茨城県古河市。
JR東北本線の古河駅から徒歩10分程度のところに、イトーヨーカドー古河店はあります。
こちらの店舗は2019年2月17日での閉店が発表されています。
閉店3日前に訪れましたので、ご紹介いたします。
閉店当日の模様、閉店セレモニーはこちら→http://daieisaison.jp/blog-entry-589.html店舗外観。
1976年開業ながら立体駐車場も備え、平面と合わせて900台以上を確保しています。
少し近いところから。
正面入口。
大店表示板。
店舗裏手。
フロアガイド。
お客様からのメッセージコーナー。
青果、精肉など各部門の従業員紹介のコーナー。
オープン当初の写真も紹介されていました。
まずは1階食料品売場から見ていきましょう。
青果売場入口。青果台にも紅白幕が飾られ、非常に華やかな雰囲気。
古河店閉店セールと題してお買い得商品を大量陳列。
閉店セールで売上が上がることを見込んでか、品揃えも普段より豊富に感じます。
棚いっぱいに商品が並んでいます。
続く鮮魚売場。
古河店限定「感謝の刺身盛り合わせ」を販売。
こちらは精肉売場。
導入部は対面販売ではなく、専門店の惣菜コーナーになっています。
感謝のステーキフェアを開催。
惣菜売場。
「感謝の自慢の握り寿司」を販売
洋日配コーナー。
加工食品売場。
一部を除き値下げは行っていないものの、発注を控えているため在庫が減っており、棚は縮小されています。
縮小された売場。
1階紳士服売場。
別角度から
靴コーナー。
「閉店売りつくし」の垂れ幕が大量に装飾されています。
調理器具コーナー。
大量のフライパンが積まれていました。
2階は婦人服と子供服、専門店のフロア。
婦人服売場。
婦人フォーマルも20%オフ。
紳士に比べて婦人服は大きく展開されています。
寝具売場。有名メーカーの布団などをセール価格で提供。
紅白幕で仕切られて縮小されている売場も。
子供用品の売場。
子供服の売りつくし会場。
イトーヨーカドー直営ではなく、業者を入れた売りつくし会場も多く見られました。
ブランドバックなど販売。掛け声がイトーヨーカドー従業員に比べて大きいのが特徴ですね。
こちらは「スリーエイトバック」が展開する服飾品の売りつくしセール。
入居するダイソー。
宮脇書店。
手芸用品のクラフトパーク。
こちらは値引き販売を行っています。
元々玩具売場だったコーナー。
至る所で縮小が目立ち、代わりに置かれた椅子が増えていました。
イトーヨーカドー古河店 店舗概要開業: 1976年5月26日
店舗面積: 11981㎡
営業時間: 10:00-21:00
住所: 古河市雷電町1-18
駐車場: 914台
HP:
http://blog.itoyokado.co.jp/shop/060/2月17日で閉店するイトーヨーカドー古河店を訪れました。2017年6月に訪れた際には至近距離にあるイオン古河店に対して健闘していると感じましたが、業績の低迷を理由に完全閉店に至りました。大型ショッピングモールでは無い、単体の総合スーパーが軒並み厳しいという事なのでしょう。
売場はイトーヨーカドーらしく紅白幕で派手に飾られており、活気ある雰囲気でした。以前訪れた際よりも大勢のお客さんで賑わっており、衣料品や住まいの品売場でも集客出来ています。直営売場だけでなく、業者が売場づくり、レジを担当する場所貸しでの売りつくしも展開。大きな袋を持ったお客さんも多く、売上にも寄与しているようです。食料品売場では「感謝セール」などと称して大量陳列で訴求したり、「古河店限定の感謝盛り合わせ」といった特別感ある商品を販売。ただ単に商品を売り切るのではなく、「閉店セール」で売上を伸ばしていく姿勢がはっきりと感じられました。
普段からここまで賑わっていたら閉店しなかったのに、というお客さんの会話を聞きましたが、本当にその通りですね。しかし、閉店直前に訪れても閑散としている百貨店・スーパーもある中で、最後だけでも多くのお客さんで活気に溢れ、有終の美を飾ることが出来るというのは素晴らしいことだと思います。
飲食店がポッポしか無いというのも競争上不利な要因だと考えられますが、昼食時には20人以上の行列が出来ており、閉店セールで訪れた客数に対して飲食店が圧倒的に不足していました。正面入口すぐにはお客さんからのメッセージボードが設置されており、「42年間ありがとう」と書かれた桜のデザインのボードには数百枚もの感謝や思い出のメッセージが寄せられていました。開業当時の写真を紹介するコーナーや、青果・鮮魚・精肉・商品管理など各部門の従業員を紹介するコーナーも設置されており、眺めるお客さんやメッセージを書き込むお客さんが集まっていました。