エコス境SC店
- 2023/10/10
- 22:21
茨城県猿島郡境町。
東武日光線の南栗橋駅から徒歩142分程度、または東武動物公園駅から朝日バスで35分ほどの「松岡町南」バス停から徒歩4分程度のところに、ショッピングセンター「T-PLACE」、そしてエコス境SC店はあります。
店舗外観。
1996年11月15日、マイカルの運営する「境サティ」として開業しました。2001年9月のマイカル破綻以降も営業を継続しましたが、2008年1月9日に閉鎖。同年4月24日エコスを核テナントとするショッピングセンターとして営業を再開しました。

施設を管理するのは「ファミリープラザ事業協同組合」。

赤い文字は色褪せてしまっています。

サティの痕跡は確認できませんでした。

かつては飲食店が営業していた区画。

別角度から。


こちら側に正面入口があります。


平面と屋上合わせて500台の駐車場を確保していますが、屋上は東日本大震災以降閉鎖されているようです。

屋上へのスロープ。

搬入口。

正面入口に戻ります。

大規模小売店舗表示板。

サティを核としつつ地元商店も営業していたようで、「T-PLACE」というSC名も開業当初から使用されていた様子。

店内には至る所にサティの痕跡が残されています。

階段の案内。

エスカレーターや化粧室の表記もサティ時代のままです。

サティ時代の売場案内を継続。2階には婦人服店やリサイクルショップが営業しているのでギリギリ住まいと暮らしの品は揃います。

屋上は閉鎖中。

フロアガイド。撤退時のサティ直営店舗面積は6630㎡という情報もありますが、施設全体では8000㎡ほどと見られます。

エコスの区画より先に専門店街を見ていきたいと思います。
1階で営業するマックハウス運営「OUTLET-J」。

一部テナントが抜けた区画もあります。

定休日を設定している店舗があるようです。


空いた区画はとりあえず休憩スペースとして活用。

1階メイン通路。右手がエコスの区画です。

2階へやってきました。

ダイソーは唯一お客さんの姿が見られました。

アミューズメント施設。

フロアガイドでは催事場と記載されている場所にも子供向け遊具が並びます。



「Play Land 54 street」というゲームコーナーですが、定休日なのか昼休憩なのか営業していませんでした。

境特別支援学校の生徒による喫茶店も定期的に営業するようです。

中古の家具も並びます。


コットンロードで会計する商品。

こちらの商品は1階で承るそうです。

コットンロードの区画。ごちゃごちゃとした雰囲気。

婦人服店なども営業します。

大手ではありませんが書店も入ります。

演歌歌謡イベントなどが定期的に開催される様子。

それではエコス境SC店の売場を見ていきます。

青果売場。エコスの区画は綺麗にリニューアルされています。

シャインマスカットなど旬の果物も彩り良く陳列。

「シャインマスカットとりんご」「シャインマスカットと梨」「シャインマスカットと巨峰」などを詰め合わせた「果物MIX」は見栄えも良く工夫された商品だと感じました。

カットフルーツも販売。

野菜は普段使いのアイテムに絞り込まれていますが、日常生活の調理には差し支えないラインナップです。

鮮魚売場。鏡が多いものの、鮮魚や惣菜はガラス張りの部分もありライブ感も演出します。

調理加工も承りますが丸魚はほぼ取り扱いません。お刺身はオーソドックスな品揃え。

海鮮サラダは種類豊富に展開されています。

生さんまは2尾299円、4尾500円とお買い得なジャンボパックをおすすめしています。

通路はゆったりと確保。

惣菜売場。

店内調理の弁当が充実しており、季節感やボリューム感を上手く訴求した商品が並んでいます。

陳列量もそれなりに多く感じます。

握り寿司は10貫598円と798円の2種類を揃えますが、あまり高級志向なアイテムは展開しません。

精肉売場。

地元茨城のブランド牛「常陸牛」を大きく打ち出し、100g1380円のステーキ肉も販売します。

豚肉では「群馬県産林さん家の豚」を売り出します。

国産鶏もも肉は標準サイズでも100g99円と低価格で提供するほか、お買い得なメガ盛りにも注力しますが、フライパンで焼くだけの味付け肉や電子レンジで加熱するだけのトレー商品など時短・簡便需要に応える商品は少ないように感じられました。

洋日配の牛乳コーナー。

並んでいるのは一般的な商品ですが、蔦や陳列篭を用い並べ方も工夫されており、お客さんの目に留まる仕上がりです。

最終コーナーには大きく冷凍食品コーナーを配置するいまどきなレイアウトですが、品揃えとしては際立って差別化できるようなアイテムは見られません。

加工食品売場。

醬油コーナー。
2205㎡という広大な売場であるため間延びしていますが、前出し・フェイスアップは美しく行われており好印象でした。

ドレッシングコーナー。

ペットボトル飲料や酒類はケース販売に注力。

イートインスペースも設置されていますが、SC内には休憩スペースが多数設置されていることもあり利用者は疎らでした。

エコス境SC店 店舗概要
開業: 2008年04月24日
売場面積: 2205㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 10:00~20:00
住所: 茨城県猿島郡境町122
駐車場: 500台(無料)
HP: https://www.eco-s.co.jp/store/%e5%a2%83%ef%bd%93%ef%bd%83%e5%ba%97/
店内・売場の様子
時間帯: 平日13時頃
客数: やや少ない(店内に20人ほど)
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: きれい
品出し・前出し: 非常に良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 店内加工
鮮魚加工者: 店内加工
食品通常レジ: 5台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: くらしモア
1996年11月15日、マイカルの運営する「境サティ」として開業しました。2001年9月のマイカル破綻以降も営業を継続しましたが、2008年1月9日に閉鎖され、イオンへ屋号が転換されることはありませんでした。同年4月24日には核テナントの食品スーパーとしてエコスを誘致しショッピングセンター「T-PLACE」として営業を再開しました。
施設全体の店舗面積としては8000㎡ほどと見られますが、閉鎖されることは無くほぼ全フロアが埋まっています。ただし2階はダイソー以外のテナントに来店客は見られず、婦人衣料店やアミューズメント施設、リサイクルショップなどは閑古鳥が鳴いていました。たまに一角でイベントが開かれるため、その際は賑わうのでしょうか。1階もアウトレット衣料品「OUTLET-J」が営業中の他は定休日のある個人経営の店が並び、活気のあるショッピングセンターとは言い難い状況です。
そのような状況下でもエコス単独で一定の集客力を発揮しています。2205㎡という広大な売場を有効活用出来ているかは微妙なところですが、平日の昼過ぎでも店内には高齢者や主婦層を中心に20人程度のお客さんの姿があり、車での来店がほとんどであるため比較的多くの商品を購入していました。
施設内にはマイカル・サティの痕跡が至る所に残りますが、エコスの区画は綺麗にリニューアルされています。入口から青果、鮮魚、惣菜、精肉と配置。鏡が多いものの、鮮魚や惣菜はガラス張りの部分もありライブ感も演出します。
青果は普段使いのアイテムに絞り込まれていますが、日常生活の調理には差し支えないラインナップです。果物も特別高級な品は扱いませんが、「シャインマスカットとりんご」「シャインマスカットと梨」「シャインマスカットと巨峰」などを詰め合わせた「果物MIX」は見栄えも良く工夫された商品だと感じました。鮮魚はオーソドックスな品揃えで、調理加工も承りますが丸魚はほぼ取り扱いません。お刺身もそれほど特色がありませんが、海鮮サラダは種類豊富に展開されています。
惣菜では店内調理の弁当が充実しており、季節感やボリューム感を上手く訴求した商品が並んでいます。握り寿司は10貫598円と798円の2種類を揃えますが、あまり高級志向なアイテムは展開しません。精肉は店内加工を実施。地元茨城のブランド牛「常陸牛」を大きく打ち出し、100g1380円のステーキ肉も販売します。国産鶏もも肉は標準サイズでも100g99円と低価格で提供するほか、お買い得なメガ盛りにも注力しますが、フライパンで焼くだけの味付け肉や電子レンジで加熱するだけのトレー商品など時短・簡便需要に応える商品は少ないように感じられました。
最終コーナーには大きく冷凍食品コーナーを配置するいまどきなレイアウトですが、品揃えとしては際立って差別化できるようなアイテムは見られません。加工食品は売場スペースが無駄に広いため間延びしていますが、前出し・フェイスアップは美しく行われており好印象でした。ペットボトル飲料や缶チューハイ、缶ビールなどのケース販売にも力を入れています。イートインスペースも設置されていますが、SC内には休憩スペースが多数設置されていることもあり利用者は疎らでした。
レジは通常レジのみですが5台が設置され、3台が稼働していました。家賃次第ではありますが、十分採算の取れる売上は確保しているように推測されます。エコスが得意とするローコストオペレーションにより、経費を削減しつつも地域住民のニーズに応える品揃えを提供していました。
東武日光線の南栗橋駅から徒歩142分程度、または東武動物公園駅から朝日バスで35分ほどの「松岡町南」バス停から徒歩4分程度のところに、ショッピングセンター「T-PLACE」、そしてエコス境SC店はあります。
店舗外観。
1996年11月15日、マイカルの運営する「境サティ」として開業しました。2001年9月のマイカル破綻以降も営業を継続しましたが、2008年1月9日に閉鎖。同年4月24日エコスを核テナントとするショッピングセンターとして営業を再開しました。

施設を管理するのは「ファミリープラザ事業協同組合」。

赤い文字は色褪せてしまっています。

サティの痕跡は確認できませんでした。

かつては飲食店が営業していた区画。

別角度から。


こちら側に正面入口があります。


平面と屋上合わせて500台の駐車場を確保していますが、屋上は東日本大震災以降閉鎖されているようです。

屋上へのスロープ。

搬入口。

正面入口に戻ります。

大規模小売店舗表示板。

サティを核としつつ地元商店も営業していたようで、「T-PLACE」というSC名も開業当初から使用されていた様子。

店内には至る所にサティの痕跡が残されています。

階段の案内。

エスカレーターや化粧室の表記もサティ時代のままです。

サティ時代の売場案内を継続。2階には婦人服店やリサイクルショップが営業しているのでギリギリ住まいと暮らしの品は揃います。

屋上は閉鎖中。

フロアガイド。撤退時のサティ直営店舗面積は6630㎡という情報もありますが、施設全体では8000㎡ほどと見られます。

エコスの区画より先に専門店街を見ていきたいと思います。
1階で営業するマックハウス運営「OUTLET-J」。

一部テナントが抜けた区画もあります。

定休日を設定している店舗があるようです。


空いた区画はとりあえず休憩スペースとして活用。

1階メイン通路。右手がエコスの区画です。

2階へやってきました。

ダイソーは唯一お客さんの姿が見られました。

アミューズメント施設。

フロアガイドでは催事場と記載されている場所にも子供向け遊具が並びます。



「Play Land 54 street」というゲームコーナーですが、定休日なのか昼休憩なのか営業していませんでした。

境特別支援学校の生徒による喫茶店も定期的に営業するようです。

中古の家具も並びます。


コットンロードで会計する商品。

こちらの商品は1階で承るそうです。

コットンロードの区画。ごちゃごちゃとした雰囲気。

婦人服店なども営業します。

大手ではありませんが書店も入ります。

演歌歌謡イベントなどが定期的に開催される様子。

それではエコス境SC店の売場を見ていきます。

青果売場。エコスの区画は綺麗にリニューアルされています。

シャインマスカットなど旬の果物も彩り良く陳列。

「シャインマスカットとりんご」「シャインマスカットと梨」「シャインマスカットと巨峰」などを詰め合わせた「果物MIX」は見栄えも良く工夫された商品だと感じました。

カットフルーツも販売。

野菜は普段使いのアイテムに絞り込まれていますが、日常生活の調理には差し支えないラインナップです。

鮮魚売場。鏡が多いものの、鮮魚や惣菜はガラス張りの部分もありライブ感も演出します。

調理加工も承りますが丸魚はほぼ取り扱いません。お刺身はオーソドックスな品揃え。

海鮮サラダは種類豊富に展開されています。

生さんまは2尾299円、4尾500円とお買い得なジャンボパックをおすすめしています。

通路はゆったりと確保。

惣菜売場。

店内調理の弁当が充実しており、季節感やボリューム感を上手く訴求した商品が並んでいます。

陳列量もそれなりに多く感じます。

握り寿司は10貫598円と798円の2種類を揃えますが、あまり高級志向なアイテムは展開しません。

精肉売場。

地元茨城のブランド牛「常陸牛」を大きく打ち出し、100g1380円のステーキ肉も販売します。

豚肉では「群馬県産林さん家の豚」を売り出します。

国産鶏もも肉は標準サイズでも100g99円と低価格で提供するほか、お買い得なメガ盛りにも注力しますが、フライパンで焼くだけの味付け肉や電子レンジで加熱するだけのトレー商品など時短・簡便需要に応える商品は少ないように感じられました。

洋日配の牛乳コーナー。

並んでいるのは一般的な商品ですが、蔦や陳列篭を用い並べ方も工夫されており、お客さんの目に留まる仕上がりです。

最終コーナーには大きく冷凍食品コーナーを配置するいまどきなレイアウトですが、品揃えとしては際立って差別化できるようなアイテムは見られません。

加工食品売場。

醬油コーナー。
2205㎡という広大な売場であるため間延びしていますが、前出し・フェイスアップは美しく行われており好印象でした。

ドレッシングコーナー。

ペットボトル飲料や酒類はケース販売に注力。

イートインスペースも設置されていますが、SC内には休憩スペースが多数設置されていることもあり利用者は疎らでした。

エコス境SC店 店舗概要
開業: 2008年04月24日
売場面積: 2205㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 10:00~20:00
住所: 茨城県猿島郡境町122
駐車場: 500台(無料)
HP: https://www.eco-s.co.jp/store/%e5%a2%83%ef%bd%93%ef%bd%83%e5%ba%97/
店内・売場の様子
時間帯: 平日13時頃
客数: やや少ない(店内に20人ほど)
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: きれい
品出し・前出し: 非常に良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 店内加工
鮮魚加工者: 店内加工
食品通常レジ: 5台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: くらしモア
1996年11月15日、マイカルの運営する「境サティ」として開業しました。2001年9月のマイカル破綻以降も営業を継続しましたが、2008年1月9日に閉鎖され、イオンへ屋号が転換されることはありませんでした。同年4月24日には核テナントの食品スーパーとしてエコスを誘致しショッピングセンター「T-PLACE」として営業を再開しました。
施設全体の店舗面積としては8000㎡ほどと見られますが、閉鎖されることは無くほぼ全フロアが埋まっています。ただし2階はダイソー以外のテナントに来店客は見られず、婦人衣料店やアミューズメント施設、リサイクルショップなどは閑古鳥が鳴いていました。たまに一角でイベントが開かれるため、その際は賑わうのでしょうか。1階もアウトレット衣料品「OUTLET-J」が営業中の他は定休日のある個人経営の店が並び、活気のあるショッピングセンターとは言い難い状況です。
そのような状況下でもエコス単独で一定の集客力を発揮しています。2205㎡という広大な売場を有効活用出来ているかは微妙なところですが、平日の昼過ぎでも店内には高齢者や主婦層を中心に20人程度のお客さんの姿があり、車での来店がほとんどであるため比較的多くの商品を購入していました。
施設内にはマイカル・サティの痕跡が至る所に残りますが、エコスの区画は綺麗にリニューアルされています。入口から青果、鮮魚、惣菜、精肉と配置。鏡が多いものの、鮮魚や惣菜はガラス張りの部分もありライブ感も演出します。
青果は普段使いのアイテムに絞り込まれていますが、日常生活の調理には差し支えないラインナップです。果物も特別高級な品は扱いませんが、「シャインマスカットとりんご」「シャインマスカットと梨」「シャインマスカットと巨峰」などを詰め合わせた「果物MIX」は見栄えも良く工夫された商品だと感じました。鮮魚はオーソドックスな品揃えで、調理加工も承りますが丸魚はほぼ取り扱いません。お刺身もそれほど特色がありませんが、海鮮サラダは種類豊富に展開されています。
惣菜では店内調理の弁当が充実しており、季節感やボリューム感を上手く訴求した商品が並んでいます。握り寿司は10貫598円と798円の2種類を揃えますが、あまり高級志向なアイテムは展開しません。精肉は店内加工を実施。地元茨城のブランド牛「常陸牛」を大きく打ち出し、100g1380円のステーキ肉も販売します。国産鶏もも肉は標準サイズでも100g99円と低価格で提供するほか、お買い得なメガ盛りにも注力しますが、フライパンで焼くだけの味付け肉や電子レンジで加熱するだけのトレー商品など時短・簡便需要に応える商品は少ないように感じられました。
最終コーナーには大きく冷凍食品コーナーを配置するいまどきなレイアウトですが、品揃えとしては際立って差別化できるようなアイテムは見られません。加工食品は売場スペースが無駄に広いため間延びしていますが、前出し・フェイスアップは美しく行われており好印象でした。ペットボトル飲料や缶チューハイ、缶ビールなどのケース販売にも力を入れています。イートインスペースも設置されていますが、SC内には休憩スペースが多数設置されていることもあり利用者は疎らでした。
レジは通常レジのみですが5台が設置され、3台が稼働していました。家賃次第ではありますが、十分採算の取れる売上は確保しているように推測されます。エコスが得意とするローコストオペレーションにより、経費を削減しつつも地域住民のニーズに応える品揃えを提供していました。