ギガパール伊奈店
- 2023/02/10
- 18:30
埼玉県北足立郡伊奈町。
埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)の志久駅から徒歩12分程度のところに、ギガパール伊奈店はあります。
店舗外観。
かつて「ショッピングひまわり伊奈中央店」として営業していた店舗です。同社は2003年に「ディスカウントストアパール」などを運営する武蔵産業株式会社の傘下に入りますが、その武蔵産業も2014年8月に民事再生法の適応を申請。大黒流通チェーン傘下のギガ物産が店舗の一部を引き継ぎ、2015年2月6日に「ギガパール伊奈店」としてオープンしました。

別角度から。

店舗前のスペースが駐車場となっています。

ディスカウントストアパール、ショッピングひまわりが「ギガパール」と改称した当時は5店舗営業していましたが、閉鎖や転換が相次ぎ現在は伊奈店が最後の1店舗です。

看板にはうっすらとひまわりのマークが見えます。

青果売場。

トマトもアイテム数はあまり多くありません。

カット野菜などの取り扱いは少なめ。高級志向なアイテムはほぼ導入しません。

和日配の納豆コーナー。

アンパンマン。
洋日配コーナーの上で鍋つゆを展開します。

栃木県産酪農牛乳を大量陳列。

続く精肉売場。

上質な黒毛和牛も扱う他、ホルモンも充実しています。

鶏肉では日南どりを訴求します。

若鶏レバーのメガ盛りパックは果たして需要があるのでしょうか。

惣菜売場。

惣菜は東晟商事株式会社「香味彩」が担当。

美味しそうな惣菜や弁当が並びますが品揃えは中華料理に偏っており、鮮魚売場で寿司や海鮮丼を扱っていないため、需要を満たせていないのではないかと感じます。

鮮魚売場。

お刺身は中トロの入った4点盛り850円、5点盛り1000円など上質なアイテムも販売します。

塩干など陳列量は多くないものの一通り揃います。

加工食品売場。

醤油コーナー。

ドレッシングコーナー。
低価格なアイテムを中心に導入します。

ボリューム感あるカットケース陳列も展開。

飲料、酒コーナー。
売場のフェイスアップは良く出来ています。

ギガパール伊奈店 店舗概要
開業: 2015年2月6日(ギガパールとして。以前はショッピングひまわり伊奈中央店)
売場面積: 800㎡(目測)
営業時間: 09: 00 ~ 20: 00
住所: 埼玉県北足立郡伊奈町本町1-243
駐車場: 30台程度(無料)
HP: 2023年に入ってから大黒流通チェーンのホームページは閲覧できなくなっています。
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 特になし
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 3台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 無し
食品完全セルフレジ: 無し
トイレ: 汚い
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC商品
かつて「ショッピングひまわり伊奈中央店」として営業していた店舗です。株式会社ショッピングひまわりは1972年10月に設立し、埼玉県北東部を中心に展開していたスーパーで、最盛期となる1998年8月期には10店舗で70億円の売上高がありました。しかし競争の激化により2002年8月期には49億円にまで売上が減少し、翌2003年には「ディスカウントストアパール」などを運営する武蔵産業株式会社の傘下に入ります。
2009年3月には事件が起こります。タレント・田中義剛さんが経営する「花畑牧場」の人気商品と宣伝し、別の生キャラメルを販売したとして、埼玉県警が不正競争防止法違反容疑でショッピングひまわり社員の山崎学容疑者を逮捕したのです。店舗では「花ばたけぼくじょうの生キャラメル」などと書かれたラベルを別のキャラメルに張り付けて販売していました。返金対応を行いましたが信頼が失墜し、店舗の閉鎖が進んだ結果、2014年8月に武蔵産業と共に民事再生法の適用を申請する際に営業していたのは伊奈中央店の1店のみでした。
ディスカウントストアの他にパチンコホールも運営していた武蔵産業ですが、2005年9月期には259億3200万円の売上があったものの、両事業で苦戦し2013年9月期には約79億円にまで規模を縮小させていました。2014年8月には負債総額41億円を抱え民事再生法の適用を申請。2011年にマミーマートから大黒流通チェーンに売却されていたギガマート(株式会社ギガ物産)が店舗の一部を譲受し、ディスカウントストアパール4店舗とショッピングひまわり1店舗の計5店舗を「ギガパール」と改称しオープンさせました。伊奈店は従来「ディスカウントストアパール」ではありませんでしたが、このような経緯から「ギガパール」という店舗名で今も営業が続けられています。他のギガパールは閉鎖されるか、大黒流通チェーンが新たに立ち上げたラコマートへ転換されています。
かつて10店舗を展開していたチェーンの最後の1店舗としては車通りの少ない住宅地にあり、規模でも優位性があるようには思えませんが、半径1km圏内に競合となるスーパーが存在しないため採算が取れている模様です。800平米ほどでコンパクトな店内。入口から青果、精肉、惣菜、鮮魚と展開。生鮮3品はそれほど特色ある品揃えではありません。惣菜は東晟商事株式会社「香味彩」が担当しており、直営では製造していないため、品揃えが中華惣菜に偏っています。鮮魚売場で寿司や海鮮丼を扱っていないため、需要を満たせていないのではないかと感じます。
レジは1台のみ稼働しており、それでも十分対応できる客数でした。レジを男性が担当しているのは珍しいですが、元気のある接客で好印象。平均的にはそれほど客単価は高くありませんが、中には大量に購入される方も見受けられました。売場のフェイスアップは良く出来ており、ボリューム感あるカットケース陳列も強化。大手ナショナルブランドの価格も頑張っている印象ですが、加工食品のアイテムは定番品から低価格帯に絞り込まれており、選ぶ楽しさなどは期待できません。
埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)の志久駅から徒歩12分程度のところに、ギガパール伊奈店はあります。
店舗外観。
かつて「ショッピングひまわり伊奈中央店」として営業していた店舗です。同社は2003年に「ディスカウントストアパール」などを運営する武蔵産業株式会社の傘下に入りますが、その武蔵産業も2014年8月に民事再生法の適応を申請。大黒流通チェーン傘下のギガ物産が店舗の一部を引き継ぎ、2015年2月6日に「ギガパール伊奈店」としてオープンしました。

別角度から。

店舗前のスペースが駐車場となっています。

ディスカウントストアパール、ショッピングひまわりが「ギガパール」と改称した当時は5店舗営業していましたが、閉鎖や転換が相次ぎ現在は伊奈店が最後の1店舗です。

看板にはうっすらとひまわりのマークが見えます。

青果売場。

トマトもアイテム数はあまり多くありません。

カット野菜などの取り扱いは少なめ。高級志向なアイテムはほぼ導入しません。

和日配の納豆コーナー。

アンパンマン。
洋日配コーナーの上で鍋つゆを展開します。

栃木県産酪農牛乳を大量陳列。

続く精肉売場。

上質な黒毛和牛も扱う他、ホルモンも充実しています。

鶏肉では日南どりを訴求します。

若鶏レバーのメガ盛りパックは果たして需要があるのでしょうか。

惣菜売場。

惣菜は東晟商事株式会社「香味彩」が担当。

美味しそうな惣菜や弁当が並びますが品揃えは中華料理に偏っており、鮮魚売場で寿司や海鮮丼を扱っていないため、需要を満たせていないのではないかと感じます。

鮮魚売場。

お刺身は中トロの入った4点盛り850円、5点盛り1000円など上質なアイテムも販売します。

塩干など陳列量は多くないものの一通り揃います。

加工食品売場。

醤油コーナー。

ドレッシングコーナー。
低価格なアイテムを中心に導入します。

ボリューム感あるカットケース陳列も展開。

飲料、酒コーナー。
売場のフェイスアップは良く出来ています。

ギガパール伊奈店 店舗概要
開業: 2015年2月6日(ギガパールとして。以前はショッピングひまわり伊奈中央店)
売場面積: 800㎡(目測)
営業時間: 09: 00 ~ 20: 00
住所: 埼玉県北足立郡伊奈町本町1-243
駐車場: 30台程度(無料)
HP: 2023年に入ってから大黒流通チェーンのホームページは閲覧できなくなっています。
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 特になし
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 3台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 無し
食品完全セルフレジ: 無し
トイレ: 汚い
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC商品
かつて「ショッピングひまわり伊奈中央店」として営業していた店舗です。株式会社ショッピングひまわりは1972年10月に設立し、埼玉県北東部を中心に展開していたスーパーで、最盛期となる1998年8月期には10店舗で70億円の売上高がありました。しかし競争の激化により2002年8月期には49億円にまで売上が減少し、翌2003年には「ディスカウントストアパール」などを運営する武蔵産業株式会社の傘下に入ります。
2009年3月には事件が起こります。タレント・田中義剛さんが経営する「花畑牧場」の人気商品と宣伝し、別の生キャラメルを販売したとして、埼玉県警が不正競争防止法違反容疑でショッピングひまわり社員の山崎学容疑者を逮捕したのです。店舗では「花ばたけぼくじょうの生キャラメル」などと書かれたラベルを別のキャラメルに張り付けて販売していました。返金対応を行いましたが信頼が失墜し、店舗の閉鎖が進んだ結果、2014年8月に武蔵産業と共に民事再生法の適用を申請する際に営業していたのは伊奈中央店の1店のみでした。
ディスカウントストアの他にパチンコホールも運営していた武蔵産業ですが、2005年9月期には259億3200万円の売上があったものの、両事業で苦戦し2013年9月期には約79億円にまで規模を縮小させていました。2014年8月には負債総額41億円を抱え民事再生法の適用を申請。2011年にマミーマートから大黒流通チェーンに売却されていたギガマート(株式会社ギガ物産)が店舗の一部を譲受し、ディスカウントストアパール4店舗とショッピングひまわり1店舗の計5店舗を「ギガパール」と改称しオープンさせました。伊奈店は従来「ディスカウントストアパール」ではありませんでしたが、このような経緯から「ギガパール」という店舗名で今も営業が続けられています。他のギガパールは閉鎖されるか、大黒流通チェーンが新たに立ち上げたラコマートへ転換されています。
かつて10店舗を展開していたチェーンの最後の1店舗としては車通りの少ない住宅地にあり、規模でも優位性があるようには思えませんが、半径1km圏内に競合となるスーパーが存在しないため採算が取れている模様です。800平米ほどでコンパクトな店内。入口から青果、精肉、惣菜、鮮魚と展開。生鮮3品はそれほど特色ある品揃えではありません。惣菜は東晟商事株式会社「香味彩」が担当しており、直営では製造していないため、品揃えが中華惣菜に偏っています。鮮魚売場で寿司や海鮮丼を扱っていないため、需要を満たせていないのではないかと感じます。
レジは1台のみ稼働しており、それでも十分対応できる客数でした。レジを男性が担当しているのは珍しいですが、元気のある接客で好印象。平均的にはそれほど客単価は高くありませんが、中には大量に購入される方も見受けられました。売場のフェイスアップは良く出来ており、ボリューム感あるカットケース陳列も強化。大手ナショナルブランドの価格も頑張っている印象ですが、加工食品のアイテムは定番品から低価格帯に絞り込まれており、選ぶ楽しさなどは期待できません。