ベルク東町店
- 2023/09/10
- 20:59
埼玉県秩父市。
秩父鉄道御花畑駅から徒歩3分程度のところに、ベルク東町店はあります。
店舗外観。
何の変哲もない平屋建てのベルクですが、店舗ページのURL「https://new.belc.jp/shop/0002」の通り1968年8月に開業したベルクの2号店です。ただし建て替え時期は不明。ちなみに同じく秩父市内で営業していた1号店の宮側店は既に閉店しています。
600坪(約1983㎡)を標準的な規模に据えて出店を行うベルクとしては売場面積1451㎡と小型店です。青果平台は幅が狭いタイプを導入。
清潔感のある落ち着いた雰囲気の買い物空間です。
商品説明やレシピ紹介にも積極的で、提案型の売場づくりが垣間見えます。
カットフルーツやチョコバナナなどデザート需要に応えるアイテムを強化。
コーヒーのお供やビールのおつまみとして各種ナッツをおすすめします。
続く鮮魚売場。ベルクの標準フォーマットは鮮魚売場の調理風景が見えるオープンキッチン方式なのですが、東町店では調理場は見えませんでした。
売場先頭で干物を99円均一のバイキング形式で提供。POPに描かれているのは「ベルクック」というベルク公式キャラクターです。
金目鯛、蓮子鯛、いさき、かんぱち、といった丸魚もエラ・内臓を処理した下ごしらえ済みで販売。
お刺身は単品お造りが中心でファミリー層向けの盛合わせはあまり並びません。
続く精肉売場。
精肉は上質な和牛の取り扱いがほぼ無く、オーストラリア産100g199円の格安ステーキ肉や輸入牛の焼肉盛り合わせが目立ちます。
地場商品として「ベルク発祥の地秩父味噌を使った味噌漬」(100g129円)の売り込みを図ります。
国産鶏もも肉は大容量でなくとも100g99円という低価格で提供するほか、お買い得なメガ盛りも大きくコーナー展開しています。
惣菜売場。
秩父名物の「味噌ぽてと」(2本258円)は陳列量も多く、地域住民からの支持もあるようです。
バラ売りの揚げ物、天ぷら、焼き鳥も豊富な品揃えで、天ぷらは99円均一など値ごろ感ある価格が魅力です。
カラスガレイの西京焼き海苔弁当(599円)、さっぱりレモンの黒酢鶏弁当(549円)といったやや高単価なアイテムも投入。
うなぎのタレご飯(199円)という斬新な商品も並んでいます。
握り寿司8貫は499円、「8種の具材の海鮮丼」は389円など寿司系は安さを打ち出した商品が目立ちました。
おなめ、しゃくし菜漬け、といった秩父名物商品を集積して訴求。
和日配コーナー。プライベートブランドの「くらしにベルク」豆腐1丁300gは39円で提供。
洋日配の牛乳コーナー。
冷凍食品コーナー。
加工食品売場。醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。高級品やこだわりの品はあまり導入せず、普段使いの商品をお手頃価格で提供します。
少し邪魔にも思える突き出しPOPも取り付け、「くらしにベルク」を積極的に売り込む姿勢が感じられます。
味を隠したベルクオリジナルのせんべいをエンドで大量陳列。パッケージはバイヤーの鈴木さんという方のお子さんが描かれるなど、一般的な企業では実現しない独創的な商品開発も行われている様子。
豚みそ丼、味噌ぽてと、など味噌を使った名物料理が多い秩父ですが、味噌売場はそれほど特色ある品揃えではありません。
酒類は増築されたような区画で販売されています。
ベルク東町店 店舗概要
開業: 1968年08月26日
売場面積: 1451㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00~22:00
住所: 埼玉県秩父市東町12-1
駐車場: 90台(無料)
HP: https://new.belc.jp/shop/0002
店内・売場の様子
時間帯: 平日14時頃
客数: やや少なめ
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 清潔感ある
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送、ベルクテーマソング「Just for Your Life」
精肉加工者: 店内加工
鮮魚加工者: 店内加工
食品通常レジ: 7台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: くらしにベルク、トップバリュ
1959年、埼玉県秩父市に株式会社主婦の店秩父店が設立されました。現在埼玉を地盤に133店舗を展開するまでに成長を果たしたベルクの歴史はここから始まりました。1号店であった宮側店は既に閉店していますが、今回訪れた東町店は1968年8月に開業した2号店です。建て替え時期は不明ですが、外観は他のベルクと全く変わらない建物となっています。ただし600坪(1983㎡)を標準的な規模に据えて出店を行うベルクとしては売場面積1451㎡と小型店です。
入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と並ぶベルクとしては一般的なレイアウト。天井も高く売場も手入れされているため、古さや窮屈感は感じません。青果売場の青果平台は幅が狭いタイプを導入。商品説明やレシピ紹介にも積極的で、提案型の売場づくりが垣間見えます。品揃えは他のベルクと変わりませんが、地場野菜はもっと訴求しても良いのではないかと感じます。カットフルーツやチョコバナナなどデザート系を強化している印象で、ナッツ類も種類豊富にラインナップします。
鮮魚売場は先頭で干物を99円均一のバイキング形式で提供。金目鯛、蓮子鯛、いさき、かんぱち、といった丸魚もエラ・内臓を処理した下ごしらえ済みで販売していました。お刺身は単品お造りが中心でファミリー層向けの盛合わせはあまり並びませんが、塩干や簡便調理アイテムは充実している印象でした。
精肉は上質な和牛の取り扱いがほぼ無く、オーストラリア産100g199円の格安ステーキ肉や輸入牛の焼肉盛り合わせが目立ちます。地場商品として「ベルク発祥の地秩父味噌を使った味噌漬」(100g129円)の売り込みを図ります。国産鶏もも肉は大容量でなくとも100g99円という低価格で提供するほか、お買い得なメガ盛りも大きくコーナー展開しています。
惣菜売場は店内調理の弁当が充実。カラスガレイの西京焼き海苔弁当(599円)、さっぱりレモンの黒酢鶏弁当(549円)といったやや高単価なアイテムも投入します。一方で握り寿司8貫は499円、「8種の具材の海鮮丼」は389円など寿司系は安さを打ち出した商品が目立ちました。バラ売りの揚げ物、天ぷら、焼き鳥も豊富な品揃えで、天ぷらは99円均一など値ごろ感ある価格が魅力です。秩父名物の「味噌ぽてと」(2本258円)は陳列量も多く、地域住民からの支持もあるようです。
日配品や加工食品は大手ナショナルブランドとPB「くらしにベルク」を中心に商品構成します。少し邪魔にも思える突き出しPOPも取り付け、自社PBを積極的に売り込む姿勢が感じられますが、欠落しているカテゴリではトップバリュベストプライスを導入。エンドなどでのボリューム陳列も上手く、思わず見入ってしまう面白みのあるPOPが多いのも特徴です。霊視体験キャンペーンやUFO飛来広告といったユニークな販促戦略により、従来スーパーに足を運ぶ機会の少なかった10代から20代のいわゆるZ世代の集客に成功しているベルクならではの「楽しさ」が売場でも感じられました。
平日の昼過ぎでしたが、主婦や高齢者に加えて子供連れの方も見られました。一方で客数としてはあまり多くなく、客単価もそれほど高くない水準です。レジ3台稼働はやや過剰にも感じられましたが、列が出来ることは無かったのでお客さん目線では良いと思います。品出し中の従業員さんも声掛けが良く出来ていると感じました。駐車場が半分以上埋まっている割には店内の客数が少ないため、秩父鉄道御花畑駅の利用者などに使われている可能性もあるのではないでしょうか。
秩父鉄道御花畑駅から徒歩3分程度のところに、ベルク東町店はあります。
店舗外観。
何の変哲もない平屋建てのベルクですが、店舗ページのURL「https://new.belc.jp/shop/0002」の通り1968年8月に開業したベルクの2号店です。ただし建て替え時期は不明。ちなみに同じく秩父市内で営業していた1号店の宮側店は既に閉店しています。
600坪(約1983㎡)を標準的な規模に据えて出店を行うベルクとしては売場面積1451㎡と小型店です。青果平台は幅が狭いタイプを導入。
清潔感のある落ち着いた雰囲気の買い物空間です。
商品説明やレシピ紹介にも積極的で、提案型の売場づくりが垣間見えます。
カットフルーツやチョコバナナなどデザート需要に応えるアイテムを強化。
コーヒーのお供やビールのおつまみとして各種ナッツをおすすめします。
続く鮮魚売場。ベルクの標準フォーマットは鮮魚売場の調理風景が見えるオープンキッチン方式なのですが、東町店では調理場は見えませんでした。
売場先頭で干物を99円均一のバイキング形式で提供。POPに描かれているのは「ベルクック」というベルク公式キャラクターです。
金目鯛、蓮子鯛、いさき、かんぱち、といった丸魚もエラ・内臓を処理した下ごしらえ済みで販売。
お刺身は単品お造りが中心でファミリー層向けの盛合わせはあまり並びません。
続く精肉売場。
精肉は上質な和牛の取り扱いがほぼ無く、オーストラリア産100g199円の格安ステーキ肉や輸入牛の焼肉盛り合わせが目立ちます。
地場商品として「ベルク発祥の地秩父味噌を使った味噌漬」(100g129円)の売り込みを図ります。
国産鶏もも肉は大容量でなくとも100g99円という低価格で提供するほか、お買い得なメガ盛りも大きくコーナー展開しています。
惣菜売場。
秩父名物の「味噌ぽてと」(2本258円)は陳列量も多く、地域住民からの支持もあるようです。
バラ売りの揚げ物、天ぷら、焼き鳥も豊富な品揃えで、天ぷらは99円均一など値ごろ感ある価格が魅力です。
カラスガレイの西京焼き海苔弁当(599円)、さっぱりレモンの黒酢鶏弁当(549円)といったやや高単価なアイテムも投入。
うなぎのタレご飯(199円)という斬新な商品も並んでいます。
握り寿司8貫は499円、「8種の具材の海鮮丼」は389円など寿司系は安さを打ち出した商品が目立ちました。
おなめ、しゃくし菜漬け、といった秩父名物商品を集積して訴求。
和日配コーナー。プライベートブランドの「くらしにベルク」豆腐1丁300gは39円で提供。
洋日配の牛乳コーナー。
冷凍食品コーナー。
加工食品売場。醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。高級品やこだわりの品はあまり導入せず、普段使いの商品をお手頃価格で提供します。
少し邪魔にも思える突き出しPOPも取り付け、「くらしにベルク」を積極的に売り込む姿勢が感じられます。
味を隠したベルクオリジナルのせんべいをエンドで大量陳列。パッケージはバイヤーの鈴木さんという方のお子さんが描かれるなど、一般的な企業では実現しない独創的な商品開発も行われている様子。
豚みそ丼、味噌ぽてと、など味噌を使った名物料理が多い秩父ですが、味噌売場はそれほど特色ある品揃えではありません。
酒類は増築されたような区画で販売されています。
ベルク東町店 店舗概要
開業: 1968年08月26日
売場面積: 1451㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00~22:00
住所: 埼玉県秩父市東町12-1
駐車場: 90台(無料)
HP: https://new.belc.jp/shop/0002
店内・売場の様子
時間帯: 平日14時頃
客数: やや少なめ
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 清潔感ある
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送、ベルクテーマソング「Just for Your Life」
精肉加工者: 店内加工
鮮魚加工者: 店内加工
食品通常レジ: 7台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: くらしにベルク、トップバリュ
1959年、埼玉県秩父市に株式会社主婦の店秩父店が設立されました。現在埼玉を地盤に133店舗を展開するまでに成長を果たしたベルクの歴史はここから始まりました。1号店であった宮側店は既に閉店していますが、今回訪れた東町店は1968年8月に開業した2号店です。建て替え時期は不明ですが、外観は他のベルクと全く変わらない建物となっています。ただし600坪(1983㎡)を標準的な規模に据えて出店を行うベルクとしては売場面積1451㎡と小型店です。
入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と並ぶベルクとしては一般的なレイアウト。天井も高く売場も手入れされているため、古さや窮屈感は感じません。青果売場の青果平台は幅が狭いタイプを導入。商品説明やレシピ紹介にも積極的で、提案型の売場づくりが垣間見えます。品揃えは他のベルクと変わりませんが、地場野菜はもっと訴求しても良いのではないかと感じます。カットフルーツやチョコバナナなどデザート系を強化している印象で、ナッツ類も種類豊富にラインナップします。
鮮魚売場は先頭で干物を99円均一のバイキング形式で提供。金目鯛、蓮子鯛、いさき、かんぱち、といった丸魚もエラ・内臓を処理した下ごしらえ済みで販売していました。お刺身は単品お造りが中心でファミリー層向けの盛合わせはあまり並びませんが、塩干や簡便調理アイテムは充実している印象でした。
精肉は上質な和牛の取り扱いがほぼ無く、オーストラリア産100g199円の格安ステーキ肉や輸入牛の焼肉盛り合わせが目立ちます。地場商品として「ベルク発祥の地秩父味噌を使った味噌漬」(100g129円)の売り込みを図ります。国産鶏もも肉は大容量でなくとも100g99円という低価格で提供するほか、お買い得なメガ盛りも大きくコーナー展開しています。
惣菜売場は店内調理の弁当が充実。カラスガレイの西京焼き海苔弁当(599円)、さっぱりレモンの黒酢鶏弁当(549円)といったやや高単価なアイテムも投入します。一方で握り寿司8貫は499円、「8種の具材の海鮮丼」は389円など寿司系は安さを打ち出した商品が目立ちました。バラ売りの揚げ物、天ぷら、焼き鳥も豊富な品揃えで、天ぷらは99円均一など値ごろ感ある価格が魅力です。秩父名物の「味噌ぽてと」(2本258円)は陳列量も多く、地域住民からの支持もあるようです。
日配品や加工食品は大手ナショナルブランドとPB「くらしにベルク」を中心に商品構成します。少し邪魔にも思える突き出しPOPも取り付け、自社PBを積極的に売り込む姿勢が感じられますが、欠落しているカテゴリではトップバリュベストプライスを導入。エンドなどでのボリューム陳列も上手く、思わず見入ってしまう面白みのあるPOPが多いのも特徴です。霊視体験キャンペーンやUFO飛来広告といったユニークな販促戦略により、従来スーパーに足を運ぶ機会の少なかった10代から20代のいわゆるZ世代の集客に成功しているベルクならではの「楽しさ」が売場でも感じられました。
平日の昼過ぎでしたが、主婦や高齢者に加えて子供連れの方も見られました。一方で客数としてはあまり多くなく、客単価もそれほど高くない水準です。レジ3台稼働はやや過剰にも感じられましたが、列が出来ることは無かったのでお客さん目線では良いと思います。品出し中の従業員さんも声掛けが良く出来ていると感じました。駐車場が半分以上埋まっている割には店内の客数が少ないため、秩父鉄道御花畑駅の利用者などに使われている可能性もあるのではないでしょうか。