ヤオコー和光丸山台店
- 2024/03/05
- 19:35
埼玉県和光市。
東武東上線、東京メトロ有楽町線・副都心線の和光市駅から徒歩12分程度のところに、ヤオコー和光丸山台店はあります。
店舗外観。
ヤオコーが管理・運営する商業施設「the market place」の7施設目となる「the marketplace 和光」内へ2021年10月14日にオープン。
2階には無印良品などが出店。
株式会社写研の埼玉工場跡地に建設されているため、同社の沿革や書体を紹介する壁画が展示されています。
駐車場混雑状況の案内。特に日曜・祝日の混雑が著しいようです。
青果と惣菜からはじまるダブルコンコース型の売場レイアウトで、突き当りの精肉・鮮魚まで見渡せる一体感のある売場づくりは圧巻です。工夫を凝らしたカラフルな内装で賑やかさや活気を演出し、開放感やワクワク感のある売場を構築しています。
(別の2日に分けて訪れているため、商品配置など異なる場合がありますのでご了承ください。)
エスカレーターからの様子。
贈答用の果物も豊富に揃えます。
苺コーナー。果物は品質にこだわったアッパー品も強化しており、糖度や産地、育て方にこだわった苺を訴求します。商品説明も丁寧に実施します。
バナナのはかり売りを実施。
生産者の顔が見える地場野菜コーナー。
トマトも品質にこだわったアイテムが並びます。
葉物野菜は少量・小分けサイズもきめ細かに品揃え。
キャベツは丸ごと、1/2玉、1/4玉、ざく切りを揃えます。
水耕栽培野菜や有機野菜も取り扱いますが、イオンといった競合他社と比べアイテム数は少ない印象。
続いて壁面のベーカリーから惣菜にかけて見ていきます。
ピザコーナーと並んで銀座コージーコーナーが出店。写真にはありませんがイートインスペースも確保されています。
1ホール598円でラインナップ。
ベーカリーコーナー。
人気ナンバー1だという「ロイヤルブレッド」
菓子パンや惣菜パンは価格訴求をメインとしています。
彩り豊かな手づくりスイーツも豊富に並びます。
青果部門のカットフルーツも一体的に展開。
「寄せプリンキャラメリゼ」(298円)をボリューム展開。
惣菜は壁面にガラス張りの厨房を配置し、ライブ感を追求。導入部のベーカリーから寿司、一般惣菜、鉄板焼きと連続して並べています。ヤオコーが業界で独走する専門性の高いアイテムが揃い、素材にこだわった手間を惜しまないメニューがズラリと並びます。
季節感を打ち出す「国産たけのこ炊込みご飯弁当」(598円)を平台エンドで展開。
「#Happy Box」と称した取っ手の付いたお洒落なお弁当もラインナップしており、若鶏唐揚黒酢あん、銀鮭西京タルタル、あい鴨かつ(各598円)といった野菜もふんだんに入った彩りの良い商品も販売します。
弁当は「銀鮭西京味噌焼弁当」(598円)、「デミハンバーグ弁当」(598円)といった価格帯を軸に展開。
希少部位ともさんかくを使用したローストビーフ丼は498円で提供。
オススメ商品を訴求するコーナーも設置しており、訪れた際には「キャベツメンチカツ」「チーズメンチカツ」(各1個140円)を提案していました。
鶏料理専門店「幸唐」(さちから)を名乗り、圧力フライヤーでジューシーに仕上げたフライドチキンなどを提案。
ヤオコー名物のおはぎも大きく展開します。
店内手づくりのおむすびも販売。
テレビ番組でも紹介されたポキ丼を訴求。
握り寿司は惣菜部門のみで展開するものの10貫698円と10貫798円に限られており、もう少し贅沢なアイテムも需要があるように感じました。
見た目にも華やかなちらし寿司もラインナップ。
魚惣菜専門店「漁火」を名乗り、本格的な魚惣菜をラインナップ。
中華惣菜も充実しています。
人気商品の、鉄板で巻上げた厚焼玉子。実際に購入しましたが、ふんわりとした食感で非常に美味しかったです。
サラダ類はアウトパックで対応するものの、具沢山なアイテムを販売。
ローストビーフなどオードブルも充実。
高級食材の北京ダックも398円で提供します。
続く精肉売場。
上質な埼玉県産の黒毛和牛「尾熊牛」を品揃え。
ロースステーキ用100g980円、イチボやランプは100g698円で提供。
しゃぶしゃぶ用は100g598円と、肉質に対して値頃感ある価格で販売します。
アメリカ産アンガス牛肩ロースステーキ用は100g238円で販売し、2極化する需要に対応。
上質な霜降りの入った焼肉用肉も販売。希少部位の黒毛和牛牛タンは100g1280円で販売。
味付け肉も含め、店内加工を実施。
豚肉では鹿児島県産さつま黒豚、鶏肉では兵庫県産丹波黒どりを導入し差別化を図ります。
大容量パックによる価格訴求にも取り組みますが、訪れた際には国産鶏もも肉100g通常128円が広告の品99円で販売されており、大容量パックと同じ価格設定となっていました。
ヤオコーが注力する馬刺しは赤身698円、2種盛り合わせ880円、3種盛り合わせ1480円といった価格でラインナップ。私も日頃からヤオコーの馬刺しを購入していますが、種類の豊富さと新鮮さを魅力に感じています。
冷凍品も拡充しており、Meフードシステムの「さしみーと」も販売。
続く鮮魚売場。ガラス張りの調理場で鮮度感・ライブ感を追求します。
いさき、金目鯛、めばる、ち鯛といった丸魚も取り扱い、調理も承ります。
他のヤオコーでは滅多に見られない姿造りも提供します。
100g1080円の本マグロ中トロも販売。
お刺身は上質な本マグロ中トロを使用した「まぐろ3種盛り合わせ」(1000円)、4点盛り(1380円)、5点盛り(2180円)など高価格帯を中心に単品お造りまでバラエティ豊富に展開。
平台ではお手頃な価格のキハダマグロ(100g258円)を提案していました。
16時からの夕市向け商品として「夕市限定盛り合わせ」(598円)も提供されていました。
鮮魚売場から見た惣菜売場。
この後は壁面に沿って和洋日配が続きます。こだわり商品やご当地商品を差し込みつつ、低価格品も揃え2極化する需要に対応。
麺とスープの組み合わせを自由に選ぶことが出来る個食ラーメンも展開。
牛乳コーナー。
ワインに合うナチュラルチーズも豊富に展開。
最終コーナーに広大な冷凍食品売場を配置。近年拡大する簡便・即食ニーズに応える商品を強化するほか、冷凍のワッフル、ドーナツ、クリーム大福といったスイーツの売り込みを図ります。
ワンプレート商品はプライベートブランドも投入。
ライフとの共同開発商品「スターセレクト」も並びます。
有名店のスイーツも積極的に取り扱い。
ワッフルやドーナツ、プリン、ティラミスも冷凍で販売します。
加工食品売場。醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。
高級品、こだわりの品は構成比として高くないものの、各カテゴリできちんと品揃えしています。商品説明をプライスカード内に小さく記載するのではなく、もう1枚の紙を用意して読みやすい文字サイズにしているのは好印象です。
訪れた際には味噌が一律20%引きとなる値引き販促を実施。
ペットボトル飲料は扉付きケースに並べ、冷房効率を向上させています。
プライベートブランドのドライフルーツ、ナッツ類も充実。
クラフトビールコーナー。埼玉地盤ということもありCOEDOビールを積極的に取り扱います。
酒類のワインは一部店舗で見られるチーズコーナーと一体となった提案型の売場ではありませんが、ヤオコー直輸入品を軸にコストパフォーマンスに優れた商品も数多く取り揃えています。
ウィスキーにおいても高級品、希少品を揃え、専門性の高い品揃えを実現。
ヤオコー和光丸山台店 店舗概要
開業: 2021年10月14日
売場面積: 2728㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00~21:45
住所: 埼玉県和光市丸山台3丁目13番1号
駐車場: 234台(無料)
HP: https://www.yaoko-net.com/store/store01/212.html
店内・売場の様子
時間帯: 平日16時頃
客数: 多い(売場に80~90人ほど)
客層: 家族連れ、中高年夫婦、子供連れ中心
買い物内容: 生鮮、惣菜、日配中心に多め
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 非常に良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 11台(5台稼働中)、精算機22台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: Yes!、スターセレクト
ヤオコー和光丸山台店は、2021年10月14日にオープン。同社が管理・運営する商業施設「the market place」の7施設目となる「the marketplace 和光」内への出店となりました。開業後多くの業界関係者が視察に訪れ、その秀逸な店づくりは年間を通じて業界で話題にあがり、ダイヤモンド・チェーンストアが実施する「ストア・オブ・ザ・イヤー」(2022年)で1位を獲得しています。
青果と惣菜からはじまるダブルコンコース型の売場レイアウトで、突き当りの精肉・鮮魚まで見渡せる一体感のある売場づくりは圧巻です。工夫を凝らしたカラフルな内装で賑やかさや活気を演出し、開放感やワクワク感のある売場を構築しています。青果売場では季節感を演出する旬の果物や新鮮な野菜が丁寧に陳列されています。果物は品質にこだわったアッパー品も強化するほか、贈答用の果物詰め合わせも種類豊富にラインナップ。地場野菜や有機野菜、水耕栽培野菜もコーナー展開しつつ、少量・小分けサイズもきめ細かに取り扱います。
惣菜は壁面にガラス張りの厨房を配置し、ライブ感を追求。導入部のベーカリーから寿司、一般惣菜、鉄板焼きと連続して並べています。ベーカリーでは店内手作りのこだわりスイーツを強化する一方で、菓子パンや惣菜パンは価格訴求をメインとしています。惣菜はヤオコーが業界で独走する専門性の高いアイテムが揃い、素材にこだわった手間を惜しまないメニューがズラリと並びます。オススメ商品を訴求するコーナーも設置しており、訪れた際には「キャベツメンチカツ」「チーズメンチカツ」(各1個140円)を提案していました。弁当では「国産たけのこ炊込みご飯弁当」(598円)、「銀鮭西京味噌焼弁当」(598円)、「デミハンバーグ弁当」(598円)といった価格帯を軸に揃えます。「#Happy Box」と称した取っ手の付いたお洒落なお弁当もラインナップしており、若鶏唐揚黒酢あん、銀鮭西京タルタル、あい鴨かつ(各598円)といった野菜もふんだんに入った彩りの良い商品も販売します。希少部位ともさんかくを使用したローストビーフ丼は498円で提供。中華惣菜や魚惣菜、鉄板焼きメニューも本格的な商品が並びますが、握り寿司は惣菜部門のみで展開するものの10貫698円と10貫798円に限られており、もう少し贅沢なアイテムも需要があるように感じました。サラダやオードブルは華やかな見栄えに仕上げており、ハレの日需要にも応えます。
精肉はそれほど高級路線に振り切っていません。上質な埼玉県産黒毛和牛も取り扱いますが、ステーキ用、すき焼き用、焼肉用などが分散して配置されており、何か狙いがあるのかも知れませんが、個人的には選びづらいと感じます。上質な霜降りの入った黒毛和牛ステーキ用肉100g698円、同しゃぶしゃぶ用肉100g598円など高いクオリティの商品も値頃感ある価格で販売。100g1280円の黒毛和牛牛タンという希少部位も揃えます。豚肉では鹿児島県産さつま黒豚、鶏肉では兵庫県産丹波黒どりを導入し差別化を図ります。大容量パックによる価格訴求にも取り組みますが、訪れた際には国産鶏もも肉100g通常128円が広告の品99円で販売されており、大容量パックと同じ価格設定となっていました。ヤオコーが注力する馬刺しは赤身698円、2種盛り合わせ880円、3種盛り合わせ1480円といった価格でラインナップ。私も日頃からヤオコーの馬刺しを購入していますが、種類の豊富さと新鮮さを魅力に感じています。
鮮魚はガラス張りの調理場で鮮度感・ライブ感を追求。いさき、金目鯛、めばる、ち鯛といった丸魚も取り扱い、調理も承ります。他のヤオコーでは滅多に見られない姿造りも提供するほか、上質な本マグロ中トロを使用した「まぐろ3種盛り合わせ」(1000円)、4点盛り(1380円)、5点盛り(2180円)など高価格帯を中心に単品お造りまでバラエティ豊富に展開。一方平台ではお手頃な価格のキハダマグロ(100g258円)を提案していました。
続いて和洋日配、最終コーナーに冷凍食品を大きく打ち出します。和洋日配でもこだわり商品やご当地商品を差し込みつつ、低価格品も揃え2極化する需要に対応。冷凍食品では近年拡大する簡便・即食ニーズに応える商品を強化するほか、冷凍のワッフル、ドーナツ、クリーム大福といったスイーツの売り込みを図ります。加工食品は高級品、こだわりの品は構成比として高くないものの、各カテゴリできちんと品揃えしています。商品説明をプライスカード内に小さく記載するのではなく、もう1枚の紙を用意して読みやすい文字サイズにしているのは好印象です。自社ブランドに加え、ライフとの共同開発商品「スターセレクト」も並びます。酒類のワインは一部店舗で見られるチーズコーナーと一体となった提案型の売場ではありませんが、ヤオコー直輸入品を軸にコストパフォーマンスに優れた商品も数多く取り揃えています。
平日の夕方16時に店内には80人を超えるお客の姿があり、賑わいを見せていました。カゴ満杯に買い物する方が多く、2カゴ目分購入する方も見られるなど、客単価も平日としては十分高い水準。生鮮3品と惣菜、日配の構成比が高く、加工食品はあまり動いていないように感じられました。16時を境として売場に品薄感を出さないよう陳列を手直しするほか、夕方にも出来立て・作り立ての商品をきちんと提供しており、夕方から夜にかけて来店しても満足してもらえる品揃えを実現しています。
日常使いの商品は一定の値頃感ある価格で販売しつつ、価値ある高質商品を幅広く取り揃えることで2極化する消費を捉え、なおかつ単身・少人数世帯にも配慮した量目対応と、時短・簡便需要に応える商品の導入により、多くの顧客から支持を集めることに成功しています。ヤオコーが従来不得意としていた若いファミリー層の来店も目立ち、商圏内で生活する住民のニーズに対応した商品政策を打ち出しています。
一方で「the marketplace 和光」には飲食店が入居していないため、休日に家族連れで来店しても長時間を過ごすことは難しいように感じられます。同じく旗艦店とされる東大和や南流山のようにサイゼリヤがあると使い勝手が良いのではないでしょうか。ただし混雑時間の案内には土日には駐車が困難になる可能性があると案内されており、現在のテナント構成でも十分繁盛店としての地位を固めているようです。
東武東上線、東京メトロ有楽町線・副都心線の和光市駅から徒歩12分程度のところに、ヤオコー和光丸山台店はあります。
店舗外観。
ヤオコーが管理・運営する商業施設「the market place」の7施設目となる「the marketplace 和光」内へ2021年10月14日にオープン。
2階には無印良品などが出店。
株式会社写研の埼玉工場跡地に建設されているため、同社の沿革や書体を紹介する壁画が展示されています。
駐車場混雑状況の案内。特に日曜・祝日の混雑が著しいようです。
青果と惣菜からはじまるダブルコンコース型の売場レイアウトで、突き当りの精肉・鮮魚まで見渡せる一体感のある売場づくりは圧巻です。工夫を凝らしたカラフルな内装で賑やかさや活気を演出し、開放感やワクワク感のある売場を構築しています。
(別の2日に分けて訪れているため、商品配置など異なる場合がありますのでご了承ください。)
エスカレーターからの様子。
贈答用の果物も豊富に揃えます。
苺コーナー。果物は品質にこだわったアッパー品も強化しており、糖度や産地、育て方にこだわった苺を訴求します。商品説明も丁寧に実施します。
バナナのはかり売りを実施。
生産者の顔が見える地場野菜コーナー。
トマトも品質にこだわったアイテムが並びます。
葉物野菜は少量・小分けサイズもきめ細かに品揃え。
キャベツは丸ごと、1/2玉、1/4玉、ざく切りを揃えます。
水耕栽培野菜や有機野菜も取り扱いますが、イオンといった競合他社と比べアイテム数は少ない印象。
続いて壁面のベーカリーから惣菜にかけて見ていきます。
ピザコーナーと並んで銀座コージーコーナーが出店。写真にはありませんがイートインスペースも確保されています。
1ホール598円でラインナップ。
ベーカリーコーナー。
人気ナンバー1だという「ロイヤルブレッド」
菓子パンや惣菜パンは価格訴求をメインとしています。
彩り豊かな手づくりスイーツも豊富に並びます。
青果部門のカットフルーツも一体的に展開。
「寄せプリンキャラメリゼ」(298円)をボリューム展開。
惣菜は壁面にガラス張りの厨房を配置し、ライブ感を追求。導入部のベーカリーから寿司、一般惣菜、鉄板焼きと連続して並べています。ヤオコーが業界で独走する専門性の高いアイテムが揃い、素材にこだわった手間を惜しまないメニューがズラリと並びます。
季節感を打ち出す「国産たけのこ炊込みご飯弁当」(598円)を平台エンドで展開。
「#Happy Box」と称した取っ手の付いたお洒落なお弁当もラインナップしており、若鶏唐揚黒酢あん、銀鮭西京タルタル、あい鴨かつ(各598円)といった野菜もふんだんに入った彩りの良い商品も販売します。
弁当は「銀鮭西京味噌焼弁当」(598円)、「デミハンバーグ弁当」(598円)といった価格帯を軸に展開。
希少部位ともさんかくを使用したローストビーフ丼は498円で提供。
オススメ商品を訴求するコーナーも設置しており、訪れた際には「キャベツメンチカツ」「チーズメンチカツ」(各1個140円)を提案していました。
鶏料理専門店「幸唐」(さちから)を名乗り、圧力フライヤーでジューシーに仕上げたフライドチキンなどを提案。
ヤオコー名物のおはぎも大きく展開します。
店内手づくりのおむすびも販売。
テレビ番組でも紹介されたポキ丼を訴求。
握り寿司は惣菜部門のみで展開するものの10貫698円と10貫798円に限られており、もう少し贅沢なアイテムも需要があるように感じました。
見た目にも華やかなちらし寿司もラインナップ。
魚惣菜専門店「漁火」を名乗り、本格的な魚惣菜をラインナップ。
中華惣菜も充実しています。
人気商品の、鉄板で巻上げた厚焼玉子。実際に購入しましたが、ふんわりとした食感で非常に美味しかったです。
サラダ類はアウトパックで対応するものの、具沢山なアイテムを販売。
ローストビーフなどオードブルも充実。
高級食材の北京ダックも398円で提供します。
続く精肉売場。
上質な埼玉県産の黒毛和牛「尾熊牛」を品揃え。
ロースステーキ用100g980円、イチボやランプは100g698円で提供。
しゃぶしゃぶ用は100g598円と、肉質に対して値頃感ある価格で販売します。
アメリカ産アンガス牛肩ロースステーキ用は100g238円で販売し、2極化する需要に対応。
上質な霜降りの入った焼肉用肉も販売。希少部位の黒毛和牛牛タンは100g1280円で販売。
味付け肉も含め、店内加工を実施。
豚肉では鹿児島県産さつま黒豚、鶏肉では兵庫県産丹波黒どりを導入し差別化を図ります。
大容量パックによる価格訴求にも取り組みますが、訪れた際には国産鶏もも肉100g通常128円が広告の品99円で販売されており、大容量パックと同じ価格設定となっていました。
ヤオコーが注力する馬刺しは赤身698円、2種盛り合わせ880円、3種盛り合わせ1480円といった価格でラインナップ。私も日頃からヤオコーの馬刺しを購入していますが、種類の豊富さと新鮮さを魅力に感じています。
冷凍品も拡充しており、Meフードシステムの「さしみーと」も販売。
続く鮮魚売場。ガラス張りの調理場で鮮度感・ライブ感を追求します。
いさき、金目鯛、めばる、ち鯛といった丸魚も取り扱い、調理も承ります。
他のヤオコーでは滅多に見られない姿造りも提供します。
100g1080円の本マグロ中トロも販売。
お刺身は上質な本マグロ中トロを使用した「まぐろ3種盛り合わせ」(1000円)、4点盛り(1380円)、5点盛り(2180円)など高価格帯を中心に単品お造りまでバラエティ豊富に展開。
平台ではお手頃な価格のキハダマグロ(100g258円)を提案していました。
16時からの夕市向け商品として「夕市限定盛り合わせ」(598円)も提供されていました。
鮮魚売場から見た惣菜売場。
この後は壁面に沿って和洋日配が続きます。こだわり商品やご当地商品を差し込みつつ、低価格品も揃え2極化する需要に対応。
麺とスープの組み合わせを自由に選ぶことが出来る個食ラーメンも展開。
牛乳コーナー。
ワインに合うナチュラルチーズも豊富に展開。
最終コーナーに広大な冷凍食品売場を配置。近年拡大する簡便・即食ニーズに応える商品を強化するほか、冷凍のワッフル、ドーナツ、クリーム大福といったスイーツの売り込みを図ります。
ワンプレート商品はプライベートブランドも投入。
ライフとの共同開発商品「スターセレクト」も並びます。
有名店のスイーツも積極的に取り扱い。
ワッフルやドーナツ、プリン、ティラミスも冷凍で販売します。
加工食品売場。醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。
高級品、こだわりの品は構成比として高くないものの、各カテゴリできちんと品揃えしています。商品説明をプライスカード内に小さく記載するのではなく、もう1枚の紙を用意して読みやすい文字サイズにしているのは好印象です。
訪れた際には味噌が一律20%引きとなる値引き販促を実施。
ペットボトル飲料は扉付きケースに並べ、冷房効率を向上させています。
プライベートブランドのドライフルーツ、ナッツ類も充実。
クラフトビールコーナー。埼玉地盤ということもありCOEDOビールを積極的に取り扱います。
酒類のワインは一部店舗で見られるチーズコーナーと一体となった提案型の売場ではありませんが、ヤオコー直輸入品を軸にコストパフォーマンスに優れた商品も数多く取り揃えています。
ウィスキーにおいても高級品、希少品を揃え、専門性の高い品揃えを実現。
ヤオコー和光丸山台店 店舗概要
開業: 2021年10月14日
売場面積: 2728㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00~21:45
住所: 埼玉県和光市丸山台3丁目13番1号
駐車場: 234台(無料)
HP: https://www.yaoko-net.com/store/store01/212.html
店内・売場の様子
時間帯: 平日16時頃
客数: 多い(売場に80~90人ほど)
客層: 家族連れ、中高年夫婦、子供連れ中心
買い物内容: 生鮮、惣菜、日配中心に多め
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 非常に良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 11台(5台稼働中)、精算機22台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: Yes!、スターセレクト
ヤオコー和光丸山台店は、2021年10月14日にオープン。同社が管理・運営する商業施設「the market place」の7施設目となる「the marketplace 和光」内への出店となりました。開業後多くの業界関係者が視察に訪れ、その秀逸な店づくりは年間を通じて業界で話題にあがり、ダイヤモンド・チェーンストアが実施する「ストア・オブ・ザ・イヤー」(2022年)で1位を獲得しています。
青果と惣菜からはじまるダブルコンコース型の売場レイアウトで、突き当りの精肉・鮮魚まで見渡せる一体感のある売場づくりは圧巻です。工夫を凝らしたカラフルな内装で賑やかさや活気を演出し、開放感やワクワク感のある売場を構築しています。青果売場では季節感を演出する旬の果物や新鮮な野菜が丁寧に陳列されています。果物は品質にこだわったアッパー品も強化するほか、贈答用の果物詰め合わせも種類豊富にラインナップ。地場野菜や有機野菜、水耕栽培野菜もコーナー展開しつつ、少量・小分けサイズもきめ細かに取り扱います。
惣菜は壁面にガラス張りの厨房を配置し、ライブ感を追求。導入部のベーカリーから寿司、一般惣菜、鉄板焼きと連続して並べています。ベーカリーでは店内手作りのこだわりスイーツを強化する一方で、菓子パンや惣菜パンは価格訴求をメインとしています。惣菜はヤオコーが業界で独走する専門性の高いアイテムが揃い、素材にこだわった手間を惜しまないメニューがズラリと並びます。オススメ商品を訴求するコーナーも設置しており、訪れた際には「キャベツメンチカツ」「チーズメンチカツ」(各1個140円)を提案していました。弁当では「国産たけのこ炊込みご飯弁当」(598円)、「銀鮭西京味噌焼弁当」(598円)、「デミハンバーグ弁当」(598円)といった価格帯を軸に揃えます。「#Happy Box」と称した取っ手の付いたお洒落なお弁当もラインナップしており、若鶏唐揚黒酢あん、銀鮭西京タルタル、あい鴨かつ(各598円)といった野菜もふんだんに入った彩りの良い商品も販売します。希少部位ともさんかくを使用したローストビーフ丼は498円で提供。中華惣菜や魚惣菜、鉄板焼きメニューも本格的な商品が並びますが、握り寿司は惣菜部門のみで展開するものの10貫698円と10貫798円に限られており、もう少し贅沢なアイテムも需要があるように感じました。サラダやオードブルは華やかな見栄えに仕上げており、ハレの日需要にも応えます。
精肉はそれほど高級路線に振り切っていません。上質な埼玉県産黒毛和牛も取り扱いますが、ステーキ用、すき焼き用、焼肉用などが分散して配置されており、何か狙いがあるのかも知れませんが、個人的には選びづらいと感じます。上質な霜降りの入った黒毛和牛ステーキ用肉100g698円、同しゃぶしゃぶ用肉100g598円など高いクオリティの商品も値頃感ある価格で販売。100g1280円の黒毛和牛牛タンという希少部位も揃えます。豚肉では鹿児島県産さつま黒豚、鶏肉では兵庫県産丹波黒どりを導入し差別化を図ります。大容量パックによる価格訴求にも取り組みますが、訪れた際には国産鶏もも肉100g通常128円が広告の品99円で販売されており、大容量パックと同じ価格設定となっていました。ヤオコーが注力する馬刺しは赤身698円、2種盛り合わせ880円、3種盛り合わせ1480円といった価格でラインナップ。私も日頃からヤオコーの馬刺しを購入していますが、種類の豊富さと新鮮さを魅力に感じています。
鮮魚はガラス張りの調理場で鮮度感・ライブ感を追求。いさき、金目鯛、めばる、ち鯛といった丸魚も取り扱い、調理も承ります。他のヤオコーでは滅多に見られない姿造りも提供するほか、上質な本マグロ中トロを使用した「まぐろ3種盛り合わせ」(1000円)、4点盛り(1380円)、5点盛り(2180円)など高価格帯を中心に単品お造りまでバラエティ豊富に展開。一方平台ではお手頃な価格のキハダマグロ(100g258円)を提案していました。
続いて和洋日配、最終コーナーに冷凍食品を大きく打ち出します。和洋日配でもこだわり商品やご当地商品を差し込みつつ、低価格品も揃え2極化する需要に対応。冷凍食品では近年拡大する簡便・即食ニーズに応える商品を強化するほか、冷凍のワッフル、ドーナツ、クリーム大福といったスイーツの売り込みを図ります。加工食品は高級品、こだわりの品は構成比として高くないものの、各カテゴリできちんと品揃えしています。商品説明をプライスカード内に小さく記載するのではなく、もう1枚の紙を用意して読みやすい文字サイズにしているのは好印象です。自社ブランドに加え、ライフとの共同開発商品「スターセレクト」も並びます。酒類のワインは一部店舗で見られるチーズコーナーと一体となった提案型の売場ではありませんが、ヤオコー直輸入品を軸にコストパフォーマンスに優れた商品も数多く取り揃えています。
平日の夕方16時に店内には80人を超えるお客の姿があり、賑わいを見せていました。カゴ満杯に買い物する方が多く、2カゴ目分購入する方も見られるなど、客単価も平日としては十分高い水準。生鮮3品と惣菜、日配の構成比が高く、加工食品はあまり動いていないように感じられました。16時を境として売場に品薄感を出さないよう陳列を手直しするほか、夕方にも出来立て・作り立ての商品をきちんと提供しており、夕方から夜にかけて来店しても満足してもらえる品揃えを実現しています。
日常使いの商品は一定の値頃感ある価格で販売しつつ、価値ある高質商品を幅広く取り揃えることで2極化する消費を捉え、なおかつ単身・少人数世帯にも配慮した量目対応と、時短・簡便需要に応える商品の導入により、多くの顧客から支持を集めることに成功しています。ヤオコーが従来不得意としていた若いファミリー層の来店も目立ち、商圏内で生活する住民のニーズに対応した商品政策を打ち出しています。
一方で「the marketplace 和光」には飲食店が入居していないため、休日に家族連れで来店しても長時間を過ごすことは難しいように感じられます。同じく旗艦店とされる東大和や南流山のようにサイゼリヤがあると使い勝手が良いのではないでしょうか。ただし混雑時間の案内には土日には駐車が困難になる可能性があると案内されており、現在のテナント構成でも十分繁盛店としての地位を固めているようです。