ヤオコー長瀬店
- 2022/02/25
- 23:50
埼玉県入間郡毛呂山町。
東武越生線の武州長瀬駅から徒歩3分程度のところに、ヤオコー長瀬店はあります。
店舗外観。
実は店番でも分かる通り、ヤオコーで3番目の店舗(現在の建物は建替え)です。ヤオコーは1890年に埼玉県小川町で創業し、1968年には嵐山町へ出店。1972年4月25日、本格的なスーパーマーケットである「小川ショッピングセンター店」がオープンし、その後チェーンストアとして多店舗展開を進めていくことになります。1972年12月には3号店となる長瀬店を開業させました。

別角度から。
1階が自社食品売場、2階には衣料品専門店の「サンキ」が入居します。

駅から近い場所には納品口。1枚目の写真は駐車場側からのものです。

第二種大規模小売店舗表示板。

2階は一般的なサンキです。衣料品や寝具を販売。

1階食料品売場を見ていきましょう。
2014年11月に改装を実施しており、ヤオコーらしい上質感ある売場に仕上がっています。

青果売場。

カットフルーツは華やかな見た目の商品を販売。

青果売場では鍋用野菜セットやざく切り白菜なども販売。
中華名菜や鍋つゆなど関連陳列も実施します。

トマトはアイテム数が少なめ。

地元野菜コーナーも導入します。

和日配コーナー。
プライベートブランド「Yes!」の比率が高いですね。
PBの豆腐では通常品の他にツインパック、低価格品まで幅広い品揃え。

続く鮮魚売場。
こちらとは別に厨房がガラス張りのオープンキッチン形式の売場もあります。

お造りはつま無し4点盛り500円というお手頃商品から、中トロの入った7点盛り1980円まで幅広い品揃えで様々なニーズに対応。

くじらの刺身や鯨ベーコンも販売。

精肉売場。
店内調理を実施しています。

黒毛和牛サーロインステーキよりも、お手頃な国産牛サーロインステーキを訴求。

見た目にも華やかなしゃぶしゃぶ用肉も販売。

ローストビーフや馬刺しをはじめとしたおつまみを豊富に揃えています。

惣菜売場。

寿司コーナー。1人前980円の高価格帯アイテムも展開。

彩の良いちらし寿司、手巻き寿司なども販売。

おにぎりは工場からのアウトパック商品の他、店内調理の品も提供。

焼き鳥も充実。

ヤオコーの人気商品、おはぎ。
1日5000個のおはぎを販売する宮城県のスーパー「主婦の店さいち」の味を学び、お店でひとつひとつ手作りしているこだわり商品です。

ベーカリーも導入。
店内で焼き上げたピザは1枚500円、2枚で880円とお手頃価格で提供。

菓子パン、惣菜パンのコーナー。

洋日配コーナーでは、チーズ全品20%引きセールが行われていました。

加工食品売場。

加工食品は大手NBの他に自社PB、ライフコーポレーションとの共同PB「スターセレクト」、高価格帯のこだわり商品まで幅広く取り揃えます。マヨネーズは自社PB500gとスターセレクト400gの価格が同じですね。ただしNB商品450gの方が安くなっています。

均一菓子コーナー「ヤッポーのいえ」

輸入菓子も扱っています。

駄菓子・玩具菓子も充実。子供向けのディスプレイも設置されています。

駄菓子コーナー。装飾が凝っていますね。

ワインは全品20%引きとなっていました。

ヤオコー長瀬店 店舗概要
開業: 1972年12月(現在の建物は1992年11月20日)
売場面積: 1483㎡(テナント1577㎡)
営業時間: 09: 00 ~ 21: 30
住所: 埼玉県入間郡毛呂山町中央4丁目10番地9
駐車場: 212台
HP: https://www.yaoko-net.com/store/store01/003.html
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや多い
客層: 家族連れ、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心に多め
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ2台(2台稼働中)、セミセルフレジ4台(3台稼働中)(精算機8台)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: 自社PB「Yes!シリーズ」、ライフコーポレーション共同PB「スターセレクト」
ヤオコー長瀬店は同社での3号店と歴史ある店舗でしたが、現在の建物は1992年に建替えられたものです。開業から29年が経過しており、ヤオコーとしても比較的古い店舗です。最近では自社で開発した近隣型ショッピングセンター「the market Place」にテナントを導入する場合もある同社ですが、このような規模で2階売場を設けることは少なくなっています。ちなみに2階に入居する衣料品専門店「サンキ」は1997年4月開業で、1992年の開業時には直営で衣料品や日用品を展開していた可能性も考えられます。2014年11月に改装を実施しており、築年数を感じさせない、ヤオコーらしい上質感ある売場に仕上がっています。
青果売場では季節の果物でも高級品が揃い、カットフルーツも華やかな見た目の商品を販売。春野菜などもPOPを付けて展開するほか、地元毛呂山の野菜も取り扱います。カット野菜や少量パック、鍋用野菜セットなど単身者向けの簡便性があるアイテムも強化。鮮魚売場ではお刺身や切身が充実しており、お造りはつま無し4点盛り500円というお手頃商品から、中トロの入った7点盛り1980円まで幅広い品揃えで様々なニーズに対応。クジラの刺身など珍しい品も扱っています。
精肉売場はほとんどの品目で店内加工を実施。精肉はライフ、マルエツ、西友などプロセスセンター加工を導入する同業他社が多く、店内での調理を訴求してきたサミットも一部はプロセスセンターへ切り替えるなど、人手不足を背景にした効率化が進められています。こちらの店舗では霜降りの入った高級なアイテムは少ない一方で、焼き肉盛り合わせなどファミリー向けのアイテムを中心に展開している様子。
ヤオコーが得意とする惣菜売場は、他社と差別化された魅力的な商品が揃っています。15年以上愛されるヤオコーのおはぎは、1日5000個のおはぎを販売する宮城県のスーパー「主婦の店さいち」の味を学び、お店でひとつひとつ手作りしているこだわり商品です。定番の揚げ物、弁当、焼き鳥などに加え、調理場にある鉄板を使用したお好み焼きや炒め物、厚焼玉子などを販売。厨房をガラス張りのオープンキッチンとすることで、製造の様子が売場から見え、ライブ感を演出します。ベーカリーも導入されており、店内で焼き上げた食パンやピザもボリューム展開で訴求。季節のいちごを使ったタルトなど、手の込んだ美味しそうな商品も随所で見られました。
加工食品は大手NBの他に自社PB、ライフコーポレーションとの共同PB「スターセレクト」、高価格帯のこだわり商品まで幅広く取り揃えます。和洋日配でもPB比率は高め。ワイン2割引き、チーズ2割引きなど商品カテゴリーごとの値引き販促も行われていました。
訪れたのは土曜日14時から15時頃と夕方ピーク前ではありましたが、売場は多くのお客さんで賑わっており、レジには2~3人程度の列が出来ていました。駅前立地のため単価が低い方もいるようですが、2カゴ分買い物される家族連れの姿も見られました。意外と2階の「サンキ」にもお客さんが入っており、近隣の「ファッションセンターしまむら」よりも賑わっていました。
2022年夏には、東武越生線の武州長瀬駅より北へ約500mに位置する場所に、イオンスタイルが核店舗のイオンタウンがオープン予定となっています。既に十分な改装を実施し、準備は整っているヤオコーですが、人口3万3000人の小さな町での顧客争奪戦が激化しそうです。
東武越生線の武州長瀬駅から徒歩3分程度のところに、ヤオコー長瀬店はあります。
店舗外観。
実は店番でも分かる通り、ヤオコーで3番目の店舗(現在の建物は建替え)です。ヤオコーは1890年に埼玉県小川町で創業し、1968年には嵐山町へ出店。1972年4月25日、本格的なスーパーマーケットである「小川ショッピングセンター店」がオープンし、その後チェーンストアとして多店舗展開を進めていくことになります。1972年12月には3号店となる長瀬店を開業させました。

別角度から。
1階が自社食品売場、2階には衣料品専門店の「サンキ」が入居します。

駅から近い場所には納品口。1枚目の写真は駐車場側からのものです。

第二種大規模小売店舗表示板。

2階は一般的なサンキです。衣料品や寝具を販売。

1階食料品売場を見ていきましょう。
2014年11月に改装を実施しており、ヤオコーらしい上質感ある売場に仕上がっています。

青果売場。

カットフルーツは華やかな見た目の商品を販売。

青果売場では鍋用野菜セットやざく切り白菜なども販売。
中華名菜や鍋つゆなど関連陳列も実施します。

トマトはアイテム数が少なめ。

地元野菜コーナーも導入します。

和日配コーナー。
プライベートブランド「Yes!」の比率が高いですね。
PBの豆腐では通常品の他にツインパック、低価格品まで幅広い品揃え。

続く鮮魚売場。
こちらとは別に厨房がガラス張りのオープンキッチン形式の売場もあります。

お造りはつま無し4点盛り500円というお手頃商品から、中トロの入った7点盛り1980円まで幅広い品揃えで様々なニーズに対応。

くじらの刺身や鯨ベーコンも販売。

精肉売場。
店内調理を実施しています。

黒毛和牛サーロインステーキよりも、お手頃な国産牛サーロインステーキを訴求。

見た目にも華やかなしゃぶしゃぶ用肉も販売。

ローストビーフや馬刺しをはじめとしたおつまみを豊富に揃えています。

惣菜売場。

寿司コーナー。1人前980円の高価格帯アイテムも展開。

彩の良いちらし寿司、手巻き寿司なども販売。

おにぎりは工場からのアウトパック商品の他、店内調理の品も提供。

焼き鳥も充実。

ヤオコーの人気商品、おはぎ。
1日5000個のおはぎを販売する宮城県のスーパー「主婦の店さいち」の味を学び、お店でひとつひとつ手作りしているこだわり商品です。

ベーカリーも導入。
店内で焼き上げたピザは1枚500円、2枚で880円とお手頃価格で提供。

菓子パン、惣菜パンのコーナー。

洋日配コーナーでは、チーズ全品20%引きセールが行われていました。

加工食品売場。

加工食品は大手NBの他に自社PB、ライフコーポレーションとの共同PB「スターセレクト」、高価格帯のこだわり商品まで幅広く取り揃えます。マヨネーズは自社PB500gとスターセレクト400gの価格が同じですね。ただしNB商品450gの方が安くなっています。

均一菓子コーナー「ヤッポーのいえ」

輸入菓子も扱っています。

駄菓子・玩具菓子も充実。子供向けのディスプレイも設置されています。

駄菓子コーナー。装飾が凝っていますね。

ワインは全品20%引きとなっていました。

ヤオコー長瀬店 店舗概要
開業: 1972年12月(現在の建物は1992年11月20日)
売場面積: 1483㎡(テナント1577㎡)
営業時間: 09: 00 ~ 21: 30
住所: 埼玉県入間郡毛呂山町中央4丁目10番地9
駐車場: 212台
HP: https://www.yaoko-net.com/store/store01/003.html
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや多い
客層: 家族連れ、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心に多め
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ2台(2台稼働中)、セミセルフレジ4台(3台稼働中)(精算機8台)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: 自社PB「Yes!シリーズ」、ライフコーポレーション共同PB「スターセレクト」
ヤオコー長瀬店は同社での3号店と歴史ある店舗でしたが、現在の建物は1992年に建替えられたものです。開業から29年が経過しており、ヤオコーとしても比較的古い店舗です。最近では自社で開発した近隣型ショッピングセンター「the market Place」にテナントを導入する場合もある同社ですが、このような規模で2階売場を設けることは少なくなっています。ちなみに2階に入居する衣料品専門店「サンキ」は1997年4月開業で、1992年の開業時には直営で衣料品や日用品を展開していた可能性も考えられます。2014年11月に改装を実施しており、築年数を感じさせない、ヤオコーらしい上質感ある売場に仕上がっています。
青果売場では季節の果物でも高級品が揃い、カットフルーツも華やかな見た目の商品を販売。春野菜などもPOPを付けて展開するほか、地元毛呂山の野菜も取り扱います。カット野菜や少量パック、鍋用野菜セットなど単身者向けの簡便性があるアイテムも強化。鮮魚売場ではお刺身や切身が充実しており、お造りはつま無し4点盛り500円というお手頃商品から、中トロの入った7点盛り1980円まで幅広い品揃えで様々なニーズに対応。クジラの刺身など珍しい品も扱っています。
精肉売場はほとんどの品目で店内加工を実施。精肉はライフ、マルエツ、西友などプロセスセンター加工を導入する同業他社が多く、店内での調理を訴求してきたサミットも一部はプロセスセンターへ切り替えるなど、人手不足を背景にした効率化が進められています。こちらの店舗では霜降りの入った高級なアイテムは少ない一方で、焼き肉盛り合わせなどファミリー向けのアイテムを中心に展開している様子。
ヤオコーが得意とする惣菜売場は、他社と差別化された魅力的な商品が揃っています。15年以上愛されるヤオコーのおはぎは、1日5000個のおはぎを販売する宮城県のスーパー「主婦の店さいち」の味を学び、お店でひとつひとつ手作りしているこだわり商品です。定番の揚げ物、弁当、焼き鳥などに加え、調理場にある鉄板を使用したお好み焼きや炒め物、厚焼玉子などを販売。厨房をガラス張りのオープンキッチンとすることで、製造の様子が売場から見え、ライブ感を演出します。ベーカリーも導入されており、店内で焼き上げた食パンやピザもボリューム展開で訴求。季節のいちごを使ったタルトなど、手の込んだ美味しそうな商品も随所で見られました。
加工食品は大手NBの他に自社PB、ライフコーポレーションとの共同PB「スターセレクト」、高価格帯のこだわり商品まで幅広く取り揃えます。和洋日配でもPB比率は高め。ワイン2割引き、チーズ2割引きなど商品カテゴリーごとの値引き販促も行われていました。
訪れたのは土曜日14時から15時頃と夕方ピーク前ではありましたが、売場は多くのお客さんで賑わっており、レジには2~3人程度の列が出来ていました。駅前立地のため単価が低い方もいるようですが、2カゴ分買い物される家族連れの姿も見られました。意外と2階の「サンキ」にもお客さんが入っており、近隣の「ファッションセンターしまむら」よりも賑わっていました。
2022年夏には、東武越生線の武州長瀬駅より北へ約500mに位置する場所に、イオンスタイルが核店舗のイオンタウンがオープン予定となっています。既に十分な改装を実施し、準備は整っているヤオコーですが、人口3万3000人の小さな町での顧客争奪戦が激化しそうです。