ジェーソン足立辰沼店
- 2023/06/14
- 18:51
東京都足立区。
東京メトロ千代田線の北綾瀬駅から徒歩15分程度のところに、ジェーソン足立辰沼店はあります。
店舗外観。
2007年3月15日で閉店したポロロッカ辰沼店跡地に、同年4月26日に居抜き出店したジェーソン足立辰沼店です。都市型小型スーパーの「ポロロッカ」は、経営破綻したマイカルから首都圏地盤の食品スーパー「マルエツ」に経営が譲渡されていました。

ジェーソンは出店のほとんどを居抜きで賄っており、店舗形状は各店で大きく異なります。
元々スーパーだった物件の他、家電量販店やユニクロ跡地への居抜き出店も目立ちます。

ドラッグストアのように店外にも台車ごと商品が陳列されています。

入口すぐのペットボトル飲料売場。
期間限定パッケージや終売商品、奇抜な味の商品、賞味期限間近の商品など激安で販売。ケース販売にも積極的です。

定番商品もそれなりに競争力ある価格帯で販売。

ビクトリー 天然水ピュアの森は500mlが32円、2Lが55円と激安。
イオンのトップバリュベストプライスが500ml55円、2L70円(全て税抜き)であることを考えると安さが分かります。

缶コーヒーはアイテム豊富。

生鮮3品と惣菜は扱いませんが、日配品は最低限取り扱い。

牛乳コーナー。

パンコーナー。
あまり見慣れない伊藤パンの食パンを1斤89円で販売。

菓子売場。カルビーじゃがりこは89円。

カップ麺売場。69円のラーメンなども販売されています。

調味料コーナー。業務用サイズの取り扱いも実施。

在庫はゴンドラ上に大量に確保しているのですが、品出しが追いついておらず、欠品やフェイスアップ不足が散見されます。

小型家電も販売。

日用品コーナー。

衣類や靴なども取り扱います。

ジェーソン足立辰沼店 店舗概要
開業: 2007年04月26日(旧ポロロッカ辰沼店)
売場面積: 約300㎡(目測)
営業時間: 10:00~23:00
住所: 東京都足立区辰沼1-5-17
駐車場: あり(無料)
HP: https://jason.co.jp/%E5%BA%97%E8%88%97%E8%A9%B3%E7%B4%B0-%E8%B6%B3%E7%AB%8B%E8%BE%B0%E6%B2%BC%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 12時頃
客数: 少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 加工食品、日用品中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 雑多
品出し・前出し: 非常に悪い
クリンリネス: やや悪い
接客対応: 普通
店内BGM: 独自BGM
精肉加工者: 取り扱い無し
鮮魚加工者: 取り扱い無し
食品通常レジ: 2台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 無し
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 自社PB
2007年3月15日で閉店したポロロッカ辰沼店跡地に、同年4月26日に居抜き出店したジェーソン足立辰沼店です。都市型小型スーパーの「ポロロッカ」は、経営破綻したマイカルから首都圏地盤の食品スーパー「マルエツ」に経営が譲渡されていました。
ジェーソンは1973年創業のディスカウントストアです。1985年より生活必需関連商品(食品、雑貨、衣料、洗剤、DIY、文具、ペット用品、ベビー用品、化粧雑貨、園芸等)の低価格販売を行うコンビニ型ディスカウントストア「バラエティ・ストア」の出店を強化し、2023年2月期決算では首都圏に111店舗を展開。売上高272億2600万円、営業利益8億0100万円、経常利益8億3900万円、当期純利益5億9900万円となっています。
経常利益率は3.08%と、優良企業とまでは行きませんが、十分な競争力を有した企業であると言えるでしょう。「ムリ・ムラ・ムダ」を省いた、徹底したローコスト経営を掲げており、チラシ販促を実施しないEDLP(Everyday Low Price)戦略による店舗作業の省力化や、居抜き物件を主体とした出店政策によりコスト低減を図っています。
生鮮3品と惣菜を扱っておらず、廃棄ロスが低減できていることも競合と比べ高い収益性の要因と見られますが、一般的に都市型小型スーパーは損益分岐点が高く、黒字化は難しいとされています。イオン傘下のディスカウントストア「ビッグ・エー」(経営統合したアコレ含む)は340店舗・売上1100億円規模ながら、2023年2月期の当期純利益は3億2200万円と低迷しており、ジェーソンの半分程度にとどまっています。
ちなみに、ジェーソンという社名の由来ですが、公式ホームページによると、
「当社は1984年に1号店をオープンしておりますが、当時よりアメリカ型のチェーンストアをモデルとして事業展開をしてまいりました。その際店舗名として、米国ではありふれた名前、呼びやすく親しみやすい名前として数十の候補から「ジェーソン」を採用し、今日に至っております。
なおご参考までに、当社代表取締役(創業者)の実父が経営していたディスカウントチェーン店の名称を、某ハリウッド俳優の姓からとったという逸話もあり、ジェーソン創業にあたり一般的な米国姓での店舗命名に違和感がなかったとのことです。」
と記載があります。ちなみに実父が経営していたディスカウントチェーン店というのは埼玉県を中心に展開する「ロヂャース」(運営は北辰商事株式会社)のことです。
ジェーソン1店舗当たりの平均年商は約2億4500万円で、日商にすると約67万円。ちょうどセブンイレブンの2023年2月期の平均日販と同じ金額となっています。店舗規模によってシフトは変わってきますが、小型店ではコンビニと同じく2人体制の店舗運営となっている模様で、訪れた際にも1人がレジ、1人が品出しを行っていました。
正直な感想としては、売場は荒れ放題で欠品も多く、買い物しやすい環境ではありませんでした。しかし価格は確かに安いと感じます。大手ナショナルブランドの定番品で安い商品は少ないものの、ペットボトル飲料を中心に期間限定パッケージや終売商品、賞味期限間近の商品など激安で販売。飲料はケース販売も積極的に実施しており、売れ行きも好調でした。独自の仕入れルートを確立することで消費者にとって「お買い得」な商品を継続して提供し、支持を集めているのでしょう。
あまり長時間滞在していないため客層・客単価の傾向は掴めませんでしたが、最低限取り扱っている日配品やパンの売場にお客さんは滞留しておらず、飲料・加工食品・菓子や日用品を買い求めるお客さんが来店している様子でした。
東京メトロ千代田線の北綾瀬駅から徒歩15分程度のところに、ジェーソン足立辰沼店はあります。
店舗外観。
2007年3月15日で閉店したポロロッカ辰沼店跡地に、同年4月26日に居抜き出店したジェーソン足立辰沼店です。都市型小型スーパーの「ポロロッカ」は、経営破綻したマイカルから首都圏地盤の食品スーパー「マルエツ」に経営が譲渡されていました。

ジェーソンは出店のほとんどを居抜きで賄っており、店舗形状は各店で大きく異なります。
元々スーパーだった物件の他、家電量販店やユニクロ跡地への居抜き出店も目立ちます。

ドラッグストアのように店外にも台車ごと商品が陳列されています。

入口すぐのペットボトル飲料売場。
期間限定パッケージや終売商品、奇抜な味の商品、賞味期限間近の商品など激安で販売。ケース販売にも積極的です。

定番商品もそれなりに競争力ある価格帯で販売。

ビクトリー 天然水ピュアの森は500mlが32円、2Lが55円と激安。
イオンのトップバリュベストプライスが500ml55円、2L70円(全て税抜き)であることを考えると安さが分かります。

缶コーヒーはアイテム豊富。

生鮮3品と惣菜は扱いませんが、日配品は最低限取り扱い。

牛乳コーナー。

パンコーナー。
あまり見慣れない伊藤パンの食パンを1斤89円で販売。

菓子売場。カルビーじゃがりこは89円。

カップ麺売場。69円のラーメンなども販売されています。

調味料コーナー。業務用サイズの取り扱いも実施。

在庫はゴンドラ上に大量に確保しているのですが、品出しが追いついておらず、欠品やフェイスアップ不足が散見されます。

小型家電も販売。

日用品コーナー。

衣類や靴なども取り扱います。

ジェーソン足立辰沼店 店舗概要
開業: 2007年04月26日(旧ポロロッカ辰沼店)
売場面積: 約300㎡(目測)
営業時間: 10:00~23:00
住所: 東京都足立区辰沼1-5-17
駐車場: あり(無料)
HP: https://jason.co.jp/%E5%BA%97%E8%88%97%E8%A9%B3%E7%B4%B0-%E8%B6%B3%E7%AB%8B%E8%BE%B0%E6%B2%BC%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 12時頃
客数: 少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 加工食品、日用品中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 雑多
品出し・前出し: 非常に悪い
クリンリネス: やや悪い
接客対応: 普通
店内BGM: 独自BGM
精肉加工者: 取り扱い無し
鮮魚加工者: 取り扱い無し
食品通常レジ: 2台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 無し
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 自社PB
2007年3月15日で閉店したポロロッカ辰沼店跡地に、同年4月26日に居抜き出店したジェーソン足立辰沼店です。都市型小型スーパーの「ポロロッカ」は、経営破綻したマイカルから首都圏地盤の食品スーパー「マルエツ」に経営が譲渡されていました。
ジェーソンは1973年創業のディスカウントストアです。1985年より生活必需関連商品(食品、雑貨、衣料、洗剤、DIY、文具、ペット用品、ベビー用品、化粧雑貨、園芸等)の低価格販売を行うコンビニ型ディスカウントストア「バラエティ・ストア」の出店を強化し、2023年2月期決算では首都圏に111店舗を展開。売上高272億2600万円、営業利益8億0100万円、経常利益8億3900万円、当期純利益5億9900万円となっています。
経常利益率は3.08%と、優良企業とまでは行きませんが、十分な競争力を有した企業であると言えるでしょう。「ムリ・ムラ・ムダ」を省いた、徹底したローコスト経営を掲げており、チラシ販促を実施しないEDLP(Everyday Low Price)戦略による店舗作業の省力化や、居抜き物件を主体とした出店政策によりコスト低減を図っています。
生鮮3品と惣菜を扱っておらず、廃棄ロスが低減できていることも競合と比べ高い収益性の要因と見られますが、一般的に都市型小型スーパーは損益分岐点が高く、黒字化は難しいとされています。イオン傘下のディスカウントストア「ビッグ・エー」(経営統合したアコレ含む)は340店舗・売上1100億円規模ながら、2023年2月期の当期純利益は3億2200万円と低迷しており、ジェーソンの半分程度にとどまっています。
ちなみに、ジェーソンという社名の由来ですが、公式ホームページによると、
「当社は1984年に1号店をオープンしておりますが、当時よりアメリカ型のチェーンストアをモデルとして事業展開をしてまいりました。その際店舗名として、米国ではありふれた名前、呼びやすく親しみやすい名前として数十の候補から「ジェーソン」を採用し、今日に至っております。
なおご参考までに、当社代表取締役(創業者)の実父が経営していたディスカウントチェーン店の名称を、某ハリウッド俳優の姓からとったという逸話もあり、ジェーソン創業にあたり一般的な米国姓での店舗命名に違和感がなかったとのことです。」
と記載があります。ちなみに実父が経営していたディスカウントチェーン店というのは埼玉県を中心に展開する「ロヂャース」(運営は北辰商事株式会社)のことです。
ジェーソン1店舗当たりの平均年商は約2億4500万円で、日商にすると約67万円。ちょうどセブンイレブンの2023年2月期の平均日販と同じ金額となっています。店舗規模によってシフトは変わってきますが、小型店ではコンビニと同じく2人体制の店舗運営となっている模様で、訪れた際にも1人がレジ、1人が品出しを行っていました。
正直な感想としては、売場は荒れ放題で欠品も多く、買い物しやすい環境ではありませんでした。しかし価格は確かに安いと感じます。大手ナショナルブランドの定番品で安い商品は少ないものの、ペットボトル飲料を中心に期間限定パッケージや終売商品、賞味期限間近の商品など激安で販売。飲料はケース販売も積極的に実施しており、売れ行きも好調でした。独自の仕入れルートを確立することで消費者にとって「お買い得」な商品を継続して提供し、支持を集めているのでしょう。
あまり長時間滞在していないため客層・客単価の傾向は掴めませんでしたが、最低限取り扱っている日配品やパンの売場にお客さんは滞留しておらず、飲料・加工食品・菓子や日用品を買い求めるお客さんが来店している様子でした。