三徳町田山崎店
- 2023/09/30
- 20:18
東京都町田市。
JR横浜線の古淵駅から徒歩28分程度、または神奈川中央交通の「山崎団地センター」停留所すぐのところに、三徳町田山崎店はあります。
店舗外観。
日本住宅公団が造成し1968年に入居が開始された総戸数3920戸の「町田山崎団地」の山崎団地名店街に1969年4月11日オープン。

山崎団地バスセンターを降りると三徳の看板が掲げられた2階建ての建物が見えますが、傾斜地に建っているため実際には1フロアの売場です。

別角度から。

町田山崎団地名店街の入口。

「いらっしゃいませ 山崎団地名店街」

案内図。

かつて賑わっていた商店街も、現在は空き区画も見られます。

団地案内図。

ポイントハウスも配置されています。

コミュニティセンターも立地。

青果売場。都会的な洗練された雰囲気を演出します。

贈答用も含めた質の良い旬の果物や鮮度感のある野菜を訴求。

平台は少なく、壁面の冷ケース売場が中心です。

珍しい野菜やオーガニック野菜を扱うほか、少量・小分けサイズも丁寧に揃えます。

2個1270円の松茸も販売されていました。

関連陳列やレシピ提案にも注力。

鮮魚売場。

黒むつ、かさご、アイナメといった丸魚も新鮮さのアピールのため並べていますが、切身が中心のラインナップ。

お刺身は単品お造りが数アイテム並ぶ程度で、あまり充実していない印象を受けます。

精肉売場では九州産黒毛和牛や岐阜県産飛騨牛など上質なブランド牛肉を販売。極端に脂の乗ったお肉ではありませんが、適度な霜降りの牛肉が並びます。豚肉は鹿児島県産渡辺バークシャー牧場の黒豚、鶏肉は岡山県産備中の健農鶏といった銘柄肉を導入し差別化を図ります。

平台ショーケース。北海道産の牛肉を売り込むために北海道の風景をモニターで流すという斬新な販促も実施。

惣菜売場。休日限定と推測されますが駅弁を展開。

フライ系は「午後4時以降に作りました」というシールが貼られた商品が目立ち、夕方にも出来立てを提供しているようです。

一方で17時の時点で売場は半分以上空いており、商品の売れていくペースも早く、21時の閉店よりだいぶ先に商品が売り切れてしまうのではないかと感じます。

アウトパックの惣菜も種類豊富に展開。商品説明も丁寧に実施します。

ベーカリーも併設しますが、こちらも値引きのタイミングが早く、夕方ピークの真っ只中に販売する商品が無いように見受けられました。確かに食品廃棄ロスは削減しなくてはなりませんが、機会ロスも多く生じているように感じます。

洋日配の牛乳コーナー。それほどアッパー品に振れている印象はありません。

北海道フェアを実施。

鶏卵は産地や飼い方にこだわった高級品を多数導入します。

加工食品売場。

エンドではそれほどボリューム感を出しません。

醬油コーナー。限られたスペースでも高級品、こだわりの品を積極的に配置し、プライスカードには丁寧な商品説明も記載されています。

ドレッシングコーナー。CGC商品での価格訴求に加え、品質を重視した三徳オリジナル商品も随所に差し込みます。

三徳オリジナル商品の多い茶葉。

パスタはあまり聞きなれない形状の商品も取り扱い。

カレーコーナー。丁寧にフェイスアップされています。

味噌もこだわり商品やオリジナル商品を多数導入。

三徳町田山崎店 店舗概要
開業: 1969年04月11日
売場面積: 805㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: AM9:00~PM9:00
住所: 東京都町田市山崎町2200
駐車場: 11台(無料。商店街共有40台は利用で1時間無料)
HP: https://santoku.co.jp/shop/2119
店内・売場の様子
時間帯: 土曜17時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者、子供連れ中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 洗練された
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: クラシック音楽、CGCソング
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 5台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり(イートインスペース)
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: CGC、三徳オリジナル商品
株式会社三徳は東京都新宿区に本社を置き、東京都28店舗、神奈川県4店舗、千葉県1店舗の計33店舗を展開するスーパーマーケットです。1949年4月に創業し、1970年より本格的なスーパー展開をスタート。1973年に三徳の貿易部を独立させて誕生した共同仕入機構CGCジャパンは、2023年には参加企業206社、店舗数4391店、年商4兆9,889億円という日本最大のコーペラティブチェーンに成長しています。2022年2月期の売上高は322億2000万円、純利益率は1.1%と記載があるため金額はおよそ3億5400万円と推測されます(日本スーパー名鑑より)。
今回訪れた町田山崎店は、日本住宅公団が造成し1968年に入居が開始された総戸数3920戸のマンモス団地「町田山崎団地」の商店街「山崎団地名店街」に1969年4月11日オープン。団地北部にも同年6月に「三徳町田北店」がオープンしています。南側に隣接する東京都住宅供給公社の町田木曽住宅には当初大丸ピーコックが営業していましたが閉店し、現在は食品の店おおたが居抜き出店しています。
山崎団地バスセンターを降りると三徳の看板が掲げられた2階建ての建物が見えますが、傾斜地に建っているため実際には1フロアの売場です。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と配置。売場は805㎡とあまり広くありませんが、近年改装が施されたようで都会的な洗練された雰囲気を演出します。
青果売場では質の良い旬の果物や鮮度感のある野菜を訴求。珍しい野菜やオーガニック野菜を扱うほか、少量・小分けサイズも丁寧に揃えます。イベント時期ではない普通の土曜日に訪れたのですが、2個1270円の松茸も販売されていました。鮮魚売場は調理場の見えるガラス張りの設計。黒むつ、かさご、アイナメといった丸魚も新鮮さのアピールのため並べていますが、切身が中心のラインナップです。お刺身は単品お造りが数アイテム並ぶ程度で、あまり充実していない印象を受けます。
精肉売場では九州産黒毛和牛や岐阜県産飛騨牛など上質なブランド牛肉を販売。極端に脂の乗ったお肉ではありませんが、適度な霜降りの牛肉が並びます。豚肉は鹿児島県産渡辺バークシャー牧場の黒豚、鶏肉は岡山県産備中の健農鶏といった銘柄肉を導入し差別化を図ります。「適量ミニパック」と称して少量目にも対応するほか、「よろこんで小分けいたします」という案内もされていました。
惣菜は休日限定と推測されますが駅弁を展開。弁当は高単価なアイテムも販売するほか、魚惣菜にも注力します。フライ系は「午後4時以降に作りました」というシールが貼られた商品が目立ち、夕方にも出来立てを提供しているようです。一方で17時の時点で売場は半分以上空いており、商品の売れていくペースも早く、21時の閉店よりだいぶ先に商品が売り切れてしまうのではないかと心配になりました。ベーカリーも併設しますが、こちらも値引きのタイミングが早く、夕方ピークの真っ只中に販売する商品が無いように見受けられました。確かに食品廃棄ロスは削減しなくてはなりませんが、機会ロスも多く生じているように感じました。
日配品や加工食品ではCGC商品での価格訴求に加え、品質を重視した三徳オリジナル商品も随所に差し込みます。限られたスペースでも高級品、こだわりの品を積極的に配置し、プライスカードには丁寧な商品説明も記載されています。酒類はそれほどアッパー品に振れている印象はありませんが、ワインなどはおすすめ品を売り込む姿勢が感じられます。
夕方ピークの時間帯ということもあり、店内は賑わっていました。主婦や高齢者のほかに子供連れの姿も見られ、競合の「食品の店おおた町田木曽店」と比べても同時間帯の客数が多く優位に立っています。かつては競合相手が大丸ピーコックだったため、どちらも高級路線のスーパーが向かい合っていたのですが、大丸ピーコックの撤退後は低価格路線の食品の店おおたが出店したことで、地域住民にとって使い分けのしやすい環境になったのではないでしょうか。
JR横浜線の古淵駅から徒歩28分程度、または神奈川中央交通の「山崎団地センター」停留所すぐのところに、三徳町田山崎店はあります。
店舗外観。
日本住宅公団が造成し1968年に入居が開始された総戸数3920戸の「町田山崎団地」の山崎団地名店街に1969年4月11日オープン。

山崎団地バスセンターを降りると三徳の看板が掲げられた2階建ての建物が見えますが、傾斜地に建っているため実際には1フロアの売場です。

別角度から。

町田山崎団地名店街の入口。

「いらっしゃいませ 山崎団地名店街」

案内図。

かつて賑わっていた商店街も、現在は空き区画も見られます。

団地案内図。

ポイントハウスも配置されています。

コミュニティセンターも立地。

青果売場。都会的な洗練された雰囲気を演出します。

贈答用も含めた質の良い旬の果物や鮮度感のある野菜を訴求。

平台は少なく、壁面の冷ケース売場が中心です。

珍しい野菜やオーガニック野菜を扱うほか、少量・小分けサイズも丁寧に揃えます。

2個1270円の松茸も販売されていました。

関連陳列やレシピ提案にも注力。

鮮魚売場。

黒むつ、かさご、アイナメといった丸魚も新鮮さのアピールのため並べていますが、切身が中心のラインナップ。

お刺身は単品お造りが数アイテム並ぶ程度で、あまり充実していない印象を受けます。

精肉売場では九州産黒毛和牛や岐阜県産飛騨牛など上質なブランド牛肉を販売。極端に脂の乗ったお肉ではありませんが、適度な霜降りの牛肉が並びます。豚肉は鹿児島県産渡辺バークシャー牧場の黒豚、鶏肉は岡山県産備中の健農鶏といった銘柄肉を導入し差別化を図ります。

平台ショーケース。北海道産の牛肉を売り込むために北海道の風景をモニターで流すという斬新な販促も実施。

惣菜売場。休日限定と推測されますが駅弁を展開。

フライ系は「午後4時以降に作りました」というシールが貼られた商品が目立ち、夕方にも出来立てを提供しているようです。

一方で17時の時点で売場は半分以上空いており、商品の売れていくペースも早く、21時の閉店よりだいぶ先に商品が売り切れてしまうのではないかと感じます。

アウトパックの惣菜も種類豊富に展開。商品説明も丁寧に実施します。

ベーカリーも併設しますが、こちらも値引きのタイミングが早く、夕方ピークの真っ只中に販売する商品が無いように見受けられました。確かに食品廃棄ロスは削減しなくてはなりませんが、機会ロスも多く生じているように感じます。

洋日配の牛乳コーナー。それほどアッパー品に振れている印象はありません。

北海道フェアを実施。

鶏卵は産地や飼い方にこだわった高級品を多数導入します。

加工食品売場。

エンドではそれほどボリューム感を出しません。

醬油コーナー。限られたスペースでも高級品、こだわりの品を積極的に配置し、プライスカードには丁寧な商品説明も記載されています。

ドレッシングコーナー。CGC商品での価格訴求に加え、品質を重視した三徳オリジナル商品も随所に差し込みます。

三徳オリジナル商品の多い茶葉。

パスタはあまり聞きなれない形状の商品も取り扱い。

カレーコーナー。丁寧にフェイスアップされています。

味噌もこだわり商品やオリジナル商品を多数導入。

三徳町田山崎店 店舗概要
開業: 1969年04月11日
売場面積: 805㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: AM9:00~PM9:00
住所: 東京都町田市山崎町2200
駐車場: 11台(無料。商店街共有40台は利用で1時間無料)
HP: https://santoku.co.jp/shop/2119
店内・売場の様子
時間帯: 土曜17時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者、子供連れ中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 洗練された
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: クラシック音楽、CGCソング
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 5台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり(イートインスペース)
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: CGC、三徳オリジナル商品
株式会社三徳は東京都新宿区に本社を置き、東京都28店舗、神奈川県4店舗、千葉県1店舗の計33店舗を展開するスーパーマーケットです。1949年4月に創業し、1970年より本格的なスーパー展開をスタート。1973年に三徳の貿易部を独立させて誕生した共同仕入機構CGCジャパンは、2023年には参加企業206社、店舗数4391店、年商4兆9,889億円という日本最大のコーペラティブチェーンに成長しています。2022年2月期の売上高は322億2000万円、純利益率は1.1%と記載があるため金額はおよそ3億5400万円と推測されます(日本スーパー名鑑より)。
今回訪れた町田山崎店は、日本住宅公団が造成し1968年に入居が開始された総戸数3920戸のマンモス団地「町田山崎団地」の商店街「山崎団地名店街」に1969年4月11日オープン。団地北部にも同年6月に「三徳町田北店」がオープンしています。南側に隣接する東京都住宅供給公社の町田木曽住宅には当初大丸ピーコックが営業していましたが閉店し、現在は食品の店おおたが居抜き出店しています。
山崎団地バスセンターを降りると三徳の看板が掲げられた2階建ての建物が見えますが、傾斜地に建っているため実際には1フロアの売場です。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と配置。売場は805㎡とあまり広くありませんが、近年改装が施されたようで都会的な洗練された雰囲気を演出します。
青果売場では質の良い旬の果物や鮮度感のある野菜を訴求。珍しい野菜やオーガニック野菜を扱うほか、少量・小分けサイズも丁寧に揃えます。イベント時期ではない普通の土曜日に訪れたのですが、2個1270円の松茸も販売されていました。鮮魚売場は調理場の見えるガラス張りの設計。黒むつ、かさご、アイナメといった丸魚も新鮮さのアピールのため並べていますが、切身が中心のラインナップです。お刺身は単品お造りが数アイテム並ぶ程度で、あまり充実していない印象を受けます。
精肉売場では九州産黒毛和牛や岐阜県産飛騨牛など上質なブランド牛肉を販売。極端に脂の乗ったお肉ではありませんが、適度な霜降りの牛肉が並びます。豚肉は鹿児島県産渡辺バークシャー牧場の黒豚、鶏肉は岡山県産備中の健農鶏といった銘柄肉を導入し差別化を図ります。「適量ミニパック」と称して少量目にも対応するほか、「よろこんで小分けいたします」という案内もされていました。
惣菜は休日限定と推測されますが駅弁を展開。弁当は高単価なアイテムも販売するほか、魚惣菜にも注力します。フライ系は「午後4時以降に作りました」というシールが貼られた商品が目立ち、夕方にも出来立てを提供しているようです。一方で17時の時点で売場は半分以上空いており、商品の売れていくペースも早く、21時の閉店よりだいぶ先に商品が売り切れてしまうのではないかと心配になりました。ベーカリーも併設しますが、こちらも値引きのタイミングが早く、夕方ピークの真っ只中に販売する商品が無いように見受けられました。確かに食品廃棄ロスは削減しなくてはなりませんが、機会ロスも多く生じているように感じました。
日配品や加工食品ではCGC商品での価格訴求に加え、品質を重視した三徳オリジナル商品も随所に差し込みます。限られたスペースでも高級品、こだわりの品を積極的に配置し、プライスカードには丁寧な商品説明も記載されています。酒類はそれほどアッパー品に振れている印象はありませんが、ワインなどはおすすめ品を売り込む姿勢が感じられます。
夕方ピークの時間帯ということもあり、店内は賑わっていました。主婦や高齢者のほかに子供連れの姿も見られ、競合の「食品の店おおた町田木曽店」と比べても同時間帯の客数が多く優位に立っています。かつては競合相手が大丸ピーコックだったため、どちらも高級路線のスーパーが向かい合っていたのですが、大丸ピーコックの撤退後は低価格路線の食品の店おおたが出店したことで、地域住民にとって使い分けのしやすい環境になったのではないでしょうか。