オリンピック川崎鹿島田店
- 2024/02/08
- 21:55
神奈川県川崎市。
JR南武線の鹿島田駅から徒歩10分程度のところに、オリンピック川崎鹿島田店はあります。
店舗外観。
1977年12月に開業。オリンピック公式ホームページの沿革には「国内初のハイパーマーケット業態1号店として川崎鹿島田店を開店」と記されています。1999年度の年商はおよそ93億0300万円(日本スーパー名鑑より)を誇りました。
店舗側面。
300台の無料駐車場も確保。
本館は地下1階、地上3階の4フロア。1階に食料品、地下に日用雑貨、2階に靴とペット関連、3階にフードコートと酒売場を配置します。隣接してサイクル館と、道を挟んでDIY、ガーデニング用品の「おうちDEPO」が営業。
様々な言語の「おいしい」を羅列しています。
大規模小売店舗表示板。
オリンピックは2014年に事業を分社化しており、自転車販売の(株)サイクルオリンピック、ペット専門店の (株)ユアペティア、靴専門店の(株)シューズフォレスト、ホームセンターの(株)おうちDEPOといった子会社がそれぞれの売場を担当しています。
1階青果売場。
導入部に青果と惣菜を一体的に展開するダブルコンコースを採用。しかし陳列に量感がなく厳しい売上が窺えます。ダブルコンコースはヤオコーやライフを中心に全国で広がっている手法ですが、一定の売上規模がなくては活気や賑わいの演出に繋がらないと指摘されることもあります。
トマトLサイズ4個で299円といった値頃感あるアイテムも並びますが、こだわり商品は少なく幅広い需要に応えているとは言い難いと感じます。
壁面の惣菜売場。
極端に弁当が少なく、14時の時点で日替わり弁当が売り切れ、カツ重が1個しか並んでいない状態でした。
握り寿司コーナーで日本酒を提案。
「自家製」という表現は多いですが、「自社製肉じゃが」という商品名は珍しいですね。他社のアウトパックではないという意味でしょうか。
続く精肉売場。
他社が非常に安価な輸入牛ステーキを訴求する中、赤身が中心の国産牛ステーキ肉(100g599円)を平台で展開する商品政策は挑戦ですね。
「国産黒毛和牛」「岩手県産東北和牛」「鹿児島県産かごしま黒豚」「岩手県産美味赤どり」といった銘柄肉を取り扱い差別化を目指します。
上質な肉質のステーキ肉も取り扱い。
国産豚肉20%引きというカテゴリ値引きを実施していましたが、国産豚バラ肉薄切り100g289円と値引きが前提の割高な価格という印象。
国産鶏もも肉100g119円に対し美味赤どりもも肉は100g189円で販売。
オリジナル商品のチャーシューや豚角煮もラインナップ。
鮮魚売場。「fresh FISH」と「SEAFOOD」の両方を売場に表記。
お刺身は通常のかつおのたたきに加え、「中トロ」シールが貼られた「トロかつお」も展開します。
本マグロ中ロとの入った3点盛り1390円といった高単価なアイテムも品揃え。
握り寿司は10貫1390円、12貫1590円といった豪勢なアイテムも投入するほか、「大分漁師めし 豊後ぶりあつめし」(1000円)、「魚河岸 海宝丼」(1290円)などこだわりの海鮮丼もラインナップ。
後半に和洋日配をまとめて配置しますが、棚を埋めるのに苦労していると感じます。
オリジナル商品のこんにゃく、しらたきを大量陳列。
牛乳コーナー。オリジナル商品の「那須牛乳1L」は197円と値頃感ある価格で提供。
ふぞろいのパンケーキやカステラを低価格で販売。
最終コーナーにインストアベーカリーを配置しますが、14時時点でボリューム感が無く、製造も終了していました。商品構成としてはお手頃な価格帯の菓子パン、惣菜パン、ドーナツを中心に販売します。
加工食品売場。
醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。
加盟するCGCのプライベートブランドの構成比は高くない一方で、オリジナル商品を各所で投入。
高級品、こだわりの品も積極的に取り扱います。
メゾンボワールのオイル漬け・パテといった他チェーンでも滅多に見られないような商品まで導入します。ただし商品説明や売場演出が足りず、価値をお客へ訴求することが出来ていないと感じます。
輸入菓子もコーナー展開ではなく、本来のカテゴリごとに差し込むような棚割りを採用。
バレンタインデーの催事コーナーはお見事。
ペットボトル飲料もCGCではなく自社ブランド。
地下のディスカウントフロア。
2階靴コーナー。
ペット関連は生体の販売、クリニック、ペットホテル、トリミングなど多岐にわたるサービスを提供。
3階酒売場はオリンピックとしては異例となる専門性の高い品揃えと高級感溢れる演出で魅力的ですが、買い物の動線としては大きく外れているため、お客の姿は疎らでした。同じく3階に広々としたフードコートも設けますが、利用者は少なめ。
オリンピック川崎鹿島田店 店舗概要
開業: 1977年12月
売場面積: 7531㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 10:00-21:00
住所: 神奈川県川崎市幸区下平間290
駐車場: 300台(無料)
HP: https://www.olympic-corp.co.jp/shop/8
店内・売場の様子
時間帯: 平日14時頃
客数: やや少ない(1階食品売場に20~30人ほど)
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、オリンピック本羽田店
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 5台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: CGC
オリンピック川崎鹿島田店は1977年12月に開業。オリンピック公式ホームページの沿革には「国内初のハイパーマーケット業態1号店として川崎鹿島田店を開店」と記されています。本館は地下1階、地上3階の4フロア。1階に食料品、地下に日用雑貨、2階に靴とペット関連、3階にフードコートと酒売場を配置します。隣接してサイクル館と、道を挟んでDIY、ガーデニング用品の「おうちDEPO」が営業。300台が収容できる立体駐車場も隣接しています。小さい車の多かった昔の規格で建設されているため、一台あたりの区画が狭く停めにくいと感じます。また、カーブですれ違えるように使用不可となっている区画も設定されています。
食料品売場は入口に青果と惣菜を一体的に展開するダブルコンコースを採用。しかし陳列に量感がなく厳しい売上が窺えます。ダブルコンコースはヤオコーやライフを中心に全国で広がっている手法ですが、一定の売上規模がなくては活気や賑わいの演出に繋がらないと指摘されることもあります。青果は売れ筋に絞り込んだ品揃え。トマトLサイズ4個で299円といった値頃感あるアイテムも並びますが、こだわり商品は少なく幅広い需要に応えているとは言い難いと感じます。惣菜もフライ系が中心で極端に弁当が少なく、14時の時点で日替わり弁当が売り切れ、カツ重が1個しか並んでいない状態でした。
続く精肉では「国産黒毛和牛」「岩手県産東北和牛」「鹿児島県産かごしま黒豚」「岩手県産美味赤どり」といった銘柄肉を取り扱い差別化を目指します。他社が非常に安価な輸入牛ステーキを訴求する中、赤身が中心の国産牛ステーキ肉(100g599円)を平台で展開する商品政策は挑戦ですね。原則として店内加工ですが、豚肉の一部は同社の本羽田店から運搬して販売。国産豚肉20%引きというカテゴリ値引きを実施していましたが、国産豚バラ肉薄切り100g289円と値引きが前提の割高な価格からの値引きであったため、集客には結びついていない印象。
鮮魚は丸魚や切身がほとんど見られず、即食商品のお刺身や握り寿司に注力。お刺身は通常のかつおのたたきに加え、「中トロ」シールが貼られた「トロかつお」も展開します。握り寿司は10貫1390円、12貫1590円といった豪勢なアイテムも投入するほか、「大分漁師めし 豊後ぶりあつめし」(1000円)、「魚河岸 海宝丼」(1290円)などこだわりの海鮮丼もラインナップ。
後半に和洋日配をまとめて配置しますが、棚を埋めるのに苦労していると感じます。最終コーナーにインストアベーカリーを配置しますが、14時時点でボリューム感が無く、製造も終了していました。商品構成としてはお手頃な価格帯の菓子パン、惣菜パン、ドーナツを中心に販売します。
加工食品は高級品、こだわりの品を積極的に取り扱いしており、他チェーンでも滅多に見られないような商品まで導入します。ただし商品説明や売場演出が足りず、価値をお客へ訴求することが出来ていないと感じます。輸入菓子もコーナー展開ではなく、本来のカテゴリごとに差し込むような棚割りを採用しています。3階酒売場はオリンピックとしては異例となる専門性の高い品揃えと高級感溢れる演出で魅力的ですが、買い物の動線としては大きく外れているため、お客の姿は疎らでした。同じく3階に広々としたフードコートも設けますが、利用者は少なめ。地下や2階フロアも閑散としていましたが、別館の「おうちDEPO」には一定の来店客数が見受けられました。
1986年版日本スーパー名鑑には1985年度の年商はおよそ59億5200万円(売場面積2088㎡)、2000年版日本スーパー名鑑には1999年度の年商はおよそ93億0300万円(売場面積5438㎡)と記載がありました。増床を重ね、売上規模も大きく伸ばしたと考えられます。現在は商環境の変化により売上が大きく減少していると推測されますが、自社物件のため赤字には陥っていない模様です。ただし開業から47年が経過しており、売場は活性化されているものの建物の老朽化が懸念されます。
JR南武線の鹿島田駅から徒歩10分程度のところに、オリンピック川崎鹿島田店はあります。
店舗外観。
1977年12月に開業。オリンピック公式ホームページの沿革には「国内初のハイパーマーケット業態1号店として川崎鹿島田店を開店」と記されています。1999年度の年商はおよそ93億0300万円(日本スーパー名鑑より)を誇りました。
店舗側面。
300台の無料駐車場も確保。
本館は地下1階、地上3階の4フロア。1階に食料品、地下に日用雑貨、2階に靴とペット関連、3階にフードコートと酒売場を配置します。隣接してサイクル館と、道を挟んでDIY、ガーデニング用品の「おうちDEPO」が営業。
様々な言語の「おいしい」を羅列しています。
大規模小売店舗表示板。
オリンピックは2014年に事業を分社化しており、自転車販売の(株)サイクルオリンピック、ペット専門店の (株)ユアペティア、靴専門店の(株)シューズフォレスト、ホームセンターの(株)おうちDEPOといった子会社がそれぞれの売場を担当しています。
1階青果売場。
導入部に青果と惣菜を一体的に展開するダブルコンコースを採用。しかし陳列に量感がなく厳しい売上が窺えます。ダブルコンコースはヤオコーやライフを中心に全国で広がっている手法ですが、一定の売上規模がなくては活気や賑わいの演出に繋がらないと指摘されることもあります。
トマトLサイズ4個で299円といった値頃感あるアイテムも並びますが、こだわり商品は少なく幅広い需要に応えているとは言い難いと感じます。
壁面の惣菜売場。
極端に弁当が少なく、14時の時点で日替わり弁当が売り切れ、カツ重が1個しか並んでいない状態でした。
握り寿司コーナーで日本酒を提案。
「自家製」という表現は多いですが、「自社製肉じゃが」という商品名は珍しいですね。他社のアウトパックではないという意味でしょうか。
続く精肉売場。
他社が非常に安価な輸入牛ステーキを訴求する中、赤身が中心の国産牛ステーキ肉(100g599円)を平台で展開する商品政策は挑戦ですね。
「国産黒毛和牛」「岩手県産東北和牛」「鹿児島県産かごしま黒豚」「岩手県産美味赤どり」といった銘柄肉を取り扱い差別化を目指します。
上質な肉質のステーキ肉も取り扱い。
国産豚肉20%引きというカテゴリ値引きを実施していましたが、国産豚バラ肉薄切り100g289円と値引きが前提の割高な価格という印象。
国産鶏もも肉100g119円に対し美味赤どりもも肉は100g189円で販売。
オリジナル商品のチャーシューや豚角煮もラインナップ。
鮮魚売場。「fresh FISH」と「SEAFOOD」の両方を売場に表記。
お刺身は通常のかつおのたたきに加え、「中トロ」シールが貼られた「トロかつお」も展開します。
本マグロ中ロとの入った3点盛り1390円といった高単価なアイテムも品揃え。
握り寿司は10貫1390円、12貫1590円といった豪勢なアイテムも投入するほか、「大分漁師めし 豊後ぶりあつめし」(1000円)、「魚河岸 海宝丼」(1290円)などこだわりの海鮮丼もラインナップ。
後半に和洋日配をまとめて配置しますが、棚を埋めるのに苦労していると感じます。
オリジナル商品のこんにゃく、しらたきを大量陳列。
牛乳コーナー。オリジナル商品の「那須牛乳1L」は197円と値頃感ある価格で提供。
ふぞろいのパンケーキやカステラを低価格で販売。
最終コーナーにインストアベーカリーを配置しますが、14時時点でボリューム感が無く、製造も終了していました。商品構成としてはお手頃な価格帯の菓子パン、惣菜パン、ドーナツを中心に販売します。
加工食品売場。
醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。
加盟するCGCのプライベートブランドの構成比は高くない一方で、オリジナル商品を各所で投入。
高級品、こだわりの品も積極的に取り扱います。
メゾンボワールのオイル漬け・パテといった他チェーンでも滅多に見られないような商品まで導入します。ただし商品説明や売場演出が足りず、価値をお客へ訴求することが出来ていないと感じます。
輸入菓子もコーナー展開ではなく、本来のカテゴリごとに差し込むような棚割りを採用。
バレンタインデーの催事コーナーはお見事。
ペットボトル飲料もCGCではなく自社ブランド。
地下のディスカウントフロア。
2階靴コーナー。
ペット関連は生体の販売、クリニック、ペットホテル、トリミングなど多岐にわたるサービスを提供。
3階酒売場はオリンピックとしては異例となる専門性の高い品揃えと高級感溢れる演出で魅力的ですが、買い物の動線としては大きく外れているため、お客の姿は疎らでした。同じく3階に広々としたフードコートも設けますが、利用者は少なめ。
オリンピック川崎鹿島田店 店舗概要
開業: 1977年12月
売場面積: 7531㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 10:00-21:00
住所: 神奈川県川崎市幸区下平間290
駐車場: 300台(無料)
HP: https://www.olympic-corp.co.jp/shop/8
店内・売場の様子
時間帯: 平日14時頃
客数: やや少ない(1階食品売場に20~30人ほど)
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、オリンピック本羽田店
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 5台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: CGC
オリンピック川崎鹿島田店は1977年12月に開業。オリンピック公式ホームページの沿革には「国内初のハイパーマーケット業態1号店として川崎鹿島田店を開店」と記されています。本館は地下1階、地上3階の4フロア。1階に食料品、地下に日用雑貨、2階に靴とペット関連、3階にフードコートと酒売場を配置します。隣接してサイクル館と、道を挟んでDIY、ガーデニング用品の「おうちDEPO」が営業。300台が収容できる立体駐車場も隣接しています。小さい車の多かった昔の規格で建設されているため、一台あたりの区画が狭く停めにくいと感じます。また、カーブですれ違えるように使用不可となっている区画も設定されています。
食料品売場は入口に青果と惣菜を一体的に展開するダブルコンコースを採用。しかし陳列に量感がなく厳しい売上が窺えます。ダブルコンコースはヤオコーやライフを中心に全国で広がっている手法ですが、一定の売上規模がなくては活気や賑わいの演出に繋がらないと指摘されることもあります。青果は売れ筋に絞り込んだ品揃え。トマトLサイズ4個で299円といった値頃感あるアイテムも並びますが、こだわり商品は少なく幅広い需要に応えているとは言い難いと感じます。惣菜もフライ系が中心で極端に弁当が少なく、14時の時点で日替わり弁当が売り切れ、カツ重が1個しか並んでいない状態でした。
続く精肉では「国産黒毛和牛」「岩手県産東北和牛」「鹿児島県産かごしま黒豚」「岩手県産美味赤どり」といった銘柄肉を取り扱い差別化を目指します。他社が非常に安価な輸入牛ステーキを訴求する中、赤身が中心の国産牛ステーキ肉(100g599円)を平台で展開する商品政策は挑戦ですね。原則として店内加工ですが、豚肉の一部は同社の本羽田店から運搬して販売。国産豚肉20%引きというカテゴリ値引きを実施していましたが、国産豚バラ肉薄切り100g289円と値引きが前提の割高な価格からの値引きであったため、集客には結びついていない印象。
鮮魚は丸魚や切身がほとんど見られず、即食商品のお刺身や握り寿司に注力。お刺身は通常のかつおのたたきに加え、「中トロ」シールが貼られた「トロかつお」も展開します。握り寿司は10貫1390円、12貫1590円といった豪勢なアイテムも投入するほか、「大分漁師めし 豊後ぶりあつめし」(1000円)、「魚河岸 海宝丼」(1290円)などこだわりの海鮮丼もラインナップ。
後半に和洋日配をまとめて配置しますが、棚を埋めるのに苦労していると感じます。最終コーナーにインストアベーカリーを配置しますが、14時時点でボリューム感が無く、製造も終了していました。商品構成としてはお手頃な価格帯の菓子パン、惣菜パン、ドーナツを中心に販売します。
加工食品は高級品、こだわりの品を積極的に取り扱いしており、他チェーンでも滅多に見られないような商品まで導入します。ただし商品説明や売場演出が足りず、価値をお客へ訴求することが出来ていないと感じます。輸入菓子もコーナー展開ではなく、本来のカテゴリごとに差し込むような棚割りを採用しています。3階酒売場はオリンピックとしては異例となる専門性の高い品揃えと高級感溢れる演出で魅力的ですが、買い物の動線としては大きく外れているため、お客の姿は疎らでした。同じく3階に広々としたフードコートも設けますが、利用者は少なめ。地下や2階フロアも閑散としていましたが、別館の「おうちDEPO」には一定の来店客数が見受けられました。
1986年版日本スーパー名鑑には1985年度の年商はおよそ59億5200万円(売場面積2088㎡)、2000年版日本スーパー名鑑には1999年度の年商はおよそ93億0300万円(売場面積5438㎡)と記載がありました。増床を重ね、売上規模も大きく伸ばしたと考えられます。現在は商環境の変化により売上が大きく減少していると推測されますが、自社物件のため赤字には陥っていない模様です。ただし開業から47年が経過しており、売場は活性化されているものの建物の老朽化が懸念されます。