スーパータイヨーサンポート店
- 2023/11/23
- 23:55
茨城県鹿嶋市。
JR鹿島線の鹿島神宮駅から徒歩29分程度のところに、スーパータイヨーサンポート店はあります。
店舗外観。1981年9月に開業した「ショッピングセンターサンポートかしま」の核テナントとして出店。日本ショッピングセンター協会によると、店舗面積は7075㎡。
正面側より。
エントランス部分。
情報量の多い屋上広告塔。
正面側には広場のような空間があります。
控えめに記された「サンポートかしま」のロゴ。
定礎版。
垂れ幕を掛ける場所はありますが、現在は使われていません。
側面にはかつてレストランがあったような形跡が見受けられました。現在2階に飲食店はありません。
店舗裏手。エスカレーターを備え、直接2階にもアクセスできます。
搬入口。
平面駐車場だけで429台を確保しています。
店舗側面にも駐車場を配置。
屋上へ続く階段は閉鎖されています。
踊り場に休憩スペースを設けています。
どの入口にもフロアガイドやフロア案内が見られず、唯一エスカレーター付近に案内が見られました。
テナント名は入れずに、取扱品目のみを記載。
青果売場から見ていきます。
みかんはMサイズ8個からSサイズ12個を1袋297円という安さで提供。バラ売りも用意されています。
みかんは箱単位でも販売するなど幅広い量目対応を見せます。
バナナコーナー。
壁面の冷ケース。
レタス1玉97円で提供。
地元茨城県産のキャベツは1玉127円でボリューム陳列。
茨城県を代表する特産品「ほしいも」を大きく展開。
タイヨーオリジナルのジャムやゼリーも販売します。
鮮魚売場。モニターによるレシピ紹介も実施。
氷が敷き詰められたケースに真鯛、たち魚、きんき、ごまさば、ほたて貝などを販売。
真あじ、真いわしも大量に並びます。
低価格なきはだまぐろ、めばちまぐろ、びん長まぐろのサクをボリューム展開。
店内で加工した「いわしのすり身」(100g128円)をおすすめイチオシと題して訴求。
お刺身は単品よりも盛り合わせが中心で、3点盛り598円、5点盛り980円といった価格で提供。
壁面に沿って鮮魚、精肉と続きます。
精肉は上質な茨城県産常陸牛をステーキ用、すき焼き用は100g780円で販売。栃木県産黒毛和牛は100g498円という安さです。
国産豚バラ薄切り100g168円や国産鶏もも肉100g98円など使用頻度の高いアイテムは安さを打ち出し集客に繋げています。特に大容量パックでなくとも一律で100gあたりの価格が抑えられているため、大人数世帯でなくても手に取りやすい商品政策となっています。
日配品や加工食品ではCGC商品を導入し価格訴求。
洋日配の牛乳コーナー。
醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。
特に問題のある動線として、ワンウェイコントロールを取り入れたレイアウトにも関わらず惣菜部門がレジの向かい側に分離しているため、回遊性が悪化しています。青果売場側の入口から入ると一旦レジを抜けるまで惣菜売場へ行くことは出来ません。惣菜売場には独立したレジを設置しているものの、お昼時には非常に混雑している様子が見受けられました。
惣菜売場。
店内調理のお弁当は298円から398円という低価格で提供。
店内で焼き上げたピザも1枚598円で販売。
おにぎりは1個59円から79円とコンビニの半額以下。
握り寿司も498円から598円というお手頃価格。一方で近年各社が強化するネタにこだわった高単価なアイテムは扱わず、低価格に振り切っています。
店内にベーカリー機能は無いものの、「タイヨーぱん工房」から供給を受け食パンや食卓ロールを中心に商品が並びます。
1階には100円ショップのミーツ(ワッツが運営)が出店。
タイヨーが運営するリカーショップ「リッカーズ」が入居。食品売場と惣菜売場と酒売場が分断されているようなレイアウトのため、一体的に配置できると買い物しやすい空間となるのではないでしょうか。
2階フロア。エスカレーター付近に小さな吹き抜けがあります。
婦人服の「SHOO LA RUE」
総合衣料品「ファミリーファションアイワ」
リサイクルこども服「おれんじ」
雑貨を扱う「Aozora Hikouki Gumo」
スーパータイヨーサンポート店 店舗概要
開業: 1981年09月03日
売場面積: 1072㎡(直営のみ。日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00~21:00
住所: 茨城県鹿嶋市鉢形1526-3
駐車場: 429台(無料)
HP: https://www.super-taiyo.com/shop/2165
(タイヨーの公式ホームページ店舗一覧には「サンポート店」「ショッピングセンターサンポート」「ショッピングセンターサンポート本館1階」「ショッピングセンターサンポート本館2階」と4店舗分のURLが割り振られています。)
店内・売場の様子
時間帯: 平日14時頃
客数: 多い(店内50人ほど)
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に非常に多い
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 7台(5台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC
1981年に「ショッピングセンターサンポートかしま」の核店舗として開業した店舗です。当初は茨城県石岡市に本社を置いていた株式会社高喜という衣料品専門店と共に出店しましたが、同社は2002年に経営破綻。現在2階にはファミリーファションアイワ、SHOO LA RUEなどが営業しています。
日本スーパー名鑑によると自社物件です。施設内1階には空き区画も見られますが、タイヨーの売場は1000㎡ほどの狭い区画で窮屈に営業している印象を受けます。特に問題のある動線として、ワンウェイコントロールを取り入れたレイアウトにも関わらず惣菜部門がレジの向かい側に分離しているため、回遊性が悪化しています。惣菜売場には独立したレジを設置しているものの、お昼時には非常に混雑している様子が見受けられました。
入口から青果、鮮魚、精肉と配置。青果では定番品の野菜・果物を激安価格で提供。冬の果物の定番であるみかんはMサイズ8個からSサイズ12個の1袋を297円という安さで提供するほか、バラ売りから箱売りまで幅広い量目対応を見せます。高級な果物はあまり扱いませんが、果物を使用したオリジナルブランドのゼリーやジャムなど売り込みを図ります。
鮮魚では氷が敷き詰められたケースに真鯛、たち魚、きんき、ごまさばなどを販売。真あじ、真いわしも大量に並び、マグロのサクも充実のラインナップです。お刺身は単品よりも盛り合わせが中心で、3点盛り598円、5点盛り980円といった価格で提供します。精肉は上質な茨城県産常陸牛を導入部で訴求するほか、国産豚バラ薄切り100g168円や国産鶏もも肉100g98円など使用頻度の高いアイテムは安さを打ち出し集客に繋げています。特に大容量パックでなくとも一律で100gあたりの価格が抑えられているため、大人数世帯でなくても手に取りやすい商品政策となっています。味付け肉は扱いますが、電子レンジで加熱するだけの商品や個食鍋などは見られませんでした。
惣菜は低価格のアイテムを重視した品揃えで、手間のかかるメニューは極力導入しません。お弁当は298円から398円という低価格で提供され、店内で焼き上げたピザも1枚598円で販売します。店内にベーカリー機能は無いものの、「タイヨーぱん工房」から供給を受け食パンや食卓ロールを中心に商品が並びます。和洋日配や加工食品ではCGC商品を積極的に取り入れ価格訴求しつつ、大手ナショナルブランドも競争力ある価格で提供します。
平日の昼から夕方にかけて訪れましたが、売場には常時50人程度のお客さんが来店しており、レジが混雑する場面も見られました。16時台になっても青果や精肉では補充作業が続き、売場の量感が維持されるなど繁盛店といった雰囲気。生鮮3品の中でも特に青果と精肉にお客さんが滞留している印象で、精肉は複数パックをカゴに入れる方が目立ちました。平日で主婦や高齢者が中心にも関わらずカゴ2つが満杯という方もおり、平均してもカゴ一杯に買い物する高い客単価です。安さと新鮮さで多くの地域住民の支持を集め、少し離れた場所にあるイオン鹿嶋店(チェリオ鹿嶋)とほぼ同等の集客力があり、近隣のセイミヤ鹿島東店を引き離す売上を有していると推測されます。
JR鹿島線の鹿島神宮駅から徒歩29分程度のところに、スーパータイヨーサンポート店はあります。
店舗外観。1981年9月に開業した「ショッピングセンターサンポートかしま」の核テナントとして出店。日本ショッピングセンター協会によると、店舗面積は7075㎡。
正面側より。
エントランス部分。
情報量の多い屋上広告塔。
正面側には広場のような空間があります。
控えめに記された「サンポートかしま」のロゴ。
定礎版。
垂れ幕を掛ける場所はありますが、現在は使われていません。
側面にはかつてレストランがあったような形跡が見受けられました。現在2階に飲食店はありません。
店舗裏手。エスカレーターを備え、直接2階にもアクセスできます。
搬入口。
平面駐車場だけで429台を確保しています。
店舗側面にも駐車場を配置。
屋上へ続く階段は閉鎖されています。
踊り場に休憩スペースを設けています。
どの入口にもフロアガイドやフロア案内が見られず、唯一エスカレーター付近に案内が見られました。
テナント名は入れずに、取扱品目のみを記載。
青果売場から見ていきます。
みかんはMサイズ8個からSサイズ12個を1袋297円という安さで提供。バラ売りも用意されています。
みかんは箱単位でも販売するなど幅広い量目対応を見せます。
バナナコーナー。
壁面の冷ケース。
レタス1玉97円で提供。
地元茨城県産のキャベツは1玉127円でボリューム陳列。
茨城県を代表する特産品「ほしいも」を大きく展開。
タイヨーオリジナルのジャムやゼリーも販売します。
鮮魚売場。モニターによるレシピ紹介も実施。
氷が敷き詰められたケースに真鯛、たち魚、きんき、ごまさば、ほたて貝などを販売。
真あじ、真いわしも大量に並びます。
低価格なきはだまぐろ、めばちまぐろ、びん長まぐろのサクをボリューム展開。
店内で加工した「いわしのすり身」(100g128円)をおすすめイチオシと題して訴求。
お刺身は単品よりも盛り合わせが中心で、3点盛り598円、5点盛り980円といった価格で提供。
壁面に沿って鮮魚、精肉と続きます。
精肉は上質な茨城県産常陸牛をステーキ用、すき焼き用は100g780円で販売。栃木県産黒毛和牛は100g498円という安さです。
国産豚バラ薄切り100g168円や国産鶏もも肉100g98円など使用頻度の高いアイテムは安さを打ち出し集客に繋げています。特に大容量パックでなくとも一律で100gあたりの価格が抑えられているため、大人数世帯でなくても手に取りやすい商品政策となっています。
日配品や加工食品ではCGC商品を導入し価格訴求。
洋日配の牛乳コーナー。
醬油コーナー。
ドレッシングコーナー。
特に問題のある動線として、ワンウェイコントロールを取り入れたレイアウトにも関わらず惣菜部門がレジの向かい側に分離しているため、回遊性が悪化しています。青果売場側の入口から入ると一旦レジを抜けるまで惣菜売場へ行くことは出来ません。惣菜売場には独立したレジを設置しているものの、お昼時には非常に混雑している様子が見受けられました。
惣菜売場。
店内調理のお弁当は298円から398円という低価格で提供。
店内で焼き上げたピザも1枚598円で販売。
おにぎりは1個59円から79円とコンビニの半額以下。
握り寿司も498円から598円というお手頃価格。一方で近年各社が強化するネタにこだわった高単価なアイテムは扱わず、低価格に振り切っています。
店内にベーカリー機能は無いものの、「タイヨーぱん工房」から供給を受け食パンや食卓ロールを中心に商品が並びます。
1階には100円ショップのミーツ(ワッツが運営)が出店。
タイヨーが運営するリカーショップ「リッカーズ」が入居。食品売場と惣菜売場と酒売場が分断されているようなレイアウトのため、一体的に配置できると買い物しやすい空間となるのではないでしょうか。
2階フロア。エスカレーター付近に小さな吹き抜けがあります。
婦人服の「SHOO LA RUE」
総合衣料品「ファミリーファションアイワ」
リサイクルこども服「おれんじ」
雑貨を扱う「Aozora Hikouki Gumo」
スーパータイヨーサンポート店 店舗概要
開業: 1981年09月03日
売場面積: 1072㎡(直営のみ。日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00~21:00
住所: 茨城県鹿嶋市鉢形1526-3
駐車場: 429台(無料)
HP: https://www.super-taiyo.com/shop/2165
(タイヨーの公式ホームページ店舗一覧には「サンポート店」「ショッピングセンターサンポート」「ショッピングセンターサンポート本館1階」「ショッピングセンターサンポート本館2階」と4店舗分のURLが割り振られています。)
店内・売場の様子
時間帯: 平日14時頃
客数: 多い(店内50人ほど)
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に非常に多い
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 7台(5台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC
1981年に「ショッピングセンターサンポートかしま」の核店舗として開業した店舗です。当初は茨城県石岡市に本社を置いていた株式会社高喜という衣料品専門店と共に出店しましたが、同社は2002年に経営破綻。現在2階にはファミリーファションアイワ、SHOO LA RUEなどが営業しています。
日本スーパー名鑑によると自社物件です。施設内1階には空き区画も見られますが、タイヨーの売場は1000㎡ほどの狭い区画で窮屈に営業している印象を受けます。特に問題のある動線として、ワンウェイコントロールを取り入れたレイアウトにも関わらず惣菜部門がレジの向かい側に分離しているため、回遊性が悪化しています。惣菜売場には独立したレジを設置しているものの、お昼時には非常に混雑している様子が見受けられました。
入口から青果、鮮魚、精肉と配置。青果では定番品の野菜・果物を激安価格で提供。冬の果物の定番であるみかんはMサイズ8個からSサイズ12個の1袋を297円という安さで提供するほか、バラ売りから箱売りまで幅広い量目対応を見せます。高級な果物はあまり扱いませんが、果物を使用したオリジナルブランドのゼリーやジャムなど売り込みを図ります。
鮮魚では氷が敷き詰められたケースに真鯛、たち魚、きんき、ごまさばなどを販売。真あじ、真いわしも大量に並び、マグロのサクも充実のラインナップです。お刺身は単品よりも盛り合わせが中心で、3点盛り598円、5点盛り980円といった価格で提供します。精肉は上質な茨城県産常陸牛を導入部で訴求するほか、国産豚バラ薄切り100g168円や国産鶏もも肉100g98円など使用頻度の高いアイテムは安さを打ち出し集客に繋げています。特に大容量パックでなくとも一律で100gあたりの価格が抑えられているため、大人数世帯でなくても手に取りやすい商品政策となっています。味付け肉は扱いますが、電子レンジで加熱するだけの商品や個食鍋などは見られませんでした。
惣菜は低価格のアイテムを重視した品揃えで、手間のかかるメニューは極力導入しません。お弁当は298円から398円という低価格で提供され、店内で焼き上げたピザも1枚598円で販売します。店内にベーカリー機能は無いものの、「タイヨーぱん工房」から供給を受け食パンや食卓ロールを中心に商品が並びます。和洋日配や加工食品ではCGC商品を積極的に取り入れ価格訴求しつつ、大手ナショナルブランドも競争力ある価格で提供します。
平日の昼から夕方にかけて訪れましたが、売場には常時50人程度のお客さんが来店しており、レジが混雑する場面も見られました。16時台になっても青果や精肉では補充作業が続き、売場の量感が維持されるなど繁盛店といった雰囲気。生鮮3品の中でも特に青果と精肉にお客さんが滞留している印象で、精肉は複数パックをカゴに入れる方が目立ちました。平日で主婦や高齢者が中心にも関わらずカゴ2つが満杯という方もおり、平均してもカゴ一杯に買い物する高い客単価です。安さと新鮮さで多くの地域住民の支持を集め、少し離れた場所にあるイオン鹿嶋店(チェリオ鹿嶋)とほぼ同等の集客力があり、近隣のセイミヤ鹿島東店を引き離す売上を有していると推測されます。