宮城県気仙沼市。
JR東日本が運行する大船渡線BRT(バス高速輸送システム)の南気仙沼駅から徒歩11分程度のところに、イオン気仙沼店はあります。
店舗外観

平面と屋上合わせて1045台の駐車場を有しています。

フロアガイド。

専門店一覧。

2011年3月11日の東日本大震災では2.8mの津波が押し寄せ、1階はほぼ水没する被害を受けました。

1階食料品売場から見ていきます。
青果売場。

導入部には「気仙沼たべてけらいん」という地場商品を集積したコーナーを配置し、地産地消を目指しています。

地場野菜の他、地元の銘菓や日配品なども販売します。

調味料や飲料、菓子類など幅広く取り扱います。

直営の野菜売場。手書きPOPも多く工夫が感じられます。

トップバリュグリーンアイのオーガニック野菜もコーナー展開。

和日配コーナー。イオン東北のプライベートブランド「にぎわい東北」を訴求。

鮮魚売場。訪れたのが19時と遅い時間帯であるため、商品の紹介は一部のみとなります。申し訳ありません。

鮮魚売場では気仙沼漁港で水揚げされた丸魚も展開し、「地獲れ鮮魚」と称して鮮度感をアピール。

精肉はアウトパックで揃えており、あまり特色ある品揃えは打ち出せていません。

導入部ではタスマニアビーフを展開。

洋日配コーナーから惣菜売場。

惣菜売場。

地元の気仙沼パン工房の商品をコーナー展開。

洋日配の牛乳コーナー。

ベーカリーも導入しています。

加工食品売場。

レジ前の通路。

ドレッシングコーナー。

醬油コーナー。

気仙沼名物のフカヒレに関連した商品も多く見られました。

1階フードコートにはマクドナルドとミスタードーナツが出店します。

1階の半分のスペースは住まいの品売場となっています。

寝具も取り扱います。

売場は東日本大震災後に全面的に改装されたと見られ、開業から25年間を感じさせない明るい空間となっています。

生活用品コーナー。


入居する100円ショップのセリア。

イオンバイクも出店。

化粧品も取り扱っています。

2階は衣料品のフロア。

広々とした通路を確保します。


旅行用品も販売。

トップバリュコレクションを展開。

コムサイズムも入居します。

子供服コーナー。

靴コーナー「グリーンボックス」

子供玩具なども充実しています。

柱には地元高校の生徒が描いた絵が飾られていました。


旧校舎が震災遺構となっている気仙沼向洋高等学校の学校紹介がありました。

入居する未来屋書店。

ゲームコーナー「モーリーファンタジー」

イオングループの飲食店「四六時中」も2階で営業します。
イオン気仙沼店 店舗概要開業: 1998年11月18日
売場面積: 11256㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間:
1F 7:00〜21:00
2F 9:00〜21:00
専門店 10:00〜21:00
住所: 宮城県気仙沼市赤岩舘下6-1外
駐車場: 1045台(無料)
HP:
https://www.aeon.com/store/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E6%B0%97%E4%BB%99%E6%B2%BC%E5%BA%97/店内・売場の様子時間帯: 19時頃
客数: やや少ない
客層: 会社員中心
買い物内容: 惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ロジスティクス・ネットワーク
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 8台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 6台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
ジャスコ気仙沼店として1998年11月18日にオープンした店舗です。2011年3月1日にはイオングループの総合スーパー屋号統一に伴いイオンへ転換されますが、その直後の3月11日は東日本大震災が発生。気仙沼市は津波に加え、流出した重油が原因となる津波火災が襲い、死者1143人(震災関連死を含む)、行方不明者212人の被害を受けました。イオン気仙沼店にも2.8mの津波が到達し、1階がほぼ水没。営業停止を余儀なくされますが、4月1日には屋上駐車場に商品を並べて営業を再開し、5月に入って2階フロア、8月5日には1階での営業を再開しました。
気仙沼市内で唯一の衣食住が揃う総合スーパー業態として営業しており、1000台以上の駐車場を備え、広域から集客します。1階フードコートにはマクドナルド、ミスタードーナツ、サーティワンアイスクリームが出店(かつて営業していた幸楽苑は撤退)しており、2階にはイオングループの飲食店「四六時中」も入居。一通りの買い物・飲食は済ませられますが、残念ながら映画館はありません(三陸地方には宮古市の映画館が2016年9月に閉館して以降、映画館が存在していません)。
青果売場の導入部には「気仙沼たべてけらいん」という地場商品を集積したコーナーを配置し、地産地消を目指しています。鮮魚売場では気仙沼漁港で水揚げされた丸魚も展開し、「地獲れ鮮魚」と称して鮮度感をアピール。精肉はアウトパックで揃えており、あまり特色ある品揃えは打ち出せていません。惣菜はオリジン弁当とのコラボコーナーを導入しますが、全般的にはオーソドックスなアイテムが多く、首都圏のイオンスタイルのようなクオリティの商品は並びません。パンや加工食品では地元企業の商品を多く取り入れており、地域密着の商品政策が見受けられました。