ライフセントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店
- 2024/01/30
- 23:38
東京都渋谷区。
JR恵比寿駅から徒歩8分程度のところに、ライフセントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店はあります。
店舗外観。
2021年2月に営業終了した「三越恵比寿店」の跡地に2022年4月15日オープン。
地下2階、売場面積1765㎡の店舗です。同じフロアには高級スーパーの明治屋、ドラッグストアのトモズなど営業しています。
導入部。
青果売場は高めの青果平台を導入し、立体的な陳列を行います。
売場先頭では「世界の果物中央市場」と題して輸入フルーツを展開。
旬のいちご、みかん、りんごも高品質なアイテムを積極的に導入します。
壁面にはカットフルーツ、「お店で作った新鮮サラダ」コーナーを配置し、華やかに盛り付けられたカットフルーツ盛り合わせや、旬の果物を使用したフルーツ杏仁、見栄えにこだわったサラダが並びます。
有機野菜も種類豊富に揃えるほか、京野菜もコーナー展開。少量・小分けサイズも丁寧に取り扱い、オイシックスに加え自社ブランドのミールキットも取り揃えます。
トマトコーナー。陳列や売場演出にもこだわりが感じられます。
首都圏では珍しいグリーンボールも取り扱い。
和日配コーナーの納豆。こだわりの品、ご当地商品が充実。
諸国銘産の漬物をコーナー展開。
続く鮮魚売場。
大きなガラス張りの調理場で鮮度感を訴求。水槽にはあいなめ、めじな、黒そい、ひらめ、いしだい、が泳いでおり、注文があれば〆て提供してくれます。
右手にも握り寿司コーナーのアイランド型調理場があります。
ほうぼう、いとより、ゆめかさご、ヒラスズキ、キダイ、かます、などの他に殻付きホタテや巨大なサザエも並びます。
宮城県産天然本マグロ(100g1280円)を売り込み。
まぐろ食べ比べ刺身盛り合わせ(3980円)のような贅沢なアイテムも販売。
あんこう鍋を提案。
お刺身盛り合わせは「お造り盛り合わせ恵比寿」(8点6800円)、「お造り盛り合わせ布袋」(6点5800円)、「美味しさ感じる贅沢生ねたのお造り盛り合わせ」(6点1980円、5点1580円)、「お造り3点盛り合わせ中トロ入り」(3点1780円)といったハレの日需要に応える豪勢なラインナップ。
単品お造りでも「あおりいか刺身」(1580円)、「黒そい」(1380円)、「たちうおお造り」(1380円)、「生ほたて貝柱」(1280円)など高級品を揃えます。
握り寿司はショートケーキ鮨を筆頭に趣向を凝らした美しい見栄えの商品を販売。3980円~5980円のファミリー層向け商品に加え、「恵比寿丼」(2980円)、「ケーキ鮨ホール」(3980円)、「うを鮨ショートケーキ」(698円~798円)、「生本まぐろ大とろ入りうを鮨」(9貫2190円)、「生本まぐろ中とろ入りうを鮨」(9貫1580円)などラインナップ。安くても1人前980円という価格設定で、アッパー品に振れているように感じます。
アクアパッツァやアヒージョが出来るセット商品も冷凍で品揃え。
珍味も豊富に取り揃えます。
精肉売場。
専門店「黒毛和牛弁当おがわ」が出店しており、注文を受けてから作る弁当の他、「銘柄和牛すき焼き弁当」(1389円)、「黒毛和牛カットステーキ弁当」(1186円)が並んでいました。
黒毛和牛ビーフシチュー(880円)を実際にいただきましたが、非常に美味しかったです。
一部量り売りコーナーを導入し、三重県産松坂牛、長崎県産壱岐牛、長崎県産長崎和牛のすき焼き用、しゃぶしゃぶ用を販売。ステーキ肉では松坂牛シャトーブリアン(100g2280円)、ランプ(100g2000円)、カイノミ・リブ芯(100g1280円)といったハイエンド層に訴求する希少部位も並びます。
平台では焼き肉用を大量陳列。
馬刺しも販売します。
豚肉では「鹿児島県産薩摩姫黒豚」、鶏肉では「鹿児島県産さつま若しゃも」「岩手県産純和赤鶏」を差別化アイテムとして訴求。
ほとんど店内加工を実施しますが、焼肉盛り合わせや豚肉と鶏肉の一部はプロセスセンターから供給を受けます。
非日常感漂う惣菜売場。ガラスを取り払ったオープンキッチン方式でライブ感を演出。
一体的にベーカリーも配置。
ビオラルブランドで展開するサラダ、惣菜と焼き鳥は対面販売を実施。
弁当では「牛ステーキ&ハンバーグ御膳」(1000円)、「銀だら西京焼き&天ぷら御膳」(1000円)、「松花堂弁当」(1000円)といった価格帯も展開します。
素材にこだわった弁当がズラリと並びます。
2段御膳は下の段も丁寧に写真で紹介。
アウトパックの商品も高いクオリティです。
「黒毛和牛弁当おがわ」の商品は惣菜売場でも販売。
高級感溢れるオリジナルのいなり寿司。
ライフ通常店舗では498円で提供されている「だしの旨み!三元豚ロースかつ重」も、ハーブ三元豚と生パン粉を使用することで差別化を図り、798円で販売。
フライ系でも「和牛入りまんまるメンチカツ」(1個298円)、「オードブルセット」(2580円)などこだわり商品を投入するほか、グリル料理では「丸鶏ロティサリーチキン」(2380円)などハレの日需要に応える商品もラインナップ。和牛入りまんまるメンチカツを購入しましたが、非常にジューシーで美味しく頂きました。
パスタやグラタン、ラザニアまで店内調理で提供します。
ベーカリーでも専門性の高い品揃えを提供します。食パンでは定番の「ホテルブレッド」の他、米粉を使用した「お米食パン」「北海道産小麦もちもち食パン」「北海道産小麦の全粒粉食パン」など幅広い需要に応える品揃えです。
競合も力を入れるタルトコーナー。
サラダコーナー。
洋日配の牛乳コーナー。
デザートコーナー。
サービスカウンターと隣接してナチュラルチーズコーナーを設置。
冷凍食品も時短・簡便需要に応える商品や専門店の商品を導入。
加工食品売場。木目調で店全体の雰囲気を崩さない什器。
醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。
高級品、こだわりの品も扱います。
アッパー品を数多く揃えるコーヒー売場。
北海道関連商品を集積。
輸入菓子も大きくスペースを確保します。
子供が喜びそうな仕掛け。
フルーツのコンポート(898円~998円)
滅多に見られない形状のパスタも並んでいました。
ドライフルーツ、ナッツの詰め放題を実施。
共用部に飛び出した細長い区画にプライベートブランド「ビオラル」と酒売場を配置するため、動線からやや外れていると感じます。
オーガニック食品は圧巻の品揃えで、健康・美容を意識するニーズに応えます。
酒売場もワインセラーを設けるワインの他、日本酒、焼酎、ウィスキー、クラフトビールにおいて高級品や希少品を扱う専門性の高い品揃え。
ライフセントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店 店舗概要
開業: 2022年4月15日
売場面積: 1765㎡(公式リリースより)
営業時間: 9:30~22:30
住所: 東京都渋谷区恵比寿4-20-7 恵比寿ガーデンプレイス センタープラザB2
駐車場: 463台(3,000円以上購入で90分無料、5,000円以上購入で120分無料)
HP: http://www.lifecorp.jp/store/syuto/det_syuto.html?region=syuto&base_recordno=99
店内・売場の様子
時間帯: 平日15時頃
客数: 多い(売場に40~50人ほど)
客層: 主婦、子供連れ、中高年夫婦、外国人中心
買い物内容: 惣菜、生鮮中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 上質感、洗練された
品出し・前出し: 非常に良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 良い
店内BGM: クラシック音楽、ジャズ
精肉加工者: 自社店内、ライフ栗橋プロセスセンター
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 12台(4台稼働中)、精算機18台
食品完全セルフレジ: 5台
トイレ: きれい
休憩スペース: 施設内あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: ビオラル、ライフプレミアム、スマイルライフ、スターセレクト
ライフセントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店は2022年4月15日、複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」の地下2階、2021年2月に営業終了した「三越恵比寿店」の跡地にオープンしました。年商目標は2年目で42億円。広域からの集客も目指し、2015年12月に出店した「押上駅前店」以来のセントラルスクエア業態での出店となりました。
導入部から青果、鮮魚、精肉、惣菜・ベーカリーと壁面に沿って配置。共用部に飛び出した細長い区画にプライベートブランド「ビオラル」と酒売場を配置するため、動線からやや外れていると感じます。青果売場は高めの青果平台を導入し、立体的な陳列を行います。売場先頭では「世界の果物中央市場」と題して輸入フルーツを展開。旬のいちご、みかん、りんごも高品質なアイテムを積極的に導入します。壁面にはカットフルーツ、「お店で作った新鮮サラダ」コーナーを配置し、華やかに盛り付けられたカットフルーツ盛り合わせや、旬の果物を使用したフルーツ杏仁、見栄えにこだわったサラダが並びます。有機野菜も種類豊富に揃えるほか、京野菜もコーナー展開。少量・小分けサイズも丁寧に取り扱い、オイシックスに加え自社ブランドのミールキットも取り揃えます。
鮮魚は大きなガラス張りの調理場で鮮度感を訴求。水槽にはあいなめ、めじな、黒そい、ひらめ、いしだい、が泳いでおり、注文があれば〆て提供してくれます。その他丸魚としては、ほうぼう、いとより、ゆめかさご、ヒラスズキ、キダイ、かます、などの他に殻付きホタテや巨大なサザエも並びます。オープン当初に丸魚を一面に並べて鮮度感を訴求する企業は珍しくありませんが、大抵の店舗は販売が振るわず徐々に無くなっていきます。これだけの品揃えを継続出来ているという事は販売が好調である証ですし、声掛けが積極的なこともあって実際に購入するお客の姿も見られました。
お刺身盛り合わせは「お造り盛り合わせ恵比寿」(8点6800円)、「お造り盛り合わせ布袋」(6点5800円)、「美味しさ感じる贅沢生ねたのお造り盛り合わせ」(6点1980円、5点1580円)、「お造り3点盛り合わせ中トロ入り」(3点1780円)といったハレの日需要に応える豪勢なラインナップ。単品お造りでも「あおりいか刺身」(1580円)、「黒そい」(1380円)、「たちうおお造り」(1380円)、「生ほたて貝柱」(1280円)など高級品を揃えます。握り寿司はショートケーキ鮨を筆頭に趣向を凝らした美しい見栄えの商品を販売。3980円~5980円のファミリー層向け商品に加え、「恵比寿丼」(2980円)、「ケーキ鮨ホール」(3980円)、「うを鮨ショートケーキ」(698円~798円)、「生本まぐろ大とろ入りうを鮨」(9貫2190円)、「生本まぐろ中とろ入りうを鮨」(9貫1580円)などラインナップ。安くても1人前980円という価格設定で、アッパー品に振れているように感じます。
精肉は一部量り売りコーナーを導入し、三重県産松坂牛、長崎県産壱岐牛、長崎県産長崎和牛のすき焼き用、しゃぶしゃぶ用を販売。ステーキ肉では松坂牛シャトーブリアン(100g2280円)、ランプ(100g2000円)、カイノミ・リブ芯(100g1280円)といったハイエンド層に訴求する希少部位も並びます。豚肉では「鹿児島県産薩摩姫黒豚」、鶏肉では「鹿児島県産さつま若しゃも」「岩手県産純和赤鶏」を差別化アイテムとして訴求。ほとんど店内加工を実施しますが、焼肉盛り合わせや豚肉と鶏肉の一部はプロセスセンターから供給を受けます。単身・少人数世帯が多い商圏を考慮し、ジャンボパックは扱いが少なく、所得層が高いためか他店と比べ牛肉の構成比が高く感じられました。専門店「黒毛和牛弁当おがわ」が出店しており、注文を受けてから作る弁当の他、「銘柄和牛すき焼き弁当」(1389円)、「黒毛和牛カットステーキ弁当」(1186円)が並んでいました。
惣菜はガラスを取り払ったオープンキッチン方式でライブ感を演出。照明も駆使して高級感も演出します。ビオラルブランドで展開するサラダ、惣菜と焼き鳥は対面販売を実施。弁当では「牛ステーキ&ハンバーグ御膳」(1000円)、「銀だら西京焼き&天ぷら御膳」(1000円)、「松花堂弁当」(1000円)といった価格帯も展開します。ライフ通常店舗では498円で提供されている「だしの旨み!三元豚ロースかつ重」も、ハーブ三元豚と生パン粉を使用することで差別化を図り、798円で販売されていました。フライ系でも「和牛入りまんまるメンチカツ」(1個298円)、「オードブルセット」(2580円)などこだわり商品を投入するほか、グリル料理では「丸鶏ロティサリーチキン」(2380円)などハレの日需要に応える商品もラインナップ。一体的に展開するベーカリーでも専門性の高い品揃えを提供します。食パンでは定番の「ホテルブレッド」の他、米粉を使用した「お米食パン」「北海道産小麦もちもち食パン」「北海道産小麦の全粒粉食パン」など幅広い需要に応える品揃えです。
加工食品や和洋日配でも高級品、こだわりの品、ご当地商品を積極的に導入します。低価格なプライベートブランドやナショナルブランドを扱わない訳ではありませんが、こだわりの品を際立たせる演出や棚割りが行われている印象。一般的なスーパーでは扱っていない食材も並ぶためゆっくり見て選びたいところですが、場所によっては通路幅が狭いのではないかと感じました。冷凍食品も時短・簡便需要に応える商品や専門店の商品を導入。ビオラルコーナーに並ぶオーガニック食品は圧巻の品揃えで、健康・美容を意識するニーズに応えます。酒売場もワインセラーを設けるワインの他、日本酒、焼酎、ウィスキー、クラフトビールにおいて高級品、希少品まで充実していました。
平日の15時頃ということもあり、店内の客数は40~50人程度と多くなく、混み合っている印象は受けませんでした。12台設置されている有人レジも4台のみ稼働しており、列が出来る場面もほぼ無い状況。弁当や飲み物だけ購入という方の他、見学目的で来店されているグループなどもおり、平日の売上はそれほど高くないのではと感じます。恵比寿ガーデンプレイスは山手線の内側としては最大級の駐車場463台を有しており、休日の方が広域からの集客により賑わうのではないでしょうか。
私自身としても、久しぶりにワクワク、ドキドキする買い物体験が出来ました。生鮮3品から惣菜、加工食品、和洋日配、酒類まで、どの部門においても強い来店動機を生み出す専門性の高い品揃えで、売場演出もVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)に統一感を持たせ、非日常の世界観を演出しています。所得が高い層に対応した独自の商品政策が際立ち、松竹梅の松のさらに上となる「寿」に値する高質商品を恵比寿ガーデンプレイス店のオープンに合わせて開発・仕入れを行ったそうです。高級品を際立たせて訴求しつつ普段使いの商品まできめ細かに扱うことで、幅広い客層に対応する素晴らしい品揃えを実現しています。
JR恵比寿駅から徒歩8分程度のところに、ライフセントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店はあります。
店舗外観。
2021年2月に営業終了した「三越恵比寿店」の跡地に2022年4月15日オープン。
地下2階、売場面積1765㎡の店舗です。同じフロアには高級スーパーの明治屋、ドラッグストアのトモズなど営業しています。
導入部。
青果売場は高めの青果平台を導入し、立体的な陳列を行います。
売場先頭では「世界の果物中央市場」と題して輸入フルーツを展開。
旬のいちご、みかん、りんごも高品質なアイテムを積極的に導入します。
壁面にはカットフルーツ、「お店で作った新鮮サラダ」コーナーを配置し、華やかに盛り付けられたカットフルーツ盛り合わせや、旬の果物を使用したフルーツ杏仁、見栄えにこだわったサラダが並びます。
有機野菜も種類豊富に揃えるほか、京野菜もコーナー展開。少量・小分けサイズも丁寧に取り扱い、オイシックスに加え自社ブランドのミールキットも取り揃えます。
トマトコーナー。陳列や売場演出にもこだわりが感じられます。
首都圏では珍しいグリーンボールも取り扱い。
和日配コーナーの納豆。こだわりの品、ご当地商品が充実。
諸国銘産の漬物をコーナー展開。
続く鮮魚売場。
大きなガラス張りの調理場で鮮度感を訴求。水槽にはあいなめ、めじな、黒そい、ひらめ、いしだい、が泳いでおり、注文があれば〆て提供してくれます。
右手にも握り寿司コーナーのアイランド型調理場があります。
ほうぼう、いとより、ゆめかさご、ヒラスズキ、キダイ、かます、などの他に殻付きホタテや巨大なサザエも並びます。
宮城県産天然本マグロ(100g1280円)を売り込み。
まぐろ食べ比べ刺身盛り合わせ(3980円)のような贅沢なアイテムも販売。
あんこう鍋を提案。
お刺身盛り合わせは「お造り盛り合わせ恵比寿」(8点6800円)、「お造り盛り合わせ布袋」(6点5800円)、「美味しさ感じる贅沢生ねたのお造り盛り合わせ」(6点1980円、5点1580円)、「お造り3点盛り合わせ中トロ入り」(3点1780円)といったハレの日需要に応える豪勢なラインナップ。
単品お造りでも「あおりいか刺身」(1580円)、「黒そい」(1380円)、「たちうおお造り」(1380円)、「生ほたて貝柱」(1280円)など高級品を揃えます。
握り寿司はショートケーキ鮨を筆頭に趣向を凝らした美しい見栄えの商品を販売。3980円~5980円のファミリー層向け商品に加え、「恵比寿丼」(2980円)、「ケーキ鮨ホール」(3980円)、「うを鮨ショートケーキ」(698円~798円)、「生本まぐろ大とろ入りうを鮨」(9貫2190円)、「生本まぐろ中とろ入りうを鮨」(9貫1580円)などラインナップ。安くても1人前980円という価格設定で、アッパー品に振れているように感じます。
アクアパッツァやアヒージョが出来るセット商品も冷凍で品揃え。
珍味も豊富に取り揃えます。
精肉売場。
専門店「黒毛和牛弁当おがわ」が出店しており、注文を受けてから作る弁当の他、「銘柄和牛すき焼き弁当」(1389円)、「黒毛和牛カットステーキ弁当」(1186円)が並んでいました。
黒毛和牛ビーフシチュー(880円)を実際にいただきましたが、非常に美味しかったです。
一部量り売りコーナーを導入し、三重県産松坂牛、長崎県産壱岐牛、長崎県産長崎和牛のすき焼き用、しゃぶしゃぶ用を販売。ステーキ肉では松坂牛シャトーブリアン(100g2280円)、ランプ(100g2000円)、カイノミ・リブ芯(100g1280円)といったハイエンド層に訴求する希少部位も並びます。
平台では焼き肉用を大量陳列。
馬刺しも販売します。
豚肉では「鹿児島県産薩摩姫黒豚」、鶏肉では「鹿児島県産さつま若しゃも」「岩手県産純和赤鶏」を差別化アイテムとして訴求。
ほとんど店内加工を実施しますが、焼肉盛り合わせや豚肉と鶏肉の一部はプロセスセンターから供給を受けます。
非日常感漂う惣菜売場。ガラスを取り払ったオープンキッチン方式でライブ感を演出。
一体的にベーカリーも配置。
ビオラルブランドで展開するサラダ、惣菜と焼き鳥は対面販売を実施。
弁当では「牛ステーキ&ハンバーグ御膳」(1000円)、「銀だら西京焼き&天ぷら御膳」(1000円)、「松花堂弁当」(1000円)といった価格帯も展開します。
素材にこだわった弁当がズラリと並びます。
2段御膳は下の段も丁寧に写真で紹介。
アウトパックの商品も高いクオリティです。
「黒毛和牛弁当おがわ」の商品は惣菜売場でも販売。
高級感溢れるオリジナルのいなり寿司。
ライフ通常店舗では498円で提供されている「だしの旨み!三元豚ロースかつ重」も、ハーブ三元豚と生パン粉を使用することで差別化を図り、798円で販売。
フライ系でも「和牛入りまんまるメンチカツ」(1個298円)、「オードブルセット」(2580円)などこだわり商品を投入するほか、グリル料理では「丸鶏ロティサリーチキン」(2380円)などハレの日需要に応える商品もラインナップ。和牛入りまんまるメンチカツを購入しましたが、非常にジューシーで美味しく頂きました。
パスタやグラタン、ラザニアまで店内調理で提供します。
ベーカリーでも専門性の高い品揃えを提供します。食パンでは定番の「ホテルブレッド」の他、米粉を使用した「お米食パン」「北海道産小麦もちもち食パン」「北海道産小麦の全粒粉食パン」など幅広い需要に応える品揃えです。
競合も力を入れるタルトコーナー。
サラダコーナー。
洋日配の牛乳コーナー。
デザートコーナー。
サービスカウンターと隣接してナチュラルチーズコーナーを設置。
冷凍食品も時短・簡便需要に応える商品や専門店の商品を導入。
加工食品売場。木目調で店全体の雰囲気を崩さない什器。
醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。
高級品、こだわりの品も扱います。
アッパー品を数多く揃えるコーヒー売場。
北海道関連商品を集積。
輸入菓子も大きくスペースを確保します。
子供が喜びそうな仕掛け。
フルーツのコンポート(898円~998円)
滅多に見られない形状のパスタも並んでいました。
ドライフルーツ、ナッツの詰め放題を実施。
共用部に飛び出した細長い区画にプライベートブランド「ビオラル」と酒売場を配置するため、動線からやや外れていると感じます。
オーガニック食品は圧巻の品揃えで、健康・美容を意識するニーズに応えます。
酒売場もワインセラーを設けるワインの他、日本酒、焼酎、ウィスキー、クラフトビールにおいて高級品や希少品を扱う専門性の高い品揃え。
ライフセントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店 店舗概要
開業: 2022年4月15日
売場面積: 1765㎡(公式リリースより)
営業時間: 9:30~22:30
住所: 東京都渋谷区恵比寿4-20-7 恵比寿ガーデンプレイス センタープラザB2
駐車場: 463台(3,000円以上購入で90分無料、5,000円以上購入で120分無料)
HP: http://www.lifecorp.jp/store/syuto/det_syuto.html?region=syuto&base_recordno=99
店内・売場の様子
時間帯: 平日15時頃
客数: 多い(売場に40~50人ほど)
客層: 主婦、子供連れ、中高年夫婦、外国人中心
買い物内容: 惣菜、生鮮中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 上質感、洗練された
品出し・前出し: 非常に良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 良い
店内BGM: クラシック音楽、ジャズ
精肉加工者: 自社店内、ライフ栗橋プロセスセンター
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 12台(4台稼働中)、精算機18台
食品完全セルフレジ: 5台
トイレ: きれい
休憩スペース: 施設内あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: ビオラル、ライフプレミアム、スマイルライフ、スターセレクト
ライフセントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店は2022年4月15日、複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」の地下2階、2021年2月に営業終了した「三越恵比寿店」の跡地にオープンしました。年商目標は2年目で42億円。広域からの集客も目指し、2015年12月に出店した「押上駅前店」以来のセントラルスクエア業態での出店となりました。
導入部から青果、鮮魚、精肉、惣菜・ベーカリーと壁面に沿って配置。共用部に飛び出した細長い区画にプライベートブランド「ビオラル」と酒売場を配置するため、動線からやや外れていると感じます。青果売場は高めの青果平台を導入し、立体的な陳列を行います。売場先頭では「世界の果物中央市場」と題して輸入フルーツを展開。旬のいちご、みかん、りんごも高品質なアイテムを積極的に導入します。壁面にはカットフルーツ、「お店で作った新鮮サラダ」コーナーを配置し、華やかに盛り付けられたカットフルーツ盛り合わせや、旬の果物を使用したフルーツ杏仁、見栄えにこだわったサラダが並びます。有機野菜も種類豊富に揃えるほか、京野菜もコーナー展開。少量・小分けサイズも丁寧に取り扱い、オイシックスに加え自社ブランドのミールキットも取り揃えます。
鮮魚は大きなガラス張りの調理場で鮮度感を訴求。水槽にはあいなめ、めじな、黒そい、ひらめ、いしだい、が泳いでおり、注文があれば〆て提供してくれます。その他丸魚としては、ほうぼう、いとより、ゆめかさご、ヒラスズキ、キダイ、かます、などの他に殻付きホタテや巨大なサザエも並びます。オープン当初に丸魚を一面に並べて鮮度感を訴求する企業は珍しくありませんが、大抵の店舗は販売が振るわず徐々に無くなっていきます。これだけの品揃えを継続出来ているという事は販売が好調である証ですし、声掛けが積極的なこともあって実際に購入するお客の姿も見られました。
お刺身盛り合わせは「お造り盛り合わせ恵比寿」(8点6800円)、「お造り盛り合わせ布袋」(6点5800円)、「美味しさ感じる贅沢生ねたのお造り盛り合わせ」(6点1980円、5点1580円)、「お造り3点盛り合わせ中トロ入り」(3点1780円)といったハレの日需要に応える豪勢なラインナップ。単品お造りでも「あおりいか刺身」(1580円)、「黒そい」(1380円)、「たちうおお造り」(1380円)、「生ほたて貝柱」(1280円)など高級品を揃えます。握り寿司はショートケーキ鮨を筆頭に趣向を凝らした美しい見栄えの商品を販売。3980円~5980円のファミリー層向け商品に加え、「恵比寿丼」(2980円)、「ケーキ鮨ホール」(3980円)、「うを鮨ショートケーキ」(698円~798円)、「生本まぐろ大とろ入りうを鮨」(9貫2190円)、「生本まぐろ中とろ入りうを鮨」(9貫1580円)などラインナップ。安くても1人前980円という価格設定で、アッパー品に振れているように感じます。
精肉は一部量り売りコーナーを導入し、三重県産松坂牛、長崎県産壱岐牛、長崎県産長崎和牛のすき焼き用、しゃぶしゃぶ用を販売。ステーキ肉では松坂牛シャトーブリアン(100g2280円)、ランプ(100g2000円)、カイノミ・リブ芯(100g1280円)といったハイエンド層に訴求する希少部位も並びます。豚肉では「鹿児島県産薩摩姫黒豚」、鶏肉では「鹿児島県産さつま若しゃも」「岩手県産純和赤鶏」を差別化アイテムとして訴求。ほとんど店内加工を実施しますが、焼肉盛り合わせや豚肉と鶏肉の一部はプロセスセンターから供給を受けます。単身・少人数世帯が多い商圏を考慮し、ジャンボパックは扱いが少なく、所得層が高いためか他店と比べ牛肉の構成比が高く感じられました。専門店「黒毛和牛弁当おがわ」が出店しており、注文を受けてから作る弁当の他、「銘柄和牛すき焼き弁当」(1389円)、「黒毛和牛カットステーキ弁当」(1186円)が並んでいました。
惣菜はガラスを取り払ったオープンキッチン方式でライブ感を演出。照明も駆使して高級感も演出します。ビオラルブランドで展開するサラダ、惣菜と焼き鳥は対面販売を実施。弁当では「牛ステーキ&ハンバーグ御膳」(1000円)、「銀だら西京焼き&天ぷら御膳」(1000円)、「松花堂弁当」(1000円)といった価格帯も展開します。ライフ通常店舗では498円で提供されている「だしの旨み!三元豚ロースかつ重」も、ハーブ三元豚と生パン粉を使用することで差別化を図り、798円で販売されていました。フライ系でも「和牛入りまんまるメンチカツ」(1個298円)、「オードブルセット」(2580円)などこだわり商品を投入するほか、グリル料理では「丸鶏ロティサリーチキン」(2380円)などハレの日需要に応える商品もラインナップ。一体的に展開するベーカリーでも専門性の高い品揃えを提供します。食パンでは定番の「ホテルブレッド」の他、米粉を使用した「お米食パン」「北海道産小麦もちもち食パン」「北海道産小麦の全粒粉食パン」など幅広い需要に応える品揃えです。
加工食品や和洋日配でも高級品、こだわりの品、ご当地商品を積極的に導入します。低価格なプライベートブランドやナショナルブランドを扱わない訳ではありませんが、こだわりの品を際立たせる演出や棚割りが行われている印象。一般的なスーパーでは扱っていない食材も並ぶためゆっくり見て選びたいところですが、場所によっては通路幅が狭いのではないかと感じました。冷凍食品も時短・簡便需要に応える商品や専門店の商品を導入。ビオラルコーナーに並ぶオーガニック食品は圧巻の品揃えで、健康・美容を意識するニーズに応えます。酒売場もワインセラーを設けるワインの他、日本酒、焼酎、ウィスキー、クラフトビールにおいて高級品、希少品まで充実していました。
平日の15時頃ということもあり、店内の客数は40~50人程度と多くなく、混み合っている印象は受けませんでした。12台設置されている有人レジも4台のみ稼働しており、列が出来る場面もほぼ無い状況。弁当や飲み物だけ購入という方の他、見学目的で来店されているグループなどもおり、平日の売上はそれほど高くないのではと感じます。恵比寿ガーデンプレイスは山手線の内側としては最大級の駐車場463台を有しており、休日の方が広域からの集客により賑わうのではないでしょうか。
私自身としても、久しぶりにワクワク、ドキドキする買い物体験が出来ました。生鮮3品から惣菜、加工食品、和洋日配、酒類まで、どの部門においても強い来店動機を生み出す専門性の高い品揃えで、売場演出もVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)に統一感を持たせ、非日常の世界観を演出しています。所得が高い層に対応した独自の商品政策が際立ち、松竹梅の松のさらに上となる「寿」に値する高質商品を恵比寿ガーデンプレイス店のオープンに合わせて開発・仕入れを行ったそうです。高級品を際立たせて訴求しつつ普段使いの商品まできめ細かに扱うことで、幅広い客層に対応する素晴らしい品揃えを実現しています。