ヨークプライス湘南台店
- 2023/10/22
- 23:12
神奈川県藤沢市。
小田急江ノ島線、横浜市営地下鉄、相鉄いずみ野線の湘南台駅から徒歩7分程度のところに、ヨークプライス湘南台店はあります。
店舗外観。
2012年10月末に閉店したニュー・クイックが運営する「富士ガーデン湘南台店」の跡地に2013年3月居抜き出店。店名は2020年6月に「ザ・プライス」から「ヨークプライス」へ転換されていますが、看板などの表記はザ・プライスのままです。

逆に「ヨークプライス」という表記が全く見られません。

60台分の駐車場も確保。

入口の看板。

青果売場では店の外まで商品が並び、「超特価」と記載されたお買い得品が山積みにされています。

キャベツは店内にも並びますが、2箇所で展開。

青果売場。鮮度感ある旬の野菜が並びます。

アイテム数を絞り込む代わりに価格訴求を打ち出します。

広告よりさらに安くシャインマスカットを販売。

上質な果物は種類が少なめ。

精肉売場。

牛肉はアメリカ産巨大ステーキ肉など低価格なアイテムが中心で、上質な和牛などはほとんど扱いません。

お買い得な大容量パックを主軸に展開。陳列量も多く、販売も好調な様子です。

国産鶏もも肉は通常100g128円のところ、4枚入った大容量パックでは100g105円とお買い得です。

壁面に沿って鮮魚、惣菜へ続きます。

鮮魚売場。

丸魚はほぼ扱いませんが、切身や漬け魚、パン粉焼きなど調理の手間が少ないアイテムを中心に豊富なラインナップです。

お刺身ではツマを無くしたマグロ、サーモン、ブリ、真鯛のお造りを各種398円、3パックで980円とお手頃な価格で提供します。

惣菜は壁面に専用のコーナーが無く、平台をメインに展開しますが、陳列場所が分かれてしまうため選びづらい印象です。

弁当は店内調理の割合が高く、298円の唐揚げ弁当など価格を訴求するアイテムも並びますが、揚げ物類や寿司はオーソドックスな品揃え。

カツ丼はミニサイズも展開するなどきめ細かな量目対応。

和日配の納豆コーナー。段ボールのまま陳列し作業を効率化。

洋日配でも運搬ケースを活用した陳列を採用しています。

冷凍食品コーナーではプライベートブランド「ザ・プライス」の冷凍野菜を拡充。

加工食品、醬油コーナー。フェイスアップは丁寧に行われています。

ドレッシングコーナー。

高級品、こだわりの品も一部導入。

投げ込み式の什器を使った特売品・訳あり商品のコーナーはボリューム感もよく出ています。

ヨークプライス湘南台店 店舗概要
開業: 2013年03月07日
売場面積: 1100㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9時~22時
住所: 神奈川県藤沢市湘南台7丁目36-1
駐車場: 60台(無料)
HP: https://www.york-inc.com/store/syounandai.html
店内・売場の様子
時間帯: 平日13時頃
客数: やや多い(店内に35~40人ほど)
客層: 主婦、中高年夫婦中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 3台(1台稼働中)、精算機6台
食品完全セルフレジ: 9台
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: セブンプレミアム
イトーヨーカドーが運営するディスカウント業態であった「ザ・プライス」は、既存のイトーヨーカドーで売上不振の店舗を転換することで店舗数を拡大しました。一方でこちらの湘南台店は、2012年10月末に閉店したニュー・クイックが運営する「富士ガーデン湘南台店」の跡地に2013年3月居抜き出店したものです。2008年8月に1号店の西新井店を転換して以降、湘南台店開業時には11店舗を展開していた「ザ・プライス」でしたが、2016年から2019年にかけて閉店が相次ぎ、ヨークへ移管されたのは5店舗でした。
2020年6月にヨークへ運営が移管された後も、湘南台店の看板や店内には「ザ・プライス」の表記が残り続けています。2023年9月にはヨークがイトーヨーカドーと経営統合し、ヨークプライスは再びイトーヨーカドーと同一企業となりましたが、屋号は「ヨークプライス」のまま維持されています。
入口から青果、精肉、鮮魚、惣菜と配置するレイアウト。青果売場では店の外まで商品が並び、「超特価」と記載されたお買い得品が山積みにされています。通常のイトーヨーカドーが幅広い需要に応えるきめ細かな品揃えを志向するのに対し、ディスカウント業態であるヨークプライスではアイテム数を絞り込む代わりに価格訴求を志向しています。上質な果物も種類が少なく、地場野菜や有機野菜といった付加価値ある商品は打ち出しません。
小さい店舗ながら鮮魚・精肉はともに店内加工で提供されており、平台も使用したバラエティ豊かな品揃えを展開します。精肉でもお買い得な大容量パックを主軸に展開。平台にぎっしりと商品を並べ、量感も演出します。国産鶏もも肉は通常100g128円のところ、4枚入った大容量パックでは100g105円とお買い得です。牛肉はアメリカ産巨大ステーキ肉など低価格なアイテムが中心で、上質な和牛などはほとんど扱いません。
鮮魚は調理場の見えるオープンキッチン方式を採用。丸魚はほぼ扱いませんが、切身や漬け魚、パン粉焼きなど調理の手間が少ないアイテムを中心に豊富なラインナップです。マグロではキハダマグロ、メバチマグロが目立ちますが、本マグロも取り扱います。お刺身ではツマを無くしたマグロ、サーモン、ブリ、真鯛のお造りを各種398円、3パックで980円とお手頃な価格で提供します。惣菜は壁面に専用のコーナーが無く、平台をメインに展開しますが、陳列場所が分かれてしまうため選びづらい印象です。弁当は店内調理の割合が高く、298円の唐揚げ弁当など価格を訴求するアイテムも並びますが、揚げ物類や寿司はオーソドックスな品揃え。
加工食品は限られたスペースであるため、セブンプレミアムを大々的に売り出すダイナミックな陳列は出来ていませんが、フェイスアップは丁寧に行われている印象。投げ込み式の什器を使った特売品・訳あり商品のコーナーはボリューム感もよく出ています。
レジはセミセルフレジの稼働を1台に絞って完全セルフレジに誘導しますが、上手く使い分けされている様子でした。平日の昼過ぎとしては客数が多く、若い世代からも支持を集めていると感じます。車での来店が中心であるため客単価も比較的高い水準でした。周辺にはイトーヨーカドーやヨークフーズなどが多いドミナントエリアであるため、ディスカウント業態であるヨークプライスは差別化に成功しているのではないでしょうか。
小田急江ノ島線、横浜市営地下鉄、相鉄いずみ野線の湘南台駅から徒歩7分程度のところに、ヨークプライス湘南台店はあります。
店舗外観。
2012年10月末に閉店したニュー・クイックが運営する「富士ガーデン湘南台店」の跡地に2013年3月居抜き出店。店名は2020年6月に「ザ・プライス」から「ヨークプライス」へ転換されていますが、看板などの表記はザ・プライスのままです。

逆に「ヨークプライス」という表記が全く見られません。

60台分の駐車場も確保。

入口の看板。

青果売場では店の外まで商品が並び、「超特価」と記載されたお買い得品が山積みにされています。

キャベツは店内にも並びますが、2箇所で展開。

青果売場。鮮度感ある旬の野菜が並びます。

アイテム数を絞り込む代わりに価格訴求を打ち出します。

広告よりさらに安くシャインマスカットを販売。

上質な果物は種類が少なめ。

精肉売場。

牛肉はアメリカ産巨大ステーキ肉など低価格なアイテムが中心で、上質な和牛などはほとんど扱いません。

お買い得な大容量パックを主軸に展開。陳列量も多く、販売も好調な様子です。

国産鶏もも肉は通常100g128円のところ、4枚入った大容量パックでは100g105円とお買い得です。

壁面に沿って鮮魚、惣菜へ続きます。

鮮魚売場。

丸魚はほぼ扱いませんが、切身や漬け魚、パン粉焼きなど調理の手間が少ないアイテムを中心に豊富なラインナップです。

お刺身ではツマを無くしたマグロ、サーモン、ブリ、真鯛のお造りを各種398円、3パックで980円とお手頃な価格で提供します。

惣菜は壁面に専用のコーナーが無く、平台をメインに展開しますが、陳列場所が分かれてしまうため選びづらい印象です。

弁当は店内調理の割合が高く、298円の唐揚げ弁当など価格を訴求するアイテムも並びますが、揚げ物類や寿司はオーソドックスな品揃え。

カツ丼はミニサイズも展開するなどきめ細かな量目対応。

和日配の納豆コーナー。段ボールのまま陳列し作業を効率化。

洋日配でも運搬ケースを活用した陳列を採用しています。

冷凍食品コーナーではプライベートブランド「ザ・プライス」の冷凍野菜を拡充。

加工食品、醬油コーナー。フェイスアップは丁寧に行われています。

ドレッシングコーナー。

高級品、こだわりの品も一部導入。

投げ込み式の什器を使った特売品・訳あり商品のコーナーはボリューム感もよく出ています。

ヨークプライス湘南台店 店舗概要
開業: 2013年03月07日
売場面積: 1100㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9時~22時
住所: 神奈川県藤沢市湘南台7丁目36-1
駐車場: 60台(無料)
HP: https://www.york-inc.com/store/syounandai.html
店内・売場の様子
時間帯: 平日13時頃
客数: やや多い(店内に35~40人ほど)
客層: 主婦、中高年夫婦中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 3台(1台稼働中)、精算機6台
食品完全セルフレジ: 9台
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: セブンプレミアム
イトーヨーカドーが運営するディスカウント業態であった「ザ・プライス」は、既存のイトーヨーカドーで売上不振の店舗を転換することで店舗数を拡大しました。一方でこちらの湘南台店は、2012年10月末に閉店したニュー・クイックが運営する「富士ガーデン湘南台店」の跡地に2013年3月居抜き出店したものです。2008年8月に1号店の西新井店を転換して以降、湘南台店開業時には11店舗を展開していた「ザ・プライス」でしたが、2016年から2019年にかけて閉店が相次ぎ、ヨークへ移管されたのは5店舗でした。
2020年6月にヨークへ運営が移管された後も、湘南台店の看板や店内には「ザ・プライス」の表記が残り続けています。2023年9月にはヨークがイトーヨーカドーと経営統合し、ヨークプライスは再びイトーヨーカドーと同一企業となりましたが、屋号は「ヨークプライス」のまま維持されています。
入口から青果、精肉、鮮魚、惣菜と配置するレイアウト。青果売場では店の外まで商品が並び、「超特価」と記載されたお買い得品が山積みにされています。通常のイトーヨーカドーが幅広い需要に応えるきめ細かな品揃えを志向するのに対し、ディスカウント業態であるヨークプライスではアイテム数を絞り込む代わりに価格訴求を志向しています。上質な果物も種類が少なく、地場野菜や有機野菜といった付加価値ある商品は打ち出しません。
小さい店舗ながら鮮魚・精肉はともに店内加工で提供されており、平台も使用したバラエティ豊かな品揃えを展開します。精肉でもお買い得な大容量パックを主軸に展開。平台にぎっしりと商品を並べ、量感も演出します。国産鶏もも肉は通常100g128円のところ、4枚入った大容量パックでは100g105円とお買い得です。牛肉はアメリカ産巨大ステーキ肉など低価格なアイテムが中心で、上質な和牛などはほとんど扱いません。
鮮魚は調理場の見えるオープンキッチン方式を採用。丸魚はほぼ扱いませんが、切身や漬け魚、パン粉焼きなど調理の手間が少ないアイテムを中心に豊富なラインナップです。マグロではキハダマグロ、メバチマグロが目立ちますが、本マグロも取り扱います。お刺身ではツマを無くしたマグロ、サーモン、ブリ、真鯛のお造りを各種398円、3パックで980円とお手頃な価格で提供します。惣菜は壁面に専用のコーナーが無く、平台をメインに展開しますが、陳列場所が分かれてしまうため選びづらい印象です。弁当は店内調理の割合が高く、298円の唐揚げ弁当など価格を訴求するアイテムも並びますが、揚げ物類や寿司はオーソドックスな品揃え。
加工食品は限られたスペースであるため、セブンプレミアムを大々的に売り出すダイナミックな陳列は出来ていませんが、フェイスアップは丁寧に行われている印象。投げ込み式の什器を使った特売品・訳あり商品のコーナーはボリューム感もよく出ています。
レジはセミセルフレジの稼働を1台に絞って完全セルフレジに誘導しますが、上手く使い分けされている様子でした。平日の昼過ぎとしては客数が多く、若い世代からも支持を集めていると感じます。車での来店が中心であるため客単価も比較的高い水準でした。周辺にはイトーヨーカドーやヨークフーズなどが多いドミナントエリアであるため、ディスカウント業態であるヨークプライスは差別化に成功しているのではないでしょうか。