品は表示価格から全品半額で提供します。

加工食品売場。

均一菓子コーナー。

商品が棚を埋めきれていないCGC商品コーナー。

醤油コーナー。

ペットボトル飲料は補充が追いついていないのか一部がスカスカになっていました。

売場表記などを見るとかつては全て自前で埋めていた模様ですが、現在は100円ショップのワッツを無人で商品のみ販売する「レジ流し」方式で導入し、直営売場を縮小しています。

ハニー食彩館西福井店 店舗概要
開業: 2012年12月
売場面積: 約1500㎡(見た感じ)
営業時間: 8:00 ~ 21:00
住所: 福井県福井市文京4丁目3-1
駐車場: あり
HP: http://www.honey.jp/shop007.html
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少ない
売場の雰囲気: 明るい、きれい
品出し・前出し: やや悪い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ハニー食彩館大宮店
鮮魚加工者: ハニー食彩館大宮店
食品通常レジ: 4台(2台稼働中)
食品セミセルフレジ: 無し
食品完全セルフレジ: 無し
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC商品
協同組合ハニーは福井県内11社が39店舗を展開するスーパーマーケットです。屋号が加盟企業によって異なる場合もあり、シジシージャパンに加盟する福井県内の企業が比較的緩やかに連携していると見られます。少し古い数字ですが、2017年度の加盟企業売上高は350億円。加盟企業の中でも主に4グループが多店舗展開を行っており、ハニー木村グループ(片町フードセンター、松本フードセンター、東部プラザ)が8店舗、芦見屋(新鮮館おくえつ、新鮮館ふくい)が10店舗、ながすぎグループ(ながすぎ、いずもや)が7店舗、富士屋が8店舗を展開しています。
今回訪れた西福井店は、 ハニー木村グループの東部プラザが運営しています。えちぜん鉄道「福大前西福井駅」と一体となった京福西福井ビルに出店しますが、こちらの建物には過去、平和堂西福井店が入居していました。1979年1月7日に開業し、地上4階建てで6300平米の売場面積で営業していましたが、利用者の多くない駅ビル立地での多層階総合スーパーは次第に時代遅れとなり、広い駐車場を有する郊外立地のショッピングセンターが支持を広げました。
そうした環境の中、2002年1月には平和堂が閉店。その後3月には地場ホームセンターの「みつわ」が居抜き出店しますが、2012年1月に撤退してしまいます。12月に地場スーパー「ハニー食彩館」を核とする商業施設「えちぜんクルサ」としてリニューアルオープンしました。開業当初のテナント状況は不明ですが、現在は1階のハニー食彩館とカレー屋以外はテナントが出店しておらず、2階より上のフロアは閉鎖されています。
開業してから10年ほどしか経過しておらず、売場は非常にきれいで明るく、上質感がありあります。かつては全て自前で埋めていましたが、現在は100円ショップのワッツを無人で商品のみ販売する「レジ流し」方式で導入し、売場を縮小。売上高に対し売場が広すぎるため、どの部門でも間延びしている印象を持ちました。鮮魚・精肉ともに店内加工は実施せず、近隣の「ハニー食彩館大宮店」から供給を受けています。
売場は導入部から青果、精肉、鮮魚、ワッツの100円ショップコーナーを挟んで惣菜と配置します。青果売場ではクリスマスの華やかな飾り付けが行われており、工夫が感じられます。地場野菜コーナーは設けるものの、基本的には定番品が中心の品揃え。精肉も本来冷蔵ショーケースの上に付けるボードを棚に置くなどしてスペースを削減。牛肉は少なく豚肉や鶏肉が中心のラインナップ。鮮魚売場は他店から商品を運んでいるため、調理場が使われておらず目隠しをされています。切身やお刺身など含め一通りの商品が揃いますが、何か売り込もうという商品は見られません。
惣菜は商品説明のPOPなどは多いものの商品がほとんど並んでおらず、値引きをせずとも売り切れ状態となっています。夕方ピークに向けての製造も行いません。日配品や加工食品売場も売場は広いもののアイテム数は増やさず、大手ナショナルブランドとCGC商品が並びます。
夕方ピークで本来賑わうはずの夕方17時にも関わらずお客さんは疎らで、惣菜売場は閉店直前のように寂しく、鮮魚精肉も品薄状況となっていました。客単価も低く、レジも2台しか稼働していないなど、年商はおそらく10億円を大幅に割り込む厳しい業績だと推測されます。