埼玉県春日部市。
東武伊勢崎線の北春日部駅から徒歩10分程度のところに、ライフ北春日部店はあります。
こちらの店舗は2018年8月31日をもって営業を終了しました。
閉店前日に訪れましたのでご紹介いたします。
店舗外観
広告塔が屋上では無く、独立して設置されています。
閉店の挨拶
入口すぐの青果売場。
昔ながらの照明が使われており、最近のライフで行われている上質感あるプロモーションも行われていませんでした。
青果売場はまだまだ品揃え豊富。
逆方向から。
生鮮売場では「売りつくし」のPOPなどが貼られておらず、品薄もあって寂しい雰囲気です。
和日配コーナーはまだまだ商品があります。
続く鮮魚売場。
対面販売は行っておらず、関連陳列やPOPも見られません。
お刺身コーナー。
精肉売場。
閉店は明日なのですが発注をかなり控えているようで、ほとんど商品が並んでいません。
他のライフと同じく埼玉県久喜市のプロセスセンターでの加工を実施。
牛肉やひき肉などに限られた品揃えでした。
惣菜売場。
平台も無く、最近のライフと比べてかなり狭いですね。
揚げ物バイキングコーナー。
十分に商品が並ぶ洋日配コーナー。
ほとんど商品が無くなった冷凍食品コーナー。
加工食品売場エンド。
酒などを除く全品1割引きセールを展開しています。
加工食品はほぼ商品がありません。
ライフは近隣に店舗があっても値引きを行い、全て売り切る方針のようです。
逆にイオン・ダイエー・イトーヨーカドーなど大手は値引きは実施せず、他店へ振り替える手法を採ります。
レジ前のエンドにもほとんど商品が並んでいません。
ちなみにレジは5台設置されています。
お菓子売場もこのような状態。
酒売場。
一部ワインは値引き販売を展開。
ビールコーナーもスカスカになっています。
2階の衣料品、住まいの品売り尽くし会場。
2割引きから最大半額のセールを開催。
婦人服、子供服が中心でした。
日曜消耗品コーナー。
紅白幕の向こうの売場は縮小されていました。
ライフ北春日部店 店舗概要開業: 1987年10月
店舗面積: 1498㎡
営業時間: 9:00~21:00 (2階~20:00)
住所: 埼玉県春日部市栄町2-224
駐車場: 68台
東武東上線の北春日部駅からこちらの店舗まで歩いたのですが、見渡す限りの田んぼが広がっており、駅すぐの光景とは思えませんでした。ライフ北春日部店の周辺は郊外の商業集積地となっており、向かいのマツモトキヨシの他、ディスカウントストアのビッグ・エー、北陸地方の有力ドラッグストア「クスリのアオキ」、ファッションセンターしまむらなどが集まっています。
エスカレーター、エレベーターも設置されておらず、昔ながらの2階建てスーパーという雰囲気。売場は長年改装されておらず、都心部にあるライフとは全く違うチェーンのようです。スポット照明や上質感あるプロモーションも導入されておらず、惣菜などはスペースの問題で十分に品揃え出来ていません。2階では衣料品、住まいの品を販売しますが、不採算部門であることに違いないでしょう。
閉店セールは衣料品、住まいの品では紅白幕などの飾りつけなど行い、値引きも積極的に実施するものの、食料品では飾りつけなども無く、ただ棚が空いているだけの寂しい状況。加工食品では全品1割引きセールを開催しており、閉店前日にはほとんどの商品が売れてしまっていました。客数も平日という事もあってあまり多くなく、地域のお年寄りが中心でした。
開業から31年が経ち、施設の老朽化が進んでいる事は否めません。しかしそれ以上に問題なのが、2階建てで1500平米という使い勝手の悪い店舗規模だと思われます。2階に加工食品や酒類を移すなどして生鮮品を拡大すれば、競争力を強化した上でリニューアルが可能かもしれませんが、エスカレーターが無いため回遊性が課題となるでしょう。
春日部駅近くには多数のスーパーがありますが、駅の西側から共栄大学方面にはほぼスーパーが無く、ライフは好立地のように感じます。ただ、2017年10月には食品強化のドラッグストアで知られるクスリのアオキがすぐ近くにオープン。一部店舗(26店)で行われている生鮮3品の導入は無かったものの、加工食品、パン、冷凍食品は販売しています。価格も安く、平面駐車場が広いこともあって集客している印象。
建物はまだ利用できると思われるので、跡地に何が入るのかが気になります。まちBBS掲示板では、スーパーバリューやコモディイイダという噂が出ていますが、ソース(情報の出どころ)が無く、あくまで噂のようです。