リヴィンオズ大泉店
- 2023/05/12
- 17:11
東京都練馬区。
西武池袋線の大泉学園駅から徒歩13分程度のところに、リヴィンオズ大泉店はあります。
店舗外観。
2023年5月現在、全国で5店舗にまで減少した西友の大型店舗「リヴィン」の1つです。1983年4月27日に「西友オズ大泉店」として開業(日本スーパー名鑑と日本SC協会は4月27日と記載してありますが、23日オープンという個人サイト様も多く、23日プレオープンだったのでしょうか)。1994年6月9日には「オズ大泉西武」へ転換。1999年4月には現在の「リヴィンオズ大泉店」へ店名変更しています。

チューブ状のシースルーエスカレーターが非常に特徴的な外観です。

店舗裏手。

2階にバルコニーのような部分があるようですが、立ち入り禁止でした。

チューブ状の1階部分にはドトールコーヒーが入居。

エスカレーター内部はこのようになっています。




向かいには映画館「T・ジョイSEIBU大泉」が立地しています。

店内の階段。

フロアガイド。

まずは1階食料品フロアから見ていきます。

青果売場。季節の果物を先頭に量感をもって陳列します。

いちごコーナーを強化。

契約農家直送コーナーを拡充し、様々な野菜・果物を販売します。

高価格帯のミニトマトも取り扱います。

続く鮮魚売場。

丸魚の品揃えも豊富です。

上質な生本マグロを訴求。

お刺身盛り合わせもファミリー層向けの4点、6点盛りを中心とした品揃えです。

大量に並ぶうなぎの蒲焼。

精肉はそれほど高級品を仕入れておらず、お買い得な大容量パックを訴求する商品構成となっています。

惣菜売場。専門店として「新宿さぼてん」「ちよだ鮨」も入居します。

店内加工の「だし香るロースカツ重」(458円)

彩り豊かな「春満彩!行楽弁当」(498円)

西友定番の298円弁当で安さも強調します。

やや値上げした商品もあるようです。

ベーカリーは専門店が出店しているため、直営はワッフルやドーナツなど取り扱いアイテムを絞り込みます。

洋日配コーナーの牛乳。みなさまのお墨付きを単品大量陳列します。

加工食品売場。

醬油コーナー。

PB「みなさまのお墨付き」のアイテム数は非常に多くなっています。

ドレッシングコーナー。

高級品・こだわりの品は競合の大手スーパーと比べて導入が少なく、売場では「安さ」を打ち出す路線ですが、輸入菓子はコーナー展開します。

1階は婦人服と服飾雑貨、化粧品のフロア。

婦人服売り場。

一般的な西友と比べ幅広いアイテムを取り扱います。

化粧品コーナー。

旅行用品コーナー。

2階は紳士服と子供用品のフロア。

広大な売場で直営衣料を展開する西友は現在かなり希少になっています。

子供服コーナー。

入居する無印良品。4階には書店「リブロ」が入居するなど、セゾングループ時代の繋がりを感じられるテナントが入ります。

3階は暮らしのフロア。
寝具、家電製品、生活用品、玩具、自転車など総合スーパーらしい売場を直営で運営します。

大型の白物家電はほぼ撤退しているようです。

寝具コーナー。

玩具コーナー。商品入れ替えのため値引きされた商品が目立ちました。

日用消耗品コーナー。

自転車も取り扱います。

生活用品や文具も充実。

4階は全て専門店のフロア。

ABCマート。

一般的に総合スーパーとユニクロが同一の建物に入ると、ユニクロにお客さんが流れるのですが、こちらの店舗では西友の直営衣料売場が苦戦しているとは感じませんでした。

5階はレストランと専門店のフロア。
レストラン街の入口にある2つの区画はどちらも空き店舗です。

ガラス張りのエレベーターホール。

退店が相次いでいるようで、活気がありません。

セゾングループの株式会社西洋フードシステムズからアンドモワに経営が移った京風ラーメン「糸ぐるま」も以前は営業していました(アンドモワは2021年10月に事業を停止し、2022年3月に破産申請)。

宴会などで使用できる「バンケットホール」という会場も設置されています。

現在も営業を続けている飲食店もあり、利用者で賑わう店舗も見られました。

ゲームコーナー「アミュージアム」付近は天井が高くなっています。

従来は西友傘下のアミューズメント施設運営会社でしたが、1999年以降売却が繰り返され、直近の親会社は不明です。

閉店したカット専門店。

「スタジオエルロード」
東映東京撮影所の敷地を活用した物件であるため、スタジオ設備も導入されたのでしょうか。現在はフロアガイドから削除されており、詳細は不明です。

リヴィンオズ大泉店 店舗概要
開業: 1983年04月27日
売場面積: 16871㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間:
地下1階:8:00〜25:00
1階から3階:9:00〜23:00
住所: 東京都練馬区東大泉2-10-11
駐車場: 727台(料金 1時間無料。以降、30分毎に200円。お買上げ金額1,000円以上で3時間無料)
HP: https://www.seiyu.co.jp/shop/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%82%BA%E5%A4%A7%E6%B3%89%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者、ファミリー層中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: きれい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 西友川越食品流通センター
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 10台(6台稼働中)、精算機11台
食品完全セルフレジ: 10台
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: みなさまのお墨付き、きほんのき
かつて西友が運営していた百貨店業態の大型店舗は、同じセゾングループの西武百貨店と同じく西武の屋号で展開していましたが、2000年までにスーパーと百貨店の中間業態となるリヴィン(LIVIN)へ転換されました。現存するリヴィンのうち田無と光が丘は西武店からの転換です。リヴィンとして新規開業した「よこすか店」や西武店から移転開業した「ザ・モール郡山店」と異なり、オズ大泉店は西友から西武店を経ての転換となっています。チューブ状のシースルーエスカレーターが非常に特徴的な外観です。
1983年4月27日に「西友オズ大泉店」として開業(日本スーパー名鑑と日本SC協会は4月27日と記載してありますが、23日オープンという個人サイト様も多く、23日プレオープンだったのでしょうか)。1994年6月9日には「オズ大泉西武」へ転換。1999年4月には現在の「リヴィンオズ大泉店」へ店名変更しています。
4階はユニクロやABCマートなどテナントを誘致し専門店フロアとなっていますが、地下1階から3階まで直営で衣食住を揃える総合スーパー業態として営業を続けています。無印良品やリブロなどかつてのセゾングループ繋がりの企業も入居。食料品売場は改装が施されており、築年数を感じさせないきれいで明るい印象の売場です。
青果売場では契約農家直送コーナーを拡充し、量感ある陳列を実施。鮮魚では西友としては珍しく丸魚も扱い、上質な生本マグロなど上質志向なアイテムやお刺身盛り合わせもファミリー層向けの4点、6点盛りを中心とした品揃えです。精肉はそれほど高級品を仕入れておらず、お買い得な大容量パックを訴求する商品構成となっています。
惣菜は西友おなじみの298円弁当をはじめとしてアウトパック比率が高くなっていますが、具沢山で彩りのある弁当やカツ丼などは店内調理で陳列量も多め。加工食品は自社PB「みなさまのお墨付き」を前面に押し出すほか、大手NBも西友らしいリーズナブルな価格で提供します。
セミセルフレジの設置台数、稼働数も多く平日から売上が見込まれているようです。完全セルフレジの利用も普及している印象。また、衣料品や住まいの品フロアにもお客さんが入っており、ユニクロと比べて西友の直営衣料売場が苦戦しているとは感じませんでした。私の手元にある2000年版の日本スーパー名鑑によると、1999年度のリヴィンオズ大泉店の年商は175億8600万円で、都内の西友・リヴィンでは1位となる繁盛店でした。現在の年商は非公開ですが平日の昼間から館内は賑わっており、いまだに地域住民から根強い支持を得ていると感じました。
西武池袋線の大泉学園駅から徒歩13分程度のところに、リヴィンオズ大泉店はあります。
店舗外観。
2023年5月現在、全国で5店舗にまで減少した西友の大型店舗「リヴィン」の1つです。1983年4月27日に「西友オズ大泉店」として開業(日本スーパー名鑑と日本SC協会は4月27日と記載してありますが、23日オープンという個人サイト様も多く、23日プレオープンだったのでしょうか)。1994年6月9日には「オズ大泉西武」へ転換。1999年4月には現在の「リヴィンオズ大泉店」へ店名変更しています。

チューブ状のシースルーエスカレーターが非常に特徴的な外観です。

店舗裏手。

2階にバルコニーのような部分があるようですが、立ち入り禁止でした。

チューブ状の1階部分にはドトールコーヒーが入居。

エスカレーター内部はこのようになっています。




向かいには映画館「T・ジョイSEIBU大泉」が立地しています。

店内の階段。

フロアガイド。

まずは1階食料品フロアから見ていきます。

青果売場。季節の果物を先頭に量感をもって陳列します。

いちごコーナーを強化。

契約農家直送コーナーを拡充し、様々な野菜・果物を販売します。

高価格帯のミニトマトも取り扱います。

続く鮮魚売場。

丸魚の品揃えも豊富です。

上質な生本マグロを訴求。

お刺身盛り合わせもファミリー層向けの4点、6点盛りを中心とした品揃えです。

大量に並ぶうなぎの蒲焼。

精肉はそれほど高級品を仕入れておらず、お買い得な大容量パックを訴求する商品構成となっています。

惣菜売場。専門店として「新宿さぼてん」「ちよだ鮨」も入居します。

店内加工の「だし香るロースカツ重」(458円)

彩り豊かな「春満彩!行楽弁当」(498円)

西友定番の298円弁当で安さも強調します。

やや値上げした商品もあるようです。

ベーカリーは専門店が出店しているため、直営はワッフルやドーナツなど取り扱いアイテムを絞り込みます。

洋日配コーナーの牛乳。みなさまのお墨付きを単品大量陳列します。

加工食品売場。

醬油コーナー。

PB「みなさまのお墨付き」のアイテム数は非常に多くなっています。

ドレッシングコーナー。

高級品・こだわりの品は競合の大手スーパーと比べて導入が少なく、売場では「安さ」を打ち出す路線ですが、輸入菓子はコーナー展開します。

1階は婦人服と服飾雑貨、化粧品のフロア。

婦人服売り場。

一般的な西友と比べ幅広いアイテムを取り扱います。

化粧品コーナー。

旅行用品コーナー。

2階は紳士服と子供用品のフロア。

広大な売場で直営衣料を展開する西友は現在かなり希少になっています。

子供服コーナー。

入居する無印良品。4階には書店「リブロ」が入居するなど、セゾングループ時代の繋がりを感じられるテナントが入ります。

3階は暮らしのフロア。
寝具、家電製品、生活用品、玩具、自転車など総合スーパーらしい売場を直営で運営します。

大型の白物家電はほぼ撤退しているようです。

寝具コーナー。

玩具コーナー。商品入れ替えのため値引きされた商品が目立ちました。

日用消耗品コーナー。

自転車も取り扱います。

生活用品や文具も充実。

4階は全て専門店のフロア。

ABCマート。

一般的に総合スーパーとユニクロが同一の建物に入ると、ユニクロにお客さんが流れるのですが、こちらの店舗では西友の直営衣料売場が苦戦しているとは感じませんでした。

5階はレストランと専門店のフロア。
レストラン街の入口にある2つの区画はどちらも空き店舗です。

ガラス張りのエレベーターホール。

退店が相次いでいるようで、活気がありません。

セゾングループの株式会社西洋フードシステムズからアンドモワに経営が移った京風ラーメン「糸ぐるま」も以前は営業していました(アンドモワは2021年10月に事業を停止し、2022年3月に破産申請)。

宴会などで使用できる「バンケットホール」という会場も設置されています。

現在も営業を続けている飲食店もあり、利用者で賑わう店舗も見られました。

ゲームコーナー「アミュージアム」付近は天井が高くなっています。

従来は西友傘下のアミューズメント施設運営会社でしたが、1999年以降売却が繰り返され、直近の親会社は不明です。

閉店したカット専門店。

「スタジオエルロード」
東映東京撮影所の敷地を活用した物件であるため、スタジオ設備も導入されたのでしょうか。現在はフロアガイドから削除されており、詳細は不明です。

リヴィンオズ大泉店 店舗概要
開業: 1983年04月27日
売場面積: 16871㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間:
地下1階:8:00〜25:00
1階から3階:9:00〜23:00
住所: 東京都練馬区東大泉2-10-11
駐車場: 727台(料金 1時間無料。以降、30分毎に200円。お買上げ金額1,000円以上で3時間無料)
HP: https://www.seiyu.co.jp/shop/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%82%BA%E5%A4%A7%E6%B3%89%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者、ファミリー層中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: きれい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 西友川越食品流通センター
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 10台(6台稼働中)、精算機11台
食品完全セルフレジ: 10台
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: みなさまのお墨付き、きほんのき
かつて西友が運営していた百貨店業態の大型店舗は、同じセゾングループの西武百貨店と同じく西武の屋号で展開していましたが、2000年までにスーパーと百貨店の中間業態となるリヴィン(LIVIN)へ転換されました。現存するリヴィンのうち田無と光が丘は西武店からの転換です。リヴィンとして新規開業した「よこすか店」や西武店から移転開業した「ザ・モール郡山店」と異なり、オズ大泉店は西友から西武店を経ての転換となっています。チューブ状のシースルーエスカレーターが非常に特徴的な外観です。
1983年4月27日に「西友オズ大泉店」として開業(日本スーパー名鑑と日本SC協会は4月27日と記載してありますが、23日オープンという個人サイト様も多く、23日プレオープンだったのでしょうか)。1994年6月9日には「オズ大泉西武」へ転換。1999年4月には現在の「リヴィンオズ大泉店」へ店名変更しています。
4階はユニクロやABCマートなどテナントを誘致し専門店フロアとなっていますが、地下1階から3階まで直営で衣食住を揃える総合スーパー業態として営業を続けています。無印良品やリブロなどかつてのセゾングループ繋がりの企業も入居。食料品売場は改装が施されており、築年数を感じさせないきれいで明るい印象の売場です。
青果売場では契約農家直送コーナーを拡充し、量感ある陳列を実施。鮮魚では西友としては珍しく丸魚も扱い、上質な生本マグロなど上質志向なアイテムやお刺身盛り合わせもファミリー層向けの4点、6点盛りを中心とした品揃えです。精肉はそれほど高級品を仕入れておらず、お買い得な大容量パックを訴求する商品構成となっています。
惣菜は西友おなじみの298円弁当をはじめとしてアウトパック比率が高くなっていますが、具沢山で彩りのある弁当やカツ丼などは店内調理で陳列量も多め。加工食品は自社PB「みなさまのお墨付き」を前面に押し出すほか、大手NBも西友らしいリーズナブルな価格で提供します。
セミセルフレジの設置台数、稼働数も多く平日から売上が見込まれているようです。完全セルフレジの利用も普及している印象。また、衣料品や住まいの品フロアにもお客さんが入っており、ユニクロと比べて西友の直営衣料売場が苦戦しているとは感じませんでした。私の手元にある2000年版の日本スーパー名鑑によると、1999年度のリヴィンオズ大泉店の年商は175億8600万円で、都内の西友・リヴィンでは1位となる繁盛店でした。現在の年商は非公開ですが平日の昼間から館内は賑わっており、いまだに地域住民から根強い支持を得ていると感じました。