5/29開店 プラチナ ドン・キホーテ白金台店
- 2015/05/30
- 00:55
港区は白金台。
東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線の白金台駅から徒歩2分程度のところに、プラチナ ドン・キホーテ白金台店はあります。
プラチナ ドン・キホーテについて
「プラチナ ドン・キホーテ」は都心エリアの一等地を商圏とした新しいタイプの店舗です。『驚安感、猥雑感、高級感のミックス』をテーマにした実験店舗は、都内有数の高級住宅地として人気の高い白金台に出店します。(ニュースリリースより抜粋)
店舗外観
店舗入口。左側に水槽がありますね。
店内フロアガイド。(クリックで拡大できます)
まずは入口付近の非食品部門から見ていきます。
日用雑貨売場。通常のドン・キホーテと変わらないように感じます。
化粧品、歯ブラシなど。
下着売場。
続いては食品部門です。
青果売場。棚の上に大量のPOPがありますが、陳列されていない野菜の説明などでした。
青果のプライスカード。かすれた感じの文字ですが、特に下の「だいこん」はまともに読めません。
普通の字体ではダメでしょうか。
そして、今回注目の松阪肉専門店「朝日屋」。
対面販売では非常に高級なお肉も多数扱っています。
お惣菜売場。
お弁当売場。200円のお弁当も販売しています。
チーズ売場。そこそこの品揃え。
冷凍食品、アイスクリーム売場。イマイチな品揃え。
お菓子売場。ドンキらしい陳列と多数のPOP。
調味料売場。最低限の品揃えといったところ。
グロサリー通路の頭上にあった陳列。この商品は下から引っこ抜けということでしょうか。
輸入菓子も扱っています。
他のスーパーでは見られない、高級な紅茶も販売。
リカー売場。
ウィスキー売場。飲み方が書かれたPOPもありますね。
プラチナ ドン・キホーテ白金台店 店舗概要
開業: 2015年5月29日
店舗面積: 944、7㎡(公式資料)
営業時間: 24時間営業(テナントショップ「朝日屋」の営業時間は10 時〜22 時)
住所: 東京都港区白金台3-15-5
HP: http://www.donki.com/store/shop_detail.php?shop_id=368
開店ニュースリリース:http://www.donki.com/updata/news/150515shirokanedai_dTXtB.pdf?pre=nw
< 店内・売場の様子 >
時間帯: 14時頃
お客さん: やや多い
通路: 狭い
雰囲気: 明るい、きれい、ごちゃごちゃ感
客層: 家族連れ、若者(中高生)多い
買い物内容: グロサリー、日用品中心にやや多め
店内BGM: 有線放送、各種案内
レジ: 6台(6台稼働中)
トイレ: 非常にきれい
休憩スペース: あり(トイレ前のベンチのみ)
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 情熱価格
ドン・キホーテが出店する都市型の高級業態ということで、私としても楽しみでした。しかし、外観は確かに落ち着いた感じになっていますが、店内は完全にドン・キホーテでした。通路も狭く、大量の商品が天井近くまで積まれた「圧縮陳列」がこの店舗でも行われています。
青果売場はイマイチな品揃えで、小分けパックも徹底されていません。値段も平均的なスーパーと同じかやや高めでした。精肉売場は「朝日屋」が入居しており、対面販売を実施。かなり高級な松坂牛も扱っているほか、品揃えは豊富です。調味料、和日配、冷凍食品については最低限の品揃えで、高級品なども見られません。一方、一部の洋日配や紅茶、コーヒー、輸入菓子ではこだわりの品揃えが見られました。お酒は通常のドン・キホーテよりも充実している印象。
また、鮮魚は一切扱っていません。鮮魚部門は鮮度維持が大変な割に利益が出づらく、MEGAドン・キホーテでも導入されていない店舗が多いです。また、そもそもドン・キホーテには生鮮品販売のノウハウが乏しく(買収した中堅スーパー「長崎屋」も、得意な衣料品に注力して生鮮品は地元スーパーに任せていたため、ノウハウがあまり無い)、きちんとした鮮度管理が出来るか不安です。
お総菜売場はあまり充実していませんが、写真のように200円弁当が販売されていました。他のドン・キホーテでは見かけたことが無いですが、今後展開していくのでしょうか。実は、岡山県を中心に展開するディスカウントストア「大黒天物産」(ラ・ムー、ディオを展開)では以前から198円弁当が販売されており(写真を見る限り結構まとも)、ドン・キホーテも企業の規模からすれば全ての大型店での導入は容易に思えます。
店内にはテレビカメラや記者が多数入っており、報道各社の注目度が高いことが伺えます。また、ドン・キホーテ本社の方も来店されており、通路で立ち話をしたりしていました。しかし、報道と併せてお客さんでないスーツ姿の方があまりにも多く感じられ、周りのお客様に気配りが出来ていないこともあって正直邪魔でした。ただでさえ通路が狭いのですから、社員の方も話すならバックヤードへ行ったり、テレビカメラの台数を制限する等の措置はあっても良かったと思います。
正直なところ、予測していたものとはだいぶ違いました。地元住民とも話し合ってお店づくりをしたと聞いたので、もっとスーパーマーケットらしい店舗になると思っていたのですが、陳列に関しては従来のドン・キホーテとなんら変わりません。「高級感を出す」というのは、高級品や珍しい品物をただ並べただけでは実現できません。お客さんが買い物しやすい空間を創造しなくてはなりませんし、接客についてもより気遣いが必要です。
全体的に見て、鮮魚部門が無く、惣菜が弱いことから普段使いのスーパーとしては使いにくいと考えられます。「朝日屋」を目的に来店するお客さんは多いでしょうが、そのお客さんが圧縮陳列のドン・キホーテ直営売場でたくさん買い物をしていくかというと疑問です。近隣のマルエツプチやいなげやと併せて利用する方が多いでしょう。
東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線の白金台駅から徒歩2分程度のところに、プラチナ ドン・キホーテ白金台店はあります。
プラチナ ドン・キホーテについて
「プラチナ ドン・キホーテ」は都心エリアの一等地を商圏とした新しいタイプの店舗です。『驚安感、猥雑感、高級感のミックス』をテーマにした実験店舗は、都内有数の高級住宅地として人気の高い白金台に出店します。(ニュースリリースより抜粋)
店舗外観
店舗入口。左側に水槽がありますね。
店内フロアガイド。(クリックで拡大できます)
まずは入口付近の非食品部門から見ていきます。
日用雑貨売場。通常のドン・キホーテと変わらないように感じます。
化粧品、歯ブラシなど。
下着売場。
続いては食品部門です。
青果売場。棚の上に大量のPOPがありますが、陳列されていない野菜の説明などでした。
青果のプライスカード。かすれた感じの文字ですが、特に下の「だいこん」はまともに読めません。
普通の字体ではダメでしょうか。
そして、今回注目の松阪肉専門店「朝日屋」。
対面販売では非常に高級なお肉も多数扱っています。
お惣菜売場。
お弁当売場。200円のお弁当も販売しています。
チーズ売場。そこそこの品揃え。
冷凍食品、アイスクリーム売場。イマイチな品揃え。
お菓子売場。ドンキらしい陳列と多数のPOP。
調味料売場。最低限の品揃えといったところ。
グロサリー通路の頭上にあった陳列。この商品は下から引っこ抜けということでしょうか。
輸入菓子も扱っています。
他のスーパーでは見られない、高級な紅茶も販売。
リカー売場。
ウィスキー売場。飲み方が書かれたPOPもありますね。
プラチナ ドン・キホーテ白金台店 店舗概要
開業: 2015年5月29日
店舗面積: 944、7㎡(公式資料)
営業時間: 24時間営業(テナントショップ「朝日屋」の営業時間は10 時〜22 時)
住所: 東京都港区白金台3-15-5
HP: http://www.donki.com/store/shop_detail.php?shop_id=368
開店ニュースリリース:http://www.donki.com/updata/news/150515shirokanedai_dTXtB.pdf?pre=nw
< 店内・売場の様子 >
時間帯: 14時頃
お客さん: やや多い
通路: 狭い
雰囲気: 明るい、きれい、ごちゃごちゃ感
客層: 家族連れ、若者(中高生)多い
買い物内容: グロサリー、日用品中心にやや多め
店内BGM: 有線放送、各種案内
レジ: 6台(6台稼働中)
トイレ: 非常にきれい
休憩スペース: あり(トイレ前のベンチのみ)
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 情熱価格
ドン・キホーテが出店する都市型の高級業態ということで、私としても楽しみでした。しかし、外観は確かに落ち着いた感じになっていますが、店内は完全にドン・キホーテでした。通路も狭く、大量の商品が天井近くまで積まれた「圧縮陳列」がこの店舗でも行われています。
青果売場はイマイチな品揃えで、小分けパックも徹底されていません。値段も平均的なスーパーと同じかやや高めでした。精肉売場は「朝日屋」が入居しており、対面販売を実施。かなり高級な松坂牛も扱っているほか、品揃えは豊富です。調味料、和日配、冷凍食品については最低限の品揃えで、高級品なども見られません。一方、一部の洋日配や紅茶、コーヒー、輸入菓子ではこだわりの品揃えが見られました。お酒は通常のドン・キホーテよりも充実している印象。
また、鮮魚は一切扱っていません。鮮魚部門は鮮度維持が大変な割に利益が出づらく、MEGAドン・キホーテでも導入されていない店舗が多いです。また、そもそもドン・キホーテには生鮮品販売のノウハウが乏しく(買収した中堅スーパー「長崎屋」も、得意な衣料品に注力して生鮮品は地元スーパーに任せていたため、ノウハウがあまり無い)、きちんとした鮮度管理が出来るか不安です。
お総菜売場はあまり充実していませんが、写真のように200円弁当が販売されていました。他のドン・キホーテでは見かけたことが無いですが、今後展開していくのでしょうか。実は、岡山県を中心に展開するディスカウントストア「大黒天物産」(ラ・ムー、ディオを展開)では以前から198円弁当が販売されており(写真を見る限り結構まとも)、ドン・キホーテも企業の規模からすれば全ての大型店での導入は容易に思えます。
店内にはテレビカメラや記者が多数入っており、報道各社の注目度が高いことが伺えます。また、ドン・キホーテ本社の方も来店されており、通路で立ち話をしたりしていました。しかし、報道と併せてお客さんでないスーツ姿の方があまりにも多く感じられ、周りのお客様に気配りが出来ていないこともあって正直邪魔でした。ただでさえ通路が狭いのですから、社員の方も話すならバックヤードへ行ったり、テレビカメラの台数を制限する等の措置はあっても良かったと思います。
正直なところ、予測していたものとはだいぶ違いました。地元住民とも話し合ってお店づくりをしたと聞いたので、もっとスーパーマーケットらしい店舗になると思っていたのですが、陳列に関しては従来のドン・キホーテとなんら変わりません。「高級感を出す」というのは、高級品や珍しい品物をただ並べただけでは実現できません。お客さんが買い物しやすい空間を創造しなくてはなりませんし、接客についてもより気遣いが必要です。
全体的に見て、鮮魚部門が無く、惣菜が弱いことから普段使いのスーパーとしては使いにくいと考えられます。「朝日屋」を目的に来店するお客さんは多いでしょうが、そのお客さんが圧縮陳列のドン・キホーテ直営売場でたくさん買い物をしていくかというと疑問です。近隣のマルエツプチやいなげやと併せて利用する方が多いでしょう。