トップマート松ヶ丘店
- 2023/05/05
- 17:17
千葉県千葉市。
京成千原線の大森台駅から徒歩8分程度のところに、トップマート松ヶ丘店はあります。
店舗外観。
かつて千葉県を地盤に百貨店・総合スーパーを展開していた「扇屋」の店舗として開業後、1976年にジャスコと合併し「扇屋ジャスコ」へ改称しました。1994年には扇屋ジャスコ鎌取店のオープンに伴って営業を終了し、跡地には地場スーパーの「トップマート」が入居。1997年以降は上層階に本社が置かれています。

風除室が設置されています。

果物のイラスト。

店舗側面。建物はあまりメンテナンスされておらず、老朽化が目立っています。

屋上広告塔。
「生鮮卸値市場」という独特な言い回しで安さを訴求。

店舗裏手。

納品口。

最後の「ト」の部分のみ色褪せていませんが、塗りなおしたのでしょうか。

剥がれ落ちたイメージボード。

建物は一部3階建てです。現在売場は1階のみで、上層階は本社事務所として活用されています。

駐車場の看板。
「トップマートで楽しいショッピング!!」

売場を見ていく前に、お手洗いを借りるために2階へ上がることが出来ますので、ご紹介いたします。
正面側は壁で塞がれていますが、防火扉と開けるとこのような薄暗い空間が広がっています。

落書きがされた跡でしょうか。

エスカレーターも設置されていますが、利用することは出来ません。

日立エスカレーンが設置されていました。

売場はシャッターが閉められ、立ち入ることは出来ません。

天井も一部剥がれ落ちています。「本部事務所3F」という案内が確認できますが、3階へは階段のみ設置されている様子。

突き当りにお手洗いがありますが、通路も年季を感じさせます。

それでは売場を見ていきます。
納品口側から入ると青果・惣菜売場が配置されています。扇屋ジャスコ時代は正面入口すぐに2階への階段、エスカレーターがあり、そちら側を起点に売場展開していたと推測されますが、現在は車での来店も多いことから駐車場側の納品口側を起点に売場を配置しています。

角度のある什器を導入しており、立体感ある陳列を実現します。
売場のポスター、POPなどには「激安特価」の文字が踊り、安さを前面に打ち出します。

果物コーナー。

導入部で青果と並んで配置されている惣菜売場はスペースが小さめ。
合同会社テールウインドソリューションがインストア形式で製造しています。

お弁当はほぼ350円均一でボリューム感ある商品を提供。

精肉売場。

平台では比較的大容量なパックを陳列。

国産牛400gを999円で販売。

パックには笹の形のバランを入れており、彩りを添えます。

鮮魚売場は調理場の見える形式で、尺数も多く本格的な品揃え。

「まぐろスペアリブ」という珍しい商品も販売。

宮城県産ホヤ貝(229円)や千葉県産天然いなだ(999円)をバイキング形式で提供するなど鮮度感も訴求。

お造りも種類豊富に販売。

精肉、鮮魚は平台ショーケースも配置。

冷凍食品コーナー。

表示価格から半額で価格訴求します。現在メーカー希望小売価格は設定されていないので売価は小売店が決めることですが、味の素ギョーザの通常価格が490円というのは高いですね。

和日配コーナーの納豆。

洋日配コーナーの牛乳。

メーカー希望小売価格から半額!や77%割引!という商品も並びます。

包装パンは全て山崎製パンから仕入れを行っており、売場は独占状態となっていますが、その分仕入れ値を抑えて安く提供しています。

食パンも全て山崎製パン。

加工食品売場。ボリューム感あるカットケース陳列を展開。

ドレッシングコーナー。
特売品以外の大手ナショナルブランド商品はやや割高な印象で、プライベートブランドは扱いません。

醬油コーナー。

圧巻のカットケース陳列。ちなみにこの売場の裏に、先程紹介した2階への階段とエスカレーターが隠されています。

ペットボトル飲料もカットケース陳列を実施。

伊藤園おーいお茶600mlは79円と低価格で販売。

トップマート松ヶ丘店 店舗概要
開業: 1994年10月1日(旧扇屋ジャスコ松ヶ丘店)
売場面積: 約800㎡(目測)
営業時間: 9:00~20:00
住所: 千葉県千葉市中央区仁戸名町560
駐車場: 約30台(無料)
HP: http://www.topmart.co.jp/shop/matsugaokai.html
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや少ない
客層: 高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 老朽化、雑多
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 4台(2台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 汚い
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 扱わない
かつて千葉県千葉市を中心に展開していた百貨店・総合スーパーの扇屋。1976年にジャスコと合併し「扇屋ジャスコ」へ改称しました。松ヶ丘店は3階建ての総合スーパー業態として営業していましたが、1994年に営業を終了し居抜きで地場スーパーのトップマートが出店。売場は1階のみで上層階は本社事務所として活用されています。
トップマートは1973年に「肉の協伸」として創業。現在は千葉市を中心に県内9店舗を展開し、東京都葛飾区と墨田区に系列店「グリーンマート」3店舗を運営しています。2012年より秋田県の酒類販売業「株式会社伏見屋」の傘下に入っています。公式ホームページでも「生鮮卸値市場」「千葉で高品質・低価格の商品をお求めならお任せ下さい!」という文字が躍るなど、安さを前面に打ち出しています。松ヶ丘店も1フロアおよそ800平米ほどの売場に所狭しと商品が並び、期限間近や季節商品などいわゆる「バッタもん」を半額以下の激安価格で提供します。
本来の正面入口とは反対側から青果・惣菜、精肉、鮮魚の順番で配置しています。青果売場は立体的な陳列が美しく、価格も魅力的です。少量・小分けサイズや有機野菜、地場野菜などの取り扱いは消極的で、カットフルーツやカット野菜も最低限のアイテムにとどまっています。惣菜はコーナー自体が非常に小さくなっており、揚げ物や弁当などが並びますが、製造は全てテナントの「合同会社テールウインドソリューション」が担います。ラベルの住所が「千葉市中央区仁戸町560」となっていますが、正しくは「仁戸名町560」です(直営の鮮魚、精肉は正しく表記されています)。
精肉はジャンボパックを主軸に展開しており、上質な牛肉などは扱いません。鮮魚は売場も広く取られており、調理場の見えるオープンキッチン方式です。宮城県産ホヤ貝(229円)や千葉県産天然いなだ(999円)をバイキング形式で提供するなど鮮度感も訴求します。お刺身も充実しており、骨や皮も付いた「まぐろスペアリブ」(100gあたり79円)といった珍しいアイテムも並んでいます。
加工食品はボリューム感あるカットケース陳列を積極的に展開しており、安さをアピール出来ています。特売品以外の大手ナショナルブランド商品はやや割高な印象ですが、訳アリ商品が多数用意されており、買い物に行けば何かしらお得な商品が並んでいるという期待感は提供出来ているように思われます。包装パンは全て山崎製パンから仕入れを行っており、売場は独占状態となっていますが、その分仕入れ値を抑えて安く提供しています。
平日の昼過ぎということもありお客さんは少なく、ほぼ高齢者となっていました。買い上げ点数も少ない印象。競合の「しげのや星久喜店」は高級志向なスーパーであり、価格訴求に徹するトップマートとは棲み分けが図れているように感じます。同時刻のしげのやは客数・買い上げ点数ともに多くはありませんでしたが、高価格帯がメインな品揃えのため客単価には差が付きそうです。ちなみに「しげのや星久喜店」は通常レジ1台とセミセルフレジ3台・精算機6台が設置されており、セミセルフレジ2台が稼働中でした。
京成千原線の大森台駅から徒歩8分程度のところに、トップマート松ヶ丘店はあります。
店舗外観。
かつて千葉県を地盤に百貨店・総合スーパーを展開していた「扇屋」の店舗として開業後、1976年にジャスコと合併し「扇屋ジャスコ」へ改称しました。1994年には扇屋ジャスコ鎌取店のオープンに伴って営業を終了し、跡地には地場スーパーの「トップマート」が入居。1997年以降は上層階に本社が置かれています。

風除室が設置されています。

果物のイラスト。

店舗側面。建物はあまりメンテナンスされておらず、老朽化が目立っています。

屋上広告塔。
「生鮮卸値市場」という独特な言い回しで安さを訴求。

店舗裏手。

納品口。

最後の「ト」の部分のみ色褪せていませんが、塗りなおしたのでしょうか。

剥がれ落ちたイメージボード。

建物は一部3階建てです。現在売場は1階のみで、上層階は本社事務所として活用されています。

駐車場の看板。
「トップマートで楽しいショッピング!!」

売場を見ていく前に、お手洗いを借りるために2階へ上がることが出来ますので、ご紹介いたします。
正面側は壁で塞がれていますが、防火扉と開けるとこのような薄暗い空間が広がっています。

落書きがされた跡でしょうか。

エスカレーターも設置されていますが、利用することは出来ません。

日立エスカレーンが設置されていました。

売場はシャッターが閉められ、立ち入ることは出来ません。

天井も一部剥がれ落ちています。「本部事務所3F」という案内が確認できますが、3階へは階段のみ設置されている様子。

突き当りにお手洗いがありますが、通路も年季を感じさせます。

それでは売場を見ていきます。
納品口側から入ると青果・惣菜売場が配置されています。扇屋ジャスコ時代は正面入口すぐに2階への階段、エスカレーターがあり、そちら側を起点に売場展開していたと推測されますが、現在は車での来店も多いことから駐車場側の納品口側を起点に売場を配置しています。

角度のある什器を導入しており、立体感ある陳列を実現します。
売場のポスター、POPなどには「激安特価」の文字が踊り、安さを前面に打ち出します。

果物コーナー。

導入部で青果と並んで配置されている惣菜売場はスペースが小さめ。
合同会社テールウインドソリューションがインストア形式で製造しています。

お弁当はほぼ350円均一でボリューム感ある商品を提供。

精肉売場。

平台では比較的大容量なパックを陳列。

国産牛400gを999円で販売。

パックには笹の形のバランを入れており、彩りを添えます。

鮮魚売場は調理場の見える形式で、尺数も多く本格的な品揃え。

「まぐろスペアリブ」という珍しい商品も販売。

宮城県産ホヤ貝(229円)や千葉県産天然いなだ(999円)をバイキング形式で提供するなど鮮度感も訴求。

お造りも種類豊富に販売。

精肉、鮮魚は平台ショーケースも配置。

冷凍食品コーナー。

表示価格から半額で価格訴求します。現在メーカー希望小売価格は設定されていないので売価は小売店が決めることですが、味の素ギョーザの通常価格が490円というのは高いですね。

和日配コーナーの納豆。

洋日配コーナーの牛乳。

メーカー希望小売価格から半額!や77%割引!という商品も並びます。

包装パンは全て山崎製パンから仕入れを行っており、売場は独占状態となっていますが、その分仕入れ値を抑えて安く提供しています。

食パンも全て山崎製パン。

加工食品売場。ボリューム感あるカットケース陳列を展開。

ドレッシングコーナー。
特売品以外の大手ナショナルブランド商品はやや割高な印象で、プライベートブランドは扱いません。

醬油コーナー。

圧巻のカットケース陳列。ちなみにこの売場の裏に、先程紹介した2階への階段とエスカレーターが隠されています。

ペットボトル飲料もカットケース陳列を実施。

伊藤園おーいお茶600mlは79円と低価格で販売。

トップマート松ヶ丘店 店舗概要
開業: 1994年10月1日(旧扇屋ジャスコ松ヶ丘店)
売場面積: 約800㎡(目測)
営業時間: 9:00~20:00
住所: 千葉県千葉市中央区仁戸名町560
駐車場: 約30台(無料)
HP: http://www.topmart.co.jp/shop/matsugaokai.html
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや少ない
客層: 高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 老朽化、雑多
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 4台(2台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 汚い
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 扱わない
かつて千葉県千葉市を中心に展開していた百貨店・総合スーパーの扇屋。1976年にジャスコと合併し「扇屋ジャスコ」へ改称しました。松ヶ丘店は3階建ての総合スーパー業態として営業していましたが、1994年に営業を終了し居抜きで地場スーパーのトップマートが出店。売場は1階のみで上層階は本社事務所として活用されています。
トップマートは1973年に「肉の協伸」として創業。現在は千葉市を中心に県内9店舗を展開し、東京都葛飾区と墨田区に系列店「グリーンマート」3店舗を運営しています。2012年より秋田県の酒類販売業「株式会社伏見屋」の傘下に入っています。公式ホームページでも「生鮮卸値市場」「千葉で高品質・低価格の商品をお求めならお任せ下さい!」という文字が躍るなど、安さを前面に打ち出しています。松ヶ丘店も1フロアおよそ800平米ほどの売場に所狭しと商品が並び、期限間近や季節商品などいわゆる「バッタもん」を半額以下の激安価格で提供します。
本来の正面入口とは反対側から青果・惣菜、精肉、鮮魚の順番で配置しています。青果売場は立体的な陳列が美しく、価格も魅力的です。少量・小分けサイズや有機野菜、地場野菜などの取り扱いは消極的で、カットフルーツやカット野菜も最低限のアイテムにとどまっています。惣菜はコーナー自体が非常に小さくなっており、揚げ物や弁当などが並びますが、製造は全てテナントの「合同会社テールウインドソリューション」が担います。ラベルの住所が「千葉市中央区仁戸町560」となっていますが、正しくは「仁戸名町560」です(直営の鮮魚、精肉は正しく表記されています)。
精肉はジャンボパックを主軸に展開しており、上質な牛肉などは扱いません。鮮魚は売場も広く取られており、調理場の見えるオープンキッチン方式です。宮城県産ホヤ貝(229円)や千葉県産天然いなだ(999円)をバイキング形式で提供するなど鮮度感も訴求します。お刺身も充実しており、骨や皮も付いた「まぐろスペアリブ」(100gあたり79円)といった珍しいアイテムも並んでいます。
加工食品はボリューム感あるカットケース陳列を積極的に展開しており、安さをアピール出来ています。特売品以外の大手ナショナルブランド商品はやや割高な印象ですが、訳アリ商品が多数用意されており、買い物に行けば何かしらお得な商品が並んでいるという期待感は提供出来ているように思われます。包装パンは全て山崎製パンから仕入れを行っており、売場は独占状態となっていますが、その分仕入れ値を抑えて安く提供しています。
平日の昼過ぎということもありお客さんは少なく、ほぼ高齢者となっていました。買い上げ点数も少ない印象。競合の「しげのや星久喜店」は高級志向なスーパーであり、価格訴求に徹するトップマートとは棲み分けが図れているように感じます。同時刻のしげのやは客数・買い上げ点数ともに多くはありませんでしたが、高価格帯がメインな品揃えのため客単価には差が付きそうです。ちなみに「しげのや星久喜店」は通常レジ1台とセミセルフレジ3台・精算機6台が設置されており、セミセルフレジ2台が稼働中でした。