1/31閉店 そうてつローゼン塚越店
- 2024/02/03
- 22:47
神奈川県川崎市。
JR南武線の矢向駅から徒歩10分程度のところに、そうてつローゼン塚越店はあります。
こちらの店舗は2024年1月31日をもって営業を終了しました。
閉店一週間前に訪れましたのでご紹介致します。
店舗外観。
そうてつローゼン塚越店は1971年3月3日にオープンし、45年間に渡って営業していましたが2016年3月に閉店。2019年2月9日に「100年あいされたい」を建築設計のコンセプトに掲げて、100年以上伝承させる塚越の象徴的存在を目指し、無垢のヒノキや杉を使用した長く耐え得る木造のスーパーマーケットとして建て替えオープンしました。
しかし2023年4月15日に300mの距離へ進出したライフ川崎塚越店(2647㎡、年商目標32億円)の煽りを受け、残念ながらオープンから5年間足らずの2024年1月末をもって閉店となりました。跡地にはドラッグストア「クリエイトSD」の居抜きが決まっています。
店舗裏手には保育園が立地。
閉店のご案内。
「100年以上伝承させる塚越の象徴的存在を目指して」
果たして居抜きのクリエイトSDは95年後もこの建物で営業してくれているでしょうか。
青果売場。
店内も木目調で落ち着いた雰囲気を演出しつつ、高級感ある洗練された売場空間に仕上がっています。
閉店一週間前の訪問だったため、まだまだ商品は豊富。青果では少量・小分けサイズや簡便調理アイテムも導入しています。
鮮魚ではガラス張りの調理場を採用し鮮度感を追求。
お刺身を主軸とした即食商品に力を入れていました。
精肉はプロセスセンターの相鉄ローゼンフレッシュフーズから供給を受け、上質な黒毛和牛すき焼き用肉から焼肉盛り合わせ、味付け肉など幅広いラインナップを実現し、使い切りサイズを中心に量目対応します。
洋日配コーナー。
デザートは高価格帯アイテムも導入。
惣菜売場。
店内手作りの弁当も豊富に揃えます。
握り寿司は「贅沢にぎり」(10貫1180円)といった豪勢な品も販売。
そうてつローゼン横浜南部市場フレッシュセンターで製造したベーカリー商品も品揃え。
サラダも一部店内調理で提供。
日配品は品薄となっていました。
加工食品売場。
加工食品において均一値引きは行わず、一部雑貨類を値下げ販売している状態でした。
そうてつローゼン塚越店 店舗概要
開業: 2019年02月09日
売場面積: 673㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9: 00 ~ 22: 00
住所: 神奈川県川崎市幸区塚越2-159-11
駐車場: 89台
HP: https://www.sotetsu.rosen.co.jp/shopdetail?scode=0077
そうてつローゼン塚越店は1971年3月3日にオープンし、45年間に渡って営業していましたが2016年3月に閉店。当初再出店の計画はありませんでしたが、地域生活者の要望が強く、土地・建物オーナーが決断し出店が決まりました。2019年2月9日に「100年あいされたい」を建築設計のコンセプトに掲げて、100年以上伝承させる塚越の象徴的存在を目指し、無垢のヒノキや杉を使用した長く耐え得る木造のスーパーマーケットとして建て替えオープンしました。しかし2023年4月15日に300mの距離へ進出したライフ川崎塚越店(2647㎡、年商目標32億円)の煽りを受け、残念ながら建て替えオープンから5年間足らずの2024年1月末をもって閉店となりました。跡地にはドラッグストア「クリエイトSD」の居抜きが決まっています。
1986年版日本スーパー名鑑によると、建て替え前の売場面積1092㎡、1985年度の年商はおよそ13億5600万円。2000年版日本スーパー名鑑によると、1999年度の年商はおよそ9億6900万円でした。2019年の再オープン時には売場面積が3分の2となりましたが、年商目標10億円を掲げていました。レジは通常レジ1台とセミセルフレジ4台、精算機6台を設置。
店内も木目調で落ち着いた雰囲気を演出しつつ、高級感ある洗練された売場空間に仕上がっています。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と左回りに入りするオーソドックスな配置。673㎡というコンパクトな売場ながら生鮮3品の構成比は高い印象です。青果では少量・小分けサイズや簡便調理アイテムも導入するほか、鮮魚ではガラス張りの調理場を採用し鮮度感を追求。お刺身を主軸とした即食商品に力を入れていました。精肉はプロセスセンターの相鉄ローゼンフレッシュフーズから供給を受け、上質な黒毛和牛すき焼き用肉から焼肉盛り合わせ、味付け肉など幅広いラインナップを実現し、使い切りサイズを中心に量目対応します。惣菜は店内手作りの弁当も豊富に揃え、握り寿司は「贅沢にぎり」(10貫1180円)といった豪勢な品も販売するほか、そうてつローゼン横浜南部市場フレッシュセンターで製造したベーカリー商品も品揃えします。
閉店一週間前の訪問だったため、まだまだ商品は豊富で品薄は日配品などに限られていました。加工食品においても均一値引きは行わず、一部雑貨類を値下げ販売している状態でした。目の前に公園があるため、夕方には子供たちが大勢来店していましたが、客単価は低い水準。そのほか高齢者の姿が目立ち、近隣の若いファミリー層からの支持は得られていないようです。個人的には地域密着型の良いお店だと思いましたが、競合他社の出現に対抗することは出来ませんでした。果たして居抜きのクリエイトSDは95年後もこの建物で営業してくれているでしょうか。
JR南武線の矢向駅から徒歩10分程度のところに、そうてつローゼン塚越店はあります。
こちらの店舗は2024年1月31日をもって営業を終了しました。
閉店一週間前に訪れましたのでご紹介致します。
店舗外観。
そうてつローゼン塚越店は1971年3月3日にオープンし、45年間に渡って営業していましたが2016年3月に閉店。2019年2月9日に「100年あいされたい」を建築設計のコンセプトに掲げて、100年以上伝承させる塚越の象徴的存在を目指し、無垢のヒノキや杉を使用した長く耐え得る木造のスーパーマーケットとして建て替えオープンしました。
しかし2023年4月15日に300mの距離へ進出したライフ川崎塚越店(2647㎡、年商目標32億円)の煽りを受け、残念ながらオープンから5年間足らずの2024年1月末をもって閉店となりました。跡地にはドラッグストア「クリエイトSD」の居抜きが決まっています。
店舗裏手には保育園が立地。
閉店のご案内。
「100年以上伝承させる塚越の象徴的存在を目指して」
果たして居抜きのクリエイトSDは95年後もこの建物で営業してくれているでしょうか。
青果売場。
店内も木目調で落ち着いた雰囲気を演出しつつ、高級感ある洗練された売場空間に仕上がっています。
閉店一週間前の訪問だったため、まだまだ商品は豊富。青果では少量・小分けサイズや簡便調理アイテムも導入しています。
鮮魚ではガラス張りの調理場を採用し鮮度感を追求。
お刺身を主軸とした即食商品に力を入れていました。
精肉はプロセスセンターの相鉄ローゼンフレッシュフーズから供給を受け、上質な黒毛和牛すき焼き用肉から焼肉盛り合わせ、味付け肉など幅広いラインナップを実現し、使い切りサイズを中心に量目対応します。
洋日配コーナー。
デザートは高価格帯アイテムも導入。
惣菜売場。
店内手作りの弁当も豊富に揃えます。
握り寿司は「贅沢にぎり」(10貫1180円)といった豪勢な品も販売。
そうてつローゼン横浜南部市場フレッシュセンターで製造したベーカリー商品も品揃え。
サラダも一部店内調理で提供。
日配品は品薄となっていました。
加工食品売場。
加工食品において均一値引きは行わず、一部雑貨類を値下げ販売している状態でした。
そうてつローゼン塚越店 店舗概要
開業: 2019年02月09日
売場面積: 673㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9: 00 ~ 22: 00
住所: 神奈川県川崎市幸区塚越2-159-11
駐車場: 89台
HP: https://www.sotetsu.rosen.co.jp/shopdetail?scode=0077
そうてつローゼン塚越店は1971年3月3日にオープンし、45年間に渡って営業していましたが2016年3月に閉店。当初再出店の計画はありませんでしたが、地域生活者の要望が強く、土地・建物オーナーが決断し出店が決まりました。2019年2月9日に「100年あいされたい」を建築設計のコンセプトに掲げて、100年以上伝承させる塚越の象徴的存在を目指し、無垢のヒノキや杉を使用した長く耐え得る木造のスーパーマーケットとして建て替えオープンしました。しかし2023年4月15日に300mの距離へ進出したライフ川崎塚越店(2647㎡、年商目標32億円)の煽りを受け、残念ながら建て替えオープンから5年間足らずの2024年1月末をもって閉店となりました。跡地にはドラッグストア「クリエイトSD」の居抜きが決まっています。
1986年版日本スーパー名鑑によると、建て替え前の売場面積1092㎡、1985年度の年商はおよそ13億5600万円。2000年版日本スーパー名鑑によると、1999年度の年商はおよそ9億6900万円でした。2019年の再オープン時には売場面積が3分の2となりましたが、年商目標10億円を掲げていました。レジは通常レジ1台とセミセルフレジ4台、精算機6台を設置。
店内も木目調で落ち着いた雰囲気を演出しつつ、高級感ある洗練された売場空間に仕上がっています。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と左回りに入りするオーソドックスな配置。673㎡というコンパクトな売場ながら生鮮3品の構成比は高い印象です。青果では少量・小分けサイズや簡便調理アイテムも導入するほか、鮮魚ではガラス張りの調理場を採用し鮮度感を追求。お刺身を主軸とした即食商品に力を入れていました。精肉はプロセスセンターの相鉄ローゼンフレッシュフーズから供給を受け、上質な黒毛和牛すき焼き用肉から焼肉盛り合わせ、味付け肉など幅広いラインナップを実現し、使い切りサイズを中心に量目対応します。惣菜は店内手作りの弁当も豊富に揃え、握り寿司は「贅沢にぎり」(10貫1180円)といった豪勢な品も販売するほか、そうてつローゼン横浜南部市場フレッシュセンターで製造したベーカリー商品も品揃えします。
閉店一週間前の訪問だったため、まだまだ商品は豊富で品薄は日配品などに限られていました。加工食品においても均一値引きは行わず、一部雑貨類を値下げ販売している状態でした。目の前に公園があるため、夕方には子供たちが大勢来店していましたが、客単価は低い水準。そのほか高齢者の姿が目立ち、近隣の若いファミリー層からの支持は得られていないようです。個人的には地域密着型の良いお店だと思いましたが、競合他社の出現に対抗することは出来ませんでした。果たして居抜きのクリエイトSDは95年後もこの建物で営業してくれているでしょうか。