東急ストア中目黒本店
- 2024/01/27
- 21:27
東京都目黒区。
東急東横線、東京メトロ日比谷線の中目黒駅から徒歩1分程度のところに、東急ストア中目黒本店はあります。
店舗外観。
東急ストア中目黒本店は1971年5月22日に開業。地下1階と1階が売場、2階が駐車場、3階から8階が株式会社東急ストア本社となっている建物です。2012年2月には全面改装を行い、食料品売場を拡充した同社のフラッグシップ店舗としてリニューアルオープンしました。
都心の駅前立地ですが、2階部分に駐車場32台を確保。
地下1階と1階が売り場となっています。
地下1階はエスカレーターを降りてすぐに青果売場。
高品質な果物を美しく丁寧に陳列します。
トマトは産地や甘さにこだわった商品をふんだんに揃え、生産者の写真を添えた商品説明も実施。
オイシックスのオーガニック野菜コーナーも大きく展開。
レシピと食材がセットになった同社の「ミールキット」も販売します。
サラダや下処理済み野菜、野菜炒め用ミックスといった時短・簡便需要に応えるアイテムも強化。
珍しい野菜やハーブ類も充実。
イトーヨーカドーの「顔が見える野菜。」に対抗したのかは不明ですが、東急ストアでは「手紙のついた野菜」を売り込みます。公式サイトによると、「手紙のついた野菜と果物には、生産者の方から、食べてくださるあなたに宛てた手紙がついています。手紙には、「農家のこと」「産地のこと」「栽培方法やこだわり」などが書かれていて、自分たちのつくる野菜や果物への愛情が詰まっています。手紙を読んで、生産者たちの思いを感じながらお召し上がりいただければ幸いです。」と記載されています。
鮮魚売場直前のプロモーションコーナー。
「しゃぶしゃぶ」をテーマに食材を提案しており、牛肉、豚肉、ぶり、といった定番アイテムから、めかじき、さわら、真鯛、アトランティックサーモンなど変わり種も並んでいました。しゃぶしゃぶ用スープや味ぽん、野菜ミックスも関連陳列し、東急ストアらしい魅せる売場づくりが光ります。
鮮魚売場。
平台ではメバチマグロのサクを大量陳列。
一見対面販売コーナーのようですが、調理場はやや奥まった場所にあり、調理を依頼する際にはインターホンで呼んで下さいと案内されています。
赤舌ひらめと白子をおすすめしていました。
おつまみ需要に応えるホタルイカも販売。
お刺身では「ちょっとずつ刺身盛り合わせ」(4点650円、6点980円)といった客層に合わせた量目対応も行います。
ノルウェーから生のまま空輸したアトランティックサーモンも販売。一部商品は川崎市川崎区の東扇島にあるプロセスセンターから供給を受けます。
精肉売場。全品プロセスセンターから供給を受け品揃えします。
平台では国産黒毛和牛ステーキ用モモ肉(100g680円)を訴求。同じく黒毛和牛のトモサンカク(100g1180円)、シャトーブリアン(100g2380円)も並びますが、これだけの黒毛和牛を平台一面で展開できる店舗は珍しく、付近の所得層・購買力の高さを窺うことが出来ます。
焼肉盛り合わせでも国産牛食べ比べと題して1800円から2580円という高価格帯をラインナップ。
豚肉では「宮崎県産霧島黒豚」「神奈川県産高座豚」といった銘柄肉を取り扱い。
鶏肉では「国産地養鶏」を導入するほか、ノントレー包装も推進。国産鶏もも肉100gは通常品もノントレー包装も同じく138円ですが、消費期限はノントレー包装の方が3~4日程度延長されているようです。
味付け肉や個食鍋も品揃えするほか、電子レンジ調理可能な各種鍋やブイヤベース、クラムチャウダーもラインナップ。
和日配コーナーの豆腐では「京とうふ藤野」の商品を導入。
加工食品売場。醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。高級品、こだわりの品も並びます。
レトルトカレーコーナー。
ここからは1階フロアです。惣菜売場のサラダコーナーと隣接してカットフルーツを販売。彩り鮮やかな盛り合わせに加えてフルーツサンドやスイーツも並びます。
惣菜は付近の会社員の昼食需要取り込みを目指し、弁当に注力。「48時間漬け込み!厚切り銀鮭西京焼き海苔弁当」(698円)、「脂のり抜群!銀鱈西京焼き海苔弁当」(698円)、「鶏肉の旨味!大山どりもも肉の海苔弁当」(698円)、「赤魚のパン粉焼と野菜たっぷりバランス弁当」(598円)といった長い商品名のこだわり商品が目立ちます。
訪れたのが昼時であったため、近隣で働く会社員を中心に弁当は好調に動いていました。
アウトパックでも「かにいくら魚河岸弁当」(1185円)など高単価なアイテムを導入。
握り寿司も素材にこだわった贅沢な商品を提案。
いくら丼と讃岐うどんのセット498円はお買い得に感じます。
とんかつまい泉のサンドイッチも販売。
ベーカリーは厨房の関係上、惣菜売場とは離れた場所に配置されています。
洋日配の牛乳コーナー。
牛乳では愛媛県四国乳業の「坊っちゃん愛媛のおいしい牛乳」、鳥取県大山乳業の「白バラ牛乳」、島根県木次乳業の「パスチャライズ牛乳」など首都圏ではあまり見られない珍しいアイテムも販売しています。
ワインに合うナチュラルチーズを強化。
スパークリングワインを主軸に豊富な品揃え。
要冷蔵の日本酒をコーナー展開。
地下に調味料などの加工食品、1階に菓子を置いています。
輸入菓子の他、オーガニックのドライフルーツなどこだわり商品を投入。
東急ストア中目黒本店 店舗概要
開業: 1971年5月22日
売場面積: 1935㎡(東急株式会社決算説明会資料より)
営業時間: 9:00-24:00
住所: 東京都目黒区上目黒1-21-12
駐車場: 32台(税込2,000円以上1時間無料、税込5,000円以上 2時間無料)
HP: https://www.tokyu-store.co.jp/shop/detail.html?pdid=75
店内・売場の様子
時間帯: 平日12時頃
客数: 多い(1階、2階合わせて50~60人ほど)
客層: 主婦、高齢者、外国人、会社員中心
買い物内容: 惣菜、生鮮中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: 非常に良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 非常に良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 東急ストア東扇島畜産プロセスセンター
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 4台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 4台(4台稼働中)、精算機8台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: Vマークバリュープラス
東急ストア中目黒本店は1971年5月22日に開業。地下1階と1階が売場、2階が駐車場、3階から8階が株式会社東急ストア本社となっている建物です。2012年2月には全面改装を行い、食料品売場を拡充した同社のフラッグシップ店舗としてリニューアルオープンしました。2000年版日本スーパー名鑑によると、1999年度の年商はおよそ37億2000万円。2012年2月のリニューアル時年商目標は28億円でした。
地下1階にはエスカレーターを降りると青果、和日配、鮮魚、精肉と壁面に沿って並び、中央部に加工食品、上りエスカレーター付近に日用消耗品、肌着、医薬品を配置します。1階は駅に近い入口すぐに惣菜を置き、レジも至近距離にあるためショートタイムショッピングの需要に応えます。一方でレジが混雑すると弁当の平台付近に列ができてしまい、商品が選びづらいと感じます。1階はそのほか洋日配と菓子、酒類を置きます。
青果は品質重視の品揃えで、高級な果物や珍しい野菜もふんだんに取り揃えます。陳列も美しさにこだわり、商品説明も丁寧に実施。オイシックスのオーガニック野菜コーナーも大きく展開するほか、レシピと食材がセットになった同社の「ミールキット」も販売します。単身・少人数世帯向けの少量・小分けサイズも対応し、サラダや下処理済み野菜、野菜炒め用ミックスといった時短・簡便需要に応えるアイテムも強化。
鮮魚と精肉では東急ストアらしい魅せる売場づくりが光ります。導入部の平台で「しゃぶしゃぶ」をテーマに食材を提案しており、牛肉、豚肉、ぶり、といった定番アイテムから、めかじき、さわら、真鯛、アトランティックサーモンなど変わり種も並んでいました。しゃぶしゃぶ用スープや味ぽん、野菜ミックスも関連陳列。鮮魚売場は対面販売ではないものの、ガラス張りの空間が設けられています。丸魚はそれほど多くありませんが、切身やお刺身は充実の品揃えです。「ちょっとずつ刺身盛り合わせ」(4点650円、6点980円)といった客層に合わせた量目対応も行います。ノルウェーから生のまま空輸されたアトランティックサーモン(100g880円)といったこだわり商品も販売。
精肉は全品プロセスセンターから供給を受け品揃え。平台では国産黒毛和牛ステーキ用モモ肉(100g680円)を訴求。同じく黒毛和牛のトモサンカク(100g1180円)、シャトーブリアン(100g2380円)も並びますが、これだけの黒毛和牛を平台一面で展開できる店舗は珍しく、付近の所得層・購買力の高さを窺うことが出来ます。焼肉盛り合わせでも国産牛食べ比べと題して1800円から2580円という高価格帯をラインナップ。豚肉では「宮崎県産霧島黒豚」「神奈川県産高座豚」、鶏肉では「国産地養鶏」などの銘柄肉を導入し差別化を図ります。
惣菜は付近の会社員の昼食需要取り込みを目指し、弁当に注力。「48時間漬け込み!厚切り銀鮭西京焼き海苔弁当」(698円)、「脂のり抜群!銀鱈西京焼き海苔弁当」(698円)、「鶏肉の旨味!大山どりもも肉の海苔弁当」(698円)、「赤魚のパン粉焼と野菜たっぷりバランス弁当」(598円)といった長い商品名のこだわり商品が目立ちます。アウトパックでも「かにいくら魚河岸弁当」(1185円)など高単価なアイテムを導入。隣接するサラダコーナーではカットフルーツも展開しており、彩り鮮やかな盛り合わせに加えてフルーツサンドやスイーツも並びます。
和洋日配、加工食品ではご当地商品や高級品、こだわり商品を随所に導入。牛乳では愛媛県四国乳業の「坊っちゃん愛媛のおいしい牛乳」、鳥取県大山乳業の「白バラ牛乳」、島根県木次乳業の「パスチャライズ牛乳」など首都圏ではあまり見られない珍しいアイテムも販売しています。売場には電子棚札が導入されているほか、フェイスアップが丁寧に行われており好印象。1階酒コーナーではワインを主軸に高級品まで取り揃え、隣接するチーズコーナーも充実した品揃えです。
昼時に訪れたため、レジは8台中7台が稼働するという状況にも関わらず列が出来る場面も見られました。平均的に買い上げ点数は多くなく、カートを使わないお客も多い印象ですが、高単価なアイテムも好調に売れている印象でした。2階の駐車場を利用しましたが、高級外車がズラリと並んでおり、来店客の所得層はかなり高い水準のようです。
東急東横線、東京メトロ日比谷線の中目黒駅から徒歩1分程度のところに、東急ストア中目黒本店はあります。
店舗外観。
東急ストア中目黒本店は1971年5月22日に開業。地下1階と1階が売場、2階が駐車場、3階から8階が株式会社東急ストア本社となっている建物です。2012年2月には全面改装を行い、食料品売場を拡充した同社のフラッグシップ店舗としてリニューアルオープンしました。
都心の駅前立地ですが、2階部分に駐車場32台を確保。
地下1階と1階が売り場となっています。
地下1階はエスカレーターを降りてすぐに青果売場。
高品質な果物を美しく丁寧に陳列します。
トマトは産地や甘さにこだわった商品をふんだんに揃え、生産者の写真を添えた商品説明も実施。
オイシックスのオーガニック野菜コーナーも大きく展開。
レシピと食材がセットになった同社の「ミールキット」も販売します。
サラダや下処理済み野菜、野菜炒め用ミックスといった時短・簡便需要に応えるアイテムも強化。
珍しい野菜やハーブ類も充実。
イトーヨーカドーの「顔が見える野菜。」に対抗したのかは不明ですが、東急ストアでは「手紙のついた野菜」を売り込みます。公式サイトによると、「手紙のついた野菜と果物には、生産者の方から、食べてくださるあなたに宛てた手紙がついています。手紙には、「農家のこと」「産地のこと」「栽培方法やこだわり」などが書かれていて、自分たちのつくる野菜や果物への愛情が詰まっています。手紙を読んで、生産者たちの思いを感じながらお召し上がりいただければ幸いです。」と記載されています。
鮮魚売場直前のプロモーションコーナー。
「しゃぶしゃぶ」をテーマに食材を提案しており、牛肉、豚肉、ぶり、といった定番アイテムから、めかじき、さわら、真鯛、アトランティックサーモンなど変わり種も並んでいました。しゃぶしゃぶ用スープや味ぽん、野菜ミックスも関連陳列し、東急ストアらしい魅せる売場づくりが光ります。
鮮魚売場。
平台ではメバチマグロのサクを大量陳列。
一見対面販売コーナーのようですが、調理場はやや奥まった場所にあり、調理を依頼する際にはインターホンで呼んで下さいと案内されています。
赤舌ひらめと白子をおすすめしていました。
おつまみ需要に応えるホタルイカも販売。
お刺身では「ちょっとずつ刺身盛り合わせ」(4点650円、6点980円)といった客層に合わせた量目対応も行います。
ノルウェーから生のまま空輸したアトランティックサーモンも販売。一部商品は川崎市川崎区の東扇島にあるプロセスセンターから供給を受けます。
精肉売場。全品プロセスセンターから供給を受け品揃えします。
平台では国産黒毛和牛ステーキ用モモ肉(100g680円)を訴求。同じく黒毛和牛のトモサンカク(100g1180円)、シャトーブリアン(100g2380円)も並びますが、これだけの黒毛和牛を平台一面で展開できる店舗は珍しく、付近の所得層・購買力の高さを窺うことが出来ます。
焼肉盛り合わせでも国産牛食べ比べと題して1800円から2580円という高価格帯をラインナップ。
豚肉では「宮崎県産霧島黒豚」「神奈川県産高座豚」といった銘柄肉を取り扱い。
鶏肉では「国産地養鶏」を導入するほか、ノントレー包装も推進。国産鶏もも肉100gは通常品もノントレー包装も同じく138円ですが、消費期限はノントレー包装の方が3~4日程度延長されているようです。
味付け肉や個食鍋も品揃えするほか、電子レンジ調理可能な各種鍋やブイヤベース、クラムチャウダーもラインナップ。
和日配コーナーの豆腐では「京とうふ藤野」の商品を導入。
加工食品売場。醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。高級品、こだわりの品も並びます。
レトルトカレーコーナー。
ここからは1階フロアです。惣菜売場のサラダコーナーと隣接してカットフルーツを販売。彩り鮮やかな盛り合わせに加えてフルーツサンドやスイーツも並びます。
惣菜は付近の会社員の昼食需要取り込みを目指し、弁当に注力。「48時間漬け込み!厚切り銀鮭西京焼き海苔弁当」(698円)、「脂のり抜群!銀鱈西京焼き海苔弁当」(698円)、「鶏肉の旨味!大山どりもも肉の海苔弁当」(698円)、「赤魚のパン粉焼と野菜たっぷりバランス弁当」(598円)といった長い商品名のこだわり商品が目立ちます。
訪れたのが昼時であったため、近隣で働く会社員を中心に弁当は好調に動いていました。
アウトパックでも「かにいくら魚河岸弁当」(1185円)など高単価なアイテムを導入。
握り寿司も素材にこだわった贅沢な商品を提案。
いくら丼と讃岐うどんのセット498円はお買い得に感じます。
とんかつまい泉のサンドイッチも販売。
ベーカリーは厨房の関係上、惣菜売場とは離れた場所に配置されています。
洋日配の牛乳コーナー。
牛乳では愛媛県四国乳業の「坊っちゃん愛媛のおいしい牛乳」、鳥取県大山乳業の「白バラ牛乳」、島根県木次乳業の「パスチャライズ牛乳」など首都圏ではあまり見られない珍しいアイテムも販売しています。
ワインに合うナチュラルチーズを強化。
スパークリングワインを主軸に豊富な品揃え。
要冷蔵の日本酒をコーナー展開。
地下に調味料などの加工食品、1階に菓子を置いています。
輸入菓子の他、オーガニックのドライフルーツなどこだわり商品を投入。
東急ストア中目黒本店 店舗概要
開業: 1971年5月22日
売場面積: 1935㎡(東急株式会社決算説明会資料より)
営業時間: 9:00-24:00
住所: 東京都目黒区上目黒1-21-12
駐車場: 32台(税込2,000円以上1時間無料、税込5,000円以上 2時間無料)
HP: https://www.tokyu-store.co.jp/shop/detail.html?pdid=75
店内・売場の様子
時間帯: 平日12時頃
客数: 多い(1階、2階合わせて50~60人ほど)
客層: 主婦、高齢者、外国人、会社員中心
買い物内容: 惣菜、生鮮中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: 非常に良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 非常に良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 東急ストア東扇島畜産プロセスセンター
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 4台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 4台(4台稼働中)、精算機8台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: Vマークバリュープラス
東急ストア中目黒本店は1971年5月22日に開業。地下1階と1階が売場、2階が駐車場、3階から8階が株式会社東急ストア本社となっている建物です。2012年2月には全面改装を行い、食料品売場を拡充した同社のフラッグシップ店舗としてリニューアルオープンしました。2000年版日本スーパー名鑑によると、1999年度の年商はおよそ37億2000万円。2012年2月のリニューアル時年商目標は28億円でした。
地下1階にはエスカレーターを降りると青果、和日配、鮮魚、精肉と壁面に沿って並び、中央部に加工食品、上りエスカレーター付近に日用消耗品、肌着、医薬品を配置します。1階は駅に近い入口すぐに惣菜を置き、レジも至近距離にあるためショートタイムショッピングの需要に応えます。一方でレジが混雑すると弁当の平台付近に列ができてしまい、商品が選びづらいと感じます。1階はそのほか洋日配と菓子、酒類を置きます。
青果は品質重視の品揃えで、高級な果物や珍しい野菜もふんだんに取り揃えます。陳列も美しさにこだわり、商品説明も丁寧に実施。オイシックスのオーガニック野菜コーナーも大きく展開するほか、レシピと食材がセットになった同社の「ミールキット」も販売します。単身・少人数世帯向けの少量・小分けサイズも対応し、サラダや下処理済み野菜、野菜炒め用ミックスといった時短・簡便需要に応えるアイテムも強化。
鮮魚と精肉では東急ストアらしい魅せる売場づくりが光ります。導入部の平台で「しゃぶしゃぶ」をテーマに食材を提案しており、牛肉、豚肉、ぶり、といった定番アイテムから、めかじき、さわら、真鯛、アトランティックサーモンなど変わり種も並んでいました。しゃぶしゃぶ用スープや味ぽん、野菜ミックスも関連陳列。鮮魚売場は対面販売ではないものの、ガラス張りの空間が設けられています。丸魚はそれほど多くありませんが、切身やお刺身は充実の品揃えです。「ちょっとずつ刺身盛り合わせ」(4点650円、6点980円)といった客層に合わせた量目対応も行います。ノルウェーから生のまま空輸されたアトランティックサーモン(100g880円)といったこだわり商品も販売。
精肉は全品プロセスセンターから供給を受け品揃え。平台では国産黒毛和牛ステーキ用モモ肉(100g680円)を訴求。同じく黒毛和牛のトモサンカク(100g1180円)、シャトーブリアン(100g2380円)も並びますが、これだけの黒毛和牛を平台一面で展開できる店舗は珍しく、付近の所得層・購買力の高さを窺うことが出来ます。焼肉盛り合わせでも国産牛食べ比べと題して1800円から2580円という高価格帯をラインナップ。豚肉では「宮崎県産霧島黒豚」「神奈川県産高座豚」、鶏肉では「国産地養鶏」などの銘柄肉を導入し差別化を図ります。
惣菜は付近の会社員の昼食需要取り込みを目指し、弁当に注力。「48時間漬け込み!厚切り銀鮭西京焼き海苔弁当」(698円)、「脂のり抜群!銀鱈西京焼き海苔弁当」(698円)、「鶏肉の旨味!大山どりもも肉の海苔弁当」(698円)、「赤魚のパン粉焼と野菜たっぷりバランス弁当」(598円)といった長い商品名のこだわり商品が目立ちます。アウトパックでも「かにいくら魚河岸弁当」(1185円)など高単価なアイテムを導入。隣接するサラダコーナーではカットフルーツも展開しており、彩り鮮やかな盛り合わせに加えてフルーツサンドやスイーツも並びます。
和洋日配、加工食品ではご当地商品や高級品、こだわり商品を随所に導入。牛乳では愛媛県四国乳業の「坊っちゃん愛媛のおいしい牛乳」、鳥取県大山乳業の「白バラ牛乳」、島根県木次乳業の「パスチャライズ牛乳」など首都圏ではあまり見られない珍しいアイテムも販売しています。売場には電子棚札が導入されているほか、フェイスアップが丁寧に行われており好印象。1階酒コーナーではワインを主軸に高級品まで取り揃え、隣接するチーズコーナーも充実した品揃えです。
昼時に訪れたため、レジは8台中7台が稼働するという状況にも関わらず列が出来る場面も見られました。平均的に買い上げ点数は多くなく、カートを使わないお客も多い印象ですが、高単価なアイテムも好調に売れている印象でした。2階の駐車場を利用しましたが、高級外車がズラリと並んでおり、来店客の所得層はかなり高い水準のようです。