そうてつローゼン湘南台店
- 2023/10/20
- 18:43
神奈川県藤沢市。
小田急江ノ島線、横浜市営地下鉄、相鉄いずみ野線の湘南台駅から徒歩2分程度のところに、そうてつローゼン湘南台店はあります。
店舗外観。
1971年11月19日に開業。かつてはマンション屋上の左手に屋上広告塔がありましたが、現在は撤去されています。

1階、2階で営業。

大規模小売店舗表示板。

店舗裏手にも入口があります。

青果売場。

青果の一部は昼間に商品を売り切ってしまうスタイルのようで、夕方ピークに十分な品揃えを提供出来ているとは言えません。

地場野菜コーナーは仕方ないとしても、当日の目玉商品などが並ぶ売場先頭がスカスカのまま放置されているのはもったいないと感じます。

上質な果物や少量・小分けサイズの野菜など、単身・少人数世帯を意識したきめ細かな品揃えが見られました。

入口に青果と惣菜を配置するダブルコンコースを採用。惣菜部門は趣向を凝らしたこだわりの商品が並びます。お弁当では15時・16時以降に製造した商品を入口近くに集積するなど出来立て、作り立てを訴求。

厚切り鮭弁当(698円)、大海老天重(698円)、ローストビーフ温玉ビビンバ丼(698円)といった高単価なアイテムも投入。

シーフードと海老のビスクソースドリア(598円)、チキンとドライカレーの焼チーズドリア(598円)といった洋食メニューも販売しています。

フライ系でもスコッチエッグ(2個398円)など一風変わったアイテムも提案。

握り寿司は10貫1180円の「贅沢にぎり」などネタにこだわった贅沢な商品もラインナップします。

近年注力する企業の多いおはぎもコーナー展開。手作り感ある出来栄えですが、自社プロセスセンターから供給を受けます。

ベーカリーは相鉄ローゼンフレッシュフーズからのアウトパックで品揃えしますが、「葉山ボンジュール」と題してこだわり商品を訴求します。一部店舗では店内焼き立てのパンを提供しているようです。

鮮魚売場。狭い空間ながら大漁旗を掲げて活気を演出。

丸魚はあまり扱いませんが、即食需要に応えるアイテムに重点を置きます。

お刺身も充実の品揃え。

4点盛り580円などお手頃な価格のアイテムも並びます。

精肉売場。店内加工も行いつつ、ローゼンフレッシュフーズからも供給を受けて品揃えします。
国産黒毛和牛や北海道産恵味の牛の上質なステーキ肉など高価格帯も揃えます。

豚肉では鹿児島県産恵味の黒豚」「神奈川県産三元豚」といった銘柄肉を訴求。

鶏肉は全品ポイント10倍販促を実施。
国産鶏もも肉は100g148円と割高な印象。「鹿児島県産赤鶏さつま」のもも肉は100g238円という高級品です。

時短・簡便需要に応える味付け肉や個食鍋も強化しています。

洋日配の牛乳コーナー。

加工食品売場、醬油コーナー。他の私鉄系スーパーマーケットと同様、随所に高級品やこだわり商品を導入しています。

ドレッシングコーナー。
目線の高さ(ゴールデンゾーン)にこだわりの品を並べ、価格訴求のVマークバリュープラスは最下段で展開します。

2階への階段付近の陳列。ボリューム感が演出できています。

ハロウィン関連菓子のプロモーションコーナーは高いレベルで、思わず目を引きます。

酒類は店舗面積の割に高級品も導入しており、おすすめ商品の紹介にも積極的に取り組みます。

クラフトビールのコーナーでは横浜ビールを拡充。

2階は直営の衣料品コーナーと100円ショップ「キャン・ドゥ」のフロア。ちなみにエスカレーターは昇り方向しかありません。

お客さんの姿は見られませんでした。

一部日用消耗品も2階で展開します。

入居するキャン・ドゥ。

そうてつローゼン湘南台店 店舗概要
開業: 1971年11月19日
売場面積: 1823㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 1F8:00~22:00、2F10:00 ~ 21:00
住所: 神奈川県藤沢市湘南台1-10-1
駐車場: あり(1000円以上買い物で2時間無料)
HP: https://www.sotetsu.rosen.co.jp/shopdetail?scode=0036
店内・売場の様子
時間帯: 平日16時頃
客数: やや多い(店内に40~50人ほど)
客層: 主婦、高齢者、中高年男性中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: やや上質感
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、ローゼンフレッシュフーズ
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 1台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 5台(3台稼働中)、精算機8台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: Vマークバリュープラス
相鉄ローゼンは神奈川県を中心に52店舗を展開する相模鉄道傘下のスーパーマーケットです。従来は神奈川県49店舗の他は地理的・文化的にも神奈川県に近い東京都町田市に2店舗を構えるにとどまっていましたが、2023年9月には品川区に「品川南大井店」を出店しています。
1962年に相鉄興業株式会社として創業し、翌年には相鉄線三ツ境駅前にスーパーマーケット1号店を出店。1982年に商号を相鉄ローゼン株式会社に変更、1991年には売上高1000億円を達成しています。2008年11月には丸紅と業務提携し、2012年1月に丸紅が相鉄HDから相鉄ローゼンの株式の20%を取得していましたが、2019年6月に相模鉄道が株式を引き取り完全子会社化すると発表されました。同じく私鉄系スーパーマーケットの東急ストアや東武ストアと同じく、好立地に胡坐をかいて競争力が低いまま規模を拡大した反動によってかつての勢力を縮小しており、2023年3月期の売上高は862億5900万円となっています。
今回訪れた湘南台店は1971年11月19日に開業。2000年版の日本スーパー名鑑によると、1999年度の年商はおよそ23億8200万円でした。現在2階には100円ショップ「キャン・ドゥ」が出店しますが、直営の衣料品もわずかですが取り扱いを継続しています。
マンションの低層階に入居するため細長い売場です。入口に青果と惣菜を配置するダブルコンコースを採用。青果は昼間に商品を売り切ってしまうスタイルのようで、夕方ピークに十分な品揃えを提供出来ているとは言えません。地場野菜コーナーは仕方ないとしても、当日の目玉商品などが並ぶ売場先頭がスカスカのまま放置されているのはもったいないと感じます。その他は上質な果物や少量・小分けサイズの野菜など、単身・少人数世帯を意識したきめ細かな品揃えが見られました。
惣菜部門は趣向を凝らしたこだわりの商品が並びます。お弁当では15時・16時以降に製造した商品を入口近くに集積するなど出来立て、作り立てを訴求。厚切り鮭弁当(698円)、大海老天重(698円)、ローストビーフ温玉ビビンバ丼(698円)といった高単価なアイテムも投入しています。シーフードと海老のビスクソースドリア(598円)、チキンとドライカレーの焼チーズドリア(598円)といった洋食メニューも販売するほか、フライ系でもスコッチエッグ(2個398円)など一風変わったアイテムも提案します。握り寿司は10貫1180円の「贅沢にぎり」を販売。ベーカリーは相鉄ローゼンフレッシュフーズからのアウトパックで品揃えしますが、「葉山ボンジュール」と題してこだわり商品を訴求します。夕方という事もあり惣菜売場が特に賑わっていました。駅前立地において、競合のオーケーやダイエーでは満たせない専門性の高い品揃えを提供し、売上獲得に成功しています。
鮮魚と精肉は壁面のみで展開します。狭い空間ながら鮮魚では大漁旗を掲げて活気を演出。丸魚はあまり扱いませんが、即食需要に応えるお刺身が充実しており、4点盛り580円などお手頃な価格のアイテムも並んでいました。精肉は店内加工も行いつつ、ローゼンフレッシュフーズからも供給を受けて品揃え。しゃぶしゃぶ用肉などは盛り付けにもこだわり、美しい見栄えの商品が見られました。「北海道産恵味の牛」「鹿児島県産恵味の黒豚」「神奈川県産三元豚」「鹿児島県産赤鶏さつま」といった銘柄肉を訴求し差別化を図りますが、価格は割高な印象を受けます。
和洋日配や加工食品では他の私鉄系スーパーマーケットと同様、随所に高級品やこだわり商品を導入。「こだわりの一品」という帯POPも付けてコーナー展開しています。酒類は店舗面積の割に高級品も導入し、おすすめ商品の紹介にも積極的に取り組みます。Vマークバリュープラスやハロウィン関連菓子のプロモーションコーナーは高いレベルで、思わず目を引きます。
平日の夕方に訪れたため、店内は主婦や高齢者に加え中高年男性など多くのお客さんで賑わっていました。一方で客単価は低く、客数の割にはレジが混雑していない印象を受けました。湘南台駅東口周辺のスーパーではオーケーが地域一番店だと推測されますが、そうてつローゼンも品質を重視したこだわり商品を展開することで、一定を支持を獲得していると感じました。
小田急江ノ島線、横浜市営地下鉄、相鉄いずみ野線の湘南台駅から徒歩2分程度のところに、そうてつローゼン湘南台店はあります。
店舗外観。
1971年11月19日に開業。かつてはマンション屋上の左手に屋上広告塔がありましたが、現在は撤去されています。

1階、2階で営業。

大規模小売店舗表示板。

店舗裏手にも入口があります。

青果売場。

青果の一部は昼間に商品を売り切ってしまうスタイルのようで、夕方ピークに十分な品揃えを提供出来ているとは言えません。

地場野菜コーナーは仕方ないとしても、当日の目玉商品などが並ぶ売場先頭がスカスカのまま放置されているのはもったいないと感じます。

上質な果物や少量・小分けサイズの野菜など、単身・少人数世帯を意識したきめ細かな品揃えが見られました。

入口に青果と惣菜を配置するダブルコンコースを採用。惣菜部門は趣向を凝らしたこだわりの商品が並びます。お弁当では15時・16時以降に製造した商品を入口近くに集積するなど出来立て、作り立てを訴求。

厚切り鮭弁当(698円)、大海老天重(698円)、ローストビーフ温玉ビビンバ丼(698円)といった高単価なアイテムも投入。

シーフードと海老のビスクソースドリア(598円)、チキンとドライカレーの焼チーズドリア(598円)といった洋食メニューも販売しています。

フライ系でもスコッチエッグ(2個398円)など一風変わったアイテムも提案。

握り寿司は10貫1180円の「贅沢にぎり」などネタにこだわった贅沢な商品もラインナップします。

近年注力する企業の多いおはぎもコーナー展開。手作り感ある出来栄えですが、自社プロセスセンターから供給を受けます。

ベーカリーは相鉄ローゼンフレッシュフーズからのアウトパックで品揃えしますが、「葉山ボンジュール」と題してこだわり商品を訴求します。一部店舗では店内焼き立てのパンを提供しているようです。

鮮魚売場。狭い空間ながら大漁旗を掲げて活気を演出。

丸魚はあまり扱いませんが、即食需要に応えるアイテムに重点を置きます。

お刺身も充実の品揃え。

4点盛り580円などお手頃な価格のアイテムも並びます。

精肉売場。店内加工も行いつつ、ローゼンフレッシュフーズからも供給を受けて品揃えします。
国産黒毛和牛や北海道産恵味の牛の上質なステーキ肉など高価格帯も揃えます。

豚肉では鹿児島県産恵味の黒豚」「神奈川県産三元豚」といった銘柄肉を訴求。

鶏肉は全品ポイント10倍販促を実施。
国産鶏もも肉は100g148円と割高な印象。「鹿児島県産赤鶏さつま」のもも肉は100g238円という高級品です。

時短・簡便需要に応える味付け肉や個食鍋も強化しています。

洋日配の牛乳コーナー。

加工食品売場、醬油コーナー。他の私鉄系スーパーマーケットと同様、随所に高級品やこだわり商品を導入しています。

ドレッシングコーナー。
目線の高さ(ゴールデンゾーン)にこだわりの品を並べ、価格訴求のVマークバリュープラスは最下段で展開します。

2階への階段付近の陳列。ボリューム感が演出できています。

ハロウィン関連菓子のプロモーションコーナーは高いレベルで、思わず目を引きます。

酒類は店舗面積の割に高級品も導入しており、おすすめ商品の紹介にも積極的に取り組みます。

クラフトビールのコーナーでは横浜ビールを拡充。

2階は直営の衣料品コーナーと100円ショップ「キャン・ドゥ」のフロア。ちなみにエスカレーターは昇り方向しかありません。

お客さんの姿は見られませんでした。

一部日用消耗品も2階で展開します。

入居するキャン・ドゥ。

そうてつローゼン湘南台店 店舗概要
開業: 1971年11月19日
売場面積: 1823㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 1F8:00~22:00、2F10:00 ~ 21:00
住所: 神奈川県藤沢市湘南台1-10-1
駐車場: あり(1000円以上買い物で2時間無料)
HP: https://www.sotetsu.rosen.co.jp/shopdetail?scode=0036
店内・売場の様子
時間帯: 平日16時頃
客数: やや多い(店内に40~50人ほど)
客層: 主婦、高齢者、中高年男性中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: やや上質感
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、ローゼンフレッシュフーズ
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 1台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 5台(3台稼働中)、精算機8台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: Vマークバリュープラス
相鉄ローゼンは神奈川県を中心に52店舗を展開する相模鉄道傘下のスーパーマーケットです。従来は神奈川県49店舗の他は地理的・文化的にも神奈川県に近い東京都町田市に2店舗を構えるにとどまっていましたが、2023年9月には品川区に「品川南大井店」を出店しています。
1962年に相鉄興業株式会社として創業し、翌年には相鉄線三ツ境駅前にスーパーマーケット1号店を出店。1982年に商号を相鉄ローゼン株式会社に変更、1991年には売上高1000億円を達成しています。2008年11月には丸紅と業務提携し、2012年1月に丸紅が相鉄HDから相鉄ローゼンの株式の20%を取得していましたが、2019年6月に相模鉄道が株式を引き取り完全子会社化すると発表されました。同じく私鉄系スーパーマーケットの東急ストアや東武ストアと同じく、好立地に胡坐をかいて競争力が低いまま規模を拡大した反動によってかつての勢力を縮小しており、2023年3月期の売上高は862億5900万円となっています。
今回訪れた湘南台店は1971年11月19日に開業。2000年版の日本スーパー名鑑によると、1999年度の年商はおよそ23億8200万円でした。現在2階には100円ショップ「キャン・ドゥ」が出店しますが、直営の衣料品もわずかですが取り扱いを継続しています。
マンションの低層階に入居するため細長い売場です。入口に青果と惣菜を配置するダブルコンコースを採用。青果は昼間に商品を売り切ってしまうスタイルのようで、夕方ピークに十分な品揃えを提供出来ているとは言えません。地場野菜コーナーは仕方ないとしても、当日の目玉商品などが並ぶ売場先頭がスカスカのまま放置されているのはもったいないと感じます。その他は上質な果物や少量・小分けサイズの野菜など、単身・少人数世帯を意識したきめ細かな品揃えが見られました。
惣菜部門は趣向を凝らしたこだわりの商品が並びます。お弁当では15時・16時以降に製造した商品を入口近くに集積するなど出来立て、作り立てを訴求。厚切り鮭弁当(698円)、大海老天重(698円)、ローストビーフ温玉ビビンバ丼(698円)といった高単価なアイテムも投入しています。シーフードと海老のビスクソースドリア(598円)、チキンとドライカレーの焼チーズドリア(598円)といった洋食メニューも販売するほか、フライ系でもスコッチエッグ(2個398円)など一風変わったアイテムも提案します。握り寿司は10貫1180円の「贅沢にぎり」を販売。ベーカリーは相鉄ローゼンフレッシュフーズからのアウトパックで品揃えしますが、「葉山ボンジュール」と題してこだわり商品を訴求します。夕方という事もあり惣菜売場が特に賑わっていました。駅前立地において、競合のオーケーやダイエーでは満たせない専門性の高い品揃えを提供し、売上獲得に成功しています。
鮮魚と精肉は壁面のみで展開します。狭い空間ながら鮮魚では大漁旗を掲げて活気を演出。丸魚はあまり扱いませんが、即食需要に応えるお刺身が充実しており、4点盛り580円などお手頃な価格のアイテムも並んでいました。精肉は店内加工も行いつつ、ローゼンフレッシュフーズからも供給を受けて品揃え。しゃぶしゃぶ用肉などは盛り付けにもこだわり、美しい見栄えの商品が見られました。「北海道産恵味の牛」「鹿児島県産恵味の黒豚」「神奈川県産三元豚」「鹿児島県産赤鶏さつま」といった銘柄肉を訴求し差別化を図りますが、価格は割高な印象を受けます。
和洋日配や加工食品では他の私鉄系スーパーマーケットと同様、随所に高級品やこだわり商品を導入。「こだわりの一品」という帯POPも付けてコーナー展開しています。酒類は店舗面積の割に高級品も導入し、おすすめ商品の紹介にも積極的に取り組みます。Vマークバリュープラスやハロウィン関連菓子のプロモーションコーナーは高いレベルで、思わず目を引きます。
平日の夕方に訪れたため、店内は主婦や高齢者に加え中高年男性など多くのお客さんで賑わっていました。一方で客単価は低く、客数の割にはレジが混雑していない印象を受けました。湘南台駅東口周辺のスーパーではオーケーが地域一番店だと推測されますが、そうてつローゼンも品質を重視したこだわり商品を展開することで、一定を支持を獲得していると感じました。